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歌野晶午

著者情報
著者名:歌野晶午
うたのしょうご
ウタノショウゴ
生年~没年:1961~

この著者の本を読んでいる会員ランキング

このランキングは1日1回更新されます。
      葉桜の季節に君を想うということ
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね! tanreinama momomeiai chappaqu
      • ベタなコメディ要素を含んだ探偵ものと思いきや、
        やられた。
        叙述トリックということは
        分かっていたんですが、見事に騙されました。
        只、トリックは本編と何ら関係なく
        ミステリーと呼べるのかと言えば、微妙かも
        知れませんが。
        最後に主人公、成瀬将虎みたいな男になりたい。
        そう思いました。
        >> 続きを読む

        2018/08/14 by UNI

    • 他14人がレビュー登録、 80人が本棚登録しています
      世界の終わり、あるいは始まり
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね! mizukiyuno

      • 埼玉県入間市郊外の閑静な住宅街。江幡家では勤務先の夫から妻に、息子が誘拐されたようだと電話が入る。

        犯人と思しき相手から父親の勤務先に、脅迫のメールが届いたのだ。
        アドレスは、名刺に書かれている。
        知り得る範囲は限られているはずだが-------。

        一方、江幡家の近所の富樫家では、父親の修が小学生の息子の部屋に無断で入り、そこで大人が使うような名刺を発見する。

        道端で拾ったのだろうか? しかし後日、そこに記された名前は、テレビと新聞でさんざん見聞きすることになるのだ。

        まさかウチの子が? まだ小学六年生なのに-------。

        この作品は、我々読者にとってリアルに感じられる普通の住宅街が舞台で、登場人物も等身大に造形され、扱われる事件も誘拐という非常に現実的なものだ。

        そんな華のない要素を寄せ集めたこの作品が、どうしてこんなにも面白いのか。
        息子に直接、問い質せばそれで済むのに、という古いタイプの読者の率直な疑問を根本から拒絶する。

        この作品に描かれた親子間の微妙な距離感こそが、21世紀のリアルなのだと思う。
        推理の分岐点も、最終的な物語の着地点も、本格ミステリの枠を超えてしまっているが、それゆえに、この作品は前衛的な本格ミステリの傑作たり得ていると思う。

        >> 続きを読む

        2018/11/17 by dreamer

    • 他3人がレビュー登録、 19人が本棚登録しています
      死体を買う男
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね!
      • 再読。 おそらく3回目くらい(笑)

        雑誌に掲載された「白骨記」という推理小説。文体が江戸川乱歩の作品に似ており、登場人物も乱歩らしき人物が登場することから彼の未発表作なのかと話題になり、すでに引退していた大物作家も真相の究明に乗り出すミステリー。

        この作品の魅力の一つはパスティーシュになっている作中作に登場するホームズ役の萩原朔太郎とワトソン役の乱歩のユーモラスなやり取りでしょうか。萩原朔太郎と言えば、イケメンのマンドリンを弾く詩人というイメージだったのですが(大雑把すぎ(笑))、探偵小説愛好家として知られていたことは有名で、乱歩との交流もあったとか。
        この作品の中の朔太郎ほどエキセントリックな人だったのかは不明だが、ミステリファンとしては「こんなやり取りがあったのだろうか・・」と想像するのも楽しい。

        ミステリ好きであれば、作中作の趣向はそれほど目新しいものではないかもしれないし、トリックは「乱歩らしい」ともいえるもので斬新さは欠けるかもしれませんが、乱歩への愛も感じられて、いわゆる「探偵小説」好きなら楽しめるかと。最後にちょっとした仕掛けもあるし(笑)

        残念ながら歌野氏の作品はどうも合わないことが多いのですが、この作品はミステリファンにはおすすめできるなーと思います。

        >> 続きを読む

        2015/07/13 by ao-ao

      • コメント 2件
    • 他3人がレビュー登録、 11人が本棚登録しています
      密室殺人ゲーム2.0
      カテゴリー:小説、物語
      3.4
      いいね!
      • 前作よりさらにトリックの破壊力が増し、インモラル加減が増し、ラストの意外性も増している。
        本格ミステリ大賞を受賞したのも納得の出来栄え。
        歌野は小説部門で本格ミステリ大賞を二度受賞した唯一の人物であり、本格ミステリプロパーでない強みを存分に活かした作風である。
        >> 続きを読む

        2018/12/31 by tygkun

    • 他3人がレビュー登録、 16人が本棚登録しています
      密室殺人ゲーム王手飛車取り
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • かなり先鋭的な内容で面白かった。
        登場人物のモラルが完全に壊れているのも現代的。

        2018/12/28 by tygkun

    • 他1人がレビュー登録、 15人が本棚登録しています
      絶望ノート
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 中2の太刀川照音(しょおん)は、その特異な名からタチションというあだ名でいじめられていた。
        そのことを不快に思い日記をつけ始め、絶望ノートとというタイトルで日々のことを綴り始める。

        日記の中身はいじめてくる者たちへの愚痴から始まり遂には相手の死を願うまでに。
        そしてそれが実現してしまう。

        終盤近くまでこのいじめに対する描写は重い。
        だからこそ絶望ノートに行きつくのだが、死体が次々出てくるところの根深さもまあすごい。

        ラストになると実は伏線や仕掛けがあることに気付くのだが、それを知ってから二度見しても面白い。
        >> 続きを読む

        2018/12/01 by オーウェン

    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      そして名探偵は生まれた
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
      いいね! ooitee
      • 表題作を含む3つの中編の推理もの。

        「そして名探偵は生まれた」
        名探偵影浦逸水が遭遇した旅館での事件。
        助手に任せる名探偵だが、結末は皮肉めいたことに。
        タイトルが若干のネタバレだが、ラスト2ページに意外な真相が。

        「生存者、一名」
        駅を爆破した5名の逃亡者が無人島に立て籠もる。
        その中で殺人事件が起こり、一人の手記によって真相が語られていく。
        タイトルで一人生き残ることは分かっているが、それが誰なのか。
        少々意地悪な結論ではあるが。

        「館という名の楽園で」
        長年の夢とばかりに、館を手に入れた男が大学の同僚を招き推理ゲームを行う。
        そのゲームのトリックはいかなるものか。
        フーダニットよりハウダニットが難解なトリック。
        それこそドルリー・レーンを意識した展開なのは頷ける。
        >> 続きを読む

        2018/03/24 by オーウェン

    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      ジェシカが駆け抜けた七年間について
      カテゴリー:小説、物語
      2.5
      いいね!
      • エチオピア人ランナーのジェシカは長距離の有望株。
        高地での合宿に望んでいるが、そこには日本人ランナーのアユムと、日本人コーチの存在が。

        タイトル通りに7年前と7年後のジェシカが描かれる。
        歌野さんの本にしては随分とストレートだなと読んでいたが、終盤にあれ?と思わせる一文が。

        それによって隠されていた秘密が明らかになる。
        ただしアンフェアすれすれの題材なのは間違いない。

        そもそもこのトリックはある知識を持っていないと予測しようがない領域になる。
        世界が反転するだとかそこまで大仕掛けではないが、読んでいて感じる違和感は間違いではなかった。
        >> 続きを読む

        2018/03/05 by オーウェン

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      さらわれたい女
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • なかなか

        2015/06/07 by kurobasu

    • 6人が本棚登録しています
      女王様と私(わたし)
      カテゴリー:小説、物語
      1.7
      いいね!
      • これも妄想が主に進められる話。
        正直がっかり。

        2015/08/23 by kurobasu

    • 6人が本棚登録しています
      世界の終わり、あるいは始まり
      カテゴリー:小説、物語
      1.0
      いいね!
      • 現実と妄想の違いが分からなくなるし。
        妄想とわかって読むと何でもアリだからどうでも良くなっちゃう。 >> 続きを読む

        2015/08/23 by kurobasu

    • 2人が本棚登録しています
      安達ヶ原の鬼密室 書下ろし本格巨編
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね! ooitee
      • 歌野さんの密室ものだから楽しみに読み始めると、いきなりすべて平仮名絵入りの童話みたいなお話。
        その次にはサイコキラーの海外もの。
        そしてようやく表題作の話が始まるという、変わった構成。

        つまりはサンドイッチみたいな作りになっており、表題作の後にはサイコキラーと童話の解決編が待っている。

        基本的には表題作が一番の目玉であり、館の中で現れた鬼。
        そして戦時中の兵士たちの奇怪な死から、50年後。
        直観探偵・八神一彦が事件を解き明かす。

        とにかく細部に至るまで無駄がなく、何かしらの動作もすべて答えを出している。

        このトリックに共通しているのが3つの話を繋げるポイント。
        だからこそ本の構成を弄ったのは頷ける出来。
        >> 続きを読む

        2018/06/30 by オーウェン

    • 2人が本棚登録しています
      密室殺人ゲーム王手飛車取り
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • オンラインで知り合った5人が繰り広げる殺人推理ゲーム。
        書を捨ててナイフを握ろう。
        よく考えれば分かる問題が多いので読んでいておもしろかった。出題するためだけに人を殺す不道徳ゲームの行き着く先が気になる。 >> 続きを読む

        2014/07/23 by seimiya

    • 5人が本棚登録しています
      密室殺人ゲーム2.0
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      •  ナイスな読み応え。というかあのトリックはやばすぎるw

         最後の事件の最後のオチはなぁ・・・アレは先読みして見抜いた人がいたらほんと頭のなか見てみたい。

         コンセプトは前作『密室殺人ゲーム 王手飛車取り』と同じ。
        「出題者」が問題を出して(見ず知らずの人を殺して)、ネットのテレビチャットの探偵たちが解くっていうやつ。

         アリバイ崩し、密室、バラバラ殺人・・・一見「またかぁ」

         って思ったそこのアナタ。この2.0のトリックはかなり現代的なものもありますよ!まぁ、どう「現代的」なのか言っちゃうとネタバレになっちゃいますが。

         もうひとつ構成上の特徴として「王手飛車取り」の続編になっているということ。コレ重要。ハンドルネームは前作と同じですが、中の人は違う人々。前作で死んだ人もいたし当然ちゃ当然かw
         
         前作の「最後のゲーム」のエピローグ的なものもあるので、前作読んだ人は「おお!」ってなるはず。

         シリーズ物は順番関係なしという人もいるかもしれませんが、このシリーズは絶対に「王手飛車取り→2.0」じゃなきゃダメだと思います。まず「王手飛車取り」でネットチャット殺人ゲームの空気感に慣れてからの、2.0で思っきしウラをかかれる、って読み方が個人的にいいとおもいますw
        >> 続きを読む

        2013/07/15 by kissy1986

      • コメント 10件
    • 4人が本棚登録しています
      密室殺人ゲーム・マニアックス
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね!
      •  こ・・・これは!まさに番外編というか「当初のシリーズ構想の中には存在しなかった外伝」(by作者)ですね。

         名古屋にいるはずの犯人が東京の新宿にいる被害者を殺害するアリバイトリック問題の「六人目の探偵」


         大学院の研究室の院生を、その場にいる他の院生に見られないように殺す「本当に見えない男」

         判道全教授が「見えない男」トリックに対抗して出題した、「そして誰もいなかった」

         エピローグ的位置にあたる「予約された出題の記録」


         うーむ、このシリーズ続きますかねぇ。相当新しい技術とかが出てこないと続かんよな。作中では「スマホ」も「SNS」も「動画共有サイト」も出てくるし。いわゆる「YOUTUBE」みたいなもんですな。

         このYOUTUBEが今回はキーになっています。今までの「密室殺人ゲーム」は仲間内の出題に限られていましたが、今回のは「公開しています!」つまり回答者はネットを見ているそこのあなた!みたいな感じ。実際解いちゃった視聴者がアレしちゃったりするのですが。

         動画配信だからこそできるトリック、かぁ・・・最後のオチはマジで鳥肌が立ちました。で、「なるほどなぁ、今の技術なら十分可能だなぁ」と。

         とにかく、密室殺人ゲーマーたちの独特の雰囲気は相変わらず。あっと驚くようなトリック、大どんでん返しも最後に待ってるんで、歌野さんにはしてやられました。

         マニアックスと題されていますが、誰が読んでも熱狂すること間違いなしwきわどい問題もありましたが、ちゃんと「ミステリー」です。

         ※なお、このシリーズも順番通りに読むべきシリーズですね。
        >> 続きを読む

        2013/07/27 by kissy1986

      • コメント 8件
    • 5人が本棚登録しています
      魔王城殺人事件
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • ミステリーランドなので、歌野さんの作風も気持ち抑え目。

        5年1組の生徒が結成した51分署捜査1課。
        様々な身近な謎を解いていくが、近くにある屋敷は別。
        デオドロス城と名付けた場所で死体を発見してしまう。

        ミステリーとはいえ小学生が頭をひねれば解決できる類い。
        とはいえ幽霊やゾンビなどをそこに絡ませることで、子供ならではの好奇心をくすぐる。

        むしろ本当の事件よりアリに関するクイズの方が気になる結末。
        まあ答えを聞けば納得なんだけど、これぐらいの謎が丁度いい。
        >> 続きを読む

        2019/02/20 by オーウェン

    • 3人が本棚登録しています
      動く家の殺人
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 第三幕になるまで一之瀬徹は登場せず、信濃譲二の視点で描かれているが、まさか偽物とは。似たような作品に、内田康夫『浅見光彦殺人事件』、森博嗣『黒猫の三角』があるが、なんとなく違和感を感じたのは『浅見光彦殺人事件』のみ。 >> 続きを読む

        2018/03/18 by yano

    • 5人が本棚登録しています
      放浪探偵と七つの殺人
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね! ooitee
      • フェアプレイを強く意識した8編の探偵もの。

        事件あるところに探偵の信濃譲二あり。
        季節問わず黄色のタンクトップに、ビーチサンダルのいで立ち。
        事件になると俄然興味を持ち、刑事たちを差し置いて解決してしまう。

        短編ではあるが、歌野さんは読者への挑戦状という形で見せる。
        それも犯人当てから、なぜそうなったのかという理由付けなど多彩。

        その犯人当てのエピソードも簡単にはいかず、なんと二段構えという周到さ。

        どの話も総じて難易度が高く、信濃譲二の最初の事件もありで、つまりはシリーズの完結を意味していて見事。
        >> 続きを読む

        2019/01/28 by オーウェン

    • 6人が本棚登録しています
      正月十一日、鏡殺し
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね! ooitee
      • あんまり歌野さんに短編というイメージはないが、探偵という存在が一切出てこない7つのミステリ。

        序盤はオーソドックスな展開だが、後半暗い話へと移行。
        特に残り3話のイヤミス度は相当なもので、絶望しかない話。

        「美神崩壊」
        整形を強要する母親と、それに苦しむ娘。そして幼馴染の男。 このトライアングルが歪に絡むラストのセリフが恐ろしい。

        「プラットホームのカオス」
        教諭と生徒がいたプラットホームで起きた事件。 それを巡り二転三転するも、皮肉な終わり方。

        表題作は嫁と姑の険悪な関係の改善を望む娘が買ってきた鏡餅。 これがまさかの不幸を読んでしまう。 希望も何もないとは、こういうことの典型例のよう。
        >> 続きを読む

        2019/02/15 by オーウェン

    • 5人が本棚登録しています
      葉桜の季節に君を想うということ
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね! ooitee
      • 多分何を言ってもネタバレになってしまうので、できるだけ前情報を入れないで読めたらさぞ驚くこと間違いない物語。

        何でも屋を自任する成瀬将虎が請け負った依頼。
        そして探偵をしていたころの回想。
        この二つが主な出来事。

        これらを結び付ける衝撃は並大抵ではなく、明かされたときには読み返すこと必至。

        このアイデアは一度きりだと思うし、トリックが分かった上で二度見するとより作者の手腕が伺えると思います。
        >> 続きを読む

        2018/04/06 by オーウェン

    • 9人が本棚登録しています

【歌野晶午】(ウタノショウゴ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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