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柴田裕之

著者情報
著者名:柴田裕之
しばたやすし
シバタヤスシ
生年~没年:1959~

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      運は数学にまかせなさい 確率・統計に学ぶ処世術
      カテゴリー:確率論、数理統計学
      4.0
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      • ・どんな本?
         本書は数学(確率や統計)が私たちの生活の中でどの様に使われ、関わっているかをギャンブル(ルーレットやポーカー)、犯罪の増加や新薬品の有用性を示す統計の噓など具体的な例を用いて教えてくれる。
         また私たちは交通事故や停車時刻にばらつきのあるバスが時間通りにこないかもしれないなど日常的にランダム性(不確定要素)に悩まされている。こういったランダム性があふれる世界で私たちはどのように考え、意思決定すればいいのかを示してくれる。

         ※数式は一切使われないので文系の人でも楽しく読める!一方で数学的に深い内容まで突っ込まないため、数学や統計についてある程度の知識がある人は物足りないかも。

        ・統計の噓
         統計結果はある主張を確実に裏付けるものではない。なぜならば統計結果はやろうと思えば意図的に歪めることができるからである。その方法は自分に都合のいいサンプルを選び実験結果を望ましいものに導く標本抽出の偏り、実験結果の中から自分にとって望ましいものだけを公表する公表の偏りなどが挙げられる。
         統計の噓に騙されないためには示された統計結果を鵜呑みにしないことが大切だ。統計の調査や報告をどこの機関がしたのか、どのような方法で実験が行われたか、使われている数字やサンプルは適切なものか、前述した偏りはないかなどを常に考え、統計を疑う必要があるのである。

        ・感想
         私が人生について生きづらさを感じる大きな要因の一つはこの世にランダム性があることだ。ランダム性があるから判断を迫られた時にどちらを選べば正しいのか、あるいは過去に行った決断は本当に正しかったのかについて常に悩まされることになる。
         本書を読んで、数字と情報のリテラシー(活用力)をつけることにより、人生における大きな悩みを解決してくれると実感した。どういった決断をするのが正しいのか、判断を迫られたその時点で持っている情報と数学を用いることによって期待値の高い選択、つまり「その時点では正解である決断」をすることができるようになるからである。
         またそれだけにとどまらずランダム性を活用している事例も述べられている。ランダム性を使って勝負に負けない方法ナッシュ均衡、ランダム性を使ってハッカーから個人情報を守る情報の暗号化、復号化などである。
         この世界ではランダム性をなくすことはできない。しかしランダム性を前提とした期待値の高い決断(あるいは選択)やランダム性を活用し利用することは可能なのである。つまり必要以上にランダム性を恐れる必要はないのだということを本書は私に教えてくれた。

         ところで本の一部分しか紹介しない私のレビューって標本抽出の偏りですよね。
         
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        2015/09/17 by けやきー

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      ザ・リンク ヒトとサルをつなぐ最古の生物の発見
      カテゴリー:古生物学、化石
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      • 人と猿との間の「ミッシング・リンク」に該当するのでは?と推測される霊長類の化石が発見されたことから始まります。

        発見された化石の霊長類についてだけでなく、動物の進化について詳細に述べており、化石からここまで解明できるのかと驚きです。

        巻頭には発見された化石のカラー写真が多数あり化石の見事であることが分かりましたが、逆に文中に挿絵・図が全くないのはマイナスかなと感じました。
        >> 続きを読む

        2013/06/02 by 6kawa

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      眠れない一族 食人の痕跡と殺人タンパクの謎
      カテゴリー:内科学
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      • 匿名

        以前にもプリオンについての本を読んだが、その本と比べると研究者がどのような人物であったのかなどについても触れられていた。
        この本では主に「クールー」と題名にもなっている一族の病である「家族性致死性不眠症」について多く書かれていた。
        プリオンの研究については他にもクロイツフェルト・ヤコブ病やミンク脳症などもプリオンを原因とする病気もあるため、それらについては以前読んだ本のほうがひとつひとつ解説されていたと思う。
        どちらの本も食人についての記述があるが、女性が主に人肉を食する理由については若干の違いがあった。
        プリオンによる病の治療法はまだ確立されていないようなので、研究が進んでくれるといいと思う。
        >> 続きを読む

        2013/12/31 by 匿名

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