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富岡道子

著者情報
著者名:富岡道子
とみおかみちこ
トミオカミチコ
生年~没年:1935~

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      緑色のカーテン ドストエフスキイの『白痴』とラファエッロ
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
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      • 『白痴』の謎の部分と作者の足跡を追っていくと、自然に《システィーナの聖母》が浮かび上がってきた。
        ラファエッロ《システィーナの聖母》の前に立ったドストエフスキーの心理状態はどのようなものだったのか。
        本書では「緑」をキーワードに、『白痴』の謎に迫っています。

        十万ルーブルを引っさげて乗りこんできたロゴージンのスカーフ。
        パーブロフスクの公園の<緑のベンチ>はアグラーヤとムイシュキン公爵の指定席。
        レーベジェフの家には「緑」にふさわしい<若さ><幼さ>があふれているのに対し、ロゴージンの家はどす黒い緑色に塗られた、陰気な家と表現されています。
        やがての悲劇を象徴するようです。

        至る所に緑!

        中でも《システィーナの聖母》のバックに描かれている緑色のカーテンに着目されています。
        ラスト、ロゴージンは緑色のカーテンのそばに二人分の寝床をつくっているシーンがあり、想像力を掻き立ててくれます。

        ラファエッロの絵画がこんなにも作品に反映されている。
        この着眼点は読んでいてわくわくするほどおもしろかったです。
        普通に読んでいたら気が付かないですよ。。

        私は本編を読めば満足で、このような解説本を手に取ることはまずないです。
        なのに『白痴』については、もっと知りたいという欲が出てきます。
        ドストエフスキーの魔力から抜け出せなくなっていますね。
        >> 続きを読む

        2017/09/19 by あすか

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