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倉骨彰

著者情報
著者名:倉骨彰
くらほねあきら
クラホネアキラ
生年~没年:1947~

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このランキングは1日1回更新されます。
      銃・病原菌・鉄
      カテゴリー:社会学
      4.0
      いいね! Tsukiusagi tomato ybook
      • 以下、本書の内容にあらず
        ・IQ測定結果ーヨーロッパ系アメリカ人100(基準値として必ず100となる)アジア系アメリカ人105アフリカ系アメリカ人85〜90
        ・遺伝派:環境と遺伝が五分五分。環境派:生育環境のみ→アファーマティブアクション
        ・行動遺伝学における双生児調査ー一般知能(IQに相当):77% 論理的推論能力:68%(ともに遺伝と説明できる)言語性能力14%(環境の影響が大)
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        2017/05/31 by michi2011

    • 他6人がレビュー登録、 26人が本棚登録しています
      銃・病原菌・鉄
      カテゴリー:社会学
      4.2
      いいね!
      • 【やや冗長か?】
         上巻に引き続いてのレビューです。
         テーマは上巻から引き続き同じで、さらに、社会機構の発達や民族の移動、言語と民族の関係などが考察されます。
         ただ、基本的には、農耕定住を実現した種族が有利な発達を遂げたのだという視点は変わっておらず、それが順調に推移する場合もあれば、様々な条件から他の地域に逆転を許してしまう場合もあるのだと論じていきます。

         それを様々な地域について見ていくわけですが、さすがに400ページにもなる大著となると、やや同じことの繰り返しで冗長と感じてしまう部分があるのは否めない感想です。
         もっとも、著者に言わせれば、これでもまだ論じたり無いということですが。

         全体の視点としては面白いと思いますし、合理的な推論ではないかと思うのですが、学術論文ではなく、一般向けの読み物として見た場合には、その冗長と感じてしまう分だけ辛いところもあったかなと感じました。
         良書だとは思います。
        >> 続きを読む

        2020/03/05 by ef177

    • 他2人がレビュー登録、 18人が本棚登録しています
      ハイテク過食症 インターネット・エイジの奇妙な生態
      カテゴリー:情報科学
      4.0
      いいね!
      •  過ぎたるは、及ばざるがごとし也。

         論語のこの一節が本書にはぴったりである。我が国よりも少し早く情報革命の起こった米国では大量の情報が溢れ出して、人々は混乱した。

         何が正しくて何が間違っているのか、わからなくなる。それは情報の多さに起因するものである。

         もちろん、情報はないよりもあるに越したことはない。しかしあり過ぎるのは問題だ。それは食物にも言えることだろう。

         少し話は逸れるが、アメリカ合衆国の貧困層では肥満が問題になっていると言われている。普通、貧困と言えば痩せすぎの人を想像するけれど、アメリカでは逆に豊かな人は痩せており、貧しい人が太る。それは、貧しいので価格が安くカロリーだけはやたらと多いジャンクフードしか食べられないからだという。

         筆者もアメリカのワシントンDCで安いフライドポテトを食べたことがあるけれど、油があまりにも多くて食べられたものではなかった。お土産に普通のスーパーで普通の飴を買ってみたけれど、とてもケミカルな味がした。

         なぜ食べ物の話をしたかというと、情報の処理と食物の摂取は似ている所があるからだ。

         偏った食べ方、例えば炭水化物とか脂肪分の多いものを食べれば肥満になる。逆にカロリーを一切取らなければ栄養失調になってしまう。

         バランスの良い食事が健康にも良いことは言うまでもない。だが現代社会でやり取りされている情報は、決してバランスの良いものとは言えない。別に統計を取っているわけではないけれども、暇さえあればパソコンやスマートフォンをいじっている人は、偏った情報ばかりを集めてしまい、結果的に「情報肥満」に陥っているのではないだろうか。

         本書が出版されたのは1997年であるけれど、あれから我が国も、もちろん米国も日々の情報量は飛躍的に上昇した。光回線やスマートフォンなどの普及もあって当時よりも何百倍もの情報を得ることが可能になった。その結果どうなったか。

         状況は更に悪化したと言っていいだろう。

         本書では日々に得る情報を減らす「情報ダイエット」を薦めている。

         筆者も、バランスの良い情報収集は重要だと思う。

         そのためにジャーナリストがいて、教育者がいるはずなのに、現実には彼らも情報肥満になりつつあるように思える(これは筆者の偏見だろうか?)。

         一日のうち、数十分でもいいから情報端末をシャットダウンし、ゆっくり物事を考えてみる、音楽を観賞する、運動をする、勉強をする、読書をする、瞑想する。そんな風に、情報ダイエットをすることで「考える力」を失わないようにするべきだ。そうしなければ、本当に身動きが取れなくなってしまう。

         皆さんも、こんなレビューなんて読んでないで、今すぐ情報ダイエットをやってみよう(笑)。
        >> 続きを読む

        2014/09/22 by ぽんぽん

      • コメント 2件
    • 1人が本棚登録しています
      インタ-ネットはからっぽの洞窟
      カテゴリー:電気通信事業
      5.0
      いいね! suppaiman
      • 定期的に再読している一冊。

        もうかなり前に世に出た作品なので、古さを感じさせる部分が無いとは言えませんが、本質部分は時代を超越しているのを再確認しました。

        むしろ当時からSNSの台頭に繋がるような鋭い観察眼が示されていることに驚きを禁じ得ません。

        再読した今、改めて感じるのは、インターネットはもはやインフラ化していること。

        インターネットで何ができるのか?という問いは、車や電車に乗ったら何が出来るのかという問いと同じ意味を持つ世の中になりつつ有ります。

        同様に、コンピュータの利用もスマートフォンの台頭で特殊な層から一般大衆に拡大しました。

        ある意味で、守られた世界だったIT業界で働く技術者も、このトレンドを見誤ると生活できない時代になりつつあるような気がしてなりません。
        >> 続きを読む

        2012/10/16 by suppaiman

      • コメント 3件
    • 1人が本棚登録しています
      銃・病原菌・鉄 一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎
      カテゴリー:社会学
      4.0
      いいね!
      • 【どうして馬は家畜化されているのにシマウマは家畜化されないのか?】
         3月の課題図書なので過去のレビューを引っ張り出してきました。

         著者自身が、本書を要約した言葉があります。
         まずはそれを引用すると、「歴史は、異なる人びとによって異なる経路をたどったが、それは、人びとのおかれた環境の差異によるものであって、人びとの生物学的な差異によるものではない」ということです。

         本書には、既に沢山の素敵なレビュアーさんのレビューが累積しています。
         この上、私が何を加えられるのだろうかとも思わないでもないのですが、読了しましたので書かせてくださいね。

         著者は問います。現在でも石器を使う種族がいるのに何故文明社会はこれほどまでに進化したのか?
         ある説は、文明社会が発展した(特に)ヨーロッパの人種が優れていたからなのだと。
         それは、冒頭に書いた、著者の本書要約から分かるように、そんなことはないのだと言い続けているのが本書です。
         人、人種の優劣で決まる要素などどれほどのものかということを論証しています。

         本書(上)を読了して、目から鱗というような感覚はありませんでした。
         ええ、それはむしろとても合理的に論証していたからこそなのだろうと思います。
         ここで大切なことは、『学際』(あんまり良い言葉ではないのですが、要は、多くの学問分野に渡る知識を通覧し、該博な知識を身につける必用がある分野とでも言いましょうか)です。

         例えば、本書では、植物学、医学、史学、考古学、文学、哲学、物理学、生物学……その他、それこそ人間の持っている『知』を総動員してかからなければいけないような切り口で考察をしています。
         それが一番の魅力なのではないでしょうか。
         
         相当昔のことですが、PCゲームに『シヴィライゼーション』とうのがありました。
         最初は、開拓民がどこか適当な土地に居場所を定め、食べていくための食料を得る努力をします。
         その後、色々な発明をするのですが、それには段階があります。
         農耕が見出された後で無ければ車輪は発明できないとか、系統だった順序があるんですね。
         ゲームでは、その系統をいかに早く達成して、自国民を増やし、この世界を制覇するかというテーマでした。
         まさに、本書は、そのメカニズムを解明しようとする意欲的な作品だと思います。

         たとえば、人類は最初は狩猟民族でした。
         そこから農耕民族が生まれるのですが、何故、狩猟から農耕に移行するのか?(いえ、農耕を知ってもそこに移行しない種族もいるのですよ)。
         はたまた、農耕と定住は何故セットになり、あるいはならないのか?
         農耕定住は何故、力を持ったのか?(それは安定した食料生産を可能にし、だから人口を多く養え、さらに生産に従事しない社会階層を養う余裕を生み出し、そこから文字などが生まれ……というまさに連鎖です)。

         そのようなことどもを、大きな、ダイナミックな視点から分析しているのが本書です。
         なかなかに興味深いテーマがありますよ。
         家畜も考えさせられるテーマの一つです。
         例えば、人類は、馬を飼い慣らし、戦争にも使ったのに、どうしてシマウマはいまだに家畜化されていないのか?とか。
         それぞれの疑問には、合理的な答えが与えられています。
         
         決して、派手な本ではないと思いますが、堅実に、しかも誠実に検証を重ねている良書ではないでしょうか。
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        2020/03/04 by ef177

    • 3人が本棚登録しています
      銃・病原菌・鉄 一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎
      カテゴリー:社会学
      4.0
      いいね!
      •  なぜ世界はこうなったのか。人類史への知的好奇心を満たす一冊。

         
        「世界の富や権力は、なぜ現在あるような形で分配されてしまったのか? なぜほかの形で分配されなかったのか? たとえば、南北アメリカ大陸の先住民、アフリカ大陸の人びと、そしてオーストラリア大陸のアボリジニが、ヨーロッパ系の人びとを殺戮したり、征服したり、絶滅させるようなことが、なぜ起こらなかったのだろうか」(本文プロローグより)


         上記が本作が解き明かしていく、最も巨大な問いです。はじめ私にはこの問いがそれほど大きな問題であるとは思えませんでした。ヨーロッパ系の人々の方が技術・文化的に発展していたのだから、当然だろうと。はい、短絡的でした。問が求めているのは、もっと根本にある要因です。
         
         少し補足として、例えば南米にはナスカ地上絵やマチュピチュで名高いインカ帝国があり、北にもマヤとアステカという名だたる文明が栄えていました。さらに、アフリカは人類史の始まりの大陸として最も長く人が住んでいます。また、環境への適応を繰り返しながらオーストラリアにたどり着いた人々は最初に船を発明したと言われています。
         以上を踏まえて、一体なぜ征服の矢印が逆ではなかったのでしょうか。

         侵略者がそうたり得たのはタイトルのように銃・病原菌・鉄を持っていたからでした。
         銃と鉄ってほとんど一緒じゃ……と言いたい所ですが、銃は技術、鉄は資源と捉えるのが正解でしょう。私的には馬の方が分かりやすいように思います。『銃・病原菌・馬』。少しマイルドになりましたかね。

         さて、では、それらを持つに至る要因は? 人口密度の高い定住生活を営んでいることです。では、そのためには? 食料生産を行う必要があります。そして、そのための要素となるのは適正な野生種の存在と栽培に適した土地です。

         つまり、究極的には環境が要因であることに収束するのです。本書では、それを突き詰めて大陸が横長か縦長かという点を挙げています。え、そんなことで!? と最初は思いますが、シンプルな理論ほど強い、読んでいくと説得力は十分です。

         本書を読むと「広い視点で物事を見る」ことの本質がよくわかります。「広い視点で見る」には、細かいところまで見えていなければならないようです。
         
         重要なところは何度も繰り返され、細かく具体例があげられます。三歩進んでは二歩下がり、その度に地面を観察していくような歩みです。そのため、サラッと普通に読んでいくだけで、頭を捻って慎重に読むのと変わりません。

         上下巻合わせて800ページ越えの大作ですが、1万3000年の人類史が詰まっていると考えると非常にお手軽……なはずです。「これ一冊でオーケー!」という文句は信用していませんが、本書はそういっても良い名著と言えるでしょう。人類必読の書です。
        >> 続きを読む

        2015/04/27 by あさ・くら

      • コメント 13件
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