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原尞

著者情報
著者名:原尞
はらりょう
ハラリョウ
生年~没年:1946~

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      私が殺した少女
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
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      • やはり本格ミステリの要素を強く持つ傑作。
        評論家の大森氏も指摘しているが、探偵の沢崎がやたら直観が鋭い。
        よくこの真相を見抜けたな、という感じ。
        >> 続きを読む

        2018/12/27 by tygkun

    • 他2人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      そして夜は甦る
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!

      • 西新宿で開業する私立探偵・沢崎は、海部と名乗る謎の男の訪問を受け、ルポ・ライターの佐伯直樹について聞かれるが、心当たりはなかった。

        依頼料を置いて男が去った後、美術評論家で東神グループの前相談役の更科修蔵から、佐伯の居所を捜して欲しいとの依頼がくる。
        佐伯は、更科の娘婿で、沢崎の連絡先のメモを残したきり、前日から行方不明だというのだ。

        佐伯のマンションに向かった沢崎は、そこで八王子警察署の刑事の死体を発見する。
        失踪前の言動から、佐伯が東神グループと縁の深い新都知事・向坂晨哉を中傷した怪文書事件と、選挙演説中の狙撃事件を調べていたことが判明し、海部と名乗る人物がどうやら事件の鍵を握っているらしいのだ。

        姿を消した二人の男の足取りを追う沢崎の前に、やがて、様々な思惑が絡んだ熾烈な陰謀劇の構図が浮かび上がってくる。

        レイモンド・チャンドラーに限りなきオマージュを捧げた、原尞の「そして夜は甦る」は、正統ハードボイルド・シリーズの第1作目の作品だ。

        主人公の沢崎の造形はもちろん、脇役陣の配置もツボを押さえ、このデビュー作からして、すでに完成した風格を持っていると思う。

        その一方で、当時の冒険小説ブームからは一定の距離を置き、突出した「先祖返り」性を示しながら、レイモンド・チャンドラーの本歌取りに徹したマニアックな著者のスタンスは、先行のハードボイルド小説のフレームをなぞることによって、自己の作品世界を重層的に構築する「新本格」のそれと、同時代的なミステリ観を共有している側面もあると思う。

        この「そして夜は甦る」の特色は、隠された真相を追う主体が、三重に設定され、その解明をバトンタッチしていくメタ化の過程で、事件の構図が変形し、より込み入った謎を生じていくところにあると思う。

        黒幕捜しのフーダニットにトリッキーな逆転を仕掛け、緻密に練り込んだプロットは、ロス・マクドナルドの初期の作品を思わせ、理路整然とした沢崎の謎解きは、本格物の大団円で名探偵が披露する、推理の予定調和的なカタルシスに近いと思う。

        そうした印象を受けるのは、パズラー顔負けの巧妙な伏線と、ハタと膝を打つ、切れのいい推理が物語のツボを押さえているからだと思う。

        >> 続きを読む

        2019/05/16 by dreamer

    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      さらば長き眠り
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 沢崎シリーズは安定の面白さ。
        完璧なまでの本格ミステリ。
        沢崎が千里眼のような推理力を持っているのが印象的。 >> 続きを読む

        2018/12/28 by tygkun

    • 1人が本棚登録しています

【原尞】(ハラリョウ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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