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読売新聞社

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著者名:読売新聞社
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ヨミウリシンブンシャ

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      デートの罪と罰
      カテゴリー:人生訓、教訓
      5.0
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      • 匿名

        何かとお騒がせな2人だが、先入観を持たずに読んで欲しい。

        2012/01/05 by 匿名

      • コメント 1件
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      性暴力
      カテゴリー:社会病理
      4.0
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      •  性に関してはタブー視する考えも多く、あまり大っぴらにできないことがあるだろう。世間体を気にする我が国では、恥ずかしくて訴えることができず、泣き寝入りするというケースもある。

         しかしながら、性暴力は被害者の心に大きな傷を負わせ、その後の人生を困難にさせてしまう。そういう意味では、以前取り上げた貧困の問題と合わせて、適切なケアが必要な領域であることは間違いない。

         性暴力は女性ばかりと考えがちだが、男性も被害にあうことはある。特に力の弱い幼少期には、男性も女性も危険であることは言うまでもないだろう。しかも、小さいころに受けた心の傷は大人になってからよりも、悪影響を残しやすい。

         心の傷は目に見えないため、その対応が非常に難しいことは言うまでもないだろう。しっかりとしたケアをしないと自立した生活も困難になるし、一人の人間の損失は積もり積もって社会全体の損失にもなることもある。

         本書では、米国と韓国における性犯罪に対する取り組みも紹介されている。言うまでもなく米国や韓国では性犯罪が多く、そのため犯罪被害者の保護や加害者の監視などのプログラムも充実している。ただ、加害者の監視がどこまで有効なのかは、海外でも議論が続いていることである。性犯罪者は再犯率が高いので、しっかり監視するべきなのか。しかしそうなると加害者の社会復帰の道が閉ざされてしまう場合もある。本気で反省し、社会に戻りたい人と再び犯行を繰り返す人との協会はあいまいで紙一重である。これも難しい問題だ。

         加害者と言えば、性犯罪の被害にあった男性は、自身の自尊心を取り戻すために自分より弱い女性や子供を狙って性的暴行を行うという。言うまでもなく、そんなことで心の傷が癒えることはない。むしろ、より心が歪んでしまう。性犯罪の被害者を適切にケアしない代償は、社会に跳ね返る。

         性暴力は未遂の場合でも、心に大きな傷を負わす。暗がりに連れ込まれたり、大事な部分を無理やり触られたりすることで、のちにフラッシュバックと呼ばれる記憶の再生が行われ、日常生活も困難にさせてしまう。うつ病の場合もそうだが、心の治療には長い時間が必要であり、その点でも息の長い対策が行われるべきであろう。

         ただし、労働問題や貧困の問題を考えるにあたり、今の我が国では互いに助け合うという精神が貧弱になりつつあるため、性犯罪の被害者も十分に支援できているか怪しいものである。被害者と同時に、加害者も再犯をさせないよう、教育していくこと、そして身近な人が被害にあった場合、適切に対応できるような教育プログラムも重要であることは言うまでもないだろう。

         性の問題は、人類の存続にかかわるものであり、その対応を誤れば高い代償を支払うことになるだろう。すべての人を救うのは困難かもしれないけれど、一人でも多くの人が性被害から守られる社会を創って行くことが望まれる。
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        2015/02/08 by ぽんぽん

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