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浅田次郎

著者情報
著者名:浅田次郎
あさだじろう
アサダジロウ
生年~没年:1951~

この著者の本を読んでいる会員ランキング

このランキングは1日1回更新されます。
      壬生義士伝
      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね!
      • 映画になってなかったかなと聞き覚えのある題名が目について手にとった。切腹させられた、新選組の元隊員を巡って、いろいろな人が証言していくといった感じの作品。なかなかの読み応えを感じつつ、下巻に突入する。 >> 続きを読む

        2019/11/21 by 和田久生

    • 他6人がレビュー登録、 31人が本棚登録しています
      天国までの百マイル
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね!
      • 自分の会社を潰し、金も奪われ、
        妻子や兄弟に見放された
        どうしようもない安男、40歳。

        女手一つで4人の子供を育てあげた母が心臓病を患い、
        天才心臓外科のいる病院目指して、奇跡を信じて、
        安男は百マイルの道を行く。

        母は強い。力強く優しい。
        母の背負って来た苦労を思うと、泣ける。
        子供に『無償の愛』を捧げる立派さを思うと、更に泣ける。

        逆境から這い上がった人間は
        揺るぎないたくましさを持っている。

        窮地にさらされた時こそ
        その人の真価が問われる。

        安男が立ち上がったその時から、
        悪意をはねのけて善意が集まってくる。

        神様なんて信じてなかったけど信じられる気がする。
        というより、信じれば救われる気がする。
        >> 続きを読む

        2019/01/28 by NOSE

    • 他5人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      壬生義士伝
      カテゴリー:小説、物語
      4.4
      いいね!
      • 上巻を読み終えたのが昨年11月だったので2ヶ月ほどかけて読破。ああ、もうこれは娯楽大作という感じだねえ。上巻は新選組の生き残りの証言が主だったが、下巻は家族などより身近なものからの証言で、ぐっと胸に迫るものがある。映画化とかされているみたいだけど、本が一番だねきっと。 >> 続きを読む

        2019/11/30 by 和田久生

    • 他4人がレビュー登録、 19人が本棚登録しています
      椿山課長の七日間
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 今年一番の面白さ。
        デパートの課長が突然ポックリ亡くなって、冥途のお役所みたいな所で講習を受けるけれども、異議を申し立て、条件付きで現世に戻ってくる。ヤクザの親分と、交通事故で亡くなってしまった男の子も異議申し立て。期限付きで、自分のやり残したことをする特例措置。どの人も抜群のキャラ設定。のめり込み過ぎて、先を読まずにいられない。それぞれのストーリーで、知りたくなかった事も知ったりして。でも皆いい味出してる。まとめも上手い。
        こんなに面白い本を今まで知らなかったのが勿体なかったと思う。浅田次郎は初読みでしたが、夢中で読みました。
        映画化・ドラマ化されているので、キャストを調べてみたのですが、自分のイメージと全然ちがうキャスティング。たとえ素晴らしい演技をしても、登場人物ののイメージが全く違う。本を先に読むと、映画とかガックリしるので、観ないつもりです。とにかく読んで良かった。
        >> 続きを読む

        2018/06/10 by チルカル

      • コメント 2件
    • 他3人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      姫椿
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 以前に読み終えた本だが、たまたま目についたので、再び読了。
        やはりこの著者は長編の方が良いなあ。 >> 続きを読む

        2016/10/08 by あっ!いち

    • 他3人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      蒼穹の昴
      カテゴリー:小説、物語
      4.8
      いいね!

      • 私の好きな作家のひとり、浅田次郎の「蒼穹の昴」(上・下巻)を本棚から取り出しては、何度も読んでいますが、この作品は著者初の本格的な歴史長篇小説で、渾身の大作と言っていいかも知れません。

        物語は、占星術師の予言を信じて宦官となった貧農の子・春児と、科挙に優秀な成績で合格した郷紳の庶子・文秀という二人の青年の人生が、そのまま清朝末期から近代へという歴史の嘔吐・転換・再生といったものを映し出す、多重的な構造で進められていきます。

        内に皇帝派と皇后派に分かれた朝廷内の抗争、外からは列強の強圧を迫られる大国の苦悩は、作中で李鴻章が香港咀嚼の期限を1997年までと提起する場面に明らかなように、優れて現代的な歴史の見取り図になっていると思う。

        その中で、クリオの顔さながらに、さまざまな表情を見せる西太后以下、宇宙という言葉の意味を教えてもらった御礼に、命を捨てて、梟雄・袁世凱暗殺に失敗した王逸を助ける少女・小梅、許婚の誇り高き死を瞼に刻み込む春児の妹・玲玲ら、有名無名の幾多の登場人物が躍動する。

        そして、王者のみが手にする龍玉の伝説と、芸術の力で神ですら救えぬ人間を救うべく、海を渡って来たジュゼッペ・カスチリョーネの挿話は、それぞれ、天が人に与えし運命と、その運命を超克しようとする人間の意志の象徴ではないかと思う。

        著者は、両者の振幅の中に、この世に万人の求めてやまぬ幸福はあるや否やという、大いなるテーマを設定しているのだと思う。


        >> 続きを読む

        2018/02/16 by dreamer

    • 他2人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      ま、いっか。
      4.2
      いいね!
      • これぞ「作家」というような、豊富な知識と、ユーモアある持論と文章。
        とても面白かった。
        心に留めておきたい文章や気に入った言い回しを蛍光ペンでなぞったら、蛍光色で本が塗りつぶされるくらい、よかった。
        こういう、ミのあるエッセイは、人生を豊かにする気がする。

        …ちょっと気になるのは、文中の「小説家たる最大の資格はまず嘘つきであること」だ。
        私は、浅田次郎の嘘に、まんまとやられているのかもしれないなあ。
        ま、いいけど。
        >> 続きを読む

        2015/08/31 by shizuka8

    • 他2人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      プリズンホテル
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね! asai
      • 笑える任侠ドラマ
        それが愛情表現だとしても暴力を女にふるうのは理解できず、それのせいで感情移入できなかった一巻。
        最終巻まで読み、まあまあ理解できたので、読み直したら、笑って泣ける小説になると思う。
        >> 続きを読む

        2014/10/10 by bob

      • コメント 1件
    • 他2人がレビュー登録、 25人が本棚登録しています
      天切り松闇がたり  闇の花道
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね!
      • 吸い込まれる大正ロマンの表と裏の臨場感。老翁山県有朋と希代の掏摸おこん姐さんの命ぎりぎりの鬩ぎ合いなんぞ爽快。実話かも、と思ってしまう。それもこれも、義賊の末輩松蔵の昔語りとして紡がれていくあたりの二重の味わいがたまらない。

        ひさかたぶりに絶品の時代小説を精読中。
        >> 続きを読む

        2015/02/28 by junyo

      • コメント 2件
    • 他2人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      一路
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね! yana
      • 「参勤交代とは行軍である」

        幕末が迫り始めてる江戸時代。
        大きな戦もなく平和に過ごす武士たちが、
        忘れかけてた侍魂を呼び覚ます
        参勤交代ストーリー。

        代々、参勤交代の御供頭を務める小野寺家の一人息子、
        小野寺一路が主人公である。

        御供頭とは参勤交代の差配人。
        いわゆる“幹事”、兼“ツアーコンダクター”だ。

        父親が突然に事故死したため、何一つ引き継ぎもないまま
        19歳にして突然の御供頭を言い渡される。

        失敗すれば“お家取り潰し”、
        “自害も覚悟”というプレッシャーの中
        200年以上前の家伝“行軍録”を参考に、
        江戸への参勤交代を目指す。

        しかも参勤交代中に
        お家乗っ取りの企みがある事を知り
        さらなるプレッシャーがのしかかる。

        守るべき当の御殿様は“大うつけ”と評判のバカ殿様。
        しかし本当に“うつけ”なのか??

        土砂崩れや大吹雪の雪山、御殿様の発熱、本陣差し合い。
        言葉のとおり山あり谷ありで、一難去ってまた一難。

        そんな中、御殿様の本性が少しずつにじみ出る。
        天然ボケなのかと思えば勇ましく、
        人に無関心なのかと思えば義理人情にあつい。

        読めば読むほどに知りたくなる。惚れそうになる。

        その御殿様を間近でみて、
        一路自身も成長していくのがいい。

        「一所懸命」。
        「一生懸命」ではない、「一所懸命」だ。
        武士が自分の領土一ヶ所を
        必死で守ることから生まれた言葉。
        まさしくその言葉がハマる御殿様だった。

        道々で出会うキャラクターも
        実にウマく描かれている。
        一期一会の中で、短編集を読んでるかのように
        ストーリーが出来上がっているのだ。

        泣いて笑って熱くなる。
        読み返したい言葉がたくさんある。

        人として守るべきものは何かという事を
        考え直す作品だった。
        >> 続きを読む

        2019/01/30 by NOSE

    • 他2人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      ハッピー・リタイアメント
      カテゴリー:小説、物語
      3.4
      いいね!
      • 50代半ばの冴えない財務省官僚と自衛官の再就職先は「これぞ天下り!」という、組織だった。
        女性職員から、「仕事という仕事はない。定年まで、ここで昼寝や読書をして過ごせ。」といわれ、呆然とする。
        物は試しと本来の表向きの仕事である、時効を迎えた債務の回収に向かうと、驚くことに、お金を返す輩が出てきた。
        回収した額は、なんと3億以上。
        潮時を見極めて、日本脱出の予定が、ことはそううまく運ばない。
        それでも、人間らしさわ失わず、こんなことをしでかしても、健全な彼らでいてくれてよかったと思える、温かいラストでよかった。
        >> 続きを読む

        2015/11/15 by shizuka8

    • 他2人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      ハッピー・リタイアメント
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね! momomeiai
      • 定年退職後の人たちの関心事のひとつに、再就職先の確保がある。
        幸運にも職場が見つかれば、次は新しい環境に慣れるという大仕事が待っている。

        では、新しい職場が、とりたててやる仕事がないという、天下り先の場合はどうか?
        適当に仕事をするだけで、たいそうな給料を貰えるのであれば、組織の水に染まり、何もしないで過ごす人が多いことだろう。

        しかし、なかには忠実に職務を全うし、ビックリすることをやってのける人間が、出て来ないとも限らない。

        浅田次郎の「ハッピー・リタイアメント」は、天下り先で真面目に仕事をしたことで待ち受けていた、奇想天外なストーリーを描いている。

        ノンキャリアとして、そこそこ出世した55歳の二人の男性が、「第二の人生」をスタートさせる。
        一人は、財務省に33年間勤務した樋口慎太郎。女房に「定年退職離婚」を突きつけられている。
        もう一人は、陸上自衛隊に37年間勤務した大友勉。

        この両人が、再就職先として斡旋されたのは、全国中小企業振興会(略称JAMS)の神田分室。
        1951年にGHQの指令で作られた金融保証機関だ。

        業務は、無担保無保証人の零細事業主の債務保証を代行すること。
        銀行は、これに基づいて融資を行ない、返済が滞った場合には、JAMSが返済する。
        かつては、裸一貫の起業家に資金を提供してきた歴史がある。

        債権の回収業務は、顧客管理部が行なうので、神田分室の方は、はっきり言えば、やるべき仕事がなかった。

        教育係となった秘書兼庶務係の立花葵女史が説明する。
        「早い話が返済の意志がない債務者から、その意志をはっきり確認して損金に繰り込む。もし万が一、道義的責任を感じて返済するというのでしたら、その手続きに入る。でも積極的にそこまでする必要はないんです」と。

        業務実態のない天下り組織の、ぬるま湯のような体質に馴染めない二人は、慎ちゃん、ベンさんと呼び合い、"心の許せる相棒"になる。

        そして、二人の真面目さを見込んだ立花は、「三人で仕事しようよ。時間はたっぷりあるわ」と持ち掛けるのだった-------。

        すでに30年近くも前の話なので、時効が成立して法律的には返済する義務はない。
        にもかかわらず、道義上の責任を感じてか、「チャラになったはずの借金」をきちんと返済する人が続出。

        今はお金持ちだが、かつて借金を踏み倒したという不道徳な行為を気にしながら、生きている人さえいるほどだ。

        果たして、三人の仕事の顛末は? 最後の最後まで、気が抜けない展開となっていく。

        >> 続きを読む

        2020/06/28 by dreamer

    • 他2人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      霧笛荘夜話
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 初読みの作家の方。読んだきっかけは勤務先の大学生にこの作家の作品が良いと勧められて。霧笛荘にかつて住んでいた住人のエピソードを管理人の老婆が語っていくという話のあらすじ。3話目の任侠に成り損なった男の話と、4話目のスターになった男の話、5話目のオナベになった女性の話がそれぞれ印象に残った。ただ、反面イマイチ作品の良さが解らないまま淡々と読んでしまったのも事実。もう少し有名な作品を探して読んで良さを確認をしたいと思う。 >> 続きを読む

        2016/09/06 by おにけん

    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      地下鉄に乗って
      カテゴリー:小説、物語
      4.6
      いいね!
      • 2018/12 5冊目(2018年通算152冊目)。映画化もされた本作。話は所謂、昔と今の時代を行ったり来たりするファンタジーもの。ただ、読み進めていくうちに色々な伏線が見えてきて、最後にはなるほど!という感想が出るほど。これはぜひ映像化されたものも見てみたいと思った。併せて、この作者の他の作品も読んでみたいなと思うので今後さがしていきたいと思う。感想はこんなところです。

        >> 続きを読む

        2018/12/21 by おにけん

    • 他1人がレビュー登録、 18人が本棚登録しています
      蒼穹の昴
      カテゴリー:小説、物語
      4.6
      いいね!
      • 中国清朝末期(19世紀後半~)を舞台にした歴史小説巨編。

        科挙に登第し官僚として立身を試みる文秀と、貧しさゆえに宦官として出世を試みる少年・春児。第1巻では、それぞれのスタートポイントが描かれています。

        非常に大きな世界観の中で、伸びよう伸びようとする2人の生き様に逞しさと清々しさを感じます。自身も些事にこだわらず、大きく伸びたいと思える本です。
        >> 続きを読む

        2014/09/30 by こいこい

      • コメント 4件
    • 他1人がレビュー登録、 24人が本棚登録しています
      鉄道員
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 浅田次郎の8つの短編が収録されてた文庫本だ。

        どの作品も涙なくしては読めない独特のスタイルの作品だ。

        代表作の「鉄道員(ぽっぽや)」も味があっていいが、私はラブ・レターが気に入った。怪奇現象というのか妄想というかオカルト的な要素が入っているので最初は慣れなかったが、それらがうまく物語を構成していて自然に受け入れられるようになった。内容は興ざめになるので書かない。ともかくどの作品も切り口が違うし、それなりの感動がある。
        >> 続きを読む

        2017/04/22 by KameiKoji

    • 他1人がレビュー登録、 22人が本棚登録しています
      つばさよつばさ
      3.5
      いいね!
      • この本も、宮崎美子さんのテレビに浅田次郎さんが、
        その際、エッセイも書いておられると知って、早速紀伊國屋で二冊購入。

        基本ベストセラーとか小説は読まないので、浅田次郎さんって
        いたって遠い作家さんだと思っていたのだが、今回初めての出会い、
        JALの機内誌「SKYWARD」のエッセイの文庫化らしい。

        ANAしか乗らないので、今迄一切出会いが無かったようで・・・・。

        内容は、もちろん空の旅、旅先での出会い、そして料理、
        旅行先が仕事なのか遊びなのか分からない、羨ましい限りの旅先作家。


        でも、一番気になったのは、“あぐら”についてのエッセイ。

        著者は飛行機の中でも長距離列車の中でも“あぐら”をかくらしい。
        日ごろの生活は文机にあぐら、読書も執筆も常にこの姿勢でいるので、
        長い間に骨格が固まってしまったらしくて、それ以外の姿勢だと疲れると。

        あぐらとズボンはまことに相性が悪く、下半身の血流が悪くなるので、
        長時間の仕事には耐えなく、その点、着物は楽で、

        畳とあぐらと着物、この三つ揃いの相性は抜群で、小説家の着物は、
        伊達や酔狂ではなく、文机にあぐらの場合は自然とそういう身なりなる、と。
        すなわち作業衣だと・・・・。

        私も昨年から、たまに着物を着るんですが、実は“あぐら”が大の苦手、
        股関節が硬いのか、後ろに倒れてうまく組めなく正座の方が得意。

        やっぱり、小説家ではなく、落語家の方が向いているようですな・・・・。


        次は続編とも言える「アイム・ファイン」を読みだします。


        >> 続きを読む

        2015/11/30 by ごまめ

      • コメント 4件
    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      アイム・ファイン!
      3.5
      いいね!
      • 浅田次郎さんのJALの機内誌に連載中のエッセイをまとめた第二弾。

        あと一冊は、単行本で既に出版されているようですが・・・・文庫本まで待ちますか。


        内容は、旅のはなし、ラスベガスのバクチや競馬のはなし、
        書斎や講演での仕事ぶり、中国へのアテンドツアー、
        ハゲについて、食べ物のはなし、こうしてみると、
        日常の何気ないことを題材に、エッセイ化しているのがよくわかる。

        まあ、エッセイって日々の公開日誌みたいなもんですから・・・・。

        二八蕎麦というのがありますが、浅田さん遊び四割、仕事六割の四六生活か。
        仕事と旅取材の際が難しいので、贔屓目に見ても三七生活でおますな。




        時折入ってくる、小説家に依頼のある講演について・・・

        この文化講演で、小説家には得意不得意の二つのタイプに分けられる。
        同じ商業に就きながら、この二通りが歴然としているのは、たぶん小説家になった
        そもそもの動機と関係があるのではないかと・・・。

        子供の時から自己表現を書くことのみに頼ってきたか、
        あるいはまったく逆にもともと口が達者で、喋るように文章を書いてきたか。
        そのいずれか一方であると・・・・。

        そうした先天的素質のほかに、世代による講演の得意不得意もあるような気がする
        とは年長の方はおしなべて講演なさるが、下の世代になると好んではいない。

        昔は(著者1951年生まれ)小中学校の学級会や自治会では、
        起立して我意を述べるという方法が当り前だったが、
        高校のホームルームになると車座に組んで、
        いわゆるディベートを始めるようになった。

        おそらくこの時代に、伝統的なヨーロッパ流の意見弁述から、
        アメリカ流の討論形式に学生生活が変わっていったように思えると・・・・。

        ああ、今の若い者、普段差し向かいではそれなりに意見を言うくせに、
        大勢の前で喋るとなれば、まるっきり駄目。


        ディベートは得意だが、スピーチは御勘弁、
        会社の者にも、年齢を見て、心してかからねばでございます。

        >> 続きを読む

        2016/01/05 by ごまめ

    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      憑神
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • 歴史小説でありながらユーモア小説でもある。
        軽いストーリーかと思いきや、
        胸が熱くなるような名台詞がいくつもあった。

        幕末の江戸に住む御徒士である彦四郎。
        申し分のない人柄・侍としての気構え・情熱を持ち、
        文武に秀でていたにもかかわらず出世に失敗した。
        ある夜、憑神(貧乏神・疫病神・死神)に取り憑かれ
        彼の情けない日常が大きく変わる。

        いわゆるラストサムライの彦四郎が、
        侍魂を忘れた侍達に一喝入れる度に
        憑いてるモノが落ちたかのように胸がスッとした。

        実直すぎる分、不器用な立ち回りをしてしまうのだが、
        古き良き日本人特有の“謙虚さ”や“忠義心”を持つ彼に
        エールを送らずにはいれなかった。

        最後に彦四郎が息子に送った
        「限りある命が虚しいのではない、
         限りある命ゆえに輝かしいのだ。
         武士道はそれに尽きる。生きよ」という言葉を
        現代に生きる私達も忘れたくないと思う。
        >> 続きを読む

        2019/01/28 by NOSE

    • 他1人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      夕映え天使
      カテゴリー:小説、物語
      3.2
      いいね!
      • 短編小説

        悲しい出来事やちょっとした事件があったりなかったりして、でもオチはつかずに終わるので、お涙ちょうだいタイプではなく自分で考えるタイプなんだと思う。

        短編の一つ、「特別な一日」は、一度読み終えてすぐに読み返した。浅田次郎にとって珍しいのではないかな、そんなことないかもな、どうでもいいけどこれは私大好きだからまた読みたい。
        >> 続きを読む

        2014/06/09 by bob

      • コメント 3件
    • 他1人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています

【浅田次郎】(アサダジロウ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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