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近藤隆文

著者情報
著者名:近藤隆文
こんどうたかふみ
コンドウタカフミ
生年~没年:1963~

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      ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
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      • とても悲しい物語だけれど、光の射し込むような読後感。大切なものを喪ったとき、靴が重くなっても、たとえ喋れなくなったとしても「開けることのできない箱」をどうにか開けようと傷つきながらも折り合いをつけ次へ進んでいく。登場人物それぞれの喪失と再生への距離の取り方を考えた時に、題名の意味が浮き上がってきた。
        もう一度映画も観てみようと思った。
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        2016/01/15 by ゴンズイ

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      Born to run走るために生まれた ウルトラランナーvs人類最強の"走る民族"
      カテゴリー:陸上競技
      4.0
      いいね!
      •  面白かったです。
        書かれていることは「走るって本当はどういうことか」。
        本書を読めば、
        ジョギングやマラソンをやっている方もそうでない方も、
        無性に走ってみたくなるのではないでしょうか。
         
         科学者達のコメントや体験談、
        伝説の走る民族タラウマラ族と
        世界有数のトレイル選手達によるウルトラレースなど
        読みどころ満載で最後まで非常に興味深く読みました。
         
         本書のもう1つの魅力は、
        登場人物たちが実在の人物で実名が明かされているため
        ネットでいろいろな追加情報を自分で入手できる点といえます。
        英語が読めるともっと面白いんだろうな~。
         
         ん~、それにしても
        なんだか自分も自作サンダルで走ってみたくなりました!
        この気持ちの高鳴りはきっとやってしまいますね。
        ネットで調べたらすでにやってしまった方も
        けっこういらっしゃるようです。スゴイ!
        北海道はまだ真冬ですが、
        雪解けがいつにも増して待ち遠しいです。
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        2015/02/03 by kengo

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      ネゴシエイター 人質救出への心理戦
      カテゴリー:社会病理
      4.0
      いいね!
      •  人質の救出と言えば、何かヒロイックなものを感じずにはいられないのは、多くの映画やドラマを見ているからに違いない。現実はドラマとは違う。

         特殊部隊が乗り込んで誘拐犯を制圧、人質は無事救出されました、などという事態は現実にはそうそうありえない。

         確かに日本や欧米などの先進国では誘拐・人質事件はほとんど成功せず、犯人は捕まっている。しかしそれは警察や政府が腐敗していない先進国の事例であり、世界の常識とは違うことを我々は本書において知ることになるだろう。

         破たんした国家や腐敗した国では誘拐は大きなビジネスチャンスである。本書の「主人公」であり著者であるベン・ロペスは民間の人質交渉人(ネゴシエイター)として、誘拐犯から人質を無事に救出する役割を負っている。なぜ警察が機能しないのか? それは、国が腐敗しきっているため、法執行機関が意味をなさないからだ。むしろ、国によっては警察が誘拐事件を起こしている場合すらある。このため、そのような危険な国でビジネスをする外国人や中流階級の人たちは、何より誘拐に警戒しなければならない。ちなみに政治家などの上流階級になると、さすがの腐敗国家も本気になってくるので、少なくともビジネスとして、つまりお金目的で誘拐する集団は、中流階級の国民を狙うのだそうだ。そうしないと割に合わない。このため、誘拐事件が発生した時、警察に通報するのは一割にも満たないという。

         世界には誘拐に対する保険も存在する。保険の国、イギリスならではの話ではない。それだけ誘拐事件は多発しており、その約七割は身代金の支払いで人質が解放されている。犯人が逮捕される確率は一割であり、その多くは先進国での人質事件だと考えると、警察や軍隊による救出劇などというのは夢物語に過ぎない、と思わせるには十分だ。

         シリアで日本人が人質にされたとき、自衛隊による救出という意見も出されたが、世界最強の米軍ですら人質事件にはほとんど無力であることを考えると、あまりにも無謀なことだと言わざるをえないだろう。もう一度言うが、誘拐犯の逮捕や制圧はほとんど成功していない。

         ならば我々は誘拐犯にとって無力なのか。確かに犯人に言われた通りホイホイ金を払っていたら、それこそ何度でも誘拐されてしまう。そこで交渉人の出番となる。著者は心理学の知識を駆使して、犯人側と交渉し、相手の信頼を得て少しずつ犯人側をコントロールしていく。人質立てこもり事件など、明確に場所がわかる場合ならばともかく、ふつうの誘拐事件では人質の位置もわからず、最初は手も足も出せない。しかし、交渉人は忍耐強く交渉して、身代金の金額を下げさせ、相手を冷静にさせて人質の無事な解放を成し遂げる。ここでのミッションのクリア条件は、人質の解放である。決して、相手を逮捕したりすることではない。それでは誘拐事件はなくならないのではないか、と思うかもしれないが、まあその通りだ。だが、交渉人が絡むことによって、少なくともその人間が再び誘拐されるという危険性は減る。というのも、簡単に身代金を払ってしまったら犯人はまた同じ手を使うだろう。しかし、我慢強く交渉していれば、犯人側にも焦りが出てくる。誘拐を完全なビジネスと見なした場合、手ごわい交渉人(タフネゴシエイター)は犯人側の神経をすり減らし、儲けに合わないと思わせることもできる。

         誘拐犯は、少しでも多くの身代金をとりたいと思っているけれど、同時に損はしたくないと思っている。たとえ100万ドル手に入れたとしても、そこに至るまでに120万ドルかかってしまったら損である。

         誘拐犯とは交渉しない、というのは理想論であり実際には事件の約七割は犯人との交渉と身代金の支払いで解決(?)している。世界的なこの流れを理解していないと、痛い目を見る。イラクやシリアでの人質事件は起こるべくして起こったといってもいい。今日もどこかで誘拐事件は起こっている。

         本書はそんな誘拐人質事件を小説のように少々誇張した形で著しているけれども、どんなフィクション小説よりも面白いことは間違いない。そして、誘拐産業と人間の冷徹な現実も教えてくれる。  
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        2015/02/15 by ぽんぽん

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