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ススキノにいる、一人の男探偵の小説。アンダーグラウンド感満載。
2018/04/16 by 匿名
映画「探偵はBARにいる」の原作。前回、ザ☆ハードボイルドとうたわれる作品を読んだ流れで「軽ハードボイルド」と称される本作品を読んでみることに。映画、観たくなりました。面白い!登場人物が個性的で楽しい。確かに大泉洋がぴったりはまる人物像。個人的に、”普段情けないけどどこか飄々としている”主人公、大好物です。※ルパン三世が理想の男性です。これも個人的な趣味ですが、超脇役で出てくるタクシーのおじちゃんが本作で一番かっこよかった。笑とある人物を尾行することになった主人公。車で移動するターゲットを追うため、タクシーを拾います。快く尾行を引き受けてくれる運転手のおじさん。「運賃+○万円で見つからずに尾行してやる」か、かっこいい。その後、車通りの少ない道へとはいっていくターゲット…尾行がばれそうになるスレスレの状況を、タクシーのおじちゃんが華麗に(?)回避する。危険な状況であったことに変わりはないのに「また遊ぼーや」といって去っていくタクシーのおじちゃん…か、かっこいい。頭に「軽」が付くハードボイルドとのことでしたが、「やせ我慢の美学」はしっかりかっこよく描かれています。ラストの展開もドキドキしながら読みました。映画、観てみよっと。 >> 続きを読む
2013/10/29 by ∵どた∵
東直己。ハードボイルド作家。長編になればなるほど味わいが増す、めちゃくちゃ好きな作家の一人だ。代表作「探偵はバーにいる」などは大泉洋主演で映画化もされている。すすきのを舞台にした活劇だ。なぜ東直己作品をめちゃくちゃ好きなのか考えてみた。特にこの「俺」シリーズに関して。ひとつは、札幌に住んでいたことがあるから親近感がわくのではないか、ということ。確かにそれも一理あろう。しかし、それだけではない。愛すべきキャラクター描写。主人公がいい。かっこいいのかかっこ悪いのかよくわからないけど、かっこいいのだ。ハードボイルド特有のワイズクラック(皮肉)も「俺」ならではのセリフも多いのだ。かっこつけてないからかっこいい。男の根っこは、やせ我慢。それこそハードボイルド。で、この本は短編集という名のもとに「俺」が活躍する話がいくつかに分けられている。正直、本編は星3つと辛口だ。でも、「俺」シリーズの魅力に迫るにふさわしい一文を見つけたので、あえてレビューに記したいと思い至ったのだ。「自分のケツは自分で拭く、それがたとえ理不尽に汚されたのであっても、自分のケツを拭くのは自分しかいない。~中略~しかし自分ひとりでは拭ききれないほど汚れる場合だってあるだろう。それに、たとえ自分のケツは自分で拭くにしても、拭く紙は、たぶん苫小牧かどこかの製紙工場の従業員が作ってくれた紙で、それをトラックの運転手が問屋に運んで、問屋から小売店に運ばれて、それを買ってきたものであり、つまり、人間同士が複雑に錯綜して関わり合う現代社会に生きる人間は、完全に自分だけの力で自分のケツを拭くのは不可能なのだ」探偵「俺」シリーズの肝はこの一文にあるな、と思いました。他者との関わりなくして物語が成り立たない。多少の下品さも、魅力のひとつだったりする。好きな作家のひとり、あ行から探せばすぐ出会える、東直己さんの作品でした。 >> 続きを読む
2016/09/14 by hibiki
探偵はBARにいるシリーズ第3作目。北海道弁が心地いいけど、今回はかなり残酷な事件であのモンスター恐ろしいです。。。 >> 続きを読む
2013/10/12 by ata-chu
ハードボイルド作品のみを集めた短編集。作家の名前だけでも硬派な人選が並んでいるが、大沢在昌のジョーカーシリーズ2作目が見たくて読んでみる。前作よりも更にハードなジョーカーの捜索を見る。もはや拳銃が当たり前のように登場し、死ぬ寸前まで行きつく争いごとに巻き込まれていく。やるせない幕切れによって、ジョーカーの任務の虚しさがより際立つという成果を上げている。 >> 続きを読む
2018/03/01 by オーウェン
東さんの作品はススキノ探偵シリーズしか読んでいなかったので借りてみたらハマった。義八郎商店街の個性的で高齢なのに格闘軍団な人々。その公園に住む皆に好かれているホームレスの義八。義八が不思議な存在と思ってましたが…ラストのそれぞれの思いがグッときます。新刊ではありませんが今年読んだ中で今、一番です! >> 続きを読む
2014/07/19 by ata-chu
東直己のハードボイルドとはこれか!恐れ入りました。話題になった「探偵はバーにいる」を読んで、若干期待外れだったためそれ以降、東直己作品には手を付けずにいたのですが、読書ログのメンバーの方のおすすめでこの本を読んでみました。面白い!!!いや~もう、榊原健三に守られたいです。北海道最強の男が山から下りてきた。って熊じゃないんだから!って自分で突っ込みつつももしや熊でも倒せちゃうんじゃないの、っていうくらいの無敵ぶり。一人で盛り上がり過ぎて全然レビューになっていませんがこのシリーズはこれから全部読むことにした位のおもしろさでした。 >> 続きを読む
2015/10/22 by アスラン
早く次を買わなくては。
2014/04/07 by gas4476
【東直己】(アズマナオミ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)
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