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別冊宝島編集部

著者情報
著者名:別冊宝島編集部
べっさつたからじまへんしゅうぶ
ベッサツタカラジマヘンシュウブ

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このランキングは1日1回更新されます。
      裸の自衛隊
      3.0
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      • 自衛隊の現場に迫るレポートの数々。

        実態が見えにくい自衛隊という組織を、自衛隊員へのインタビューを結集することで描く作品。

        事実上、国際的にも最新鋭の装備で身を包む軍隊で有りながら、違憲問題に常に晒され、そのアイデンティティが定まらない不思議な存在で有る自衛隊。

        リアルな存在で有る現場の自衛官達を描くことで、実態の見えない自衛隊組織を浮き彫りにするアプローチは非常に有効で有ると考える。

        多くのライターが多くの自衛官を対象にしたものを寄せている形なので、真面目で優秀な自衛官から、漢字も書けず身の周りの整理も出来ないレベルまで、いろいろな自衛官が取り上げられていることに親近感を持った。

        防衛大学校の実態に対してはこれまで全く知る機会が無かったので、ついつい熱中してしまった。
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        2011/04/24 by ice

    • 1人が本棚登録しています
      ザ・取り立て
      カテゴリー:金融、銀行、信託
      3.0
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      • 債権者と債務者それぞれの立場から消費者金融の実態を焙り出す。

        個人向けだけでなく中小企業向けの実態が興味深かった。

        サラ金の取立て現場。怖いもの見たさを満足させてくれるシチュエーションである。

        そんな現場で何が起こっているかという実例とともに、そこに至るまでの過程や事後の顛末などについてもフォローされており、人間ドラマとしても楽しめる。

        「内臓を売れ」という衝撃の文句を生み出した回収部門の荒んだ実態に呆れ、そもそも焦げ付かせることを目的としたような高利の貸付を行う業者に苛立ちを覚える。

        痛快なのは、アンダーグラウンドな世界の借金は、アンダーグラウンドだからこそ、踏み倒せる可能性があること。
        もしも、そんな立場に立たされてしまったら、怖くて最初に返済してしまいそうだが、借りる側のツワモノは、悪徳業者さえ手玉に取ってしまう強かさを持っている。

        転ばぬ先の杖として、必要な知識では無いかと思う。
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        2012/04/25 by ice

    • 1人が本棚登録しています
      ザ・詐欺師
      カテゴリー:刑法、刑事法
      4.0
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      • マルチ、医療、M資金、地面師、バッタ屋。詐欺師の実態。

        様々な詐欺師達の手口がいろいろと楽しめる。

        蛇の目ミシンや平和相互銀行など、具体的に企業名が明示された事件には緊張感が有って楽しめた。

        様々な詐欺の手口が紹介されるものの、共通して言えるのは、騙される側の欲望を刺激していること。

        無知なカモの欲望を、どうやって刺激するかを必死に考え続ける詐欺師。
        この過程では当然既存の手口を学ぶことも有ると思われるため、詐欺師の手口は改良、洗練されていく。
        これに対して、カモはカモで有るが故に、学ぶことをしない。

        詐欺行為が犯罪で有るというような大前提はさておき、自らが被害に遭わないよう転ばぬ先の杖として、過去の事例は学ぶべきであろう。

        騙される方も悪い。これは有る意味では正しいのかもしれない。
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        2008/08/30 by ice

    • 1人が本棚登録しています
      ザ・倒産回避!
      カテゴリー:経営管理
      4.0
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      • 倒産という極限状態の実態。

        「倒産」を経営者の立場だけでなく、取引先や銀行等を含めた立場から立体的に捉えられる。

        まず、倒産というシチュエーションには、多くのドラマが有るため、誰がどう書いても面白い鉄板のテーマだということを再認識した。

        本作品が優れているのは、経営者の立場だけに終始していないこと。

        事実上、もう倒産するしか無い状態にも関わらず、銀行が倒産させてくれない話。
        公の機関から行った借り入れは、ある意味で民間からの借り入れよりも融通が利かない話。

        いわば倒産して初めて分かる、世の中の仕組みやカラクリを、実際に紹介されると非常に面白く感じるが、正直やはり恐ろしい。
        サラリーマンでいた方が楽だと守りに入るのは弱気か賢明か。

        経営者でなくとも、知識としては絶対に知っておいた方が良い。
        >> 続きを読む

        2012/02/17 by ice

    • 1人が本棚登録しています
      ザ・精神医療"現場"
      3.0
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      • 精神病医療の最前線に潜む闇。

        品位に欠ける面も多いが、問題提起という観点では良書。

        本書の言葉を借りれば「臭いものには蓋」という姿勢で処理されることが多い精神病患者。

        身近な親族にでも精神病患者がいない限り、出来れば関わり合いを持ちたくないというスタンスの人が多いので有ろうことは頷ける。

        うつ病に代表される現代型精神病と、旧来より隔離措置が取られていた攻撃型の精神病。
        これらを同列に論じることに無理が有る気がしていたが、収容先は同一という観点から、あえて同列に論じることで、現場の戸惑いと苦労が鮮明に理解できた。

        また、ビジネスとしての精神医療も非常に興味深かった。

        程度の軽い患者だけを振るいにかけるだけでなく、すぐにうつの診断をして、言葉は悪いがむしろ精神病患者の増加に努めているようなクリニックが爆発的に増加しているという。
        消耗していると、うつ的傾向を示すというような因果関係は容易に想像がつくのでクリニックばかりを否定するわけにいかず、社会のストレス度が上がっていることの現われとして捉える必要が有るのかもしれない。

        学者同士の攻撃論争の場面などで一部読むに耐えない内容が有る。
        良い意味でB級ジャーナリズムのガリバーで有る宝島というカラーから取材に衝突を助長、また記述時に誇大化したことが想定される。

        本書のように重大な問題を提起する作品では、安易にゴシップ誌的にセンセーショナルな記述に走らず、極力筆致を抑え万人が読みやすい品位有る文章構成にした方が出版主旨を叶えられたのではなかろうか。

        犯罪者でも精神を病んでいれば罪に問われないという点を、なかなか許容できないでいる。
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        2012/09/15 by ice

      • コメント 2件
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      実録!刑務所
      カテゴリー:刑法、刑事法
      4.0
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      • 知られざる塀の中での出来事。

        自由を制限された環境下における精神状態は興味深く、また面白い。

        実刑の犯罪者を収監する施設としての刑務所。
        この位置づけは変わらないものの、時代の変遷とともに置かれている立場も微妙にニュアンスが変わってきている。

        世界的な視点で見てみると日本の刑務所は非常に軍隊的な管理を行っているという批判が有るようだが、犯罪の抑止力として過酷な刑罰が有ってしかるべきと考えてしまうのは自身が日本人の視点で凝り固まっているからであろうか。

        冤罪の恐怖は有りつつも、執行猶予も付かない実刑判決を受けた犯罪者に外国の映画で見るような自由すぎる独房生活を与える必要は正直感じない。

        また、現代では米よりも高くなった麦飯を、囚人に白米では贅沢だと考えられていた時代の指標で、引き続き提供し続ける硬直化した制度にも正直がっかりさせられる。

        収監されている犯罪者のエピソードで面白かったのは、獄中クッキングと所内を研究目的で女性が訪れた際の話。

        自由を拘束されているからこそ、ほんのわずかなことでも、食欲や性欲が満たされる状態に有ることを感じた。

        懲役太郎と呼ばれる人々の生活保障にも税金が使われているのが悲しい。
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        2012/03/28 by ice

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      ヤミ金融の手口
      カテゴリー:金融、銀行、信託
      3.0
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      • 金融屋と呼ばれる法定利息外で貸付を行う業者と利用者の実態。

        対象が絞られている分、軸がブレていないのが良い。

        バンキシャ的な裏社会の実態レポート。

        銀行→消費者金融→金融屋と転げ落ちるように高利の金に手を付け、もはや借金を返すためだけに働いている状態の人々も多い。

        彼らの行く末は、皆等しく自己破産なのだろうと考えていたが、意外にそうでもないらしい。
        その多くは借金を踏み倒すことへの罪悪感と、破産者になることをプライドが許さないということのようだ。

        おそらく自己破産制度を利用して、安易な気持ちで作った借金から無罪放免になった人間は相当数存在するはずなのだから、自尊心を保つことが出来る理由が有って借金を作った人は、どうしても返せなくなったのなら、そういう人こそ、なおさら国家が提供する救済措置に縋るべきだと思う。

        結局のところ失う物の無い人間が開き直ってしまえば、いかに金融屋やヤクザとて、回収しようが無いというのは頷ける。
        全うに働く社会人としては、ある意味で痛快では有る。

        とは言え、人間には逆に守るべき物が有るから自制出来る面が有るため、守るべき物を持たない人々が社会に増えることは犯罪率の増加に繋がるはずで、格差社会の拡大には末恐ろしさを感じてしまう。

        出費の中でも金利ほど馬鹿らしいものは無い。貯めてから買う基本に返るべき。
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        2012/09/25 by ice

      • コメント 6件
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      まれに見るバカ女
      カテゴリー:日本
      2.0
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      • 女性著名人のイタイ行動や発言へのツッコミ。

        全て真実だとしたら登場人物への憤りも理解できるが、それにしても無駄に好戦的で非常に不快。

        まず、複数人登場する攻撃相手を女性に絞っている点に反感を覚える。

        複数著者による作品だが、全体に「無駄に下品かつ好戦的にターゲットを糾弾する」姿勢が貫かれていると言って良く、とくにフェミニズムを扱っている箇所では、「その問題は性別に起因することではなく、あなたが勝手に性別の問題にしている。」と主張している。

        この主張は妥当性の有るものと考えているが、この主張をしている作品自身が、「まれに見るバカ女」と、女性という括りで対象者を選んでいる上、バカ女というドギツイ表現を用いているところに、いやらしさを感じざるを得ない。

        本書に記載されていることが全て事実で、論理的かつ紳士的に真実の糾弾を行っているなら、かなりの存在価値を認める。
        反面、実際に用いられているこの表現手法では基本的に、読むに値しないと考える。

        ただし、辻元清美議員とピースボート(NGO)と日本赤軍の関係など、客観的な事実で有ろうと思われる幾つかの情報が得られたことは収穫だった。

        読んでいて嫌な気持ちになる作品は、読書好きとしては切ない。。
        >> 続きを読む

        2011/08/02 by ice

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