こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)


加納朋子

著者情報
著者名:加納朋子
かのうともこ
カノウトモコ
生年~没年:1966~

この著者の本を読んでいる会員ランキング

このランキングは1日1回更新されます。
      モノレールねこ
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 久しぶりに、素敵な本と出会った。

        2017/03/07 by ふみえ

    • 他2人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      ささらさや
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • 当方、男だけれども自分の妻をバカ呼ばわりするのはどうかと思うのだけど、少数派の意見なのかな?
        細かい話だけど。
        著者が女性だからいいのか?
        お話し全体としては楽しんだので、そこだけがちょっと引っかかった。
        >> 続きを読む

        2016/04/22 by W_W

      • コメント 2件
    • 他2人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      螺旋階段のアリス
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
      いいね!
      • サラリーマンから私立探偵に鞍替えした仁木と、その事務所に助手としてやってきた美少女の安梨沙。
        2人が奇妙な依頼を解決していく7つの短編集。

        タイトル通り不思議の国のアリスのキャラクターを事件に投影しており、それが事件解決の手掛かりに。

        4回離婚した夫人が財産確保のため金庫の鍵を探してほしいだとか、浮気調査なのに自分が浮気してないかを見張ってほしいだの。
        この捻った依頼が、ライトな感覚でスラスラ読める仕上がり。
        >> 続きを読む

        2018/08/30 by オーウェン

    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      ななつのこ
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!

      • 今回読了した加納朋子の連作短編集「ななつのこ」は、第三回鮎川哲也賞を受賞した彼女のデビュー作です。

        短大生の入江駒子は、初めてファンレターなるものを書いた。宛先は、書店で偶然、手にした「ななつのこ」という連作短編集の作者である佐伯綾乃。

        駒子は、作品の感想から思い起こされた自分の身辺で起こった不思議な出来事を書き送ると、その謎に対する鮮やかな答えが返ってきて、不思議な文通が続けられる。そして、最後に明かされる綾乃の正体とは?-------。

        作品作の綾乃の「ななつのこ」を加納朋子の「ななつのこ」が包み込む、凝りに凝った構成と、作中で展開する謎の多さが、実にうまいと思う。かくも、この世界がこんなにも謎に満ち溢れているかということを改めて認識させられる。

        こうして、綾乃から駒子に寄せられる回答は、作中の「ななつのこ」で少年ハヤトが抱く謎を、鮮やかに解くあやめさんと似ていて、離れてはいるけど、近くから囁かれる声のようだ。

        すり替えられた絵画の謎、一枚だけ紛失していた写真が突然戻ってきたこと、保育園に現われた巨大恐竜。

        これらの謎は、一旦、現実的で理路整然とした答えが与えられますが、それをさらに幻想に変える目が、作家・加納朋子の豊かな小説世界を形作っていると思うのです。


        >> 続きを読む

        2018/03/12 by dreamer

    • 他1人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      ガラスの麒麟
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 加納さん初読み。

        通り魔に殺された女子高生の安藤麻衣子。
        その彼女がいなくなったことで、クラス内は混乱をきたし、その家族や教師たちも浮き彫りにしていく。

        展開は「告白」みたいなイヤミスなのかなと思ったが、次第に犯人が誰かというよりも、そこに至る心の揺れが重要な部分に。

        解決するエピソードがあれば、余計な付けたしのように思えるエピソードもある。

        犯人像を追求せず、当事者や被害者のみで事件を見せるというのは斬新な試みだった。
        >> 続きを読む

        2018/07/19 by オーウェン

    • 1人が本棚登録しています
      ガラスの麒麟
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!

      • 通り魔に襲われ殺された17歳の女子高生の安藤麻衣子。
        砕けたガラスの破片を拾って、もう一度、元の形を作り上げるように、複数の語り手によって、麻衣子と彼女の周辺について語られる。

        それまで、爽やかなイメージのある「日常の謎」派と呼ばれる作風の加納朋子にしては、暗いトーンを含んだ6作の連作短編集「ガラスの麒麟」を再読しました。

        美しく聡明で、小さな貴婦人であった麻衣子が、通り魔に襲われ、殺された夜、救急車とパトカーの音にイラストレーターの野間の娘・直子が叫び声を上げた。

        熱に浮かされたように「あたし殺されたの」と言う直子。
        その後の言動も、まるで麻衣子の霊が乗り移ったかのようだった。

        そして、野間が描くことになっていた童話雑誌の新人賞作品「ガラスの麒麟」の作者が麻衣子だと知らされるのだった-------。

        直子に乗り移った麻衣子の霊は、この短編集全体を象徴するエピソードになっていると思う。
        各短編の主人公は、少なからず麻衣子的な精神を持っており、それぞれが出会った謎が解決する時、同時に麻衣子の姿も垣間見えるんですね。

        通り魔に怯える少女、優等生だけれど、ポキッと折れてしまいそうな不安定で繊細な心を持った少女-------。

        大人や平凡な少女にとっての麻衣子は、訳の分からない生き物としての女子高生ではなく、未だ自分の内に秘める少女性、あるいは今はすっかり他人になってしまった、かつての自分の姿、そして、自分がそうでありたいと願う偶像としての姿を持っているのだと思う。

        様々な人々に語られる麻衣子の姿は、今という時代を生きる人々を映した鏡ではないかと思う。
        そして、最も麻衣子に近しい魂を持った人物が、全編を通じて探偵役を担う、養護教諭の神野菜生子なんですね。

        猫の足が刃物で切られる事件、学校に現われた麻衣子の幽霊、死者から届く悪意の手紙。
        麻衣子の相似の存在である神野菜生子は、これらの謎を解くことで、誰もが持っている麻衣子の心を代弁するんですね。

        さらに、神野菜生子は、循環する物語のように冒頭の場面に戻り、麻衣子を殺した「犯人」と対峙することになる。
        短編を積み上げた上に、捻りを加えた手際が実に見事だ。

        暗い題材を扱いながらも、どこか心温まるところが感じられるのは、神野菜生子が、麻衣子と違った道を選択できるからだと思いますね。

        >> 続きを読む

        2018/07/19 by dreamer

    • 5人が本棚登録しています
      ぐるぐる猿と歌う鳥
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 面白いかも!と思ったけど、想像と全く違った。

        小学生と学校と家の近所の話。


        表紙のようなやわらかさがあまり感じられなかった。
        あと、想像しにくいシーンも多かった。
        感情移入もあまりできなかった。

        小学生って子供なりにいろいろ考えてるんだけど、
        大人になると小学生の時にいろいろ考えてたっていうこと自体忘れてしまっている気がする。
        そんなことを思ったりした。
        >> 続きを読む

        2014/06/29 by Aki

    • 1人が本棚登録しています
      レインレイン・ボウ
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • 面白かった。
        この人の話は少し、ミステリーがある。

        親とお金の話が切なかった。 >> 続きを読む

        2013/07/16 by Aki

      • コメント 5件
    • 3人が本棚登録しています
      七人の敵がいる
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 面白かった。

        子供を持つ女性が働くことは大変。
        会社と家庭だけでも大変なのに、さらに子供のPTAなどまである。
        地域のボランティア活動とか、地域の人のためって自己満足なだけならまだいいけど、他人を巻き込んで強制させられるってなると善意に見えていたものにとたんに嫌気がさしてくる。
        >> 続きを読む

        2014/06/29 by Aki

    • 2人が本棚登録しています
      月曜日の水玉模様
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • ところどころにちりばめてある感慨深い文章群が印象的な作品。

        ミステリと言っても人が死ぬわけじゃないし、現実的な範囲の謎を解くっていう話だった。

        人物についてもキャラがよくできていてよかったと思う。
        >> 続きを読む

        2012/05/23 by Aki

      • コメント 1件
    • 4人が本棚登録しています
      七人の敵がいる
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • おもしろかった。
        同じ環境のものとして、やっぱりPTA関連の話は面白い。
        共感できたり、考えさせられたり。 >> 続きを読む

        2017/03/26 by Jun-Ya

    • 3人が本棚登録しています
      螺旋階段のアリス
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 日常の謎派の作家のひとり、加納朋子の「螺旋階段のアリス」を読了しました。

        会社の退職制度を利用して探偵になった仁木は、開業早々に探偵助手を希望する少女・安梨沙の訪問を受ける。

        毛足の長い白猫を連れて、愛らしい服を着た彼女は、不思議の国のアリスのように、どこか異世界に紛れ込んだようなたたずまいがあった。

        探偵助手なんてと、追い帰す間もなくやって来たご婦人の依頼を、難なく解決に導く安梨沙は、なかなか優秀な助手だった。

        この作品は、そんな仁木と安梨沙のコンビによる、不思議の国のアリスをモチーフにした7つの連作短篇集なんですね。

        亡夫が隠した貸金庫のありかの探索を依頼する、家のことなら何でも知っているスーパー主婦。

        とうに死んでしまった愛犬の捜索を頼む老婦人。

        長く献身的だった妻が、頻繁に取るに足りないお使いを頼む真意に疑問を持つ夫。

        産婦人科医なのに、赤ん坊の世話を頼む医師-------。

        本来のあるべき姿からずれた状態に置かれた人々が、仁木と安梨沙の元を訪れるんですね。
        この謎の設定が、とても興味深くて面白いと思う。

        依頼者自身が抱えている謎と、それを引き受けた仁木と安梨沙が、依頼者に感じた謎と二重の謎が一気に解かれることによって、短篇ながら爽快なカタルシスが得られる作品集になっていると思う。
        >> 続きを読む

        2018/08/30 by dreamer

    • 2人が本棚登録しています
      モノレールねこ
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 初めての作家さんだけど、ブログで紹介されてて高評価だったので借りてみた。
        すごくよかった 優しくてあたたかくてちょっと泣ける、いいお話ばかりの8編。

        「モノレールねこ」
        こんな奇跡があればいいなあ・・・ 
        ムーさん(美猫だけど、体型が・・)を連想してしまった

        「マイ・フーリッシュ・アンクル」
        私はさしずめ「マイ・フーリッシュ・アント」か?でも、ニートじゃないし、今のところちゃんと自立してるぞ。
        それにしても、この純粋な叔父ちゃん、いいなあ。泣けた。

        「セイムタイム・ネクストイヤー」
        娘を亡くした母親の切ない話だけど、真相を知ってほっと心が温かくなった。

        「ポトスの樹」
        ロクデナシのクソオヤジ、でも、それだけじゃないんだよね。いい親子じゃん。うらやましいワ。

        etc・・・ どの作品も読んだ後、幸せな気分になれます。 
        >> 続きを読む

        2013/01/11 by バカボン

      • コメント 3件
    • 4人が本棚登録しています
      少年少女飛行倶楽部
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • 友達に誘われて海月が入部したのは「飛行クラブ」。
        変人たちに囲まれて、海月は空を飛べるのか。

        青春もの。
        部員たちが空を飛ぼうと色んなことに挑戦します。

        先生にめちゃくちゃイラッとさせられました。
        確かに実際こんな生徒たちの面倒を見ないといけないと思ったら面倒で避けて通りたいです。
        でも、さんざん放置しておきながら否定だけしていくのは色々と卑怯です。

        ラストのエピローグが中学生らしくて可愛らしかったです。

        【http://futekikansou.blog.shinobi.jp/Entry/286/】
        に感想をアップしています(2011年1月のものです)。
        >> 続きを読む

        2014/05/13 by hrg_knm

      • コメント 3件
    • 5人が本棚登録しています
      無菌病棟より愛をこめて
      5.0
      いいね!
      • ドナーで骨髄移植予定(2回目)なので読んでみた。
        ドナーは患者さんの情報は殆ど知らされないので勉強になった。
        やっぱ心構え変わっちゃうわ。

        著者はかなり前向きな性格だからあまり悲壮感を感じないけれど、
        多くの白血病患者はもっと弱音を吐くものだろうと思う。
        著者は自分が亡くなるかもしれないという可能性については殆ど言及しなかった。

        髪が抜ける、嘔吐感、多数の口内炎については知っていたが、
        味覚障害については知らなったし、
        こういう手記を読むと想像を超えていてほんとに身につまされる。

        竹中直人や市川海老蔵と髪の毛で張り合っている心の余裕はすごい。
        >> 続きを読む

        2016/02/09 by W_W

    • 2人が本棚登録しています
      虹の家のアリス
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!

      • 加納朋子の「螺旋階段のアリス」に続く2作目の「虹の家のアリス」を読了。

        大企業のサラリーマンだった仁木順平は、「転身退職者支援制度」を利用し、念願の探偵事務所を開く。

        閑古鳥の鳴いている事務所に、押しかけ探偵助手として現われたのが、「不思議の国のアリス」から抜け出たような可憐な少女の市村安梨沙。

        彼女はおっとりしたお嬢様ながら、その鋭い洞察力で、仁木のもとに持ち込まれる相談事の解決の糸口を、鮮やかに示すのだった。

        育児サークルの嫌がらせや赤ん坊失踪事件、猫のABC殺人事件、花泥棒などの六つのご近所問題が、不思議の国のアリスの物語とだぶらせて、エレガントに推理されるのだ。

        事件は、アリスのモチーフと重ねられて語られるので、深刻性はオブラートに包まれているが、事件自体は原因となった「犯人」の悪気のなさという人間の心の怖さが描かれている。

        悪気のない犯人に翻弄される被害者は、事件を解決してもらうことで、事件の直接的な被害だけでなく、心のダメージからも解放される。

        日常生活の鬱屈がプラスに転換する解決の鮮やかさが、実に魅力的だ。
        また、幾つもの事件を解決に導いた安梨沙自身が成長する姿も、この作品の読みどころになっていると思いますね。

        >> 続きを読む

        2018/10/07 by dreamer

    • 1人が本棚登録しています
      少年少女飛行倶楽部
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 発売当時に読む事が出来なかったけど、読んでたら
        間違いなくその年のベスト3に入れたいステキな青春小説。

        中学1年生女子と陰薄い男子(でもこの子がいい子でキュン
        とくるんだなー)と世界で最も馬鹿な中2男子達による
        部活動。その名も「飛行クラブ」。その目的は勿論
        「空を飛ぶ事」...なんて素敵なプロットなんでしょう。

        彼等全員のキャラクターも名前もとても魅力的に
        書かれていて読んでいてウキウキするこの躍動感と
        一体感は相当です。彼等、中学生達の世界での
        人間関係での悩みや恋や、家族との距離...そして夢。
        青臭いとは言わせないくらいの勢いと、堂々とした
        作品で自分も彼等の仲間になったように、同じ想いと
        時間を過ごせる作品。
        そして大切にしたい作品。
        >> 続きを読む

        2013/05/16 by za_zo_ya

      • コメント 8件
    • 3人が本棚登録しています
      ささらさや
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!

      • うまいなあと、読み終えてから思わずため息をついてしまった、加納朋子の「ささら さや」。

        加納朋子の「ななつのこ」「魔法飛行」という初期の二作にも同じ感想を抱いたものですが、相変わらず、絶妙といっていいと思いますね。

        突然の交通事故で夫を亡くした新妻サヤが主人公。生まれたばかりの赤ちゃんユウ坊を引き取りたいと夫の一族が圧力をかけてくるので、伯母が残してくれた佐々良という町の小さな家にヒロインは逃げていく。

        サヤは子供の頃に母を亡くし、成人してから父を亡くし、親戚らしい親戚もいず、頼る人がいない。母の歳の離れた姉だけが可愛がってくれたが、その伯母ももういない。だから、せめて伯母の残してくれた家でユウ坊と暮らそうと決意するのだった。

        「ささら さや」は、その町における彼女とユウ坊の生活と出来事を描く連作長篇ミステリ小説。近所に住む三人のお婆さんがすぐにヒロイン親子と仲良くなって、彼女の家をたまり場にするかのように集まってくる。

        それぞれ行き場のないお婆ちゃんたちで、彼女らの世話をすることに生き甲斐を見い出すのだ。顔を合わせれば、すぐ喧嘩を始めるお婆ちゃん軍団だが、知らない町で生活を始めたサヤにとっては心強い味方といっていい。

        もう一人はエリカという女性。幼子をかかえた母親だというのに、近所の母親グループにも属さず、自由気儘に生きている女性で、ヒロインの頼もしい友達になる。

        そういう日々が淡々と描かれていく。お婆ちゃんたちにもエリカにも、そして町の人々にも小さなドラマが幾つもあり、その出来事とドラマを描きながら、サヤの新しい生活を描いていくのだ。

        人物の造型に優れていて、細かな描写もうまい作家だけに、それだけでもたっぷりと読ませてくれる。しかし、加納朋子の小説であるから、もちろんそれだけではないんですね。

        死んだ夫が成仏できず、ゴーストとなって現われるのだ。どうしてゴーストになったのか、本人にもわからない。サヤが弱くて泣き虫で頼りないから成仏できないんだろうかと推測するだけだ。

        それで、時々、サヤの周辺にいる人物の体に意識がスッと入り込む。そうなった時だけ、その人間の体を借りてサヤと会話することが出来るという設定だ。

        だから当然、サヤが騙されそうになったり、サヤとユウ坊の身に危険が迫ったりすると、このゴーストは突然、現われる。ヒロインが自立するまでの間、ゴーストは彼女を守り続けるというわけなのだ。

        特別、目新しい設定ではないものの、加納朋子の筆にかかると、この設定が効果的に使われ、鮮やかにドラマが行間の中から立ち上がってくる。例えば、エリカの子供のダイヤが、初めて話すシーン。キラキラ光る、こういうシーンがさりげなく散りばめられているんですね。

        読み終わると、優しい気持ちになってくる。それが加納朋子の小説なんですね。


        >> 続きを読む

        2018/03/31 by dreamer

    • 3人が本棚登録しています
      てるてるあした
      カテゴリー:小説、物語
      いいね!
      • 高校受験に受かってさぁ高校生!という時に、親が夜逃げした照代。勿論、一生懸命勉強して受かった高校の入学金なんて払っていなかった。
        絶望のまま照代は、母が頼れと言い残した遠い親戚の久代の住む左々良へ向かう。
        何もない田舎街を照代は気に入ることができない。住む人も好きになれない。
        久代さん、お夏さん、珠子さん、近所に住むサヤさんと息子のユウスケ君、エリカさんと息子のダイヤ君、地元の高校生のエラ子に、修理屋の松ちゃん、そして、久代
        さんの家に出る幽霊の女の子...。
        少しずつ無くし、壊し、そしてまた形を変えて手に入れるもの。そうして過ごす左々良の日々に少しずつ照代も変化をしていく。

        幽霊と久代さんの関係は?そもそも、照代と久代さんの関係は?そして、無責任な母親は何故久代さんの元へ照代を送ったのか?
        ラストに全て明かされる謎は、加納さんらしい展開。
        途中なんとなく展開は読めるものの、ラストは感動の涙でした。

        個人的に加納さんの作品はいつも中だるみしてしまい、でもラストはぐっと引き込まれていくのがわかるので、途中でやめられない。
        姉妹小説の『ささらさや』も読みたいな。
        >> 続きを読む

        2014/11/10 by ayu

      • コメント 4件
    • 2人が本棚登録しています
      てるてるあした
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね!
      • とても女性の雰囲気の強い小説だと思った。
        人間関係や視点が特に。
        男の作家には無い独特のものがある。

        昔ある女性が少女マンガに登場する男のキャラクターがパターン化されていてつまらないので少年誌の『スラムダンク』等々を読むのが好きと言っていたのを思い出した。
        (単にその女性が男臭い男がタイプなのではとも思うが)
        この小説は逆で男が書いた小説にはこんなにいろいろな年代やキャラの女性は登場しないなと思わされた。

        まあ、なんというかブスが主人公の話はめずらしいと思うのだ。
        そして厳しい境遇に孤独に立ち向かっていく。甘えも無い。自分の弱さにも向き合う。非常に好感を持った。
        川で泣いちゃう所にはグッときた。
        >> 続きを読む

        2016/02/29 by W_W

    • 2人が本棚登録しています

【加納朋子】(カノウトモコ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

会員登録(無料)

今月の課題図書
読書ログってこんなサービス
映画ログはこちら
読書ログさんの本棚

レビューのある本