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京極夏彦

著者情報
著者名:京極夏彦
きょうごくなつひこ
キョウゴクナツヒコ
生年~没年:1963~

この著者の本を読んでいる会員ランキング

このランキングは1日1回更新されます。
      姑獲鳥の夏
      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね!
      • 京極夏彦の「姑獲鳥の夏」は、饒舌な文科系書斎派・京極堂こと中禅寺秋彦、鬱気味で強力な幻視家・関口巽、美形の天才かつ天然の榎木津礼二郎、喧嘩上等・タフで侠気溢れる木場修太郎の最強キャラ四人組が活躍する、"京極堂シリーズ"の記念すべき1作目の作品だ。

        雑司ヶ谷の久遠寺医院の婿養子の牧朗が密室から消失し、妻の梗子は二十カ月間身籠ったまま、出産の兆しがないという風聞がたった。

        昭和二十七年夏、雑誌記者の中禅寺敦子にこの噂を聞いた〈私〉こと文士の関口巽にとって、牧朗は旧制高校の先輩だった。

        医院を訪ねた〈私〉に、かつてそこを訪れた記憶の断片が、蘇ってくる。
        同じく先輩で私立探偵の榎木津礼二郎は、梗子の姉の涼子を見たとたん、「嘘を吐いていませんか」と尋ね、問題の密室では〈私〉に見えないものを見たらしく「この家の人間は皆狂ってるぞ。場合に依っては君も含めて」と言い捨て、怯えたような顔で退出してしまう。

        探偵は、人の記憶を再構成して見てしまう、やっかいな特殊能力の持ち主だというが-------。

        さらに探偵の友人で警視庁刑事の木場修太郎は、赤児消失事件がらみで医院を調べており、一件を"家ぐるみの犯罪"と睨んでいる。
        事実、彼の捜査で医院側の不可解な行動が明るみに出始める。

        久遠寺家は「憑物筋」なのか? 牧朗は人造人間を作ろうとしていたのか?
        敦子の兄で、武蔵晴明社神主にして京極堂主人の中禅寺秋彦は、関係者一同の「憑物落とし」を執行するために、黒装束で医院を訪れる。

        この直後の「憑物落とし」など、超自然的にすら見えるスペクタクルだが、すべてはきっちり解明され、レトロで猟奇的な幻想小説が、本格ミステリとして着地する。

        脳が記憶の貯蔵庫ではなく編集所であるという、その一点に支えられた掟破りの「人間消失」トリックは、賛否両論があるところだろう。

        民俗学から認知科学、果ては手紙というデリダ的問題まで、知の諸問題を総合的にリンクさせて、「この世には不思議なことなど何もないのだよ」と、世界認識の枠組みを一転させる手際で、この作品は探偵小説の新地平を開いた、文字どおり異能の作品だと思う。

        >> 続きを読む

        2018/06/12 by dreamer

    • 他8人がレビュー登録、 45人が本棚登録しています
      書楼弔堂 破曉
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
      いいね! yana nasubivi
      • 面白かったー。

        一風変わった古本屋を訪れる人たちが、有名人ばかりで。
        知っている名前が出てくると、やはり楽しい。
        泉鏡花、井上圓了、岡田以蔵…。
        あの人たちの存在のきっかけとなった本というのにも興味が湧く。
        >> 続きを読む

        2018/02/27 by koh

    • 他5人がレビュー登録、 12人が本棚登録しています
      魍魎の匣
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね!
      • 一旦前作の話ながら、姑獲鳥の夏で「凄い」と震えたのは、榎木津の存在。

        「(精神作用のせいで)見えるべきものが見えない」、というのが要は姑獲鳥のトリックの根幹なのだが、これを、精神作用が変になっている人物だけその場面に登場させて叙述しても、「そりゃ見えない人たちの会話だから見えるとは叙述できなかっただろうけれど、それって酷くない?」という読者の愚痴になる。

        とはいえ、「見える」普通の人をそこに登場させると、見えちゃうんだから当然に会話や叙述がおかしくなる。
        「なんでお前見えないんだよ」というセリフがどうしても必要になる。ここまでくると、読者も推理物のベテランだから、さては!、と感づいてしまう。

        この難点を解決したのが榎木津の存在。

        通常の人には見えないものが見える、という触れ込みの超能力探偵を登場させ、その彼をして、「なんで君らには見えないんだ?」と語らせることで、読者はてっきり、榎木津だけが特殊能力を使って見えているのだろう、と思い込んでしまう。

        巧いことをやる。

        しかも、単に超能力なら簡単に作れるが、さすが京極堂では、超能力という存在は基本否定していて、理屈で説明がつく、ということで、榎木津の直観の鋭さをなんとなく科学的に説明している。

        ので、かなりのウルトラCの存在なんだが、まあそういう人もいるのかな、ということで「ずるい」存在にはさせていない。
        (例えばコナン君なんかではウルトラCみたいな特殊アイテムがすぐ都合よく出てくるんだけれどそういうものとは一線を画せるようにしている)

        繰り返すが姑獲鳥で震撼したのは、この一点、肝のこのトリックの叙述のために、榎木津という存在を作った点。これがまさに恐れ入る。

        そしてそして、、、
        ならばこそこの榎木津はもう使い切りの一発屋で役割を果たしたかと思いきや、その後の作品でもいい感じに登場してくる。
        このあたりの使い方もとても好ましい。

        次作たる魍魎の匣でまず思った感想はそこ。
        前作で精神的に崩壊して全てキャラクターを出し切った感のある関口や、もう存在価値が無くなったと思われる榎木津を引き続き全面に出して、そしてそれが却って味わい深い作品の雰囲気になっている点がとても驚いた。


        魍魎の匣のストーリーそのものはそんなにぐっと来なかった。姑獲鳥ではなくこれが受賞作品だというのがちょっと不思議。

        手足を切った人間を箱に詰めて、それでも生かせられるというのが、ちょっと納得感なくてだめだったかな。ただそんなこと言えば姑獲鳥も狂骨も非現実的なんだが。。。


        とはいえ、魍魎の匣の伏線の張り方は相変わらずさすがとの感想。
        読み返すとそもそも箱に人を詰める、という叙述から始まっている。
        途中の猟奇殺人では人を箱に詰める話が延々書かれている。

        のだが、それでもあの公然逸失トリックでは、それまで生きてそこに居た人間が箱に詰められて外に持ち出されていたとは考えがたく、想像はするのだけれど否定して読んでいき、最後に、えーやっぱりそれですか、という感想に。

        一応色々これができる環境になっているということは延々説明があるのだけれど、それでもちょっと無理があるんじゃないかな、という気がして、これが姑獲鳥のシンプルなトリックと比べると微妙な感想。
        ただ、繰り返すけれど、延々箱に人を詰める、と書いているじゃないか、というのはその通りで、そう考えると、そういう落ちは納得というか、迫力を感じました。
        (例えばあの治療施設は四角形の箱である必要は全くないのだけれど、あえて大きな箱、として存在させ、箱、というキーワードを強調していて。)

        なんにせよ京極堂面白いです。
        >> 続きを読む

        2017/08/19 by フッフール

    • 他4人がレビュー登録、 36人が本棚登録しています
      いるのいないの
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
      いいね!
      • 絵本カフェで…。
        読友さんおススメ。
        まさか絵本で怖い思いをするとは思わなかった!!ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
        内容と絵がピッタリ合ってる。


        おばあちゃんの家で暮らしてみると
        気になる事が出てきた男の子
        気になって、気になって仕方がない……


        おばあちゃんの言うことはもっとも…
        見えないモノは見えない
        でもね……
        見えるモノは見えるんだよ…。


        さすが京極夏彦!!w(*゚o゚*)w おぉ
        >> 続きを読む

        2017/06/12 by あんコ

    • 他4人がレビュー登録、 11人が本棚登録しています
      鉄鼠の檻
      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね!

      • 超人気作家・京極夏彦の第4作目の作品「鉄鼠の檻」を、本棚の奥から取り出して再読。
        京極夏彦の小説は、自分でも不思議なんですが、突然、無性に読みたくなってくるんですね。

        この「鉄鼠の檻」は、過去の三作からも宗教に対する作者のこだわりは明らかだったが、テーマの妖怪が実在の僧侶をもとにした「鉄鼠」であり、他に言及される妖怪が「大禿」「払子守」「木魚達摩」である点からも分かるように、この作品はその総決算的な内容になっていると思う。

        その意味でも、この作品は京極作品の一つの頂点を極めたものだと言えると思いますね。

        箱根の山頂にある旅館「千石桜」の庭で、座禅を組んだ僧侶の死体が突然、出現するという事件が起こった。
        殺人犯は、僧侶に違いないという推理が立てられ、警察は現場付近の「明慧寺」に滞在することになるのだが、寺では次々と僧侶たちが殺されていく。

        犯行現場に残された奇妙な痕跡には、どんな意味が隠されていたのか?
        「明慧寺」の大きな秘密とは一体何だったのだろうか?-------。

        俗世間から隔絶した「寺」という異世界の価値観、論理、住人などの精緻で綿密な描写によって、この作品にはいわば一つの小宇宙が内包されていると思いますね。

        好奇心を喚起するような舞台設定、異世界ならではの独創性と知的興奮に満ちた推理、魅力的なキャラクターの数々-----と、どんな角度からもディープに楽しめる驚異的な文芸大作だと思う。

        >> 続きを読む

        2018/04/27 by dreamer

    • 他3人がレビュー登録、 23人が本棚登録しています
      絡新婦の理
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
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      • 今回読了した「絡新婦の理」は、それまでの京極夏彦の作品とは異なり、事件が終了した時点から語り始められる。

        すべてを埋め尽くして咲き乱れる満開の桜の下、対峙するのは京極堂と一人の女------。
        この女こそが事件の黒幕である「蜘蛛」その人なのだ。

        この「蜘蛛」の正体は、最後まで伏せられてはいるものの、登場する女たちのうちの誰がその人なのかを、言い当てるのはそれほど難しくはない。

        この作品の主眼は、実はフーダニット(犯人探し)ではないんですね。

        猟奇殺人を繰り返す「眼潰し魔」と「絞殺魔」の跳梁、女学生の願いを叶えて人を死に追いやる「黒い聖母」、女系家族の旧家・織作家の悲劇------。

        いくつもの事件が少しずつ繋がりを見せはじめ、最後にすべてを操る「蜘蛛」の存在が暴かれる。
        巧妙極まりないその仕掛けの前では、京極堂の「憑き物落とし」も榎木津の特殊能力も、ことごとく無力でしかないように思われる。

        この作品では、京極堂たちレギュラーメンバーのみならず、一見それぞれ個性的な織作家の女たちさえもが、不思議と影が薄いというか、あからさまに類型的に描かれているんですね。

        何故ならば、作者が描きたかったのは、"操りの構図"そのもので、冷たいほどに精密かつ壮大な美しさだったのですからね。

        >> 続きを読む

        2018/04/28 by dreamer

    • 他3人がレビュー登録、 24人が本棚登録しています
      塗仏の宴
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね!
      • 好みでは狂骨や絡新婦の方が好きだったけど鍛えられた京極堂シリーズユーザーなのでペロリと完食した。
        語り手目線を変えて意味ありげに進めていくやり方はさすがとしか言えない。
        >> 続きを読む

        2017/11/23 by Jumpeichan

    • 他2人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      冥談
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
      いいね!
      •  京極夏彦さんのこの怪談短編集は、それぞれが、おぞましかったり、呪いだったりするのではなく、ごく普通の生活の中で、普通にあるような事にふと、怖さを見出す、その語り口が怖い。
        そうして、怖いと思う人びとは、とても疲れている。

         語り口が、どちらかというとぼんやりしていて、「ああ。そうだ。こんなことがあった。いや。なかったかもしれない。でも、あったのである」という曖昧さが妙にねっちりとしていて怖い。

         はっきりと、ここに幽霊が出ました、それはこういう遺恨があったからでした、でなく、ただ、長年住む人がいないのに建直しせず、ずっと残っている家は「死んでいる、というより白骨化しているのだ」とえんえんと話す「予感」

         その家は古いとしかいいようがないのですが、何かありそうな予感だらけなのが怖いのです、と語る住人は疲れ倦んでいるよう。

         子どもの頃、古い大きな祖父母の家に冬行った時に必ずあった壁の穴。その向こうには、確かに無表情な女の子の顔が見える。


         ただそれだけで、年を経てもその女の子は成長しないまま、ずっと「こちらを見ている」それを、ぼんやりと思い出し、それが怖いのかどうか、自分でもわからないという、怖さ。
        曖昧、きちんと説明ができない怖さ。
        そういうものがたくさんつまっています。

         時代は、現代だけでなく、京極堂シリーズの頃、昭和28年頃かもしれない、という時代設定があったりしますが、「空き地のおんな」では、どうしようもない男と喧嘩を繰り返しながらも、別れられない女の怖さ。

         別れよう、別れようと思う矢先に「好きだ、とかアイしてる、だとか泣き落とし」ですがってくる男と別れられないのは相当、しんどく怖い。

        「愛してる」ではなく「アイしてる」というのに、この男の言葉の使い方、言い方がわかるようで、言葉の使い分けも非常に上手く使い分けています。
        同じ口調は全くない短編集。

         怖い、怖い、と思っていると、疲れてくる。疲れてくると、ますます、心細くなって怖さ倍増。この短編集の怖さは、怖さに疲れてしまった人たちの言葉の怖さ。
        >> 続きを読む

        2018/07/03 by 夕暮れ

    • 他1人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      巷説百物語
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね!

      • この京極夏彦の「巷説百物語」は、「小豆洗い」「白蔵主」「舞首」など、江戸期に書かれた「絵本百物語」に登場する妖怪をそのまま作品名にし、各々の妖怪が生じた因縁をモチーフにした連作短編集です。

        しかし、この一連の小説は、決して小難しいものではなく、京極夏彦の代表作の一編「嗤う伊右衛門」にも登場した、渡り御行の小股潜りの又市、山猫廻しのおぎん、事触れの治平、考物の百介という、小悪党の四人組が、それぞれの特技を生かし、非業の最後を遂げた者の縁者の依頼を受け、下手人を追いつめていくのが、そのストーリーになっているんですね。

        そして、その仕掛けに又市たちが利用するというか、力を借りるのが、妖怪たちなのだ。
        「この世にゃあ、神も仏もねぇけれど、怨みが募ればあやかしも生く」という又市のセリフのように、業の深い悪人ほど、妖怪に取り憑かれる恐怖が強い。その弱点を又市たちは衝くのだ。

        そして、不可能趣味に満ちた現象が、最後には合理的に明かされるというわけなんですね。

        これぞまさに、必殺仕掛人とミッション:インポッシブルと本格ミステリをシェイクして、妖怪というエキスを一滴垂らした面白小説だと思いますね。

        >> 続きを読む

        2018/06/25 by dreamer

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      塗仏の宴
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
      いいね!
      • 盛り上げたな~と。

        関口を拘束し、絡新婦を引き出して即退場させ、朱美も再登場。

        ちなみに、宴の支度は整いました、の決め台詞が帯に書かれているけれど、これ下巻?の100P目くらいに出てくるメッセージで、それならそこで上巻を切りなさいよと。。。出てこないメッセージを帯に書いちゃいけません。

        いやしかし、「世界に不思議ではないことなどないのですよ」のセリフ、いいですね~。
        京極との対決、とても楽しみです。


        追伸:作中の一節、「蒼穹はあくまでも高く澄み、翠層はあくまでも深く冴えていた」はとても綺麗で格調高い表現と感じ入りました。京極は、話が面白い一方でこうした文章表現が巧いところ、本当に気に入っています。
        >> 続きを読む

        2017/08/19 by フッフール

    • 他1人がレビュー登録、 15人が本棚登録しています
      百鬼夜行
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • サイドストーリーとはいえ京極先生、これはファンを殺すなあ、と(笑)。

        まず、各短編の主役が脇役過ぎる。。。

        杉浦(女郎蜘蛛の脇役的殺人鬼)
        平野(同上)
        鈴木(百鬼夜行シリーズでは不登場・・・)
        棚橋・堀越(鉄鼠の消防団。ただし棚橋は鉄鼠では不登場・・・)
        山本(女郎蜘蛛の犠牲者の女教師。出るなり死んでた人物で印象薄い)
        岩川(塗仏で子供に弄ばれた無能な警察)
        円(鉄鼠の貫首。ほぼ登場しない)
        木下(警察。色んな作品に出てくるが地味で存在感なし)

        目を引く話はせめて二つで、
        久遠寺涼子(姑獲鳥の主キャラ)と関口夫妻、の話くらいだろう。
        それらもとはいえ暗く、特に読んで何か思い入れが深まるような情報も逸話もないしと。


        京極シリーズは、
        姑獲鳥が切れ味鋭く一部のファンの口コミを中心にヒットして、
        魍魎で受賞と共に大ヒットしてファンが増えて、
        しかし狂骨と鉄鼠で分量が長大になったこともありライトなファンを振り落として、
        女郎蜘蛛が巧い話で残っていたファンを満足させて、
        しかし塗仏が異常な長大さでコアファンのみを残してほぼファンを駆逐して、
        そのコアファンをも殺そうというのがようやく出たこのサイドストーリーで、

        自分の場合にはその後の作品含めもう沢山出ている状態なのでまだ耐えられるが、
        寡作になった当時の京極シリーズで、これはきついだろうな(笑)。
        当時にファンだったら果たして残れていたかどうか。。。


        というのが一番の感想だったのだけれど、もう一点、これは前向きな感想で、
        この短編集そのものは大して面白くないのだけれど、一つ一つが、百鬼夜行画集に載る妖怪から発想を得て書かれた話で、この妖怪の絵からよくまあこんな話を考え出したな~という観点で見ると感心が尽きない作品。

        個人的にはこれで妖怪への興味が飛躍的に増してしまって、今や、百鬼夜行画集はおろか、妖怪談義の類いもネットで買い集めてしまっています。
        今度、アベノハルカスの大妖怪展にも行ってきます。

        妖怪は奥が深そうな世界で、これは拓かれた思いです。
        >> 続きを読む

        2017/08/19 by フッフール

    • 他1人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      魍魎の匣
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • 2015/2/10 再読了。
        京極堂シリーズは全て分冊で購入している。
        感想は下巻に
        上巻で京極堂が出てくるのは遅めだけど、出てきた瞬間からいつもの京極堂で語りに引っ張り込まれる。
        >> 続きを読む

        2015/02/11 by げっち

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      鉄鼠の檻
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • レンガ本に挑戦する気が起きず分冊本に手を出した。

        今川の父や兄への劣等感やそれに対しての諦念ぶりはいつ読んでも興味深い。外見が枯れているのは伊佐間の方だけど内面は今川の方がずっと枯れてるというか成熟している気がする。

        それにしても関口は千鶴子や雪絵を哀れな妻達だと言っていたが、彼女らはそんなに哀れなのか?
        関口も中禅寺も収入は安定しないけれど働く気がない訳ではないし、あの時代で飲む打つ買うもせず子供ができなくても離縁しない男が夫だなんてむしろ幸せ者なのではないか?
        というかこの2人が哀れなら「狂骨の夢」の民江と朱美や「絡新婦の理」の紅蜘蛛のお志摩や「陰摩羅鬼の疵」の老刑事の妻はどうなるんだと…
        読んでるこちらが平成の人間だから苦労している妻達に見えるけど、時代背景を考慮したら全然不幸じゃないんだよなあこの美人妻達は。
        特に千鶴子。
        >> 続きを読む

        2016/12/22 by kikima

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      今昔続百鬼-雲
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • メチャクチャ面白かった。

        京極夏彦の本懐は文章力にある、ということを痛感する一作

        一応、ジャンルとしてはミステリー作家となっているけれども、
        そしてミステリーの構成がズバ一流なのでそれで違和感は無いのだけれど、
        やはり、京極先生の魅力は、表現の巧さ。

        博覧強記で、構成力が図抜けていて、文章が巧く、ユーモアに富んでいる、というのが、先生への素直な評価です。


        この作品は、百鬼夜行シリーズのスピンオフながら、これだけ読んでも十分に楽しめる一冊。
        例えるなら、森見登美彦のような話力で、面白おかしく、妖怪探検談を語る話。

        多々良センセイ、女郎蜘蛛で出てきたときから気になっていたけれど、やはりナイスキャラでした。
        とても好きです。
        >> 続きを読む

        2017/08/19 by フッフール

    • 他1人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      陰摩羅鬼の瑕
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • これは先生、切れ味落ちてた。

        コンセプトも姑獲鳥のコピーの域を出ないし、京極の活躍も最後に少しで物足りないしと。
        良かったのは途中の儒学と姑獲鳥のあたりの会話でしょうか。

        ただ、さすがだなと思わせるのは、あらゆる鳥の剥製で埋め尽くされる鳥屋敷と鳥伯爵を作り出して、その上で、「燕雀いずくんぞ鴻鵠の志をしらんや」の一言を入れてきたあたり。

        この諺をこうまで見事に使った場面や作品を知らない。
        うまいなあと。

        次作に期待です。
        >> 続きを読む

        2017/08/19 by フッフール

    • 他1人がレビュー登録、 15人が本棚登録しています
      邪魅の雫
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね!
      • これは、京極先生、切れ味が鈍っている。。。

        これで長編の百鬼夜行シリーズは読破。
        印象点をまとめると

        姑獲鳥  100点
        魍魎    80点
        狂骨   120点
        鉄鼠    70点
        女郎蜘蛛 90点
        塗仏    90点
        陰摩羅鬼 30点
        邪魅    50点

        という感じ。

        姑獲鳥~狂骨までの出来が良すぎて取り込まれたけれど、
        邪魅から上に上がるんだったら読破は無かったなあ。
        話術は相変わらず面白いんだけれど、ミステリー要素が弱くなっちゃったね。。。

        なりすましがテーマの本作だけれど、なりすましって、同じ名前の人が何人も登場することになって、整理しながら読んでいけば理解もついていって、最後に、え~あなたが一人で何役も!
        と驚くことはできるかもしれないんだけれど、面倒くさいんだよね。
        なりすましであることは分かる展開で、誰が主犯かも簡単に分かる展開で、後は誰にどうなりすましたかというところがミステリーなんだけれど、そんなところはどうでもよく。。。

        榎木津を元気の無い振り付けにしたのも非常にいけてないと思う。世界が暗くなっちゃったよね。

        京極が、赤木や江藤のことは会ってないから知りません、これは私の想像です、と一々断るのも、なんかサラリーマンの言い訳みたいで聞こえがよくなかった。
        そんな当然の言い訳は言わずとも、京極は常々読者を驚かしてきたわけで、今回は謎解きの迫力も弱いし、言い訳多いし。。。

        そもそも澤井がなぜ榎木津のお見合い話が持ち上がるたびにそれを把握したのかが甚だ不明で、謎解きに唐突感がありすぎる。お見合いしたならともかく、たかだが縁談が持ち上がったレベルで、一介のしょうもない男になぜタイムリーに情報が入るのか? 

        最後の場面で警察が囲んでいるというのに犯人の女から逃げられてるし、甚だ理解しがたい。

        うーん、切れ味不足。。。
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        2017/08/19 by フッフール

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      謎
      スペシャル・ブレンド・ミステリー
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
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      • スペシャルブレンドミステリー初体験です。

        短編ミステリーから、人気作家が好きな作品をセレクトしたこの企画。
        第4弾の京極夏彦から入りました。

        各テーマごとにブレンダー(京極氏)のメッセージもついていて
        著者の作品を読んでいる時よりも親近感がわきました♪

        ◆謎
        「重ねて二つ」 法月綸太郎
        「マジックボックス」 都筑道夫

        ◆疑
        「暗い玄海灘に」 夏樹静子
        「理外の理」 松本清張

        ◆譚
        「熱い闇」 山崎洋子
        「室蘭と二人の男」 陳舜臣

        ◆情
        「別荘の犬」 山田正紀
        「黒髪」 連城三紀彦

        初めての作家さんに出会ったり、
        普段手に取らないようなストーリーに出会ったり、
        これから読む本の選択肢を広げてくれる企画ですね!

        次は東野圭吾のスペシャルブレンドかな♪
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        2013/03/12 by アスラン

      • コメント 3件
    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      死ねばいいのに
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • ケンヤのキャラがおもしろいなと思いました。

        社会通念上ややもすれば最も侮ってしまうような風体の青年が、その純粋な意見を述べると、普通の感覚が根底から崩れるという痛快さ。
        ...そこが面白いポイントでしょう。
        でも、なんで終盤にそんなに饒舌になるのかは...??
        無知のフリしたスゴイ人だったということですかw

        かならずしも「死ねばいいのに」という結論になるか疑問な展開もあったようにおもわれますが...。
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        2018/07/18 by motti

    • 他1人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      虚言少年
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • アホな小学6年生の秘密結社のメンツがくりひろげる日常。
        京極さんの本はやたら厚いけど、ストーリーと関係ないディティールが多いぶんだとわかってます。
        そしてそのディティールがやたらバカバカしくて逆に好感がもてましたねw

        「学校でコックリさん禁止!」
        「ソレは何をやってるンだ?」
        「コレは"ひょっこりさん"です!」
        抱腹絶倒、ワロタゎ~w
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        2018/07/29 by motti

    • 他1人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      厭な小説
      カテゴリー:小説、物語
      3.2
      いいね!
      • 途中から「深谷さん」が共通して登場してるのに気づくわけなんだけど、まとまりが全体におもしろい!
        悪趣味、ダーク、グロ。
        こういったジャンルの映画とかはけっこう好きだからね。
        世にも奇妙な物語的なやつ(笑)
        >> 続きを読む

        2018/07/18 by motti

    • 他1人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています

【京極夏彦】(キョウゴクナツヒコ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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