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きらびやかな印象のホストという職業の裏。虚構の中で輝きを放つホスト。そのために必要な努力は評価されるべきである。男性のクセに女性から金品を巻き上げる。ホストを表現するのに、こんな図式が有るような気がする。本書を読んで、これに関して2つ反論したくなった。1つ目は、彼らはヒモとは違うという点。客はわざわざ自ら店に足を運んでいるので有り、半ば強制的に寄生しているヒモとは全く異なる。2つ目は、性別は関係ないという点。「女性のクセに男性から金品を巻き上げる」と男女を逆転させてみると、むしろ男性側が、情けない男で有るという印象に変わるように思う。ホステスもホストも、客の気を引き、お金を使わせるプロで有る。当然、このために必要な大きな投資も努力も有るはず。か弱い女性から力ずくで強奪するのならともかく、水商売の相手に惚れ込んで散財するのは客の自由意志の結果なのだから、それが女性だろうと男性だろうと、本質は同じであろう。女性に惚れさせつつ深入りしない。ホストとしては習得が必須のスキルだと思われるが、ある意味では完全なる自己制御が求められ、これが出来る人は器用なのだと思う。騙すも騙されるも水商売。その舞台裏はやはり面白い。 >> 続きを読む
2012/03/17 by ice
【向谷匡史】(ムカイダニタダシ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)
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