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「いらっしゃーい」から始まる伊良部総合病院地下にある神経科の医師伊良部は中年小太りで医師とは思えないデリカシーの無さ、患者が来ないと思った日には勝手に休診もお構いなし。その上直ぐに注射を打ちたがり、注射を打ってるのを見たがるある種の変態wそんな病院に来る患者たち。最初は不気味でろくな対応をしない伊良部に不信感を抱くが日を追うごとに不思議と伊良部を拠り所にしていく。結果病気も治っていく。此れを伊良部が狙ってやっているのかは不明ですが、不思議な医師に変な患者の模様は不思議とページが進んでいきました(笑)個人的に好きな話は「コンパニオン」です。 >> 続きを読む
2020/05/07 by ヒデト
ヘンテコな精神科医伊良部の第二弾。人間不信なサーカス団員(空中ブランコ)、尖端恐怖症のヤクザなど相も変わらずちょっと変わった患者をもっと変な精神科医の伊良部が結果的治療し、救っていく。本の表紙が似ているから同じ感じかと思っていたけど、伊良部一郎シリーズだったとは・・・w絶対に伊良部とは友達にはなれないけど、あそこまで厚顔で無神経な医師とか本当にいたら面白い! >> 続きを読む
2020/05/10 by ヒデト
伊良部先生シリーズの3作目だ。相変わらずのノリに思わずニヤリとしてしまう。ふざけているのか真面目なのか。けれども、結局は無事に治してしまっているから可笑しい。オムニバス形式の話だが、3作目の町長選挙がいい。最後のシーンに思わず力が入る。気楽に読めて面白い。 >> 続きを読む
2019/04/27 by KameiKoji
一瞬、頑張ろうぜってなったけど… 全体的にズレや古さが感じられ悪くはないけど、なんだかちょっとツラいし、惜しい。 >> 続きを読む
2019/12/22 by hiro2
上田美由紀とか木嶋佳苗とか?まず連作になってるのが面白かった。最後のほうでキタ━(゚∀゚)━!と思ってたら、思ってたようにならずにオワタ\(^^)/なんじゃこれ?と思ったけどミステリ小説よりも「女」側の勝利というかもはや崇拝するような感じでけむにまく感じで終わっちゃうのねw続編が読みたくなりますコレは!(amazon解説)美幸って、知っとる? この町のどこか夜ごと語られるは彼女にまつわる黒い噂──。町で評判のちょっと艶っぽいイイ女。雀荘のバイトでオヤジをコロがし、年の差婚をしたかと思えば、料理教室で姐御肌。ダンナの保険金を手に入れたら、あっという間に高級クラブの売れっ子ママに。キナ臭い話は数知れず、泣いた男も星の数――。美幸って、いったい何者? 愛と悲哀と欲望渦巻く人々を描く、奥田節爆裂の長編連作小説。 >> 続きを読む
2018/08/10 by motti
マドンナに嵌る(笑)奥田さんは少年の心を持った恋する中年を描くのが巧みよね。これは読む女性も楽しいしきっと男性が読んでも面白いんじゃないかな。恋するのは楽しいけど嫉妬心に悩まされるのは辛いよね。男性の方が嫉妬心に翻弄されるのかなと感じながら笑わせていただきました♪ >> 続きを読む
2018/05/15 by miko
友達がマンション買ったら、自分も欲しくなっちゃうとか、新入社員の男の子に30代半ばにもなってドキドキときめくとか、そんな女性の心情があるある!って感じで、面白かった! >> 続きを読む
2020/07/17 by おりおん
家を舞台にした短編集!!結婚をし夫婦になった人々が主人公として活躍するお話である。結婚から遠い位にいる自分にとっては正直実感が湧きにくいお話だった(笑)しかし、読んでいて大変面白い作品だった。自分個人としては「ここが青山」という話が一番好きだった。会社の倒産を機に専業主夫になった男性の話だが、周りからは同情されるが主人公自身は専業主夫として働くことを楽しんでおり同情される理由がわっかておらず思わず笑ってしまった。 >> 続きを読む
2015/12/24 by future
3作目町長選挙の次に読みました。3作目より伊良部先生がイキイキしていて好き勝手感が強かったですね笑私は『いてもたっても』が自分に似ていて共感して読めました。私も外出時にドアの前で鍵をかける時、火が消えてるか心配で確認に戻ることがありました笑ここまで強迫観念強くありませんが笑オチはまあまあでしたが入り込んで読めたので良かったと思います! >> 続きを読む
2017/10/10 by CARS
やっぱり奥田さん面白い!主人公の二郎は少6。お父さんは昔過激派で公安から目をつけられるような人だった。お母さんも学生運動に夢中でそこで知り合って駆け落ち。二郎の家族それぞれ面白いけど友達のキャラがいいよね。特に向井がいい。物知りで何でも分かりやすく教えてくれる存在。昔からオジサンみたいな男子に心魅かれてた私です(笑) >> 続きを読む
2018/05/18 by miko
1964年の東京オリンピック開幕までの約40日間。爆破テロを狙った男と、警察の息詰まる攻防が描かれるドラマ。なによりもテロリストになる行く末が他の作品とは大きく異なるのが特徴。普通は危険な思想や、何かしらの恨みが転換してとなるのだろうが、この島崎国男という男は成り行きによってテロリストになっていく。一応ヒロポンという麻薬が大きく関わっているが、それも決定打ではない。オリンピックが開かれることによって流れてくる外国文化が、信念を形作っていく。当時の風俗や文化。また刑事たちの対立や、開会式に向けてのクライマックスの作戦。結構な分量だが、読み応えはしっかりとある。 >> 続きを読む
2019/09/18 by オーウェン
不思議な先生とその患者さん達のお話。伊良部先生の患者さんを治療する(振り回す?)様子にどんどん引き込まれ、他の2作品も読まなければと思う。シリーズ物だと知らなかったことに後悔。(10.05.15 読了) >> 続きを読む
2015/05/14 by のこ☆
前2作は何処かの誰かが伊良部先生と出会った話でしたが、今回はあの人・あの場所のことかな?って心当たりがあって、そこに神経症が絡んできます。これはこれで2度面白い♪ >> 続きを読む
2015/08/01 by のこ☆
渋谷を舞台にそれぞれの主人公が起こすアダルトな出来事!?短編かと思いきやそれぞれの話が繋がっていく感じが好きです!それぞれの主人公が欠落した人間っぽさがでていて脱力して楽しみながら読み進められました。これは奥田作品の中でも好きな方に入る物語でした。映画も観たいと思います! >> 続きを読む
2017/12/04 by CARS
事件に対し、複数の視点で語られる。生徒、家族、教師、警察、記者。そして、時間軸を換え事件発生前にフラッシュバックさせ、解き明かす。淡々と語られるが、最後まで飽きずに読めました。 >> 続きを読む
2015/01/22 by 甘口カレー
東京から水道も電気も無い沖縄の西表島に引っ越した二郎の家族。今までグーたらしてた父親がいきなり働きだした。畑を作ったり漁に出たりボロ屋を修理したり一日中忙しい。今まで嫌だった父への意識が少しずつ変わり始めた。納得いかなければひとりでも戦う姿勢は凛々しいよね。政治家も私達が納得できる税金の使い方をしないとダメ。森友学園の国有地売買のやり取りの安部さん全然凛々しくない。関係者は説明責任を果たすべき。 >> 続きを読む
「BOOK」データベースより昭和39年夏、東京はアジア初のオリンピック開催を目前に控えて熱狂に包まれていた。そんな中、警察幹部宅と警察学校を狙った連続爆破事件が発生。前後して、五輪開催を妨害するとの脅迫状が届く。敗戦国から一等国に駆け上がろうとする国家の名誉と警察の威信をかけた大捜査が極秘のうちに進められ、わずかな手掛かりから捜査線上に一人の容疑者が浮かぶ。圧倒的スケールと緻密なディテールで描く犯罪サスペンス大作。 これは名作ですな。下巻で語ります。 >> 続きを読む
2015/08/15 by ありんこ
「BOOK」データベースより昭和39年夏、東京はアジア初のオリンピック開催を目前に控えて熱狂に包まれていた。そんな中、警察幹部宅と警察学校を狙った連続爆破事件が発生。前後して、五輪開催を妨害するとの脅迫状が届く。敗戦国から一等国に駆け上がろうとする国家の名誉と警察の威信をかけた大捜査が極秘のうちに進められ、わずかな手掛かりから捜査線上に一人の容疑者が浮かぶ。圧倒的スケールと緻密なディテールで描く犯罪サスペンス大作。 僕の生まれる丁度10年前に東京オリンピックが開催されましたが、物の本や、懐かしのTVでしか見た事が無いので、どれくらいの熱狂度だったのかは分からないのですが、この本からうかがえるのは、日本が世界の一流国に仲間入りする為の悲願のようなもので、全国民が手を携えて成功させたいと願う、有史始まって以来日本列島が一つになった行事だったという事でした。そんな最中で、東北の貧困にあえぐ村からある青年が村の期待を背負って東大に進学しました。彼の兄は東京で土木工事に従事していたが、心不全で亡くなってしまいました。彼は兄の従事していた土木工事に身を投じ、その厳しさに絶句します。地方と東京、労働階級と支配階級との人間としての命の値段の違いに憤りを覚えます。おりしも日本はオリンピック開催に沸き立ち、日本の行く末は明るく照らされているかのようでした。ところがその光に照らされ影となっていた失われていく労働者達の命は、数百人に達すると言われていました。彼はオリンピックを人質にテロという方法で、日本に戦いを挑む事にしたのでした。これは壮大な話です。これだけの話を綺麗にまとめあげるのですから奥田さん物凄い腕力です。さすが実力者。僕自身豊かな時代に生まれ育った世代なので、学生運動や赤軍の闘争には全くピンと来ないのですが、その辺りで一般の学生たちの我儘とも言える闘争と、彼の心の底からの矛盾との戦いが如実に違っていて、主人公の心情が胸に来るものがあります。でも僕はどちらかというと、彼を何とか捕えようと日夜駆けずりまわる警察官たちの姿の方にシンパシーを覚えました。この頃のTV黎明期の勢いや、団地が文化的でうらやましがられるなどの、今では考えられない世の中の流れも興味深いです。東京五輪が終わったら再読してみたいですね。 >> 続きを読む
国に反旗を翻している父。そのせいで迷惑を被る小6の二郎。次第に事が大きくなり始め、父は家族そろって西表島に行くと宣言する。前半後半と東京から沖縄へと場所が変わる物語。東京のシーンでは二郎の学校関係の友達が描かれ、沖縄ではそこに住む住人たちの生き生きとした生活環境が描かれる。都会と田舎という単純な分け方ではなく、住めば都というものが体現されていく家族の姿勢。学校に家族が来られると気恥ずかしい場面や、田舎に来ると自分がちょっと羨ましく思われる都会への憧れ。そして父のぶれない思想。これが当たり前とは思わないが、大人になるということは自分で何が正しいのかを選択できることなのかなと。 >> 続きを読む
2021/01/04 by オーウェン
親しくしていた義母が交通事故で死亡していたというところでびっくり。及川の奥さんも可愛そう。すんごく惹き込まれていく下巻の展開。最後の数章は、読み終わるのを名残惜し見ながら読んだ。いい本に巡り会えてよかった。 >> 続きを読む
2019/09/12 by 和田久生
【奥田英朗】(オクダヒデオ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)
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