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いしいしんじ

著者情報
著者名:いしいしんじ
いしいしんじ
イシイシンジ
生年~没年:1966~

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このランキングは1日1回更新されます。
      トリツカレ男
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • 「おーいジュゼッペ、トリツカレ男!」
        からかうような声が店に、公園に、通りじゅうにひびくんだ。
        「今度はなんだい、いったい何にとりつかれているんだい?」

        ------------------

        何に対しても好きになったらそればかり。
        だから、ジュゼッペのあだ名は「トリツカレ男」。
        そんな彼が風船売りのペチカに恋をした。


        大好きな本ですが、友人に勧めるとタイトルと表紙の挿画があいまって「ホラー?」とひかれてしまいます。
        大人の童話、かわいらしいラブストーリーなのですが。

        この本の魅力はなんといっても軽妙な語り口。
        すいすい読めます。

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        2017/01/17 by にどね

      • コメント 1件
    • 他2人がレビュー登録、 13人が本棚登録しています
      絵描きの植田さん
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね! junyo
      • しろく、おだやかで、ひろびろとした雪の高原を舞台にすばらしい絵の世界が拡がるんです、クライマックスで突如として。(ねたばれ?)

        聴力をなくした絵描きの植田さんが引っ越した田舎のひとびととふれあいながら絵を描く毎日のようすが淡淡とつづられていく。ある日、おなじように耳の不自由な少女と出会って、スケッチブックを介しての無音のおしゃべりがはじまる。
        少女はいう。
        「うえださんの絵には、ひとがひとりもでてこないのね」

        冬げしきはかわらない。しろい世界。
        と思っていたら、冬山で絵を描く植田さんを悲劇が襲う。物語はめまぐるしく動き出す。植田さんは、……少女は……。

        肝心の植田さんの実際の絵は、ほんとすばらしい。本のサイズから大きく大きくはみだして拡がっていく感じ。でも、その絵に遭遇するまでにも、文章の合間、あいまの空白のページに絵を感じるんです。

        さわやかな絵を感じさせてくれる本です。


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        2015/11/04 by junyo

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      プラネタリウムのふたご
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • ほかのサイトのレビューにもあるように、ラストは衝撃的。
        文庫本サイズで500ページ越と、少々長めの作品ですが、
        読破後に心に残るものがきっと多いと思います。

        私はかなりの星好きなので、タイトルに惹かれて手に取りました。
        プラネタリウムを舞台にしていることもあり、
        プラネタリウムでの解説シーンはリアルです。
        星の神話や解説なども他の小説と比較すると圧倒的でした。
        プラネタリウムに行きたくなる作品。

        星好きからの補足:
        ふたごの名前の由来になったテンペル・タットル彗星は
        毎年11月中旬に極大となる「しし座流星群」の母彗星です。
        この時期に読破できたことを嬉しく思います。
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        2015/11/15 by てぃーぬ

      • コメント 1件
    • 4人が本棚登録しています
      ぶらんこ乗り
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • この内容紹介を見ると、最初弟が死ぬんじゃないかと思っていましたが違いました(もういない、わたしの弟……なんてあるから)
        実際死んだのは両親の方で、飛行機事故で唐突にこの世を去ってしまいます。
        amazonのレビューで「泣いた!」という感想の方も多かったんですが、私は急展開過ぎてまったく泣けず。
        弟は、4歳から字を書いて物語を作れるほどの天才。
        しかもその物語の内容も大人顔負け。
        姉より知識や内面的にも大人に思えるほどで、飛び級で大学に入り、12歳で両親が亡くなった外国のいなか街へ飛行機で旅立ってしまう。
        雹が落ちてきた事故で自分の声が失われたり、両親を亡くしたりして悲しみにくれる姉を逆に叱ったり、お話を作って見せたりして、弟は姉の心を救います。
        そんな立派過ぎる弟が私には子供に見えませんでした!
        子供の姿をした大人……それ以上に思える。
        もうちょっと現実味のある話の方が、好きかも。
        >> 続きを読む

        2016/03/24 by May

    • 7人が本棚登録しています
      ポーの話
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!

      • どことも知れぬ遠い町や村を舞台に、象徴性を帯びたキャラクターを多数登場させる、いしいしんじの小説は、寓話とかファンタジー小説と言われているが、それは決して間違ってはいないと思う。
        でも、一方でとてもリアルで大事なことを、読む者の心へ一直線に届けるのに長けている作家でもあると思う。

        「おまえの、たいせつな、大事なものなのか?」
        「それがおまえにとって、たいせつなんだな」
        「たいせつなものを、取りにいくんだろ?」

        主人公のポーが繰り返す、こうした言葉を通じて、いしいしんじは、この「ポーの話」で、我々読者に真っ直ぐ問いかけてくる。
        あなたにとって、大切なものは何ですか?
        善と悪ってどんなものですか? つぐないは可能ですか? と-------。

        物語の舞台は、幅広い泥の川が北から南へと緩やかに流れていて、あまたの橋がかかっている街。
        川をさかのぼった街はずれの浅瀬には、はるか昔から、うなぎを漁って暮らしている、うなぎ女たちがいて、主人公のポーは、彼女たちの息子だ。

        やがて500年ぶりの大雨による大洪水で壊滅してしまう街。
        ポーは、街の名物男、天気売りと共に、下流へと流されて-------。

        善悪で二分されるような価値観をもたない、まっさらな心の持ち主のポーが、さまざまな人たちと出会い、彼らの中にある善と悪のすべてを、分け隔てなく見て、味わい、彼らとの交流を通して自分にとっての"大切なもの"を知り、それを失い、壊れ、新しい人として再生するまでを描いた、これは神話的なスケールの物語なのだと思う。

        大切なものを守っていく中、他の誰かの大切なものを損なったり、強奪してしまう。
        生きとし生ける者が背負う原罪の諸相と、どうしたらそれを繋ぐことができるのかという、普遍的にしてリアルなテーマを、物語の中にごく自然に織り込んで、この小説は、川の水が上流から下流へと流れ、やがて大海原へと至る過程そのままに、なだらかだったり、浮き沈みがあったりと、たくさんの感情を喚起しながら、やがて晴れ晴れと開放的な感動へと、私を誘ってくれるのです。

        ポーと天気売りをはじめとする登場人物と動物の造形の妙、ファンタスティックなのに嘘のない自然描写、何ごとも白黒決めつけたりしない自由闊達な語り口、起伏の豊かな物語。

        読み終えた後、ポーと共に、大きくて深い時間を生きたという充実感に満たされる。
        それほど、この作品は「海の宝石」とも言われる、"うみうし"のように美しい小説だ。

        >> 続きを読む

        2018/06/10 by dreamer

    • 3人が本棚登録しています
      ぶらんこ乗り
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • いしいしんじさんの作品のなかで、一番すきなお話です。

        指の音とわたし、おとうと、サーカス、夢と現実の間にはさまっているようなお話。

        これに影響を受けて生まれたポルノグラフィティの、グラヴィティという曲も合わせて聴いてみてください。
        >> 続きを読む

        2015/01/06 by higuai

      • コメント 2件
    • 2人が本棚登録しています
      トリツカレ男
      カテゴリー:小説、物語
      2.0
      いいね!
      • 文庫で読みました。
        帯で「男の中の男」とは何かを主人公に教わった。と、佐藤健が大推薦していたので読んでみました。
        amazonの評価もとてもよかったのですが、実際読んでみて、私はあまり好きではないなぁと感じました。

        文体やストーリーの雰囲気はロシア文学みたいな暗さがあります…。
        明るいストーリーですが、どこか暗い。

        登場人物の名前は「ジュゼッペ」や「ペチカ」などこれもロシア文学っぽいお名前。
        セリフも「ジュゼッペ、ジュゼッペ、あージュゼッペ!」というロシア文学っぽいセリフ。

        トリツカレ男=なんでも依存してしまう人の話です。

        著者は京大出身の日本人男性ですが、外国作品を読んでいるようでした。
        ストーリーの舞台もなんだかあまりハッキリしませんでした。
        1日で読めるような小説です。
        >> 続きを読む

        2014/09/26 by snoopo

      • コメント 4件
    • 1人が本棚登録しています

【いしいしんじ】(イシイシンジ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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