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表紙インパクト過ぎて思わず手に取りました。^ ^難しい言葉はほとんどなく、とても読みやすい一冊です。丸々太ったグミベアファンの王様。不思議に、誰もかもかつては心の中に、こんな王様が住んでいたように思えた。大胆で想像力豊か。好奇心いっぱいで自信感に満ち溢れ。目に映る世界はどこもキラメキそのもので、毎日が大冒険。でも年が重ねるにつれ、王様は小さくなっていく……「僕」は本当にラッキーボーイだ。王様が見えなくなる前に、また見つけてあげたのだから。忘れさえしなければ、もしかしたら私たちの周りにも、ひょっこりそいつは現れるかもしれないね。 >> 続きを読む
2017/10/28 by Moffy
ロマンティックという感覚を初めて体験したのがこの童話だったかもしれません。幼少時、大好きなお話しでした。何よりもゆきしろちゃんとばらあかちゃんの姉妹の可憐で美しいこと。森の中の自然の美しい事。お家が貧乏だろうが暖炉があるだけで憧れたっけ。理不尽で無礼な小人に宝石、人語を話す熊などの怪しい要素もなるほどグリム童話だったのねって感じです。ストーリーは王道の王子さまストーリーなのですが、ハッピーエンドに至る過程がよいのですよ。いきなり唐突にめでたしめでたしではないというか。王子と少女がばったり会って一目ぼれというあり得ない展開ではなく、これなら納得するわという立派な恋愛小説になっています。(本当?)いや~。だって姉妹がピュアでかわいいんですよ。この絵本は二人の個性の違いや清楚さがとってもよく描けていてお薦めです。ファッションのイメージも作風にぴったりです。でも小人は本当はもっと爺さんで怖い顔して不気味なはず。この絵本ではちょっとだけかわいいかな。このお話は、私が昔読んだ本では『べにばら しろばら』となっていました。『しらゆき べにばら』というタイトルが最も一般的なようです。「ゆきしろ」って名前は確かに日本の名前としてはないわ~。と思いますが、これはもちろんスノーホワイト(白雪)ですよね。原語の感覚をそのまんまというのも、まあよろしいかと思います。ドイツ語だとどういう響きの名前なんでしょう?【追記】調べました!シュネーヴァイスヒェンとローゼンロット(Schneeweißchen und Rosenrot)あらら、ドイツ語の名前ってなんでこんなにゴツイの?さて。あなたはゆきしろちゃん、ばらあかちゃん、どちらの少女がお好みでしょうか?これは難題だと思いますよ。(^^) >> 続きを読む
2015/03/26 by 月うさぎ
ヤングアダルト、12歳から19歳を対象とした小説で、中学生への推薦図書にも選ばれています。 私はギリアウトです。ただ、むしろもう少し上の年齢の人にこそ、この物語が意味を持ってくるのではと思います。 中学生が主人公の青春小説なので、中高生時代の青春を過ごした後の人の方がいいと思うんです。逆に、中学生が一体どんな感想を持つのかを知りたいです。 そんなわけで、私にもジャストタイミングだったということで。 本作は、「恋樹」「現在」「過去」「未来」そして「一億百光年先に住むうさぎ」の4章からなります。でも、別に章が変わるごとに大きく時間が流れるわけではないんですね。明確に何かが起きたことで章が移るのでもありません。 主人公達は、ただ少しずつ過去を知り、小さな出来事の積み重ねで少しずつ状況が変わり、少しずつ未来に目を向けるようになる……。 この何も変わっていないようにみえて、どんどん流れ変わっていく青春の感覚がとても心地よいです。 私が生きて、なにかしらわちゃわちゃと過ごしているのは常に「現在」です。しかし、それがいつのまにか「過去」を形成し、「未来」の方向までもなんとなく決めてしまう。「現在」はどんどん「過去」となり、「未来」はどんどん「現在」に流れてくる。 こんな風に考えて、無意味に焦ってしまったりすることが私にはよくあります。でも、結局自分にどうこうできるのは「現在」しかないんですね。「過去」は今創っていける、「未来」はやがて創れる。『ケ・セラ・セラ』を聞きながら、コーヒー片手に読む、なんてのも非常におつです。 >> 続きを読む
2014/12/19 by あさ・くら
ミヒャエル・ゾーヴァはお気に入りの画家です。というより、以前良く行った本屋でこの本を見かけて気に入りました。ストーリーはオペラでは有名なモーツァルトの魔笛。この絵本、ミヒャエル・ゾーヴァの舞台芸術を絵本形式で描いたような絵本です。あと、パパゲーノカッコいい。絵画の方はあまり詳しくは無いのですが、不透明系の画材でとてもきれいな青と緑を使って描かれていて絵として見ていてとても綺麗。緑がヨーロッパ系の緑なのです(と言って解かってもらえるか不明ですが・・・)。日本において見かける草木の緑ってちょっと温かみのある色彩にシフトして見えるのです(黄緑に寄って見える)。実はイギリスに行った時に実際に見て驚いたのですが、イギリスの方の木々の緑は青い方の色彩にシフトして見えるのです(青緑に寄って見える)。この本の緑もそういう意味で青緑の方に寄っています。でもそのバランスが良いです。ちなみに、Load of the RingsのDVD北米版と日本版を見比べると面白いですよ。北米版の色彩調整は青緑の方に寄せていて、これ、私が劇場で見た色そのまんまです。他方で、日本版は温かみのある緑に寄せていて、夏の終わり頃の田園風景を思い起こさせます。ちゃんと合わせてあるのだと思います。 >> 続きを読む
2012/10/22 by Shimada
一目でわかるゾーヴァの世界。読んでみて思った。深い。何度も何度も上塗りをするという。つまり、現在進行形であるということだ。1枚の作品も、時が経てば意味合いも変わりうる。それに満足をしないというスタンスが素晴らしい。これから、ゾーヴァの見方が変わるかも >> 続きを読む
2018/01/22 by けんとまん
【那須田淳】(ナスダジュン) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)
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