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山本兼一

著者情報
著者名:山本兼一
やまもとけんいち
ヤマモトケンイチ
生年~没年:1956~

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このランキングは1日1回更新されます。
      利休にたずねよ
      カテゴリー:小説、物語
      4.1
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      • 1月の課題図書。
        天保十九年二月二十八日、秀吉の命により千利休切腹。床の間には緑釉の香合が置いてあった。

        利休の切腹から始まり、過去を遡る構成となっています。秀吉、細川忠興、石田三成など、利休を取り巻く人々に視点が移っていくのもおもしろい。女のものと思われる緑釉の香合を肌身離さず持つ彼の過去は。忘れられない恋は利休の人生にどのような影響を与えたか、徐々に明らかになっていきます。

        茶道具や床飾り、お点前、作法…茶道を嗜んでいる描写が多いので、ひと味もふた味も雰囲気の違う時代小説となっています。殺伐とした闘いよりお茶を飲むシーンが多いなんて。よく知った武将たちの別の一面が見れたようです。微笑ましい。
        利休の侘茶は趣の深いもので、
        『華やかに飾り付けるのではなく、また、わざとらしい詫びや冷え枯れをもとめて、あざとく寂びさせたものでもない。桜花のあでやかさでも、冬山の寒くかじけた枯でもない。まったく別の境地だ。』
        と書かれていました。本当に、お茶の世界は素晴らしいと思います。私も茶道を10年ほど習っていましたが、この文章と比較すると恥ずかしいほどの初心者です。茶道の描写は日常から離れた異空間のようで、その美しさを思い出しながら楽しく読ませてもらいました。

        過去に遡るにつれ、利休の生涯がわかってきます。
        戦国時代が苦手ということもあり、苦手意識を持ちながら茶道の描写を楽しんで読んでいたのですが、ラストでひっくり返りました。若い頃の命がけの恋のエピソード、なんか思っていたのと違った…!ネタバレになるので言えませんが、解説の宮部みゆきさんと全く同じ問いかけを利休に投げたいです。
        >> 続きを読む

        2021/03/27 by あすか

    • 他4人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      利休にたずねよ
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね!
      • 登場人物がみな色んな欲に支配されているのが面白い。そしてその上でひたすら下品と蔑まれる秀吉がちょっと不憫。
        利休にこれと思った女と死ねる度胸があったら茶の湯もまた違う発展をしたんだろうな。結局美に愛された自分を一番愛しているのかなと思った。あくまで個人の感想です。
        >> 続きを読む

        2020/10/20 by aki

    • 他2人がレビュー登録、 13人が本棚登録しています
      火天の城
      カテゴリー:小説、物語
      2.0
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      • 職人の誇りの気高さを思い知った。その一言につきる。織田信長という人間の掴みどころのなさも面白い。曲者ばかりが集まって見事な城が建った、その瞬間はきっと言葉にはならなかっただろう。現世に残っていたら絶対に見に行きたかったな。城はロマンだ。 >> 続きを読む

        2020/10/10 by aki

    • 他1人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      信長死すべし
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 面白かった。
        内容的にはいろいろ思うことはあるが、
        やっぱり山本兼一の時代小説は面白い。 >> 続きを読む

        2017/03/04 by Jun-Ya

    • 1人が本棚登録しています
      弾正の鷹 時代小説
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • “織田信長の首を獲る”

        そう覚悟を決めた、5人の5つの物語。

        鉄砲の腕がずば抜けていた
        紀州雑賀党の一人「下針」

        甲賀武士として働き続け
        狙撃の名手だった「善住坊」

        信長に父を殺され、仇討ちをするために
        松永弾正の側女となった「桔梗」

        表向きは、安土城の大工頭の弟子である
        甲斐の乱破「庄九郎」

        足利義昭が惚れ込んだ遊び女であり
        信長という男に興味を持った「倶尸羅」

        5人から見た織田信長の印象が面白い。

        だたの男ではない、と思わせる鋭さや懐の深さ、
        圧倒的な存在感に負けそうになって
        強く持っていた覚悟が、皆、揺らぐ。

        生きるか死ぬかの自問自答にぶち当たる。

        「人はな、生きていることが大切なのではない。
         よく生きることが大切なのだ」

        悩む庄九郎に大工頭が掛けたこの言葉。

        これからの人生における「覚悟」に
        背中を押してくれそうな名言である。
        >> 続きを読む

        2021/06/13 by NOSE

    • 3人が本棚登録しています

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