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岩明均

著者情報
著者名:岩明均
いわあきひとし
イワアキヒトシ

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このランキングは1日1回更新されます。
      ヒストリエ vol.1
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.2
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      • レビュー登録500冊。節目は岩明均氏の「ヒストリエ」。

        『寄生獣』で知られる作者がデビュー前から描きたかったという古代オリンポス文明を舞台にした歴史漫画。

        主人公はマケドニアのアレクサンドロス大王に仕えた書記官のエウメネス。

        第1巻では流浪のエウメネスが故郷カルディアに戻るところから始まる。しかし育った家は焼失。そこから幼少時代の回想へ。

        史実では出自に不明な点が多いエウメネス。それに対して作者が波瀾万丈の逸話を創造。非常に魅力的な主人公になっています。歴史考証と創作のバランスが絶妙です。

        文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、手塚治虫文化賞マンガ大賞など数々の漫画賞を受賞しており(完結さえすれば…)マンガ史に残る傑作であることは間違いなし。

        歴史好きで未読の方にオススメです。
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        2015/09/07 by ybook

      • コメント 2件
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      ヒストリエ vol.3
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      5.0
      いいね! Sairen
      • ついにエウメネスの旅立ちの日。

        母、従者・カロンも心の奥底に多くのことを抱えつつもエウメネスに何も言えません。カロンの涙。罪悪感という言葉では言い表せない複雑な感情がひしひしと伝わってきます。

        初の航海から新天地パフラゴニアへ。

        剣を習い、図書室で蓄積した本の知識を教えることで人々に受け入れられます。年月は流れ立派な若者へと育ったエウメネス。

        本作の魅力はなんといっても主人公エウメネスの人物像にある。
        豊富な知識、洞察力、発想力。飄々としながら人間味溢れる愛嬌ある性格。過酷な運命に翻弄される苦難の人でもある。
        もう読者の誰もがエウメネスに夢中になるわけで。

        平穏な日々に忍び寄る不穏な空気。次巻、いよいよエウメネス初陣へ。
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        2015/09/09 by ybook

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      ヒストリエ = HISTORIĒ
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
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      • ギリシャ覇権を目論むフィリッポス王率いるマケドニアに立ちはだかるは宿敵アテネ。

        強の陸軍を誇るマケドニアに対し英雄(?)カレスと有能な弁論家で優れた将軍でもあるフォーキオンは堅実な防衛と電光石火の海戦術で制海権を奪います。さらにペルシア布陣…。

        そしてスキタイ遠征、トリバロイ人との遭遇戦と連戦。見どころ満載の第8巻です。

        苦戦するマケドニアの中でエウメネスの冷静な判断。書記官らしからぬ活躍に興奮します。

        岩明氏は全くアシスタントを使わないらしく元々作画が遅いことで知られていましたが本作では時代考証も徹底しており近年はついに2011(7巻),2013(8巻),2015(9巻)と隔年ペースに(涙目)。
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        2015/09/21 by ybook

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      骨の音 傑作集
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      3.5
      いいね!
      • こちらも再読。

        地元で必死に探しても見つからず
        大学に行ったところで、あっさり見つかったのは
        懐かしい思い出です。

        6編収録。
        傑作揃いとは言い難いが
        その後の『風子のいる店』『寄生獣』に至るまでの
        この著者の傾向がよくわかる作品集。

        まずはデビュー作の『ゴミの海』や『未完』
        表題作の『骨の音』までの
        人の死とそれが遺された者に対する影響についての短編たち

        読後感は正直、良くありませんが
        ATGの映画などが好きな方は気に入ってもらえるかもしれません。

        特にヒロインが三人とも
        本当に精神的にギリギリの状態にある描写には圧倒されます。

        中でも、『骨の音』のヒロインの目つきなどは
        『寄生獣』の田宮良子の目の描写や
        『七夕の国』の東丸幸子が時折見せる表情に反映されている気がします。

        ある種の精神状態の表現が 
        いわば、人間に似た人間以外の生物や
        特殊な能力によって様々な傷を負った人物の
        描写に役立ったとも言えるかもしれません。  

        『夢が殺す』
        やはり、この作品も
        人の死が出てきますが、前述の三作品に比べると
        どことなく「笑い」の要素が入ってきています。

        作中に登場する心を繋げる、ある種の通信(テレパシー)は
        『寄生獣』の加奈の能力の原型とも呼べるものかもしれません。

        『指輪の日』
        素行の悪い、いわゆる当時不良と呼ばれていたタイプの妹が、
        結婚の決まった姉の指輪を無くしてしまったことから始まる騒動。

        ここにも次作の『風子のいる店』に登場する人間たちや
        『寄生獣』の加奈も髣髴とさせます。

        『和田山』
        この作品も、この著者らしい変なユーモアに溢れており

        『寄生獣』『七夕の国』『剣の舞』の最初の部分に
        出てくるなんともいえない笑いを思い出させます。

        それにしても
        物事の見方が、普通の人とやはりどこか違うのを感じます。

        この著者の『寄生獣』や
        『剣の舞』の上泉伊勢守の刃物を使った“撹拌”や
        『七夕の国』丸神頼之の言動
        『ヒストリエ』のスキタイ人の目つきなどが好きな方には
        おススメです。

        それ以外の方にはおすすめしません。
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        2013/07/13 by きみやす

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    • 2人が本棚登録しています
      ヒストリエ vol.6
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
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      • 古代オリエント文明に詳しくなくても「アレキサンダー大王」は聞いたことがあるはず。
        物語の最重要人物であるアレクサンドロス王子ついに登場。

        聡明で友を大事にし乗馬にも長けた王子。
        しかし、ただの良い子だけで終わらせません。
        アレクサンドロスの人物像に"憂慮すべき事情"を加えています。

        またエウメネスは乗馬訓練からアフラ・マズダーに隠された秘密に気付きます・・・この伏線には脱帽モノ。

        作者の卓越した構想力に唸る第6巻です。
        >> 続きを読む

        2015/09/15 by ybook

      • コメント 2件
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      ヒストリエ vol.7
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      3.0
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      • 7巻の表紙はマケドニアとペルシアが争った「イッソスの戦い」の場面を描いたと言われる壁画がモチーフ。
        (ベスヴィオ火山で滅んだポンペイの街から出土)

        この人物は壁画のアレクサンドロス三世…それとも?意味深な表紙です。

        悠久の古を舞台にした作品ですが登場人物達はエウネメス考案のマケドニア将棋にハマったりと日常がいきいきと描かれている。表情がとても豊かで親近感がわきます。
        >> 続きを読む

        2015/09/17 by ybook

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      ヒストリエ vol.2
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
      いいね!
      • ギリシヤの都市国家カルディア有力者の次男として育てられたエウメネス。

        しかし街で起こったスキタイ奴隷トラクスの反逆からエウメネスに大きな転機が訪れる。幾度と見ていた夢と出生の謎が明らかに。

        この作者の特徴として残酷なシーンを淡々と描く描写があります。この作品でもその作風は同じですが、この巻は特に殺戮シーンが多数。
        (1巻のレビューで歴史好きにオススメと書きましたが、グロいのが苦手な人にはオススメ出来ません)

        ただ現代と違い紀元前4世紀の世界を描くにあたりこの作者の演出は非常にマッチしている。

        鎖を解かれ歓喜の涙を流すスキタイ人奴隷。
        次のシーン、周りにはおびただしい数の死体がすでに転がっている。

        このセリフが一切ない静寂のシーンだけでスキタイ(イラン系遊牧騎馬民族)がいかに残忍で戦闘にたけた誇り高い民族であるかを見事にあらわしている。

        少年にもかかわらず過酷すぎる運命に翻弄されるエウメネス。
        序盤にも関わらず読み応えがあります。
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        2015/09/07 by ybook

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      ヒストリエ vol.4
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      5.0
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      • ダイマコスの私兵が襲来。ボアの村の攻防戦においてエウメネスは軍師としての才覚を発揮します。

        劇的な勝利は皮肉にもエウメネスがこの地を去るきっかけになってしまう。センチメンタルな別れ。

        こうして放浪の旅に出るエウメネス。
        回想は終わり物語は1巻の序盤へと戻るわけです。

        放浪の旅をしていた明晰な頭脳を持つ異民族の若者(エウメネス)。彼の背中の刀傷やアフラ・マズダーのペンダントといった序盤の意味深なヒントが4巻までの回想によってすべて明らかに。と思ったらまた意味深なセリフが。まったく物語の構成が上手い。
        >> 続きを読む

        2015/09/11 by ybook

    • 1人が本棚登録しています
      ヒストリエ vol.5
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      5.0
      いいね!
      • 故郷カルディアはマケドニア軍に包囲されていた。

        そんな中エウメネスは兄、旧友と再会。そして父母の墓前で謝罪と感謝。第1部を統括する感動的なシーンです。

        しかし過去の因縁からお尋ね者になったエウメネス。

        故郷を追われるように旅立つエウメネスですが急転直下の展開でマケドニアの傘下に。いやぁエウネメスも読者もマケドニア王フィリッポスにしてやられた!!
        でも騙されたのにワクワクする。

        ここで第1部完結。マケドニアのエウメネスとして第2部が始まります。(2003年から連載が始まり6年(2009年)で)

        1巻のレビューで「(完結さえすれば…)マンガ史に残る傑作であることは間違いなし。」と記載したとおり本作の懸念が著者の執筆ペース。

        マケドニアのフィリッポス王からアレクサンドロス大王、そして大王死後のディアドコイ戦争を描くとしたらいったい何十年かかるのだろう。未完の大作にならないことだけを願う。
        >> 続きを読む

        2015/09/13 by ybook

    • 1人が本棚登録しています
      寄生獣 完全版 -  1
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      5.0
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      • どこから生まれ、何のために生まれたかわからない謎の寄生生物と
        人間の共存と争うを描く物語です。

        少し怖い話ですがおすすめ
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        2014/04/25 by アライグマ

      • コメント 4件
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      骨の音
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      5.0
      いいね!
      • 東京のエリートサラリーマン田村は、向かいのビルの屋上の飛び降り自殺らしき人影を見て驚く。

        それはかつて田村に鮮烈な印象を残した少女エリだった。

        現場に向かった田村の事をエリは覚えていなかった。
        都会をうす汚れた海と呼び、故郷へ帰ると言うエリを残して田村は去る。

        受験に苦しんだ6年前、旅行先の自殺の名所で田村は断崖から飛び降りかけた。そこに現れたエリは「ゴミなんか投げすてないで下さいね」と言うと、全裸になり助走をつけて海へ飛び込んだ。

        正気に戻った田村は、旅館でエリの噂を聞く。エリは自殺者を何度も見たせいか頭がおかしくなったらしい。

        東京へ帰る田村にエリは、東京へ行きたいがここを離れられない、海から呼ぶ声が聞こえる、と言う。

        田村を見送るエリはひそかに「助けて」と呟いていた。

        現場のビルを離れた田村は、助けを求めるエリの声を聞いたような気がした。エリは田村を思い出すが、海が呼ぶ声を聞き、屋上から飛び降りる。

        身を挺してエリを救った田村は、周囲の騒ぎをよそにエリをお茶に誘いながら「呼ぶ声が聞こえた」と告げた。
        >> 続きを読む

        2012/08/06 by Sairen

      • コメント 1件
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      ヘウレーカ
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      3.5
      いいね!
      • 紀元前3世紀後半、共和政ローマ時代のシチリア島の中心都市シラクサが舞台。
        スパルタ人のダミッポスは故郷の政治的混乱から逃れシラクサに流れ着く。そこでローマ人だがこの上なくシラクサを愛する女性、クラウディアと出会う。しかし、時はローマ対カルタゴの第二次ポエニ戦争の真っ只中であり、シラクサは非常に重大な選択に迫られていた。

        シラクサが親ローマ派と親カルタゴ派で分裂する中、カルタゴのハンニバルの下に亡命していた反ローマ最強硬派のエピキュデス将軍が帰還し、クーデターにより親ローマ派の排除に成功、ローマとの長年の同盟を破棄し、カルタゴ陣営に加わった。

        市内のローマ人がつぎつぎと連行されていく中、クラウディアとダミッポスは何とかローマ派の重鎮である学者アルキメデスの下で保護を受けることになる。

        同盟を破棄されたローマはシラクサに大軍を差し向ける。しかしそこには天才アルキメデスの作った強力な防御兵器があった。
        >> 続きを読む

        2012/08/06 by Sairen

      • コメント 1件
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