こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)


小川高義

著者情報
著者名:小川高義
おがわたかよし
オガワタカヨシ
生年~没年:1956~

この著者の本を読んでいる会員ランキング

このランキングは1日1回更新されます。
      停電の夜に
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね!
      • こんなタイトルの日本映画があったなーと思いつつ、「停電の夜に」という妄想溢れるタイトルに惹かれて購入。

        (映画のタイトルは、大停電の夜に、でした。本書とは関係ないかな。)

        実際は9つの短編集で、タイトルは一番最初。

        正直、どのお話も明るくはありません。

        家族や人間関係のちょっとダークな部分、でもちょっとしたドラマにはなるだろうな、という内容が多い。

        その為か、何ともない日常シーンが多めで、落ちとしては消化不良、ということがあった。

        作者はロンドン生まれアメリカ育ちのインド人。
        舞台はインドが多く、なかなか興味深いことも多かったが、それは物語とはそこまで直接関係はない。

        ボロボロに書いてますが、つまらなくはないので、一度は読まれてみてもいいかもしれません。
        >> 続きを読む

        2020/05/18 by 豚の確認

      • コメント 2件
    • 他14人がレビュー登録、 27人が本棚登録しています
      黒猫
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね!
      • 森昌麿さんの黒猫シリーズを読んでいてポーも読みたくなりn回の挫折を経てついに楽しく読み切りました!なんで今まであんなに挫折したのか不思議なくらい読みやすく面白い。ポーの反省を反映して主人公たちは鬱屈しているがどこかユーモラスでなんだか自分語りの口ぶりにどれだけ自嘲があってもなんだか憎めません。
        お気に入りが以下
        【黒猫】
        昔英語で読んだことがあったのですが、日本語訳で読むとなおゾクゾクし、哀れ滑稽な男の告白のような見方をすれば怖いというより悲しく、色々な見方のできる作品でした。妻に対する悔恨、愛する動物たちへの悔恨が個人的には男に残った良心として印象に残り、怖いと言いながらもどこか男は黒猫を通して自分の罪を露出したい裁かれたいそして赦されたいとの思いがあったのではと考えてしまいました。
        【アモンティリャードの樽】
        復讐に見せかけて二人の友情の物語と黒猫に解釈されていたからか確かに悲しい掛け違えの友情の物語に感じました。主人公は固く復讐を決心したにも関わらず途中なんどか気持ちが揺らぎます。特に一度だけ最後の最後に名前で呼ばれたその時、かれはもう取り返しのつかないとことに来てしまっていたが彼のことを許し、己の罪を背負ったのではないかと感じました。安らかに眠れは長く時がたっても己の罪を忘れなかった主人公による友人への悼みだと感じました。
        【モルグ街の殺人】
        ごりごりの推理モノで登場人物に鬱屈とした気はあれどどの作品よりもエンタメ性に富んでわくわくする内容、文体dした。さすが初めて探偵小説を生んだだけあると読めて満足感にひたりました。パリの夜の街の様子は本当に自分がパリを歩いているような気持にさせ、二人の掛け合いはとても楽しくよいコンビです一方謎は私は途中まで気が付かずとても面白かったです。謎解きの仕方、解決の仕方どれもほんとうにかっこよくてスマートな紳士、デュパンに恋に落ちてしまいそうでした。
        >> 続きを読む

        2018/07/03 by kaoru-yuzu

    • 他3人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      その名にちなんで
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね!
      • 映画にもなっているのですね。わたしは観ていないのですが、お父さん役があのイルファン・カーン。タブーがお母さんを演じている。(いつか観てみたいかも)。本はわたしが読まないと読めないけれど、映画は向こうがかってに押し寄せてくるようで、あまり観ません。が、イルファン・カーン主演のランチ・ボックスは2回、映画館に行って観ました。それ以後、彼が出ているとつい、DVDなど買ってしまい、うーん。彼の演技はともかく、なんだよ、この映画、作る価値あったのか? と疲れることが多かったです。 >> 続きを読む

        2016/05/20 by まるち

    • 2人が本棚登録しています
      ボート
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • この短編集にはこころひかれた。いろいろな場所でいろいろな人びとが出てくるが、共通してどれも極限。この作者の書くもの、もっと読んでみたい。 >> 続きを読む

        2016/05/13 by まるち

    • 1人が本棚登録しています
      オリーヴ・キタリッジの生活
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね!
      • 【決して美しくもなく、褒められたもんでもないけれど】
         オリーヴ・キタリッジという中年女性が主人公で、彼女が74歳になるまでの生活が淡々と描かれる作品です。
         一応、短編集の形を取っていますが、連作短編というか、オリーヴの人生を追っていく構成になっていますので、全体を通じて一つの長編と読むこともできるでしょう(ですから、つまみ食いしないで最初から順番に読んでください)。

         オリーヴは、メイン州の架空の町クロズビーにある海の見える手作りハウスに夫のヘンリーと二人で生活していました。
         彼女は中学校(?)の数学の教師なのですが、恐い先生という評判もあるようです。
         夫のヘンリーはフランチャイズの薬局の店主で、信心深く、まあ良い人なのでしょう。
         オリーヴは、そんなヘンリーを怒鳴りつけ、ぞんざいに扱い、あんまり褒められたもんじゃないなぁ……。

         本作は、そんなオリーヴや彼女の周囲の人たちの、地方都市での出来事が描かれていきます。
         作品によっては、オリーヴはほんのちょい役でしか登場しないというものもあります。
         地方都市の女性達は、表面上はともかくとして、実際のところ決して本当に仲良しというわけでもなく、勝手なうわさ話もしまくりますし、うまく行っている家庭ばかりというわけでもなさそうです。

         オリーヴ自身、でしゃばりというか、強引なところもあり、読んでいてもう少しやりようがあるでしょうにと思わずにはいられない場面も多々出てきます。
         オリーヴは、大柄で、はっきり言えば太った中高年女性で、さして美人というわけでもなく、おしゃれな女性というわけでもありません。
         等身大の中高年女性と言えばそうですし、全く飾らない、いや、むしろイヤなところも多々ある主人公とも言えるでしょう。

         オリーヴとヘンリーの一人息子も、子供の頃からパッとしない様子です。
         それでも成人してからは足の医者になったといううことなのでそれなりに成功を収めたのかなとも思うのですが、両親にろくに紹介もせず結婚を決めてカリフォルニアに行ってしまいます。
         この時のオリーヴの態度も決して褒められたもんじゃありません。
         まぁ、一人息子を手放して寂しいという気持ちもあるのでしょうけれど、それにしても、花嫁の箪笥を勝手に開けて、ブラジャーや片方の靴を盗み、セーターにマジックで悪戯書きをして何食わぬ顔をして出ていくなんて普通やりませんよね。

         そんな息子も、しばらく後には嫁から離婚を言い渡されてしまいます。
         オリーヴとヘンリーは、離婚したのだから息子は当然帰ってくるものと頭から思い込んでいたのですが、息子はカリフォルニアでの仕事がうまく行ってるからとか何とか言って帰ってこようとはしませんでした。
         そもそも、結婚後、息子が帰省したのは一度だけですし……。

         息子が帰ってこないと知って落ち込んだのはヘンリーの方です。
         もう、頭を抱え込んじゃってるんです。
         そして、ヘンリーは卒中を起こして倒れてしまいます。
         ヘンリーには後遺症が残り、口がきけなくなり、ケア・ハウスで寝たきりの生活になってしまいます。
         そのうち目も見えなくなり……。

         オリーヴは、そんなヘンリーが入所しているハウスに毎日通って色々話しかけるのです。
         それは傍目には大変献身的に見えるのですが、それはヘンリーのためなのか、オリーヴ自身のためなのか……。
         オリーヴは、見たところそれほど悲しんでいるという風でもないのです。
         周りに誰もいないことを確かめると、そっとヘンリーの耳元で「もう頑張らなくて良いんだからね。いつでも逝って良いんだよ」と囁いたりします。

         オリーヴは一人暮らしになるのですが、そんな時、久し振りに息子から電話がかかってきます。
         今はニュー・ヨークにいて再婚したというのです。
         嫁には前夫の連れ子が2人いて、今もお腹の中には息子の子供がいるのだとか。
         そんなこと全く聞いてもいません。
         「まぁ、好きにすれば良いわ。」
         息子は、嫁の体調が悪く、子供の世話も必要なので助けて欲しいと電話をかけてきたのですね。

         まぁ、久し振りに息子に会えるだけでも良いかと考え、オリーヴは生まれて初めて飛行機に乗って息子や嫁、孫に会いに行くのですが……嫁、元気じゃん。
         「嫁の両親はどうなっているの?」と尋ねると、父親は既に亡くなっており、母親はアル中だというのです。
         また、嫁の2人の連れ子の父親は、それぞれ別の男性なのだとか。
         この嫁、頭悪いわ……。

         このような作品ですので、年老いていく様を突きつけられるような読後感がありました。
         読んでいて、ほのぼとのとしたり、気持ちが良かったりするような作品ではありません。
         毒もありますし、醜さやいやらしさを隠そうともしません。
         悲しくなったり、気が滅入るような場面も出てきます。
         それでも妙な味わいがあるんですよね。
         年をとっていくのは他人事じゃないですよねぇ……。
        >> 続きを読む

        2019/12/31 by ef177

    • 3人が本棚登録しています
      さゆり
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 映画化されましたが近年まれに観るレベルでクソなので、もう一度原作を読み返してみました。原作は本当に素晴らしいです。

        何が凄いってこの話をアメリカ人が書いてる事。
        日本人が知らない事だって多いし、しっかりと正確に舞妓や芸枝の事が書いてあります。

        ゲイシャ=売春婦

        だって思っているアメリカ人が多く居る中で花柳界をここまで理解して正確に書かれているのは素晴らしいです。

        主人公さゆりが貧しさ故に売られて花柳界に入る話ですね。
        ちょこちょこファンタジーな部分も見受けられますが、舞妓とかって聞いた事あるしヴィジュアル的には京都なんかで見た事はるけど実際どんな感じだったんだろうと思ってる人はこれを読めば当時の事が分かります。

        時々、舞妓や花魁を現在の風俗(別に風俗を卑下している訳ではありません)と同視して卑下する人も居ますが現在とは時代が違うと言う事。
        あの時代、なりたくてなった女性がどれくらい居たか・・そういう事を含めても、卑下する方にも是非読んで欲しい1冊です。

        本当はハードカバーの、写真じゃなく絵の方を持っているのですが検索してもなかったので此方でレビューしました。
        >> 続きを読む

        2014/05/04 by ♪玉音♪

      • コメント 4件
    • 2人が本棚登録しています
      若者はみな悲しい
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 私も一応「若者」に属するので気になって読みました。

        20代の登場人物がでてきます。
        20代って一番、色々な変化がある時期だと思います。
        そういう悲しさっていうか、切なさっていうのか、そういうものが集まった短編集です。

        とにかくみんな性格が激しいというか、心の浮き沈みが激しいというか…これも20代特有の不安定さなのかもしれません。

        訳もとても読みやすくて、理解もしやすいです。

        フィッツジェラルドはフィルム、映像を見ているような文体なので、ワクワクさせられました。

        さらっと読めたのであまり心には残る感じはしなかったので、星3つです。
        私は少し難読なぐらいの方が、じっくり読めるのですきだなぁと感じました。
        >> 続きを読む

        2014/10/24 by snoopo

      • コメント 4件
    • 3人が本棚登録しています
      グレート・ギャッツビー
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 話のテンポが、おしゃべりで、気を使わない関係の友達の話を聞いている感じ。きっと途中で少し眠気に負けても許してもらえるはず。

        ジェイ・ギャッツビーとは、純粋な恋する少年ジョージ・ギャッツの憧れであり、計算された理想像だった。
        初恋の人を思い続け、その気持ちを糧に 理想を作り上げ、成功。立派。ピュアなのかも知らないけど、なんか子供っぽい。空っぽで、自分勝手。

        大成功した人物が、自分の力が及ばないところで何もできないまま死ぬ。後には何も残らず、豪邸は廃墟と化す。ギャッツビーの人生とはなんだったのか。夢に生きることはもう、叶わない。
        タブロイド紙を騒がせるハリウッドセレブたちも、結局はギャッツビーなのかも。




        >> 続きを読む

        2016/08/16 by Magy

    • 4人が本棚登録しています

【小川高義】(オガワタカヨシ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

会員登録(無料)

今月の課題図書
読書ログってこんなサービス
映画ログはこちら
読書ログさんの本棚

レビューのある本