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名著「達人プログラマー」のアンドリュー・ハントの著書。副題に「達人プログラマー」が含まれていますがプログラマー向けの話題は少なく、原題の「Pragmatic Thinking and Learning」(実践的な思考法と学習法)の方が適しています。頭脳労働者全般に適用可能な内容で上級エンジニアから達人になるために必要な脳(ウェットウェア)をリファクタリングするためのプラクティスが数多く紹介されています。中には日本の社会では実践が難しい手法もありますが、特に印象に残った箇所は以下の3点。『RモードとLモード』意識的かつ論理的にリニアに活動するLモード。直観的かつ並列、そして無意識の領域で活動するRモード。初心者~中級者はLモードで処理し、上級者はRモードでアウトプットを出すことができる。理想はRモードとLモードの両方を駆使出来る状態を持つこと。『SMARTな学習計画』Specific:具体的Measurable:測定可能Achivable:達成可能Relevant:適切Time-boxed:期限を定める『集中をコントロールする』どれだけ時間を当てるのかではなく集中力をあてるかが重要。コンテキストスイッチのコストを意識する。コンテキストの再読み込みには20分かかる。メールチェックによる集中力の中断はマリファナよりもIQ低下を招く。断続的にメールチェックするのではなく1日でメールを処理する時間を決める。他にも「SQ3Rの読書法」、「教えることで学ぶ」などなど。実践的なライフハック系書籍というより脳科学の理論から根本的に考え方を見直しより良いものに改善するための書籍。手元においておき時々読み返したい満足度の高い一冊です。 >> 続きを読む
2015/07/21 by ybook
【武舎広幸】(ムシャヒロユキ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)
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