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天童荒太

著者情報
著者名:天童荒太
てんどうあらた
テンドウアラタ
生年~没年:1960~

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このランキングは1日1回更新されます。
      悼む人
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
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      • 全国を放浪し、死者を悼む旅を続ける坂築静人。
        彼を巡り、夫を殺した女、人間不信の雑誌記者、末期癌の母らのドラマが繰り広げられる。

        第140回(平成20年度下半期) 直木賞受賞作

        まさに人それぞれにある「死」を真正面から取り上げた力作長編です。

        坂築静人という青年の独りよがりな「悼み」という行為を巡って、心がざわつく者、心を通わせる者。
        人間というものは、そんなにきれいなものではないだろう。
        そんな信条を持つ雑誌記者の男も、静人の「悼み」の姿の前に、自分が変化してゆくのを感じます。
        「亡くなった方は誰を愛していましたか?
        誰に愛されていましたか?
        どんなことで感謝されていたでしょう?」
        三つの問いかけの答えを胸に、死者を「忘れず胸に刻む」と、全国を行脚する主人公の行動に、正直なところ共感するものではありませんでしたが、つむがれた物語に思わず涙してしまったのは、本書にかけた著者の渾身の思いがあったればこそでしょう。
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        2016/04/09 by 課長代理

      • コメント 4件
    • 他3人がレビュー登録、 16人が本棚登録しています
      あふれた愛
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
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      • 様々な愛の形を描いた短編集。

        天童さんの作品に描かれる愛は、重く歪んでいることが多い。
        この作品でもそうで、特に、「うつろな恋人」で登場する彰二と智子のそれぞれの愛は、強く歪んでいる。
        見えるか見えないかぐらいの僅かな灯りを懸命に探そうとする登場人物たちが愛おしい。
        それでいて美しく哀しい。

        まっすぐ輝くような愛を描いた作品も良いが、わたしは天童さんの歪んで暗い愛が好きだ。


        天童作品の「永遠の仔」の表紙にも、船越桂さんの作品写真が使われているが、本作表紙でも船越桂さんの哀愁ある作品が、天童さんの文章にとても良く合っている。
        本の感想と関係ないが、船越桂さんの人形を、また観たくなった。
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        2015/02/16 by jhm

    • 他1人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      孤独の歌声
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
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      • 女性監禁殺人事件を主軸に、被害女性の利用したコンビニで起きた強盗事件を捜査する刑事と、コンビニでバイトしながら音楽の夢を目指す青年、監禁殺人事件の犯人の三点から描いた物語。

        監禁された女性への暴力シーンなど残虐な描写もあるが、それ以上に、失って取り返すことのできない存在と、他人と分かち合えない孤独を抱えた三人の心を描いている。
        閉ざしたまま、自身も見ようとしない心の奥を、天童荒太さんならではの形で描いている。

        心に受けた傷を癒すことの出来ないまま成長し、傷をなかったことにも忘れることも出来ず、共に痛みを分かち合う相手を見つけることも出来ず、ひとりで耐えるには痛すぎる。
        こういうままにならない気持ちを抱えたまま、ひとりは助けたかった命を別の形で救うかのように刑事になり、ひとりは共に進みたかった音楽の道を目指し、ひとりは自分を見失ってしまう。
        事件を通じ結びついた三人が、自身の過去と折り合いを付けて前に進むことは出来るのか。

        「永遠の仔」のときのような強さではないが、天童荒太さんの心の中への切り込みかたが、いつもわたしには心に強く響いてくる。

        今作も、表紙は船越桂さんの作品が飾っており、天童荒太さんと船越桂さんのファンであるわたしには二重に嬉しい。
        こちらでは表紙写真が違っているのが残念です。
        >> 続きを読む

        2015/06/13 by jhm

      • コメント 4件
    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      家族狩り
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
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      • 表紙の作品性の高さも好きだけど、内容がいい。見た目も良いけど、中身も良いですよ。家族狩りシリーズ5冊一気に読みました。テーマは「愛」泣けます。じっくり本を読みたい方で、家族とは、愛とはとか哲学的に考えたい人にお勧めですかね。推理小説っぽい感じも少しありますが、読後に考えさせられる本のひとつです。心にいい本です。 >> 続きを読む

        2013/04/17 by Nek-O-ta

      • コメント 4件
    • 3人が本棚登録しています
      永遠の仔
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
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      • ずっと読みたいと思っていた本。

        テーマは児童虐待、老人介護等。
        徹底的に取材されていて、特に言葉による心理的虐待の部分はリアルだ。

        人は永遠の仔で、育ってきた環境は後の生き方に良くも悪くも大きく影響する。

        児童虐待と同じくらい老人介護についても考えさせられた。
        自分は良い仔どもになれるのか。

        そして、やっぱり自分が親になるのは怖い。
        この本に出てくる親のようにならないなんていう保証はない。
        >> 続きを読む

        2011/08/25 by Iris

    • 7人が本棚登録しています

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