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穂村弘

著者情報
著者名:穂村弘
ほむらひろし
ホムラヒロシ
生年~没年:1962~

この著者の本を読んでいる会員ランキング

このランキングは1日1回更新されます。
      君がいない夜のごはん
      3.8
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      • 1962年生まれの歌人の方の作品。
        図書館で表紙をみて何気に借りてみたら、これが面白い。

        食に関するエッセイなのだが、高尚な食事についてかかれているわけではない。
        子供のころ麦茶に砂糖を入れていた、とかいちごを牛乳にいれて先割れのブツブツスプーンでつぶして食べていたなど幼少の記憶を、大人の表現力を巧みにつかいおもしろく表現されている。

        ゆるーく読むと楽しい。
        >> 続きを読む

        2015/10/04 by aldebaran

    • 他2人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      にょっ記
      3.8
      いいね!
      • 表紙のフジモトマサルの絵が好きだ。
        この絵は「むらかみさんのところ」の表紙でも書かれていてとてもかわいい。

        にょっ記もとても面白かった一時間半でさらっと読める本。
        内容もさらっとしていて素直でかわいい日記。

        くすっと笑える挿絵があったりとほのぼのさせてくれる本。

        これを読んだからどうなる、というものでもないが、、心をほぐしてくれるような緩い言葉と緩い価値観の数々。

        忘れたころにぜひ再読したい。
        >> 続きを読む

        2015/12/13 by snoopo

      • コメント 2件
    • 他2人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      にょにょっ記
      4.5
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      • 「ブログはむずかしいね。時間かかる」

        と、ネットの達人であるネット友人KCが言ったので驚いた事があります。

         KCのブログは、話題豊富、文章のキレ鋭く、考察もすごい。「趣味のブログにはもったいない。本にすればいいのに」と言ったけれど、本人は飄々としています。

         ぽつぽつと短い文章で、相変わらず「驚いてしまう、怖がっている穂村さん」の日々。
        薬屋で見かける「足のつる人」という看板に、足のつる人が、な、なんなんだ・・・とおびえる穂村さん。

         新幹線の「こだま」より速いのが「ひかり」。光よりも速いものって何だ?と思ったら出てきたのは「のぞみ」やるなーではでは、さらに速い新幹線は何という名前に?・・・新幹線「さそり」?

          昭和初期の古い雑誌などを古本屋で買ってその文字の迫力に感心する穂村さん。
        昭和4年のカルピスの広告。
        一杯・・・くわうこつ
        二杯・・・さうくわい
        三杯・・・きやうさう・・・・・・恍惚、爽快、強壮・・・という漢字よりもひらがなに「なんかこわい」

         別に創作ではないのでうすが、その文章から立ち上る「こわい」という物の見方がとても詩的。
        日常生活も「見方によってこうも違う」というのが、よくわかります。

         何を楽しいと思うのか、恍惚、爽快、強壮と思うのか・・・穂村さんは起承転結ではなく、承転だけでぷつ、と切ってしまうのです。その技あり、一本!というもので、これは書けそうで書けない文章。

         KCの言うとおり「ブログは難しい」。日常をどう見るか?その心眼というものが必要かもしれません。

         挿絵イラストのフジモトマサルさんの描く「二足歩行の犬熊」くん、しっぽが中途半端に短くて、ざりざりっとしていて、ちょっと怖い。ぬいぐるみにしたら・・・・欲しくはないかも。 
        >> 続きを読む

        2018/06/13 by 夕暮れ

    • 他2人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      異性
      4.0
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      • 角田光代と穂村弘の往復書簡。
        男と女の認識の違い。そこから生じる勘違い。
        ふたりのやりとりが面白すぎて、読み終わるのが惜しかった。
        なんとなく、男女間のもやもや感じていたことが、文章でスパッと書かれていて、ほんとスッキリ!
        私はもう恋愛しなくていい立場なんだけど、恋愛中にこの本に出合っていたら、冷静にふんふんと男を見ることが出来たかも。
        …なーんてことないか。
        >> 続きを読む

        2015/11/02 by shizuka8

      • コメント 3件
    • 他2人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      絶叫委員会
      4.0
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      • 面白すぎた。色々声をだして笑えるところが多かった。

        バカげていなく、本当に純粋に疑問に思うことが書かれている。
        笑わせようとしていないところが、笑える。

        妻の寝言も面白かったし、それを読んで初めて人妻のことを可愛いと思った。(人妻って腹黒いイメージがどうも消えない)

        あと、最初の方の小学生の疑問も微笑ましかった。
        「人間は、おじいさんかおばあさんか女の子か男の子」として生まれてくるという小学生の疑問…面白すぎた。
        そして挙句の果てには「おじいさんに生まれなくてよかった」という言葉も面白かった。

        確かに、おじいさんが生まれてきたらびっくりするわ。笑

        凄い面白い本だった。
        >> 続きを読む

        2016/02/27 by snoopo

    • 他2人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      もしもし、運命の人ですか。
      4.2
      いいね!
      • 穂村さんの恋愛に関する考察を読んでいると、自分はなんにも考えずに恋愛してきたんじゃないかと思えるほど、考察が深い。
        ただ本人はそれを全く活かせていなそうなところが、また面白い。

        みんな(少なくとも男性は)ここまで色々考えながら恋愛をしているわけではない(と思いたい)。
        特に重なるエピソードがあるわけではないのだが、ついつい過去の恋愛を振り返ってしまったw
        >> 続きを読む

        2014/11/08 by freaks004

      • コメント 2件
    • 他2人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      整形前夜
      3.3
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      • 穂村さんのエッセイを面白いと思って読んでいるのだが、「共感」できることは驚くほど少ない。
        でも面白いということは、自分は穂村さんに「驚異」を求めて読んでいるのか?
        確かに「だよね〜。」「わかる〜。」みたいなのが続くと退屈になってくるような気がする。

        読み慣れていない短歌に触れる機会を作ってもらったので、まだよく分からないけどもうしばらく読んでみようかと思う。
        結局よく分からないかもしれないけど。
        >> 続きを読む

        2014/11/02 by freaks004

      • コメント 1件
    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      本当はちがうんだ日記
      3.3
      いいね!

      • 自意識をこじらせている情けないサブカルおじさんのエッセイ。だけど、悲しいことに共感のオンパレードだった。
        何となく自分の中に理想の自分という幻想があるけど、いつまでたっても近づけない。それなのにいつまでもたっても諦めきれない。ダイエットをしようと思ったその日にポテトチップスを食べてしまったり、お弁当を毎日作れなかったり、仕事でつい不機嫌になってしまったり、そんなことばかりだけど、いつか、いつか完璧な自分になれるはずという期待をしてしまう。そんな人達への指南書にはならないけどただただ寄り添ってくれる本だった。

        印象に残った項は「それ以来、白い杖を持ったひとをみつめてしまう」。著者は失明する可能性を医者に告げられ、それ以来、白杖を持つ人が未来の自分のように思えて目で追ってしまう、という話だった。そこに出てきた目の見えない人どうしのカップルの話は思わず泣きそうになった。暗闇の中、2人はお互いの顔もわからずに声と匂いと感触でお互いを認識するのだ。きっと、目の見える私なんかよりもずっと相手のことを感じ取れているのだろうなと思った。
        >> 続きを読む

        2018/02/01 by 満開の下

    • 他1人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      本当はちがうんだ日記
      4.0
      いいね!
      • 初穂村体験。
        この人結婚しているの?していないの?

        「2005年2月11日、山の上ホテルで結婚式を挙げる。」
        wikiに載ってた。
        丁度その辺りに書いた文章だったみたい。
        >> 続きを読む

        2016/02/10 by W_W

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ) 穂村弘歌集
      カテゴリー:詩歌
      2.0
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      • ただでさえ短歌で手紙をもらったらどう反応していいかわからないのに、これが591通来たのだと。
        ある意味面白いが、やっぱり怖い。
        それ以上に書かれている短歌の解釈が難しい。

        まだまだ触れる機会が少ない自分には、この本は早かったのかな?
        全体的に穂村さんが書いていそうな感じというのは感じられるのだが、なんかなぁ...
        >> 続きを読む

        2014/11/09 by freaks004

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      ラインマーカーズ the best of Homura Hiroshi
      カテゴリー:詩歌
      3.5
      いいね!
      • 好きな穂村弘さんの純然たる歌集。

        「ラインマーカー」の題ですが、
        もったいなくてマーカーで印入れることができず、
        付箋んをずっと挟みこんできました。

        各、歌集単位で、好きな歌が偏っているような、
        まずは気になった歌からあげていきます。

        【シンジケート・#01】

        体温計くわえて窓に額つけ「ゆらひ」とさわぐ雪のことかよ

        「猫投げるくらいがなによ本気だし怒りゃハミガキしぼりきるわよ」

        【シンジケート・#02】

        ほんとうにおれのもんかよ冷蔵庫の卵置き場に落ちる涙は

        サバンナの象のうんこよ聞いてくれだるいせつないこわいさみしい

        「さかさまに電池を入れられた玩具の汽車みたいにおとなしいのね」

        「耳で飛ぶ象がほんとうにいるのならおそろしいよねそいつのうんこ」

        【シンジケート・#03】

        抜き取った指輪孔雀になげうって「お食べそいつがおまえの餌よ」

        終バスにふたりは眠る紫の〈降りますランプ〉に取り囲まれて

        【ドライ ドライ アイス】

        真夜中の中古車売り場で思い切り振って渡した三ツ矢サイダー

        キスに眼を閉じないなんてまさかおまえ天使に魂を売ったのか?

        校庭の地ならし用のローラーに座れば世界中が夕焼け

        「童貞に抜かせちゃ駄目よシャンパンの栓がシャンゼリアを撃ち落す」

        【蛸足配線】

        約束はしたけどたぶん守れない ジャングルジムに降るはるのゆき

        さみしくてたまらぬ春の路上にはやきとりのたれこぼれていたり

        こんなめにきみを会わせる人間は、ぼくのほかにはありはしないよ

        【手紙魔まみ、夏の引越し】

        目覚めたら息まっしろで、これはもう、ほんかくてきよ、ほんかくてき

        【手紙魔まみ、意気地なしの床屋め】

        このピンク、この柔らかさ、本物の魚肉ソーセージでございますよ、閣下

        『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』をみせてあげたら夢中で齧る

        【手紙魔まみ、完璧な心の平和】

        ハロー 夜。 ハロー 静かな霜柱。 ハロー カップヌードルの海老たち。

        【手紙魔まみ、ウェイトレス魂】

        お客様のなかにウェイトレスはいませんか。 って非常事態宣言

        なれというなら、妹にも姪にでもハートの9にでもなるけれど

        なんという無責任なまみなんだろう この世のすべてが愛しいなんて

        これと同じ手紙を前にもかいたことある気がしつつ、フタタビオクル

        【ラブ・ハイウェイ】

        冷蔵庫が息づく夜にお互いの本のページがめくられる音


        400首が一冊にまとめられています。

        こうして並べてみて、一番はといわれると、

        終バスにふたりは眠る紫の〈降りますランプ〉に取り囲まれて

        でございまする・・・・・・。

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        2018/04/24 by ごまめ

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      世界音痴
      3.5
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      • 今一番気楽に読めて読後感がいいのが、穂村さんのエッセイ。
        全然共感できないことも少なくないのが面白い。
        短歌は正直よくわからないんだけど、きっと不慣れだからなんじゃないかと思って、読み流していくことにしている。

        順番に著作を読んでいって、残りが減っていくのが残念になる。
        さらっと読めてしまうので、減りが早いし、すぐに次が欲しくなる。
        >> 続きを読む

        2014/10/27 by freaks004

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      あかにんじゃ
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
      いいね!
      •  以前開催された千葉市美術館での「絵本をめぐる世界の旅 ブラティスラヴァ世界絵本原画展」の中で、日本から13の絵本が出品された中のひとつ。

         なにもかも赤いから「あかにんじゃ」
        秘密の巻物をねらって城にしのびこんでも、目立つ、目立つ。
        すぐに「くせものだ~であえ~~~~」と囲まれてしまい、「あっ、あぶないっ」

         ドロロンっと変身したものの、今度は「まっかなからす」
        黒ばかりのからすたちの中で目立つ、目立つ・・・という具合に「赤でないもの」に変身しては「あっ、あぶないっ」になってしまうあかにんじゃ。

         とほほなチョイスばかり繰り返し「本来、違う色のもの」ばかりに変身し、目立ってしまうあかにんじゃ。

         「これが当然」と思われているものの中に、色が違うだけで全然違うもの=異質なものになる、という人間関係でもありそうな「勘違い」

          しかし、とんちんかんなあかにんじゃではありますが、「本来、赤いもの」に変身すればいいだけの話でそれがいい話になって、最後にひねってあって、笑ってしまいました。

         絵もお城の近くにさりげなくスカイツリーが建っていたり、星が手裏剣の形になっていて遊び心もたくさんあります。

         小さなお友達にはまだわからないかもしれないけれど、目立っていい時と目立ってはいけない時というのが大人になると出てくるわけです。

         いつもいつも、オレが、オレが!のオレガノフは嫌われるし、大人の世界は難しいものです。
        少々、ほろ苦さも、勘違いばかりのあかにんじゃを通して感じてしまいました。
        >> 続きを読む

        2018/06/12 by 夕暮れ

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      短歌の友人
      カテゴリー:詩歌
      4.0
      いいね!
      • 久々に教科書を読んでいるような感じになった。
        書いているのはあの穂村さんなんだけど

        失礼な言い方かも知れないが、やっぱり頭のいい人なんだなぁと。
        短歌について書かれた本としては、きっとものすごく分かりやすく書かれているんだと思う。

        でもかなり難しい。
        嫌ではないけど、読んでいて早くエッセイの穂村さんの方に戻りたくなる。

        穂村さんの作品を読むことがなかったら、きっと短歌には触れることすらなかったであろう自分にとっては、物凄く貴重な一冊に出会った気がする。
        >> 続きを読む

        2015/01/11 by freaks004

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      どうして書くの? 穂村弘対談集
      3.0
      いいね!
      • エッセイよりも真面目な内容。
        「書くこと」について、言葉を書くことを生業としている人達は、こんなにも言葉について考えているんだと驚く。
        結構本を読んでいるつもりなのだが、自分の意識が非常に低いところにあるように感じられて、自分が残念。

        対談する人ごとにフォントが変えてあるのが面白い。
        知らなかった人でもなんとなく人となりをイメージできるのが非常に良い。
        >> 続きを読む

        2014/11/15 by freaks004

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      ひとりの夜を短歌とあそぼう
      カテゴリー:詩歌
      5.0
      いいね!
      • 本を読んで、すぐにブログに書ける本と、何度も読み返してなかなか書けない本がある。
        感動してないのではなく、あまりにも良すぎて、ずっとバックの中に入って持ち歩いていたからである。

        この「ひとりの夜を短歌とあそぼう」は、ズバリその本。
        女優や漫画家など異業種の方達が自由に遊んだ短歌を、歌人の穂村弘・東直子が先生役で指南を・・・。

        短歌のおもしろさを考えると、言葉のおもしろさはもちろんのこと、落語に相通じるものがある。
        笑いとは、枝雀師匠が云われる「緊張と緩和」、・・・・これ何・・・ああ、そういうことか・・そういうことだったのか。
        解るということで、思わず納得、顔もほころび、心も和む・・・ということで、私にとっては、短歌も落語(笑い)も同じこと。

        今回の「ひとりの夜を短歌とあそぼう」の中では、穂村弘・東直子の二人解説、感想が違うところがおもしろい。
        一つの歌に、解釈のしかた、受け手側の気持ちの持ち方で、まるっきり変わってしまう。

        逆に、短歌って、受け手側の自分、その歌に心動かされる自分が映しだされて、ちょっと怖い気がする。

        でも勇気をもって、気になる歌を少しばかり紹介を。
        お題を聞けば、なるほどというのがあるので、お題はあとで披露。

        愛こめてどうか不幸であるように君無き春の我無き君へ・・・・・・・・・(吉野明実・40才・漫画家)①
        ・・・・・・別れ、そして春が訪れ、さめている君がいる、フラれたんだ。

        分離帯超えてわかったぼくたちが肉だったこと液だったこと・・・・・(沢田康彦・42才・編集者)②
        ・・・・・この分離帯は「生死のライン」なのか「性の歌」なのか。

        空豆はすでになくなり枝豆はいまだ現れず末法のビール界・・・・・・・(針谷圭角・51才・飲食業)③
        ・・・・・(○○はすでになくなり○○はいまだ現れず末法の世なり)が原典か。

        きみに選ばれぬわれがいて 電気屋のおかまひとつ選べぬわれも・(那波かおり・41才・英米文学翻訳家)④
        ・・・・・いつも、選ぶのに迷う自分がいます、たかがお菓子一つなのに・・・・、本は早いです・・・。

        「空豆の塩ゆで好き」におどる心 崖っぷちすでに・・・・・・・・・・・・・・・(やまだりよこ・40代・上方文筆家)⑤
        ・・・・・やまだりよこさん、崖っぷちすでになんですね・・・。

        抱きたくて声聞きたくて会いたくて五十の恋の春ど真ん中・・・・・・・(榊吾郎・53才)⑥
        ・・・・・講談調であり、演歌の紹介みたい、と、いくつになっても恋はよろしいな。

        「友だちへ戻るにはもう好きになり過ぎた」と言ってくれる声など・・(中村のり子・18才・学生)⑦
        ・・・・・自慢の対象が言葉=内容ではなく、「声」なんだと。

        今からはわたしとあなたの秘密です海で三回死にかけました・・・・・(那波かおり・41才・英米文学翻訳家)⑧
        ・・・・自殺の告白なのか、二人だけの性愛的な秘密なのか・・・。

        甘い汗にじませ白い耳に告ぐ 少ししつっこいくらいが好きよ・・・・(東直子・39才・歌人)⑨
        ・・・・何ともエロイ、どこが自慢なのか・・・告ぐがおそろしいと。

        「こんなめにきみを会わせる人間は、ぼくのほかにありはしない」・・・(穂村弘・40才・歌人)⑩
        ・・・・こんな目って、よいことなのか、わるいことなのか・・・。


        お題は、①(嫉妬)、②(べたべた)、③(べたべた)(空)、④(えらぶ)、⑤(えらぶ)、⑥(えらぶ)
        ⑦(自慢する)、⑧(海)、⑨(自慢する)、⑩(自慢する)

        短歌には、その日、そのときの気持ちが、素直に表現されている。
        飾り気のない、裸の想いであればあるほど、染み入るごとく伝わってくる。

        「ひとりの夜を短歌とあそぼう」は言葉のもっている感動を味わえる本でおます。
        >> 続きを読む

        2013/06/24 by ごまめ

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    • 2人が本棚登録しています
      短歌があるじゃないか。 一億人の短歌入門
      カテゴリー:詩歌
      3.0
      いいね!
      • 角川ソフィア文庫版「猫又」シリーズの第三弾。

        「猫又」とは、当時雑誌編集者であった澤田康彦氏が、深夜の原稿待ち時間や
        週末のヒマに飽かせて、気まぐれに始めたメール&ファックス短歌友の会会報誌g
        「猫又」である。

        今回は、穂村弘さんと東直子さんが、その投稿された短歌に
        厳しくまた愛情をもって、コメント。

        私の、短歌勉強の為にも、気になった短歌を列挙。

        【きらきら】
        雨やどりさっとひと降り夏の宵みつめる瞳がキラキラ恥じる (宮崎美保子・52歳)
        ケダモノの匂いを窪地に嗅ぎにいく キラキラ光る雨雲の午後 (那波かおり・42歳)
        夏の子は海の黒点きらきらの波間に浮きつ潜りし著し (堂郎・39歳)
        休んだ月曜のトマトジュースがきらいここにいない君もきらい (ねむねむ・28歳)

        【草】
        脱衣場の狭さも嬉し草津の湯脱いで開ければ広い脱衣所 (本下いづみ・41歳)
        ・ワインならまかせなさいと言い乍らグラス倒すこのタコおやじ (本下いづみ・41歳)
        ・婚約者(フィアンセ)の海辺の故郷 家々に黄旗はためき 汲み取りば呼びよっとよ (〃)
        月に指かざして狐と遊んでるすみれ咲くまでここで待ってます (やまだりよこ・40代)
        やれ寝るか草木も眠るウシミツどき妻の寝言は「ちよのふじ」なぜ? (国見太郎)

        【人名を入れ込んで詠む】
        寺尾観て黙ってる人押し倒しうっちゃられたがスイッチ消した (本下いづみ)

        【人類史上最大の発明とは何か】
        消去する電話番号あっけなく〈ショウキョシマシタ〉何もかも? (本下いづみ・40歳)
        せんたくきぐるぐる回る泡を見て今日も私の一日がはじまる (柴田ひろ子・20代)
        なんにでも醤油をかけるあの人をばかにできないおんなじルーツ (谷口さおり・20代)
        洋式の便座にすわり読む新聞朝のゆとりを感謝しながら (渡邉晴夫・51歳)

        こうしてみると、いかに、本下さんのユーモア溢れる短歌が気に入っているのが
        よくわかりますな・・・・こんな、ほっとする短歌詠みたいですな。
        >> 続きを読む

        2017/10/04 by ごまめ

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      人生問題集
      4.0
      いいね!
      • 全く共感できない所が沢山あったりするのだが、そのコメントについつい惹かれてしまうのが穂村さん。
        あちこちで色々読む度に、絶対に友達になってもらえそうもないと思ってしまうw

        対談形式なので、かなりテンポ良く読めてあっという間に終わってしまった。
        穂村さんの対談本をいくつか読んでみようかなぁ。
        >> 続きを読む

        2014/10/11 by freaks004

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      ぼくたちの春と夏と秋と冬
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
      いいね!
      • そうそう、こんなだったよなぁ~(^^;)
        冒険かあ~、今となっては、これも懐かしい響きを持つようになってしまった・・・と思ってしまう。
        と、待てよ・・・と心の中で叫ぶ自分もいる。
        いくつになっても、冒険はできるぞ!と。
        そんなことを思い起こさせてくれた(^^)
        それと、四季それぞれの遊び。
        遊びにも、季節ごとに一番いい頃というものがある。
        そうやって、いろんなことを覚えてきたんだよなと。
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        2015/02/13 by けんとまん

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      もうおうちへかえりましょう
      3.5
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      • 村弘さんの、「世界音痴」に続く二冊目のエッセイ。(初出、2004年)
        短歌が存分に散りばめられていて、その分野に疎い私には、好都合の短歌入門書である。

        ユニクロのフリースはよく燃えるってたしか誰かが言っていたような・・・天道なお

        したあとの朝日はだるい 自転車に撤去予告の赤紙は揺れ・・・・・・・・・・・・・岡崎裕美子

        起きぬけで曇る視界のはしっこに焦げた東京タワーが見えた・・・・・・・・・・・天道なお

        北風にわらべはみたり月光患側団団員募集のポスター・・・・・・・・・・・・・・・・・山崎郁子

        初雪発見係目覚めて呆然とみつめるいちめんのゆきのはら・・・・・・・・・・・・・穂村 弘

        木枯しも今は絶えたる寒空よりきのふも今日も月の照りくる・・・・・・・・・・・斉藤茂吉

        手応えでだめだとわかるクロ―ゼットの扉のレールのわずかな歪み・・・・・兵庫ユカ

        ラジカセの音量をMAXにしたことがない 秋風の最中に・・・・・・・・・・・・・五島 論

        おきぬさんおくらさんとておを付けて名を呼びあひしとほき母の世・・・・・佐藤正枝

        若い人がつくる短歌、ささいな日常の中に、絶望であったり、希望であったりが
        見えかくれする。日によって、茂吉などが良かったり、心に響く歌が違うのは、
        受けての自分自身の心のおきどころか。

        おまけ・・・
        「妖怪になりたい」では、これからの時代には、もうこんな人は出てこないだろうな、
        と思わせる人がいると、宮沢賢治であったり、そして、存命の方では、水木しげるは大物だと
        最近のゲゲゲ・ブームを予言するような一文が載っている。

        戦場で片腕を失い、「会って家族がびっくりしてはいけないと思い、腕のない私の姿を
        はがきに描いて送っておいた」というエピソードなど、不屈の浮世離れとでも云うべきかと。

        「妖怪になりたい」という水木のエッセイ集を一読して、充分妖怪だと思えると・・・。
        小心者の怪しさの漂う歌人、穂村弘は、世間離れしている点では十分、妖怪への登竜門は
        既にくぐっているのか。・・・エッセイのちょっとしたフレーズと言葉に、
        不思議と心温まる、一冊である。
        >> 続きを読む

        2013/06/02 by ごまめ

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【穂村弘】(ホムラヒロシ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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