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青木玉

著者情報
著者名:青木玉
あおきたま
アオキタマ
生年~没年:1929~

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      小石川の家
      4.0
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      • エッセイでありながら、何か長編小説を読んでいるよう。

        あの幸田露伴の孫、幸田文さんの娘さんの青木玉さんの本。

        九つの時、母親と一緒に、小石川のおじいちゃんの家へ移り住む。

        昭和初期の日本の家、それも偏屈なお祖父さんで文筆家の露伴の
        今だったら、苛めかと思える厳しい躾け、それも言葉で・・・・
        プロ中のプロが、小学校の小娘にきついきつい言葉を浴びせる。

        お部屋にお薬を持っていった、作者に、露伴は
        「何の為の薬か、何も聞かずに持ってきたのか」と叱り、
        はいも駄目、いいえはなお、三つ目の聞いて来ますの一時ののがれも許されない。
        黙って畳のヘリでもぼんやり見ていれば、そこに返事が書いてあるのか、と突込まれ。
        口を利かずに腰でも浮かせば、返事もしないで座を立つことができるのか、
        ならば立ってみよと、足払いがかかる。

        でも、その様な小石川の家の様子は、異常すぎるかもしれないが、
        昭和の家長、お父さんの存在はかくあるべきと思えるところもある。

        しかし、戦争になり、空襲や疎開がはじまった後半の部分は重苦しい。

        94年度芸術選奨文部大臣賞受賞作品。

        読み応えございます、の一言でおます。
        >> 続きを読む

        2014/08/27 by ごまめ

      • コメント 5件
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      幸田文の箪笥の引き出し
      カテゴリー:日本文学
      4.0
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      • このまえの「小石川の家」に続いての
        祖父に幸田露伴、母に幸田文にもつ、青木玉さんの本。

        今、着物をお願いして仕立て上がるのを心待ちにしている私。
        文さんのこだわりの数々の着物を興味深く見させて頂いた。

        写真だけでも紹介すると、

        玉さんの結婚式に、母文さんが調えた赤紫の色留袖。

        半纏などに仕立て直した、祖父の羽織裏。

        きれいな色糸で刺繍して楽しんだ加賀紋。

        蔦の家紋を中かげ鬼蔦の紋にした羽織。

        袖先に小花模様をあしらった母の意匠による黒の羽織。

        母が好きだった黄八丈の着物。

        小紋の着物にすがれの菜の花の塩瀬の帯を・・。

        表と裏の違う柄の竺仙の浴衣。肌に馴染んだ絞の浴衣。

        地味な着物に映えるように後見帯に結ばれた帯。

        袖の振りに赤いもみを付けた縞の着物。

        光と影で華やかにも大人しくもなる無地の地柄の綸子(リンズ)。

        鈍色に染めた紬の着物。

        縮麺の風呂敷や絽の留袖を座布団に・・・。



        和風インテリアのはしり、その古風でありながら、シックな装いや
        時折みせる大胆なモダンな配色、四季折々に季節を感じ、相手を楽しませ
        そして自ら独自の美意識を着物、一枚一枚に込められる。



        この頃、街中で着物の姿の女性をみると、興味深く目が留まる、ごまめでおます。
        >> 続きを読む

        2014/10/04 by ごまめ

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