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入江真佐子

著者情報
著者名:入江真佐子
いりえまさこ
イリエマサコ
生年~没年:1953~

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このランキングは1日1回更新されます。
      わたしたちが孤児だったころ
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
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      • ノーベル文学賞ということで読みましたが、どうもつまらない。内容が頭に入らない。私にはいまいち合わないと思った。なにが面白いのかわからない。 >> 続きを読む

        2018/01/05 by rock-man

      • コメント 2件
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      シ-ラという子 虐待されたある少女の物語
      4.7
      いいね!
      • 【私を見捨てないで! しぇきにんがあるんだよ!】
         子供に火をつけてしまった6才の女の子……というところから物語は始まります。
         主人公はシーラという6才の女の子。
         アル中の父親と季節労働者のキャンプで生活しています。
         ある日、近所に住む子供を連れ出し、火をつけてしまうという事件を犯し、警察に捕まります。

         彼女は精神病院に収容されることになるのですが、どこの施設も満杯。
         それで、作者のトリイ・ヘイデン(ノン・フィクションだそうです。作者は教育心理学者で特殊学級を受け持っていました。)のクラスに取りあえず入れられることになりました。

         シーラはとても不潔で反抗的で、そして何かにとてもおびえているようでした。
         作者はシーラに色々なことを教えようとしますが、どんなテキストを用意しても破って捨ててしまうような子供でした。
         シーラの……おそらく恐怖が、他の子供達にも伝染して、教室はパニックになったりもします。
         でも、作者はシーラの心の中にある、とても素晴らしい知性のきらめきに気付きます。

         さあ、そこからが忍耐です。
         作者は本当に根気強くシーラと接していきます。
         シーラも、自分のことを愛してくれる人がいるということに気付いて、徐々に心を開いていきます。
         シーラは児童虐待の被害者だったんです。
         満足な教育を受けられなかったばかりではなく、すさんだ家庭で、ひどい仕打ちを物心ついたころからずっと受け続けていた子供でした。

         作者がシーラに「星の王子様」を読んであげるところが印象的でした。
         …… 王子がキツネに「友達になって」って言います。
         でも、キツネは「「君に飼い慣らされているわけじゃないから、友達にはなれないよ」って答えます。

         キツネ:「人間っていうものは、この大切なことを忘れているんだよ。だけど、あんたは、このことを忘れちゃいけない。めんどうみたあいてには、いつまでも責任があるんだ。まもらなきゃいけないんだよ。バラの花との約束をね…」

         このお話を聞いていたシーラが言います。
         「あたしもトリイを少しは飼い慣らした。そう? トリイはわたしを飼い慣らし、あたしもトリイを飼い慣らした。だから、あたしもトリイにシェキニン(言葉がまだ十分ではなく「責任」と言えません)がある。 そう?」
         「飼い慣らした責任」です……

         その後、シーラはどんどん素敵な女の子に成長していきます。
         シーラが成長するということは、周りの人達も成長するということです。
         作者も父親も、シーラと共にいた人達は、みんな成長していきました。
         父親も、ちょっとだけお酒を控えて、安っぽいながらもちゃんとしたスーツを着てシーラに会いにいったりもします。
         このまま、シーラはきっと素敵な女の子になっていけそうって思っていたのに……

         あぁ、でも、人間って奴は……
         叔父が幼いシーラを強姦してしまいます。
         ひどく傷つき、また元に戻ろうとしてしまうシーラ……
         何故こんなにひどい目に遭わなければいけないの?
         ひどすぎます。

         その後、作者が転任するエピソードがあります。
         シーラは、私を「飼い慣らした責任がある」と言って、作者を非難します。
         そう、愛情に飢えているのですよね。

         ご紹介はここまで。
         これも、読みながら何度も泣いてしまった作品でした。
         続編も出ています。
         興味をお持ちになったら、まず、この1冊から。
        >> 続きを読む

        2019/02/28 by ef177

    • 他1人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      よその子 見放された子どもたちの物語
      カテゴリー:障害児教育
      3.7
      いいね!
      • 随分以前に購入して、本棚に入れっ放しになっていたもの。

        精神障害、情緒障害、学習障害、知的障害、発達障害、
        言葉はさまざまあるし、症状もそれぞれだとは思う。
        身近にいて見るかしなければ、きちんと理解することは難しいだろう障害を持つ児童を指導するトリイが子供たちとの日々を記した一冊。

        批判もあるだろうが、こういった障害のある児童を、無理に普通学級で指導することには否定的な考えを持っている。
        そんなわたしは、最初トリイがこの子たちは普通なんだとムキになっている女性に感じられ、寄り添えないまま読んでいた。
        読んでいくと、そうとばかりは言えず、悩み、迷いながらも子供たちにとって良い方法を探す女性だと感じられた。

        身体的な障害に比べ、見えない部分の障害は理解しようと努めなければ、正しい理解は得られない。
        人間は、見えないものは想像し難いものだから。

        障害を持つ児童が、必ず持っている可能性を引き出し、より生きやすくなるよう援助するためには、子供たちに関わるひとたちの理解と協力にかかっている。
        そのまた更に周りのひとたちは(わたしはここに属する)、せめて見守る姿勢、協力を求められたら出来る範囲での協力を惜しまないことが大切なことかもしれない。

        本書では、トリイと子供たちの頑張りの結果、良い方向へ進みはじめている。
        努力は報われる。
        これって、とても素晴らしいことだと感じた。
        >> 続きを読む

        2015/03/11 by jhm

      • コメント 4件
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