こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)


重松清

著者情報
著者名:重松清
しげまつきよし
シゲマツキヨシ
生年~没年:1963~

この著者の本を読んでいる会員ランキング

このランキングは1日1回更新されます。
      流星ワゴン
      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね! verytiyome
      • これを読んで思い出すのは、スティーブ・ジョブスのスピーチで出てきたConnecting dots。

        彼は大学で何となく学んだカリグラフの講義がマックを設計する際のフォントやデザインに多いに活きたが、当時はそんなことは思いもしていなかった。将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできない。できるのは、後からつなぎ合わせることだけだ。

        分かれ道はたくさんある。でもその時には何も気づかない。気づかないまま、結果だけが、不意に目の前に突きつけられる。

        過去の分かれ道に戻り、視点を変えると、違うことが、今まで知らなかったことが見えてくる。
        奥さんのこと、息子のこと、そして決別したお父さんのこと。何も気づいていなかった自分。やり直し(大きな修正)は結局できないんだけど、最後は主人公が父親の愛、奥さんの気持ち、息子の気持ちに気づき、自身のdotsをきちんと繋げることができた。
        夫婦愛、親子愛、死というもの など様々な要素のある内容で、涙無くしては読めない内容だった。

        人生で意味のないことなんてほとんどないんだけど
        それを意味のあるものにするかどうかは、自分次第。自分でしかdot同士を繋げることはできない。

        後、父親が出てくるんだけど、その父親がまたハチャメチャで、だけど愛情深くて本当に泣ける。最後、やっと父親と分かり合えて、「親子って何で同い年になれないんだろう、どんなに仲の悪い親子でも、同い年で出会えたら、絶対に友達になれるのに」という主人公の言葉が身にしみるー。
        >> 続きを読む

        2018/03/26 by sammy

    • 他10人がレビュー登録、 74人が本棚登録しています
      とんび
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • 不慮の事故で妻を失った父親とその息子の物語。母親がいない環境の中、ヤスさん(父親)の友人たちが温かく見守り、手を差し伸べたこともありアキラは真っ直ぐ誠実な青年へと成長していく。
        自分自身も母親がいない経験をした為、小さい頃の授業参観の寂しさはすごく伝わってきた。
        辛い経験を乗り越えて今の幸せを精一杯感じて生きている姿に心打たれた。
        >> 続きを読む

        2016/10/14 by mottyan

    • 他4人がレビュー登録、 27人が本棚登録しています
      ビタミンF
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 37歳から40歳くらいまでの中高年の心の葛藤を描いた作品。

        自分の人生はこれでよかったのか、かつて、若かった頃の自分を振り返ってしまう主人公達。取り返しのつかなかったことを知ってしまっても後戻りすることができないことを黙って受け入れる。すべてがハッピーエンドではなく「継続中」であるところが共通しているか。なんと、ほの哀しい短編7つ。 >> 続きを読む

        2018/01/14 by KameiKoji

    • 他3人がレビュー登録、 28人が本棚登録しています
      エイジ
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 中学生の危うい心の状態がリアルに描かれてあると感じました。分かっているようで、分かっていなかった14歳の姿。関わる難しさを感じつつ、自身にとって学びのある作品でした。 >> 続きを読む

        2017/05/21 by porin

    • 他3人がレビュー登録、 25人が本棚登録しています
      きみの友だち
      カテゴリー:小説、物語
      4.4
      いいね! ohana-san Moffy
      • ずっと読みたかった本で、とても読みやすく、主人公に引きつけられるように読んでしまいました。

        少し胸が締め付けられるような気持ちの後にやってくる開放感みたいなのを読んでいて感じ、人との関わりでなにが大切なのかを教えてくれます。

        『一緒にいなくても寂しくない相手のこと、友達って思うけど』っていう言葉が納得できる話でした。
        >> 続きを読む

        2018/02/13 by asa_chann

    • 他3人がレビュー登録、 30人が本棚登録しています
      青い鳥
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね!
      • 村内先生は3つの約束をしてくれました
        たいせつなこと
        そばにいること
        ひとりぼっちじゃないこと

        短編のお話が8つ。ひとりぼっちで悩んでいる
        生徒たちに上の3つの約束を果たしてくれる村内先生。

        特に印象的だったのは「進路は北へ」の話。
        その生徒はただ一人みんなと同じ高校に進学することに疑問を持ち、だけどそれを周りに否定されひとりぼっちで悩んでいる。そんな時、村内先生がその生徒に出したクイズ
        「なぜ、学校の黒板は必ず西に設置されているのか」
        答えを探して、その子は左利きであることに気づく。
        「日の指す方向は必ず南の窓から、そして、右利きの人が字を書くときに、手の影が邪魔にならないように」
        この答えを聞いて、世の中というものは、多数決、強いもののために出来ている部分が
        たくさんあって(右利き)、みんなそれが正しいと思い込んでいる。当たり前だと思っている。
        実はそこに当てはまらない人(左利き)も存在していて、それに気づかずにいることは本当に不幸なことなんだと。この生徒は最後は胸を張って、自分の道を選べたので、よかった。

        子供の世界でも、大人の世界でも、村内先生みたいな人が必要な時があるなと思う。
        理解してくれ、間違っているときにきちんと伝えてくれる上司や仲間、いつも見守ってくれる家族。自分自身も誰かの村内先生になれないかをいつも心に置いて生きていきたい。
        >> 続きを読む

        2018/05/27 by sammy

    • 他3人がレビュー登録、 20人が本棚登録しています
      その日のまえに
      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね!
      •  「とんび」「流星ワゴン」などで知られる
        重松清氏の作品で、テーマは死別。
        友人や愛する人との病による別れに直面した
        いろいろなパターンの人たちを描いています。
         
         7本のお話が収まった短編集なのですが、
        最後の3本は主人公が同じでストーリーもしっかりつながっています。
         
         でも、それ以外の4本も
        微妙にラップしてくる部分があったりして、
        読者をニヤリとさせるあたり
        やはり重松さんは上手いですね。
         
         本の帯に「涙!涙!!涙!!!」と書かれていますが、
        自他共にみとめる涙腺の弱い私が不思議と泣きませんでした。
        最後のお父さんが清々しかったからかな。
         
         お盆のお休みなどに読んでみると
        いい一冊かもしれません。
        >> 続きを読む

        2017/07/29 by kengo

      • コメント 2件
    • 他3人がレビュー登録、 18人が本棚登録しています
      その日のまえに
      カテゴリー:小説、物語
      4.6
      いいね!
      • 大切な人の死と別れをテーマにした短編集でした。自分の死も家族の死も怖い。自分が死を迎えることも大切な人を見送ることも、想像したくない。でも、いつかそんな時間がやってくる。大切な人が死んだら、その後、悲しみから立ち直ることができるのだろうか。大切な人の死は、想像するだけで、悲しくなるので、普段は考えないようにしています…が、死について怖がらずにじっくり考える時間も大切なのかもしれません。 >> 続きを読む

        2018/01/04 by Ulala

    • 他3人がレビュー登録、 28人が本棚登録しています
      カシオペアの丘で
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      •  「とんび」で大いに泣かせてくれた重松清。
        舞台が地元 北海道と知り、
        ちょっと期待感を大きくして購読。
         
         まだ上巻ですが、涙はありません。
        何人もの登場人物の人生が
        偶然の要素などで奇跡的に交錯していく様子は
        作者さすがの構成力と言うべきかもしれません。
         
         いずれにしても上巻は
        まだまだ種まきの状況。
        下巻の刈入れがどのようになるか楽しみです。
        >> 続きを読む

        2017/10/29 by kengo

    • 他2人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      カシオペアの丘で
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      •  親族間の、幼なじみの親友との、夫婦間の、など、
        何通りもの どう心を整理したらよいのか
        本人たちにすら分からなかった
        怒りや後悔、悔しさや後ろめたさといった複雑な糸の絡みが
        見事に解きほぐされていきます。
          
         しかし、もちろん簡単に解消されるわけなどなく、
        そのためには葛藤はもちろん、
        ものすごい努力や勇気などが必要で、
        時の流れが欠かせない要素だったりするケースもあります。

         あったことを無かったことには出来ない。
        すべてはそれを受け入れて、受け止めて、
        前を向くことによってしか始まらないし終われない。
         
         「ゆるし」を最大のテーマに
        重松清が訴えたかったことは、
        そういうことなのかなぁと思います。
         
         ストーリーとしては予想の範疇。
        期待を超える感動や、想像を超える隠し種はありませんでしたが、
        安定して面白かったです。
        >> 続きを読む

        2017/10/29 by kengo

    • 他2人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      赤ヘル1975
      カテゴリー:小説、物語
      4.7
      いいね!
      • カープファンの私が、読もうかどうしようか迷って、やっと手に取った小説です。カープにかこつけた作品だったらどうしよう、とかそんな不安を感じてましたが全くの無駄でした。

        作者の重松清さんは広島出身でもなければカープファンでもないそうです。それでもこの小説の中には確かにファンの声がありました。
        試合中に飛ばすヤジはいつも家族で言い合ってるものと同じだし、マジック1が点灯しても、まだ優勝を期待できない。負け試合は最後まで応援せずに、すぐに明日の試合のことを考える。2016年の今も、1975年の当時も変わってないんだと思わず読みながら笑ってしまいました。

        そして、「優勝おめでとう、ではなく、ありがとう。」という言葉。
        一緒だ!と思いました。もちろん、おめでとうで選手を讃えるのですが、優勝という喜びをくれてありがとうという気持ち。私はカープを応援してきた母をずっと見ているので、母に優勝を見せてくれてありがとう、でした。


        舞台は1975年の広島。カープ初優勝の年。優勝で湧き立つ広島。しかし広島に原爆が落とされてから30年経った年でした。これこそがこの小説の大きなテーマです。

        カープ初優勝の話をするのに、原爆は避けては通れません。

        「原爆が落とされてから、まだ30年」

        登場人物の中学生の男の子のセリフです。30年前なんて、自分が生まれるもっと前。だけど広島の子供達にとっても、原爆は今現在のこと。復興なんてとんでもない。まだまだ苦しみや痛みを抱えている人がたくさんいる。

        それでも生きていて、カープの試合に毎日みんな一喜一憂している。カープが本当に希望なんだと、カープがあるから笑顔になれる。

        二度と同じ被害を出してはいけない。でも忘れてはいけない。忘れないでほしい。カープという球団はそんな広島の人の祈りを背負っているんだと感じました。
        >> 続きを読む

        2017/02/08 by えま子

    • 他2人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      十字架
      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね!
      •  あまり時間をかけずに読み切ることができました。いじめの末に自殺してしまった中学生の男の子のクラスメイトで、いじめを傍観することしかできなかった少年の視点で作品は進んでいきます。感想はあくまで主観です。

         いじめの被害者側視点の作品は多くありますが、傍観者側のものは珍しいような気がします。しかし、いじめに関わっている人の中の大多数は傍観者のはずですから、多くの人の共感を得られるのではないかと思いました。

         私としては、この作品の中で一番印象に残っているのは自殺してしまった中学生の弟です。彼も両親にもちろん愛されていた。けれども、やはり死んでしまった兄の存在は家族の中でとても大きい。兄を見つめる両親を支え続けた弟の心情を考えると、なんともいえない心苦しい気分になりました。
        >> 続きを読む

        2018/02/24 by Schein

    • 他2人がレビュー登録、 15人が本棚登録しています
      星のかけら
      カテゴリー:小説、物語
      3.4
      いいね!
      • 小学生が生きるということについて考えるお話
        「毎日毎、昨日とは違う一日が待っているなんて、本当にすごい。」この一文が心に残った‼当たり前の事だけどこれができるのは生きているからこそだと思う‼ 日々いろんな経験をしながら生きていく、当たり前だけど気付きにくいことを思い出させてくれた。 >> 続きを読む

        2015/07/21 by future

      • コメント 1件
    • 他2人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      疾走
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • 悲しい話でした。

        2014/01/21 by amo

    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      流星ワゴン
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      •  「とんび」を読んで一気に好きになった
        重松清 氏の本です。
        今年の初めにドラマ化されて作品の存在を知り、
        いつか読んでみようと思っていたのですが
        古本が安くなっていたので購入してみました。
        (ちなみにドラマは見ていません)
         
         結論から言うと期待が大きすぎたのか、
        イマイチ感がぬぐえません。
        もっとハッピーエンドになってほしかったのですが、
        作品の狙いから外れてしまうからそれはないと理解しつつも
        ん~・・・微妙な読後感です。
        ただ、主人公に対して「これから頑張れよ!」って
        気持ちにはなります。
        自分に対しても何がしかの励ましめいたものは
        伝わってきているかもしれません。
         
         励ましめいたものが伝わってきている時点で
        作者の思惑の半分は達成されているのではないでしょうか。
        あとは帯に書かれている重松氏の言葉通りに
        「父親と家族の物語」を書きたかったのでしょうね。
         
         「もう死んだっていいや」と思っていた主人公が
        自分の後悔をめぐる過去への旅に出るというところまでは
        よくある話かもしれませんが、
        その道中に時間軸がまったくずれてしまって
        なぜか今の自分と同じ年齢の父親が登場し交流することになる
        というアイデアはなかなか奇抜で秀逸だと思います。
         
         主人公の壊れてしまった家庭は回復するのか?
        主人公と父親との亀裂は修復されるのか?
        など先が気になってどんどんページをめくってしまいます。
        読者を乗せる手腕はさすがだなぁと感じました。
          
         主人公の家庭が壊れてしまった理由には納得します。
        運が悪かったところもありますが、
        自分にも理由があることに気付けたことは大きいです。
        「人生は甘くない」という作者からのメッセージも折り込みつつ、
        だからラストもあれでいいのです。
         
         ただ、読了後もなんだかよく分からないのは、奥さんの行動。
        普通に浮気という設定では駄目だったんでしょうかね?
        ん~・・・あれは本当によく分かりません。
         
         なんだかその辺がもやもやしているのと、
        なぜだか泣けなかったということで★3つです。
        >> 続きを読む

        2015/07/19 by kengo

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      ナイフ
      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね!
      • いじめをテーマにした短編集。最初はその心情がリアルにねっとりと書かれていましたが、後半になるにつれて温かみを持たせてくれました。重松清はこういう心情を描くのが抜群に巧い人だなぁと感じました。

        ずいぶん昔に読了しましたが、その中でも「エビスくん」は印象に残る物語でした。
        >> 続きを読む

        2013/02/07 by K-SON

      • コメント 3件
    • 他1人がレビュー登録、 26人が本棚登録しています
      日曜日の夕刊
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • どこにでもあるような日常を、昨日よりちょっと前向きに見られるようになる、そんなお話しでした。

        12の短編集です。ひとつひとつの話は完全に独立しています。

        家族を中心にしたものが多く、父の視点・母の視点・息子の視点・娘の視点…と、日常を見る角度によって描かれる思いも様々。また、喧嘩してしまった恋人との関係や、大学で知り合った女の子との少し変わったやりとりなど、ありふれたものの中に個性が光っています。

        どの話のどの登場人物も、誰もがどこかで触れたことのある悩みや葛藤をもっています。平凡で、なにかが劇的に変わるわけではないけれど、そこにあるささやかな幸せを感じます。
        >> 続きを読む

        2015/03/21 by 林檎餡蜜

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      くちぶえ番長
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね!
      • プロローグで、「マコトをさがすのを一緒に手伝ってくれないか」と読者に語りかけていて、そこから一気に引きこまれた。
        小学四年生の女の子、マコトは年齢よりずっと大人な考え方を持っている。
        しかも、大人でさえ出来ないような事もやってのける。
        例えば、クラスから仲間はずれにされているのに、一人一人に挨拶したりと、そんな勇気を出せる人なんてなかなかいない。
        マコトはぶっきらぼうだが一人でも困っている子がいると、率先して助ける優しさもあり、集団(みんな)の意見よりも一人を見て行動する。
        いじめっこ3人組みにも一人で立ち向かう強さも持っていて、カッコいい。
        難しい文章ではなく、すらすらと読めた。
        >> 続きを読む

        2016/03/24 by May

    • 他1人がレビュー登録、 12人が本棚登録しています
      ツバメ記念日 季節風・春
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 重松さんの優しさがにじみ出たとてもいい作品。

        物語と一緒に自分のあの頃に戻り、懐かしさで胸がきゅんとなる。

        けなげな少女や子を亡くしたトラック運転手、臆病な青年、父や母・・・それぞれの思いに涙がこみ上げてくる。

        やさしい気持ちになれる一冊。
        >> 続きを読む

        2013/01/11 by バカボン

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      僕たちのミシシッピ・リバー 季節風・夏 季節風
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 「季節風」シリーズ。

        今回は夏。

        やさしくて、切なくて・・・ という重松ワールド。やっぱり好きだな。

        「泣いてくださいね」という重松さんに、素直に「はい、泣かせてもらいます」って言ってしまう。


        「僕たちのミシシッピ・リバー」や「虹色メガネ」は遠い少年少女の時代を思い出させてくれた。

        「終わりの後の始まりの前に」は野球に打ち込んだ高校生の話だけど、審判の人の話が印象的。

        ・・・「俺はもう二十年近く高校野球の審判をやってるけど、勝ったほうも負けたほうも全員の選手がすべての力を完璧に出し切って、なんの悔いもないって試合なんて、一度もなかった。必ず、なにかが残るんだ。悔しさだったり後悔だったり、やりきれなさだったり・・・」「でもなあ・・・悔しさや後悔のなんにもない人生っていうのも、それはそれで寂しいんじゃないかって、俺は思うけどなあ・・・」 

        「その次の雨の日の雨に」は不登校の子が通うフリースクールにボランティアで参加している公立中学の教師の話。なかなか話の通じない中学生を相手に真剣に向き合う姿がいい。

        ・・・手を開いていれば、握手だってできるんだ。(ビンタされた中学生に)

         晴れてる時にも、傘は要るんだよ。やっぱり。雨はいつかあがっても、またいつか降るんだから。

         それでも、雨はまた降るぞ。 必ず、雨は降るんだぞ。



        今回も、ゆっくりと、いい時間を過ごすことができました。
        >> 続きを読む

        2013/01/09 by バカボン

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています

【重松清】(シゲマツキヨシ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

会員登録(無料)

今月の課題図書
読書ログってこんなサービス
映画ログはこちら
読書ログさんの本棚