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女優 天海祐希の宝塚時代。とても素敵な生き方に清々しさを感じた。いわゆる好きなタイプというものは年齢とともに変わって来るもので、実体験としてそれを感じている。天海氏はその中でも最たるもので、20代の時にはむしろ苦手なタイプだったにも関わらず、最近ではイイ女だなぁと感じることが多い女性で有る。そんな流れも有り、天海氏の作品を手に取ったわけだが、良い意味で完全に予想を裏切られた。そもそも芸能人が書いた本に対しては、内容について期待しても仕方が無いくらいの心構えでいるが、本作品は著名人で有る彼女が書いたという付加価値を外しても鑑賞に耐える。対象は彼女の宝塚入りの少し前から、卒業の少し後まで。良くも悪くも宝塚のことばかり。まず宝塚というものに対してのイメージだが、女性だけで構成されたド派手なミュージカルという程度のものだったが、これは大きくは外していなそうだ。しかし、その裏には、高校生くらいから始まる養成所が有り、組制度で4つの組が存在したり、入社?年度による厳格な上下関係が存在したり。裏話という類のものではないが、煌びやかな世界だけでなく、宝塚を立体的に捉えるに十分な情報が提供される。そして最も好感を持ったのは、大抜擢が続き、アッと言う間にトップに就いたにも関わらず、彼女がそれまでの常識を安易に受け入れないこと。これまで脈々と受け継がれて来たものを大切にしつつも、自分の価値観に照らし合わせて判断し、決して鵜呑みにはしない姿勢は素晴らしいと思う。考えずに言われたことをやるなら誰でも出来る。自分しか出来ないこと。自分だったら付けられる付加価値を求め続けることもプロとしてとても大切なことではなかろうか。外見だけでなく内面も美しい。こう感じること自体、ファン心理なのだろうか・・・。 >> 続きを読む
2011/07/26 by ice
【天海祐希】(アマミユウキ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)
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