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近藤史恵

著者情報
著者名:近藤史恵
こんどうふみえ
コンドウフミエ
生年~没年:1969~

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このランキングは1日1回更新されます。
      サクリファイス
      カテゴリー:小説、物語
      4.4
      いいね! kiki
      • 自転車競技としての駆け引き、メンバー内でのやり取りなど面白かった。

        2018/10/14 by うえしん

    • 他11人がレビュー登録、 33人が本棚登録しています
      サヴァイヴ
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
      いいね!
      • 【そして、時は遡る】
         近藤史恵さんの自転車ロード・レース物に完全にハマってしまいました。
         続けて第4作目に突入!

         いや、このシリーズ、非常にさくさく読めてしまうのも次から次へと手を出す原因の一つでしょう。
         どんどんページをめくらせてしまう力があります。

         ただ、リズム感的には、本作は前二作とはちょっと異なります。
         というのも、これまでは白石誓を主人公とした長編という構成でしたが、本作は短編集で、しかも主人公もそれぞれに入れ替わって来ます。
         また、時代的にも様々で、いずれも前作「エデン」よりは遡った時代を描いています。

         そう、自転車ロード・レースが、チーム戦であるのと同じように、本作では、それぞれの独立した作品で、チームの面々のように、色々な人が「前を引いて」いるのですね。
         へへっ、この「前を引く」という言葉も、ロード・レースで使われている言葉のようで、このシリーズで覚えました。
         自転車では、空気抵抗というのは馬鹿にならないようで、先頭を走るとモロにその影響を受け、ペダルが突然重くなるのだそうです。
         ですから、「足」を温存するためには誰かの後ろにつく方が有利になります。
         チームで走る時には、お互いの体力を助け合うために、先頭を入れ替えて(ローテーションして)走ることもあるようですし、チームのエースをサポートするために、敢えてエースの前に出て、エースを引っ張って行く事もされるようです。
         これを「前を引く」と言うようですね。

         近藤史恵さんの作品は、本シリーズ以外では「タルト・タタンの夢」のシリーズを読んでいますが、本シリーズの方が伸びやかで、自然に描いているように感じます。
         いえ、どちらが良いという意味ではなくて、色合いの違いということですが。
         それは、「タルト・タタンの夢」シリーズが推理小説という体裁をとっているからかもしれません。

         本シリーズの場合は(謎が潜んでいる場合もありますが)、あまり技巧的なところは感じず、とても素直に描かれているように感じます。
         もっとも、そう感じさせるのも作者の力量なのでしょうけれど。

         さて、調べてみると、本シリーズはさらにもう一冊出ているようですね。
         さっそく図書館を調べてみると(今はネットで蔵書や貸し出し中か否か等を調べられるので便利です)、おお、ちょうど空いているではないですか!
         ここは「隣」の強みです。
         さっそく行ってきて借りてきましたよ~。

         次作「キアズマ」もお楽しみにっ。
        >> 続きを読む

        2019/12/22 by ef177

    • 他4人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      エデン
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね!
      • ツールで日本人が初の山岳賞(マイヨ・グランペール)!

        前作には少しミステリー風な部分があったのが良かったけど、今回はドーピングの疑心暗鬼が多少のソレになってるものの何だか物足りない。
        これ、まだ続く?
        もちろん自転車ファンなら楽しめるに違いないが、映画の「GOAL!」や漫画の「メジャー」がどうでもよくなってしまったのと同じで惰性で読んでしまうかな。
        カメラマンの女性なんかあんまり意味のない登場だしね。
        主人公のチカのキャラが人気の秘訣だよね。
        つまり、サッカーだとしたらストライカーでなく最後のパスを出すアシストのキラメキ。
        ローリングストーンズだったらミックジャガーでなくキースの人気(コレはちょっと違うか)みたいな。
        フロントマンでなくスターを輝かせる役。なんかセコイ感じもするけど日本人好みなんでしょうw
        山岳賞ジャージは「日本の国旗みたいだね」ってセリフを入れてほしかった(違)
        >> 続きを読む

        2018/07/11 by motti

    • 他3人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      エデン
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 【何と過酷な】
         「サクリファイス」が大変面白かったので、余勢を駆って続編「エデン」も読んでしまいました。
         今回は、白石誓がフランスのプロ・チームである「バート・ピカルディ」に転籍して、何と、ツール・ド・フランスに挑むという設定です。

         とは言え、色々事情はキビシイのですね。チカが所属するチームもスポンサーが撤退してしまうということで、新たなスポンサーが見つからなければ、チーム自体解散しなければならないという瀬戸際に立たされています。

         ツール・ド・フランスは、自転車ロード・レース最高峰の大会なわけですが、フランスで開催されるのに、フランス人選手が長らく勝てずにいるという大会なのだそうで。
         地元フランスとしては歯がゆい思いをしてきたのですね。
         ところが、今年はやってくれそうな有力な新人が登場しました。
         ニコラ・ラフォン。

         序盤ステージで、早くもマイヨ・ジョーヌ(総合成績が1位の者だけが着れる黄色いジャージ)を獲得します。また、新人賞の白いジャケットも。

         さて、ここで「バート・ピカルディ」存亡の危機に頭を悩ませている監督が一つの決断を下します。
         それは、「バート・ピカルディ」は、他チームのエースであるニコラを支援するというものでした。
         自チームのエースミッコを犠牲にしても。

         つまり、フランス自転車競技会期待の星であるニコラに何とか勝たせよう、自転車熱を高め、新たなスポンサーを引き入れようというわけです(おそらく裏の取引もあったのでしょう)。
         これがチームに亀裂を産みます。
         チーム自体無くなってしまえば、選手も身の振り方に困るわけですから、チームが無くなるよりはマシと考え、監督の考えに従う選手も出てきます。
         他方、ツール・ド・フランスでの勝利を夢見て戦ってきた、チームのエース、ミッコにしてはたまったもんじゃありません。
         仲間のサポートを受けることができず、いやむしろ仲間達はライバルであるニコラを支援する中で、どうやって勝てというのでしょう。

         チカも悩むのですが、最終的には監督の指示に反してミッコをサポートする決意を固めます。

         こういう駆け引きもあるんですねぇ。
         緊張感を産む大変面白い設定。
         加えて、ツール・ド・フランスの何と過酷なこと。
         そして、そして、そこに現れるドーピング疑惑。

         さすがに多くのレビュアーさんが推薦するだけあって、とても面白い作品でした。
         続編、もう一つあるようなのでそちらも読んでみたいです。
         もう、一気に読了してしまいました。
        >> 続きを読む

        2019/12/21 by ef177

    • 他3人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      キアズマ = chiasma
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね!
      •  ドツボにはまっている、近藤史恵さんの自転車ロード・レース物の最新作です。
         今回はまたまた主人公が変わります。
         大学に入学したばかりの岸田正樹が主人公。

         正樹は、ちょっとした過去もあって、あまり人と交わろうとしない性格です。
         柔道をやっていたことがあり、身体は良いですが、その柔道ももうやめていました。
         今日も今日とて、なんとな~く消極的な大学生活に向かっていったのですが……。

         ひょんなことから大学の自転車部の学生とトラブルになり、からまれたこともあって、自分のモペット(原付なのですが、ペダルがついていて漕ぐこともできるタイプ)で逃げ出します。
         しかし、自転車部員が乗るロード・レーサーの方が圧倒的に速く、すぐに追いつかれてしまいます。
         何とか逃げようとしたところ……故意にではないのですが、事故を起こしてしまい、追ってきた自転車部の部長が脚を怪我してしまいます。
         要手術で全治10ヶ月。

         見舞いに行き、謝罪したところ、それほどひどく責められることは無かったものの、「お前自転車部に入れ」と迫られてしまいます。
         部長は、もう今年のシーズンの出走は不可能です。しかも、自転車部は弱小で、部員は全部で4人しかいないというのです。
         「1年間で良いから」ということで、断り切れなくなり、自転車経験など全くない正樹でしたが入部させられてしまいます。

         自転車部には2年生の櫻井元紀という才能ある選手もいました。
         でも、これが巻き舌の大阪弁でしゃべるほとんどヤンキー(笑……本人は「どこがヤンキーやねん!」と否定しますが)。
         そもそも、正樹が自転車部員とトラブルになったのもこの櫻井が原因ではあったのですね。

         さて、初めてロード・レーサーに乗る正樹ですが、その魅力に取り憑かれてしまいます。
         もともと体力はあったこともあり、そして素養もあったのでしょう、みるみるうちに実力をつけていきます。
         あっと言う間に櫻井に次ぐ力を持った選手に育っていきます(この辺、やや都合が良いかもしれまんが)。
         部長は、「俺がにらんだだけのことはある」と得意気です。

         大学の自転車部を舞台にし、様々なレースを経験しながら力をつけていく正樹を追った作品。
         そして、正樹の過去と、櫻井の過去、将来どうするのか?という問題などなど、巧みに織り込みながら自転車ロード・レースの魅力を存分に描いていきます。

         最初の2作のインパクトが大きかったからか、白石誓が好きなので、彼がほとんど描かれないのはやや残念ですが、櫻井という個性的なキャラを生み出してきたわけですね。

         このシリーズ、さらに続いて書かれていくのでしょうか?
         注目していきたいです。
        >> 続きを読む

        2019/12/23 by ef177

    • 他3人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      天使はモップを持って
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 8つの短編集。
        ギャル清掃員キリコの活躍を新入社員梶本大介氏の目線で描く。
        ありきたりな感想だけど、面白かった。
        ただ、8つ目は要らなかったなぁ。キリコと大介の距離感が好きだったのに、一気に壊したのは個人的には残念。
        続編も読んでいく。
        >> 続きを読む

        2019/09/15 by 兼好坊主

    • 他3人がレビュー登録、 13人が本棚登録しています
      凍える島
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね!
      • 登場人物の距離感、性への考え方が
        女性作家っぽいというか、レディースコミック
        みたいだなあ、思いました。
        漫画にしたら、絶対みんな美男美女だろうなあ。

        密室トリックの論理は感心させられましたが、
        ミステリー部分で評価できるのはそこだけ。
        クローズドサークルものとしては
        緊張感が無いし、犯人の行動が
        行き当たりばったり過ぎる。

        >> 続きを読む

        2019/08/28 by UNI

    • 他3人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      シフォン・リボン・シフォン
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね!
      • 「BOOK」データベースより
        さびれた商店街に花ひらいたランジェリーショップ、そこに出入りする人々の人生模様。レースやリボン、小さな花柄の下着が、行き詰まった人間関係をなぜかほどいていく。地方都市に生きる人々の屈託と希望をえがく、摩訶不思議小説集。

        ランジェリーショップの女店主とその母の介護の話2編とそのランジェリーショップに行った女性とその親の介護の話。そのランジェリーショップの近くで米穀店を営む店主とその家族の話。

        介護の話は自分も経験が有るので「うんうん。」と共感しながら読んだのと「まあ、創作物だからこういう風にしなきゃだよな」と二律背反的な感じで読んだ。女店主の話ー乳癌を患った闘病生活の話もリアリティが有って良かったと思う反面全体的に親との険悪さにちょっと辟易したかな。まあ、大人になればそうなるのかも知れないが親との関係に関してはこの作品には余り救いはないかも。唯一米穀店の家族の話はちょっと救いが有ったかも。

        著者の他作品と比べると読み易いなと思った。文章に雑味がないなとも思った。

        まあ、大局的に見れば良い読書が出来たかな。
        >> 続きを読む

        2015/09/08 by 澄美空

      • コメント 2件
    • 他2人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      サクリファイス
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね!
      • サクッと読める。ロードレースとミステリー要素がまぁいい感じで融合してた。ただ石尾の覚悟にはイマイチ腑に落ちず。あと、香乃の恋愛要素と舌で唇を湿らせ過ぎなのが若干目障り。 >> 続きを読む

        2019/04/02 by hiro2

    • 他2人がレビュー登録、 11人が本棚登録しています
      シティ・マラソンズ
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • NY、東京、パリ。それぞれの都市で開催されるマラソン大会を舞台に、三人の作家がそれぞれの視点で描く。
        私の趣味は、読書とランニング。
        体育の授業で走らされていたのとは全く違う、自分のペースでトコトコ走る心地よさに、とりつかれたひとり。
        フルマラソンを走った経験もあるし、ここ数年、練習日記をつけたり…と、まあどっぷりハマっているのだが、それだからこそ、走る楽しさやランナー心理など、行間をたっぷり楽しんで読んだ。
        >> 続きを読む

        2015/11/21 by shizuka8

    • 他2人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      はぶらし
      カテゴリー:小説、物語
      3.2
      いいね!
      •  深夜12時過ぎ、鈴音の携帯に表示された見知らぬ番号の主は、高校の合唱部で3年一緒に過ごした水絵だった。ファミレスで再開した水絵は子連れで、離婚してリストラに遭ったことを打ち明け、1週間だけ泊めて欲しいと泣きつく。鈴音は戸惑いながらも受け入れたのだが…

         物語は、鈴音の生活圏という狭い範囲で進み、主な登場人物は、鈴音と水絵、7歳の耕太に過ぎないのだが、その展開は『サクリファイス・シリーズ』のようなスピード感があり、ついつい文字を読み飛ばしてしまう程、先を急いでしまう。

         追込まれているとは言え、自分の論理でずうずうしい要求を突きつける水絵の態度が不快であると共に、結局、真摯に対応してしまう鈴音が、まるで自分のことのようにもどかしく心が揺さぶられる。

         あり得ないと思う反面、近藤史恵さんご自身が似たような経験をしたのではないかと思う程のリアリティもあるので、読者も鈴音と共に、水絵の要求に対する対応を考えてしまうのではないだろうか。
        >> 続きを読む

        2014/10/19 by カカポ

      • コメント 3件
    • 他2人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      ヴァン・ショーをあなたに
      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね!
      • ビストロ・パ・マルの第2弾。

        設定は全く一緒で、ちょっとした疑問を三舟シェフがその都度解決していくフレンチミステリ。

        ただ同じ基軸は嫌だったのか、後半の3話はレストランを離れ、他の人物が基本となり、そこに三舟が関わるというものに。

        1作目でも結構な料理が出てきたが、2作目でもピストゥやブイヤベースに、ヴァン・ショーなどが。
        細かいレシピは出ないが、大まかに食材が出るのでそれだけでも美味しそう。

        3作目もあるのでもちろん読みたい。
        >> 続きを読む

        2019/08/23 by オーウェン

    • 他2人がレビュー登録、 12人が本棚登録しています
      ホテル・ピーベリー = HOTEL PEABERRY
      カテゴリー:小説、物語
      3.4
      いいね!
      • 木崎は3か月という期間休息をとるためハワイのピーベリーホテルへ行った。
        そこは1度きりの滞在しか認めないホテルであるが、プールで溺死する事故が発生する。

        かなり短く完結するミステリだが、ハワイの土地勘が前半の流れ。
        そこからホテルの人間関係にも変化が生じ、事件の真相が明らかになっていく。

        殺人は起こるが殺人犯が誰かという空気ではない。
        むしろ木崎をはじめとしたホテルの人間は嘘をつくという言葉通りの出来事が。

        何となく消化不良感が漂うラストだが、木崎に共感しづらいのが問題かも。
        >> 続きを読む

        2019/10/13 by オーウェン

    • 他2人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      モップの精は深夜に現れる
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 天使はモップを持って 続編。
        正直、大介とキリコが結婚してしまったことが残念で仕方なかったのだが、近藤史恵さんの作品自体がとても読みやすいので、読んでみた。
        「悪い芽」は2部構成。娘とのコミュニケーションをキリコのおかげで取り戻した課長・栗山だったが、本社で社内の悪事を暴くことを得意としていて、出向してきた部長・芝、そして芝の息がかかった中途採用社員たちが張り巡らせる罠に気づく。少し分かりづらいストーリー。
        「鍵のない扉」は小さい編集社で起こるある人物の死をキリコがその不自然さに気づくことから一気に展開が変わる。本田くるみという名前に対するキリコの評価には少し驚く。
        「オーバー・ザ・レインボウ」はモデル葵が二股をかけられたことを知る場面からスタートするが、その葵の周囲に不可解なことが連続する。犯人はすぐわかるのだが、動機が「え?そこ?」ということで驚き。
        そして最後の「きみに会いたいと思うこと」だ。前作の最後で大介とキリコの関係をわざとややこしく描くことでワケワカメ感を出してきたが、今作も大介の視点からキリコへの迷いを描き始めたところで「んなわけねーだろ」というツッコミを入れながら読み進めることができた。前作にしろ、今作にしろ要介護の祖母が出てくるが、もう少し彼女のことを書き込んでほしい。彼女の個性が見えてこないのでキリコがとても可哀相に思えて来てしまう。
        >> 続きを読む

        2019/10/01 by 兼好坊主

    • 他1人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      カナリヤは眠れない 長編推理小説
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • とても読みやすく、すいすい読み進められました♪
        人間ドラマ・・と思っていたら、最後はミステリー。
        コテコテのミステリーはちょっと苦手なので、このぐらいの軽いタッチが私には合うなと思いました。
        整体師の合田先生が、奥田英朗さん作の『空中ブランコ』の伊良部先生とちょっと重ねてイメージしてしまいました(笑)
        「人間は身体がいけるところまでしかいけない」
        私も身体のメンテナンスを大事にしないと・・。
        >> 続きを読む

        2014/09/03 by もんちゃん

      • コメント 1件
    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      茨姫はたたかう 長編推理小説
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 合田力シリーズ第2段。前作同様、すぐに世界に入り込めて、すらすら読めた。

        「恋愛って、心を無理に軋ませて寄り添うことなんやろうな。そうやって、心を軋ませても、そばにいたい、と思うことなんやろうな」

        「自分の身を守るために、臆病でおるのは悪いことやない。悪いのは、臆病でおれば、誰かが守ってくれる、と思い込むことや」

        「人間、一本筋はとおしつつ、柔軟なんがいちばんええで」

        「飛び抜けて幸福な人間も、不幸な人間も、ほんまはそんなにおれへんで。みんなどんぐりの背比べや。自分を不幸やと思う奴は、自分を不幸にしているんや」

        力先生の名言が沢山でした。
        私も心と身体、まっすぐにしてもらいたいなぁ…。
        >> 続きを読む

        2014/09/10 by もんちゃん

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      モップの精と二匹のアルマジロ 本格ミステリー
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • キリコシリーズ初の長編。近藤史恵さん自身は「天使」の書き方からしてシリーズにするつもりもなかっただろうし、まして長編にするつもりもなかったんだろう。その中でひねり出してきたこの作品はところどころストーリー無理があるが、そんなことはどうでも良くて、人を愛せない男の愛の形、そんな男を愛する女がどう生きるかといったとてもとても深いところがテーマ。安っぽいラブストーリーではなく、夫婦のあり方を描いている。
        いわゆるラブラブな状態が続く夫婦というのはとてもレアだと思う。自分自身を見てもそう。ただ、パートナーへの愛はなくなっても"情"は全く変わらない。彼女には幸せになってほしい、健康でいてほしい、困っていたら助けになりたい。これも愛かもしれないが、彼女を幸せにしたい、健康で長生きしてもらうために自分を律する、常に一緒に居たいと言う感情こそが愛だと思うので、自分的には違うとわきまえている。
        大介が「ぼくたちはいつまでもいつまでも幸せに暮らしましたとさ」と付け加えたいと言ったのは自分にも当てはまる。山あり谷あり紆余曲折ありながらが幸せなのだろうと。
        キリコはいう「どんなつらいことだって、知らなきゃそこから前に進めない。知らないほうがいいなんてことは、絶対ない。」しかし、そうだろうか。先の長い人にとってはそうだろうが、余命幾ばくもない人に衝撃の事実を伝えることがいいことなのか。自分が安全に関わる仕事をしているからこそ、絶対というワードはもう少し慎重に使いたいと思う。
        友也がマンションに行く理由…彼自身の女装癖だと途中で思っていたが、温田が出てきたときには、ホモ落ちは嫌だなと思っていた。しかし、これまでにその存在すら知らなかったカテゴリーが出てきて驚かされた。両性具有者の存在を知らされたときと同じくらいの衝撃。世間は広い、人間は深いと思わされる。
        >> 続きを読む

        2019/10/12 by 兼好坊主

    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      モップの魔女は呪文を知ってる
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • キリコシリーズ第三弾。
        「愛しの王女様」にてキリコ宣う。
        動物を買うって、嬉しいことや楽しい事ばかりじゃないんだよね。悲しいこと、つらいことだっていくつも引き受けなくちゃならないんだね」それを受けた奈津は、間違いなくプリンは私より先に死ぬ。歳をとって、だらしなく糞尿を垂れ流したり、皮膚病になって毛が抜けたりして、今みたいな可愛らしい姿じゃなくなってしまうかもしれない。いや、間違いなくそうなる。と気づく。キリコ自身はにーやんのことだけではなく、おばあちゃんの介護をしているのだから、もっと切実に且つ身近なビジュアルとして意識している。猫ではなく、ヒトも考えている。自分の親を最後まで面倒見るということは決して苦行ではなく、人生においてそして生を享けた者にとって至極当然であり、そこからも喜怒哀楽を見いだせる、幸せというものを感じられるのではなかろうかと、珍しく真面目に考えてみたり。
        「第二病等の魔女」は少し重たいミステリー。途中でトリックには気づくが、キリコ行動自体が少し違和感。なぜ夜中に一人で掃除をしていたのかという謎の理由は過去2作を読んできた小生には衝撃の事実。愛しの王女様の後だけに。でも、これで人は命をつないでいく。
        >> 続きを読む

        2019/10/06 by 兼好坊主

    • 他1人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      賢者はベンチで思索する
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね!
      • 主人公の七瀬久里子は 服飾関係の専門学校を卒業したが思うような職業につけず家の近くのファミリーレストランでアルバイトをしていた。自分は何をしたいか どう生きていきたいのかを見つけられず迷走中です。そんなある日ファミリーレストランの常連さんで同じ席にいつも座りコーヒーを飲む謎の老人とたまたま公園で顔見知りになり悩みを聞いてもらう事になる。だんだんと話をするうちに親しくなる2人だったが、ある事件をきっかけに 実はその老人が その名前の人物ではなく偽物だと警察に告げられる。
        その老人は・・・いったい誰なのか・・?その老人の目的はなんなのか・・?
        >> 続きを読む

        2014/06/28 by ゆうゆう

      • コメント 1件
    • 2人が本棚登録しています
      ふたつめの月
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 図書館で偶然見つけた本。最初はクビになるという絶望的な展開ですが、中盤からよくなります。赤坂という人物が謎ですね… >> 続きを読む

        2014/08/13 by おれんじ

      • コメント 2件
    • 3人が本棚登録しています

【近藤史恵】(コンドウフミエ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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