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伊藤之雄

著者情報
著者名:伊藤之雄
いとうゆきお
イトウユキオ
生年~没年:1952~

この著者の本を読んでいる会員ランキング

このランキングは1日1回更新されます。
      伊藤博文 近代日本を創った男
      カテゴリー:個人伝記
      3.0
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      • 明治維新の偉人No.1であるのは間違いないと思います。
        伊藤博文の人生イコール明治維新前後の日本史と言えるのではないでしょうか?

        高校の日本史教科書の内容からしますと、活躍ぶりと総理大臣を四度務めたことから順風満帆であったと思っておりましたが、そのようなことは全くなかったようです。

        伊藤のような実力者がいても政治はうまく運ばなかったことがあるので、現在の政治の混乱も納得できてしまいます。

        著者は最後に、明治天皇と伊藤博文がもう少し長生きをしていれば、軍部の力を制限するように憲法を改正していたはずなので、戦前の軍部の暴走はなかったのではと推測しています。この著者の意見には賛同できます。
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        2012/06/17 by 6kawa

      • コメント 4件
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      元老西園寺公望 古希からの挑戦
      カテゴリー:個人伝記
      3.0
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      • 「古希からの挑戦」なんて副題がついているから、元老としての
        存在感を高め、若くして即位した昭和天皇を輔弼した時代に焦点
        を当てたのかと思ったのだが、生い立ちから綴られている。

        五摂家に継ぐ九清華家のひとつ、徳大寺家に生まれ同じ清華家の
        西園寺家に養子として入ったお公家様。なのに、明治維新では自ら
        鉄砲を担いで参加した。そんなことをするお公家さんはあんまり
        いないと思うんだが。

        だが、明治維新後に政治にかかわるのは遅かった。10年近いフランス
        留学が原因なのだが、これが後の世界の中で日本を考えるという西園寺
        の思考に影響を与えたのかと感じた。

        帰国後は伊藤博文に引き立てられ、政治の表舞台に出て来る。ただ、
        これまでの西園寺公の評伝では昭和時代に重きを置いて書かれている
        のに対し、本書では海外公使時代や2度の首相時代につても詳しい。

        政治的な動きでは他の西園寺関連の作品を読んでいれば目新しいこと
        はない。しかし、生涯正式な結婚をしなかった西園寺と3人の内縁の
        妻との私生活の部分は他の作品では触れられることが少ないので、
        この点は収穫かも。

        特に「お花」さんとの騒動は小説にしたら面白そう。

        女性や障害者の教育が軽んじられていた時代に、教育の大切さを考えて
        おり、自身の娘にフランス語を含めた教育を施していた。やはりこの人
        はあらゆる面で大きな視点で物事を見ていたのかと思う。

        毎度のことだが著者の作品は饒舌に過ぎて時々主軸がどこにあるか、
        ぼやけてしまうのが難点。それでも購入して読んでしまうのは、テーマ
        となっている人物が興味深いからなんだけどね。

        特に西園寺公については特異な政治家として私は大好きなんだ。だから、
        日中戦争以降、期待をかけた近衛文麿や木戸幸一が軍部に引きずられて
        行く様を見ているのは最後の元老として辛かったろうと思うし、高齢の
        西園寺公の気力を挫いたとも思うんだ。近衛公は平時の宰相ならよかった
        かもしれないが、戦時には向かなかったんじゃないかな。

        余談だが、西園寺公=大滝秀治、近衛公=岸部一徳、昭和天皇=イッセー
        尾形なんてキャストで映像を見てみたいと思うのである。もう叶わぬ夢
        だけどね。
        >> 続きを読む

        2017/11/26 by sasha

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      山県有朋 愚直な権力者の生涯
      カテゴリー:個人伝記
      3.0
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      • 明治以降の近代日本の歴史物をよく読むのだが、どの作品を
        読んでも魅力を感じない人物のひとりが山県有朋。

        薩摩だろうが、長州だろうが、会津だろうが、土佐だろうが、
        幕末から明治にかけての激動の時代、それなりに魅力的な人物
        が多い。なのに山県有朋については人間的な魅力をまったく感じ
        ることが出来ずに今まで来た。

        同じ元老でも西園寺公望には非常に惹かれるのだけれどなぁ。

        同じ年に同じ歳で亡くなった大隈重信の国葬には一般市民だけ
        でも約30万人が参列したのに対し、山県有朋の国葬には彼が
        絶大な権力を振るった陸軍をはじめ、警察や内務省の関係者
        ばかりで一般市民の参列はほとんどなかったと言われる。

        どれだけ嫌われ者なんだよ。「有朋」なんて名前なのに…。

        なので、本書で私の有朋像が変わるかと思って読んでみたの
        だが、著者が言う実は優しくて生真面目との有朋像がいまひとつ
        ピンと来なかった。

        奇兵隊時代は高杉晋作のおまけみたいな存在だし、征韓論の際に
        は西郷隆盛にもいい顔をしたい、長州の実力者・木戸孝允には
        背きたくないでだんまりを決め込むし、後の西南戦争では西郷軍
        の力を見くびって苦戦するし、近代日本初の汚職事件・山城屋事件
        では絶対に関わりがありそうだしさ。

        どうも優柔不断な小心者にしか思えないんだよね、本書を読んでも。

        ならば、何故、彼が権力の中枢にいられたのかと考えると、維新の
        英湯たちが暗殺されたり病没したりして、次々に世を去ったから
        というのが大きいのではないかと感じた。

        藩閥政治に固執して政党政治を目の敵にするし、言論統制もこの人
        だしな。

        公式令を、軍令を持って無効化しているところは。やはり後々の昭和
        陸軍の暴走の遠因だと思うの。

        これまでと違った山県有朋像を描こうとした著者の意図は分からんでも
        ない。しかし、やっぱり私は好きになれなかったわ。どうにも「陰湿」
        との言葉が思い浮かんでしまうのだもの。

        山県有朋が亡くなった時、石橋湛山は「死もまた、社会奉仕」と書いた。
        これが私には強烈な印象になっているんだろうな。
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        2018/10/09 by sasha

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