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法月綸太郎

著者情報
著者名:法月綸太郎
のりずきりんたろう
ノリズキリンタロウ
生年~没年:1964~

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このランキングは1日1回更新されます。
      9の扉
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね! ooitee
      • リレー形式の作品だけど、基本は独立した作品。
        そのなかで次の作家にお題を与えるという趣向。

        難しいと思うのだが、そこは力のある作家が揃っているの心配なし。
        表紙に載っている作家は皆代表作を持っている売れっ子だから。

        20~30ページほどなのですごく読みやすいし、その中で急激な変化が起こる作品もある。

        貫井さんから歌野さんへの連作というサプライズもあるし、ラストの辻村さんから冒頭の北村さんへと繋がるというのには納得。

        他にも法月さんの真田幸村だったり、麻耶さんの意表を突く趣味だったり。
        大きく外れがないというのは、選ばれた作家がいかに優秀かよく分かる。
        >> 続きを読む

        2018/03/30 by オーウェン

    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      ノックス・マシン = Knox's Machine
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね!
      • 「ノックスマシン」

         数理文学解析を使った20世紀のアングロクサソン探偵小説の論文で博士号をとったばかりの、研究員ユアン・チンルウが国家科学技術局に呼び出された。ここから話が始まる。

        2085年の現在、言語分析では、作品の構造や作者の文体の解析も可能にした。そして「オートポエティック」というコンピューターが、質の高い文学作品を量産して、ノーベル賞までとってしまう。
        ユアンの研究は時代遅れの最たるものだった。

        国家科学技術局では、タイムトラベルの研究をしていた。だがブラックホール理論を応用して飛び立ったトラベラーは二方向に分岐して世界のどちらかにいってしまう、飛び立ったときにパラレルワールドが発生して出発点に帰還できなくなっている。

        過去のある時点の座標に盲点があり矛盾が生じることが解った。その時間線上の特異点が、ノックスが探偵小説の十戒を書いた日にあたるという。

        ---そこでユアンは第五章から導かれる数式に虚数i---マイナス1の平方根---を掛け、ノックス場を複素数次元に拡大した。乱暴なたとえで言うと、No Chinamanという実態を持たない虚構の人格を、探偵小説に必須のキャラクターないし「隠れた変数」として裏口から導きいれるようなものだろうか。
        あたかもNo Chinamanという観測者が、量子力学で用いられる波動関数を「収縮」させたかのように。
        学者は観測という行為によって波動関数が収縮すると主張した。これは別々の可能性を表現する二つの波の干渉状態が、単一の波によって示される固有状態に変化することを言う、だが観測という行為がなぜ、そしていつ波動関数を収縮させるのかそのメカニズムはまったく明らかにされていない--- 

        と難しいが、ともかくユアン博士の仮説が採用され、これを使えば一つの方向に移動でき、かつ帰還も出来るだろう。No を付けて一応無くす、それを虚数としたところが素晴らしい。

        行き着く先がノックが十戒を書いた日なら引き受けよう、ユアンは出発する。

        十戒の中の5項「探偵小説には、中国人を登場させてはならない」
        これがなぜ政治的に正しくないというのか。なぜノックスはこの項を入れたのか。

        ユアンはノックスにあって謎は解決するのか。

        これは全く見事に書きおさめた、愉快な解が読みどころ。面白かった。



        「引き立て役倶楽部の陰謀」   これが一番面白かった。

        南アメリカにいたヘイスティングスにワトソン老から手紙が来た。
        アガサ・クリスティの新作「テン・リトル・ニガー」(そして誰もいなくなった)の校正原稿について由々しき事態が発生した。引き立て役倶楽部の存続をかけて会議を開く。という内容だった。
        それは、このメンバーが登場しない、探偵がいない作品を書き始めたということで憤慨しているのだった。

        集まったのは

        会長   ジョン・ワトスン  ホームズの引き立て役
        議長   クリストファー・ジャーヴィス  ジョン・ソーンダイク博士の引き立て役
        幹事   ハロルド・メイフィールド  ランスロット・プリーストリー博士の引き立て役
        書記   ライオネル・タウンゼント ウイリアム・ビーフ巡査部長の引き立て役
        財務委員 ジュリアス・リカード  ガブリエル・アノーの引き立て役(欠席、委任状有り)
        常任理事 マーヴィン・アバター  ピーター・ウィムジー卿の引き立て役
         〃   ヘイスティングス大尉  ポワロの引き立て役

        その他参加者
             ヴァン・ダイン  ファイロ・ヴァンスの引き立て役、アーチー・グッドウィン ネロ・ウルフの引き立て役。
             M・P・シール プリンス・ザレスキーの引き立て役 など


        アメリカではやり出した、ハードボイルドの台頭、エラリー・クイーンの少々不可解な作品が売れていることなど甲論乙駁。

        そして、クリスティーの今後作品について採決が行われたが、その時に殺人事件が起きる。

        だが、それでも、ワトスン、リカード、ヴァン・ダイン、シールはクリスティ誘拐を工作する。
        有名な「クリスティ失踪事件」はこうして実行された。
         

        なんと面白い発想だろうか。解決編は真実から異論まで発展していった先に、頭に残るのはいつか読んだ名作探偵小説の主人公と引き立て役の物語でした。
        ポワロは作中で亡くなったが、現役なのに登場していない作品があるそれが気にいらない、引き立て役の危機だというところがなんとも気の毒で、かつ愉快だった。

        「バベルの牢獄」  鏡像の不思議。論理の展開、SFの世界を楽しませてくれる。

        惑星に侵入したわたしは、秘密警察に逮捕された。一人の人格として同期していた人格が精神分離機で破壊し分離された。
        鏡像人格の相棒からの思念が届いてくるが、スキャンされずに交信する手段を考える。そして協力して脱出を図る。
        裏返しの対象体(キラリティ)をつかって、パソコンのレイヤー機能のようにかさね、裏返しなのでずれた言葉の読点を使って穴を広げていく。ワームホールだ。それを通って逃げだす。句点や中点は黒くなるので駄目というのが面白い。


        「ノックス・マシン2」


        ---21世紀のグローバル情報社会ではあらゆる電子テキストがゴルプレックス社のデータセンターとネットワークに取り込まれている。NET環境から孤立した「死蔵データ」は羊皮紙に手書きで記された写本より価値がない。ところが量子ネットワークの構築と「オートポエティクス」のたゆまない進化によって、電子テキストの可変性と自己増殖が著しく増大し、その影響は20世紀以前のオリジナル文献にも及びつつあった---

        プラティバはノーベル賞を受賞した父の影響か父親と同じ数理文学解析の研究者になる。しかし、先が見え、存続が危ういところから、ゴルプレックス社の電子図書事業部に就職した。

        クィーンの作品で「シャム双子の謎」にシリーズには必ずあった「読者への挑戦」がないことに気づく。
        そのためか、放熱現象が起きている。あったものがなくなるブラックホールもどきの現象が起きたのだろうか。
        だが様々な可能性を試したが成功しなかった。
        CIOは放熱現象から電子テキストを焼き尽くそうとするサイバーテロを確認した。

        その頃ユアンは西オーストラリアで修道士になり、チェスタトンの探偵小説「ブラウン神父の童心」書き写す作業を続けていた。
        彼はノックスにあった後、また特異点を通り帰還していた。

        ---(5) 探偵小説には、中国人を登場させてはならない。
        ユアンはなんどもそのテキストを読み返し、やっと安堵の息を漏らした。確かにここは、自分が属していた2058年の世界だ。ノックスは未来からの訪問者を見送った後、持ち前のユーモアを発揮して、序文の内容を書き直したに違いない。
        世界の分岐は回避され、パラドックスもなかった。彼が1929年のオックスフォードに飛ばなければ、中国人ルールは生まれなかったということだ。「探偵小説にはNo Chinamanが登場しなければならない」
        そうつぶやきながら、自然と頬がゆるむのを感じた---

        しかしその後ユアンは貴重なサンプルになった。

        その後の身の上話が一段落して、プラティバが来た理由を聞く。

        延焼を防ぐには? ユアンの決心は。

        その理由付けが実に見事に成功して、結果は感動的。


        それぞれ最近にない斬新でちょっと難しい理論が転開する新しいSFに出会った。

        科学や物理に興味があるか、海外、特に英米の探偵小説が好きな人なら文句なく楽しめると思う。

        法月さんのものは「キングを探せ」しか読んでないが孤島の連続殺人で、探偵が作家と同じ名前だと初めて知った。
        これもとても面白かった。
        >> 続きを読む

        2014/10/02 by 空耳よ

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      法月綸太郎の功績
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
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      • 法月綸太郎の第55回日本推理作家協会賞短編部門の受賞作「都市伝説パズル」を含む計5編の作品が収録された、法月綸太郎シリーズの第三短編集「法月綸太郎の功績」を再読。

        サークルコンパの夜、二次会の会場となった大学生の部屋で、殺人事件が発生する。
        現場には「電気をつけなくて命拾いしたな」という血文字が残されていた。

        前後の状況から、犯人は有名な都市伝説を模したと思しいのだが-------。

        "脱格系"といった潮流が話題を呼んだ時期に、カジュアルな本格ミステリを志向して書かれた短編集ですが、あらためて今読み直してみても、その軽やかなたたずまいは魅力を失ってはいないと思う。

        例えば「都市伝説パズル」の女子大生のような、巧みに造型された市井の人物と、膨大な固有名詞の地名を登場させながら、綸太郎と法月警視の会話によって進むストーリーは、風俗小説的な方向には向かわず、どこか抽象的な物語に結実していると思う。

        限られた人間関係の中で、そのパターンを組み替えパズルのように炙り出して、その営みは、エラリー・クイーン風の証拠を基にした論理捜査とはまた違った魅力と可能性に満ちていると思う。

        つまり、著者は作中の人間関係をいかに組み替えるかに熱中し続けていて、事件が幕を開けると、三角関係をめぐる殺人、偽装自殺、無差別殺人などといったパターンが登場し、それに見合った登場人物たちの関係図が浮かび上がるという構図なのだ。

        そこで、しかし、「ちょっと待てよ」と綸太郎探偵はつぶやくのだ。
        そうした人間関係を入れ替え、置き換えて、彼は意外な別のパターンを見い出してゆくのだ。
        冒頭の謎を解決するというよりは、事件の構図をどんどん変形させてゆく過程の面白さと言ったらいいだろうか。

        そこでは、都築道夫の「退職刑事」を思わせる淡々とした語り口が支配的なので、ある意味、非常に地味な印象を与える作品集なのですが、パターンを知り尽くした者が繰り出す技の数々には、我々、法月綸太郎ファンを堪能させる濃厚な味わいがあるんですね。

        >> 続きを読む

        2018/11/06 by dreamer

    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      誰彼
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • この作品は、パズラーの中のパズラーという感じ。
        複雑すぎて法月作者本人すら同じようなものは書けない、と巻末に記している。
        若干24歳でこの作品を書き上げた法月は、この時点で新本格の第一人者としての地位を確かなものにしている。
        作中で使用されている小道具から、コリン・デクスタ「ニコラス・クインの静かな世界」の影響を受けているのは明らかである(僕はこの作品がデクスタの最高傑作と思っている)。
        >> 続きを読む

        2018/12/31 by tygkun

    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      キングを探せ
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 交換殺人がテーマのミステリーです。新聞に載った一見関連のなさそうな事件や事故が、実は4人が企てた殺人事件でした。
        これを法月親子が推理のみで犯人たちに迫っていくストーリーですが、伏線がいろいろ張り巡らされており、こちらの思惑とはまるで違ったラストを迎えます。タイトルも、そもそもトリックのひとつであったことに気が付きます。ミスディレクションの巧みさに唸ります。複雑なロジックを破たんなくまとめる著者の手腕に敬服です。
        >> 続きを読む

        2013/07/29 by moonIihght

      • コメント 6件
    • 他1人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      一の悲劇
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね! ooitee Tukiwami

      • 夜の雨が道路を濡らし、人々は車内に息をひそめる。
        母の祈り。警察無線が告げるのは、最悪の結果だ。

        子供の笑顔は永遠に還ってこない。だが、犯人はさらうべき子供を取り違えていたのではないのか?

        暗い緊張に覆われた誘拐事件で幕を上げ、衝撃のトリックで終わる法月綸太郎の第5作目の長篇小説が「一の悲劇」だ。

        エラリー・クイーンの信奉者として有名な著者・法月綸太郎だが、サスペンス小説的な設定を多用するのも、彼の特徴のひとつだ。

        この本でも、秘密を抱えた男の視点から事件を物語ることによって、終始、張りつめたトーンが保たれている。
        だが、その語りの裏には、「頼子のために」で探偵という存在に絶望した法月綸太郎の彷徨が暗示されているように思われる。

        彼を待っていたのは、ここでも家族の悲劇、どこにもない「完全な人生」を犯罪という形で象徴的に埋め合わせようとする、"観念の暴走"としての事件だった。

        私とあいつの人生はなぜ違うのか? どうして私は満ち足りていないのか?
        ふときざした空虚感が次第に肥大化し、グロテスクな犯罪計画へと変貌してゆく。

        こんな人々の織り成す"地獄絵図"を前にして、綸太郎は立ちすくむ。
        探偵は、ここでいったい何ができるのか、と-------。

        >> 続きを読む

        2019/01/13 by dreamer

    • 他1人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      生首に聞いてみろ
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 本格ミステリ大賞も受賞した作品で、練度の高いミステリ。
        後半の展開はかなりエグい。

        2018/12/31 by tygkun

    • 3人が本棚登録しています
      生首に聞いてみろ the Gorgon's look
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • この物語では首を切り取られた石膏像が
        持ち去られてしまうのだが
        この物語の首を持っていくという行為が
        江知佳というモデルへの殺人予告なのか
        ということで名探偵・法月綸太郎が
        推理していくという本格ミステリ。
        作者の法月は短編では「都市伝説パズル」の
        ように切れ味のいい作品を出しているが
        長編になると探偵の綸太郎が二転三転し
        悩みながらも何とか解決にたどりつくと
        いうのが特徴である。
        御手洗潔のようにいきなり「わかった!」と
        いう感じではなく、ロジックを突き詰めながら
        最後の答えにたどりつくのはもどかしい。

        しかし、読者目線で読むとこうしたロジックの
        使い手があらゆる方策を探すというのは
        なかなか読まれることがない。
        作者の複雑なプロットに翻弄されるのが
        楽しく読むコツなのだろう。
        ミステリ読者にはたまらない一冊だ。
        >> 続きを読む

        2013/11/03 by frock05

      • コメント 4件
    • 2人が本棚登録しています
      パズル崩壊 Whodunit survival 1992-95
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!

      • 法月綸太郎の「パズル崩壊」は、法月探偵の登場しない作品を中心にした第二短篇集。

        整った謎解き小説や刑事コロンボばりの倒叙ものに始まりながら、次第に異様な世界へと我々ミステリファンを誘ってくれる。

        著者自身が語っているように、ここでは本格推理小説という形式に、様々な角度から亀裂が走ってゆくのだ。

        例えば、中盤の「トランスミッション」と「シャドウ・プレイ」は、誘拐やドッペルゲンガーといった推理小説的事件を発端にしながら、やがて、奇妙な犯罪のメカニズムに取り込まれてしまった人間の孤独と絶望にたどり着く。

        生々しい犯罪小説ではなく、「パズル」ならではの乾いた抽象性を通すからこそ、世界の不条理なねじれが際立って見えるのだ。

        だが、少々晦渋ではあるものの、「カット・アウト」がこの短篇集の白眉だと思う。
        妻の死に臨んで天才画家がとった奇怪な行動。

        ある逆転の発想によって、その謎が解ける時、愛するものの姿を永遠にとどめようとした男の思考の軌跡が、静かに浮かび上がる。

        それは多分、論理やトリックといった迂遠な技法を通して「人間」を描きとどめるしかない、本格推理小説の寓意でもあるのだろう。

        >> 続きを読む

        2018/11/16 by dreamer

    • 1人が本棚登録しています
      0番目の事件簿
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 中盤までが殆ど犯人当てで少し飽きてきました(笑) 
        後半になるとそういう話でもなく初野晴さんの話がお気に入りです。
        綾辻さんは作風から犯人は予想できました(^^;)
        有栖川さんはこの当時から学生アリスだったんだーと感激。
        一番大好きな高田さんの作品がとっても微妙な感じでした(^^;)
        >> 続きを読む

        2013/05/14 by igaiga

      • コメント 5件
    • 2人が本棚登録しています
      怪盗グリフィン、絶体絶命
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 法月さんとは思えないエンタメ重視の冒険活劇。

        怪盗グリフィンに与えられた任務。
        それは警察の騙しであり、カリブ海の島国へと任務を成し遂げる後半。
        そして事件の真相へ迫るラスト。

        警察側もグリフィンも騙そうとするため、最終的にどちらが勝つのか。
        終盤忘れていた人物が正体を出すのは意表を突かれたが。

        形態が子供向けなのだが、大人が見ても充分楽しめる。
        >> 続きを読む

        2018/09/10 by オーウェン

    • 3人が本棚登録しています
      密閉教室
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 密室となった教室で男子生徒の死体が見つかった。
        教室からは何故か、全ての机、椅子が無くなっていた。

        法月綸太郎のデビュー作。
        まだ、作者と同名の名探偵は登場せず、主人公は
        被害者の同級生の少年です。
        登場人物は大体、高校生ですが、
        やたらと気取ったしゃべり方をするのが、
        外国のドラマみたいで違和感を覚えます。
        真相が二転三転するのも、驚きよりも二回目くらいで
        もういいよ!となるので、あまり効果的ではなかったと思います。
        この二転三転は、後の作品でも割と見られます。

        密室の謎、特に机と椅子が無くなった理由については、
        ロジックがしっかりしていて、納得できるもので良かったです。
        これだけでも読んだ甲斐がありました。
        >> 続きを読む

        2016/02/20 by UNI

      • コメント 1件
    • 4人が本棚登録しています
      パズル崩壊 Whodunit survival 1992-95
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 名探偵法月綸太郎ではなく、オリジナルの短編8作。
        バラエティに富んでいる作風になっている。

        前半はオーソドックスな推理もの。
        後半は法月さん特有の、過去の探偵ものにオマージュを捧げたもの。

        個人的には前半の4作品の方が楽しめた印象。
        ホラー風味だったり、間違い電話からの誘拐劇だったり。

        「懐中電灯」
        指紋の行方の手掛かりを最後に突きつける交換殺人もの。
        そんなところにまで残るのかという指紋に驚く。
        >> 続きを読む

        2018/11/16 by オーウェン

    • 3人が本棚登録しています
      犯罪ホロスコープ 六人の女王の問題
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね! ooitee
      • 星座シリーズとして12個の内、牡羊座から乙女座までの6篇が収められたミステリー集
        星座を絡めた犯罪に対して、法月綸太郎が論理的に解き明かしていく。

        双子座と蟹座の話は読んでいたのだが、この1の場合その2作が一番楽しめた。

        他の作品にはダイイングメッセージや暗号などのトリックが。
        バラエティに富んではいるが、専門的な知識がないと解けないトリックが多い。
        その意味で法月綸太郎の推理を感心しながら見るのが正しいかも。

        残りの6つの星座も含めて2も見たい。
        >> 続きを読む

        2018/06/04 by オーウェン

    • 4人が本棚登録しています
      犯罪ホロスコープ 本格推理小説
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね! ooitee
      • 法月綸太郎が推理する星座シリーズ後編。
        今作は天秤座から魚座までの6篇。

        1よりもトリッキーな星座の絡め方が多くなった印象。
        もちろんこれは違いを生むためだろうが。

        交換殺人やダイイングメッセージという定番のものも、捻りを加えてトリックに活用されている。

        意外とオーソドックスな謎解きもありで、これに繋がるのが蠍座。
        犯人は分かっているけど、それに加担したのは3人のうちだれかという謎解き。

        ラスト2篇は奇しくも母子に関する事件だが、その性質はまるで違う。
        前後通じてバラエティに富んだシリーズであり、楽しく読めた。
        >> 続きを読む

        2018/06/06 by オーウェン

    • 4人が本棚登録しています

【法月綸太郎】(ノリズキリンタロウ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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