こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)


世阿弥

著者情報
著者名:世阿弥
せあみ
セアミ
生年~没年:1363~1443

この著者の本を読んでいる会員ランキング

このランキングは1日1回更新されます。
      風姿花伝 現代語訳
      カテゴリー:能楽、狂言
      いいね!
      • 古い本にもかかわらず、一問一答のような形で記載されている事に感動した。内容を伝えようとする力を感じた。素晴らしい内容だった。 >> 続きを読む

        2011/04/19 by nonn

      • コメント 1件
    • 1人が本棚登録しています
      風姿花伝
      カテゴリー:能楽、狂言
      5.0
      いいね!
      • 「風姿花伝・花鏡」 世阿弥著 小西甚一編訳 タチバナ教養文庫

        私が能楽に初めて興味を持ったのは、16、7歳くらいの頃に見た、小津安二郎監督の「晩春」での、笠智衆演ずる父、「周吉」と、原節子演ずるその娘、「紀子」が、親子水入らずで能楽を見ているシーンでした。
        今は昔、曖昧な記憶ですが、ちょうど、プログレッシブ・ロックなどの前衛的音楽に傾倒し始めていたその頃の私は、能楽のもつ、「音楽的な面白さ」に着目していたように思います。
        そして、数年前、TVで放送されていた「羽衣」を見て、すっかり感動してしまった私は、能楽のもつ音楽的な魅力を知るべく、純邦楽などを聴きに行ったり、仙台で公演されていた「能への誘い」に2回ほど行きました。
        ともすれば奇矯とも思える声で、謡がせられ、それに合わせて、いかにも東洋的な響きの大鼓・小鼓の音が跳躍し、能管の音や、シテの舞う足音は会場に馳駆する……私は感銘を受けずにはいられませんでした。
        しかし、「能への誘い」で見た「羽衣」は、ダイジェスト版であり、いわゆる「序・破・急」通して見れず、その演目の見どころだけを見る形の公演でした。

        今回、私がこの著書を読んだのは、近日中にまとまったお金が手に入るので、どこかの能楽堂で「序・破・急」揃った公演を、つまりは「通し」で能楽を堪能するべく、本書を読んだ次第です。「風姿花伝」「能作書」「花鏡」の三巻からなる、世阿弥の能楽・芸能論です。

        そもそも世阿弥一族以外には門外不出の書だったらしく、かなり専門的な内容ですが、
        「一切は、陰陽の和(か)する所の境を成就とは知るべし。」、「花は心、種はわざ」、「秘すれば花なり。秘せずは花なるべからず。」などの警句は、さながら幽玄な余情美を体現するかのようです。

        その警句の中でも、今となっては聞かれることが多すぎて誰の言葉か分からなくなってしまっている「初心忘るべからず。」、これは実は世阿弥が「花鏡 奥の段」にて、初めて唱えた「金言」であったみたいです。
        「どこまでも、『初心を忘れるならば、再び初心へ逆戻りするものだ』という道理を、よくよく反省すべきである。」
        この他にも、世阿弥の説くストイックな「能楽・芸能論」のあちこちに、人生において役立つであろう警句が散りばめられており、それは、「能楽師・世阿弥」の能楽に対する姿勢に、さながら世阿弥その人の人生観を見るようです。

        ちなみに、世阿弥は「非道(能楽以外のこと)」に没頭することを非難していますが、ことに歌道だけは「猿楽(能楽)に芸術性をもたせる」として、学ぶことを奨励している辺り、しがない歌詠みの私としては、この段に親和性を感じています。

        こちらの「タチバナ教養文庫」版は、現代語訳・原文併せて書かれており、その意味でもとても良い日本語の勉強の時を持てました。能楽堂や神社に足を運んで能楽を観る際には、この本は必携ですね。
        >> 続きを読む

        2018/08/31 by KAZZ

    • 2人が本棚登録しています

【世阿弥】(セアミ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

会員登録(無料)

今月の課題図書
読書ログってこんなサービス
映画ログはこちら
読書ログさんの本棚

レビューのある本