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王欣太

著者情報
著者名:王欣太
きんぐごんた
キングゴンタ

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      蒼天航路
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
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      • 久々に連休がとれたので、蔵書マンガのうちから『蒼天航路』全36巻を何回目かの通読
        僕にとって、三国志、というか中国史への入り口です。
        この本に出会うまでは、どちらかというと敬遠していました。
        深く知ってゆくごとにそのスケールの大きさ、歴史の古さを前に、日本史の浅さ、小ささを実感せずにはいられなくなりました。

        だいたいみなさん三国志といえば、劉備玄徳と関羽雲長、張飛翼得の桃園の契りから、諸葛亮孔明へと至る三顧の礼と、蜀側からの物語としてとらえられると思いますが、本書の主人公は乱世の姦雄・曹操孟徳です。
        而して、魏側からの物語。
        一代にして落陽の漢王朝を復活せしめ(結局は次代で魏王朝へと王位は移るのですが)、中華の平原に安寧をもたらした豪傑の物語です。
        戦、戦に明け暮れるばかりでなく、あらゆる文化、医術、政治、詩歌、歌舞音曲、料理、牧畜、殖産、工業、造船、貿易に興味を示し、混乱に明け暮れた漢王朝に一筋の光で照らしました。
        作者の脚色が色濃いとはいえ、矢継ぎ早に名言を激情に乗せてほとばしる曹操の姿は英傑そのもの。
        当時、まず学問といえば儒学。
        しかし、それが人間の能力の限界を固定化していると見るや、社会通念ともいえたこの学問さえ憎み、「唯、才のみ用いる」と高らかに吼える独裁者の登場に、中華の民は輝きを取り戻します。
        歴史をみるとき、新しい世界を迎えるにあたって、かならず破壊の王が現れますが、創造神も同時に育っているもの。
        ゆえに、乱世に傑物多しと言われる所以です。
        曹操孟徳の場合、イメージとしては破壊王。
        しかし、『蒼天航路』から入った僕にとっては創造神にしか見えません。
        では破壊王はといえば、董卓か、袁昭か、漢王朝か、黄巾か。
        とにかく、図抜けてカッコいい曹操孟徳を感じていただきたい。
        読んだ後は、ゲーム『三國無双』をプレイするときは必ず魏軍武将を選ぶようになります。
        >> 続きを読む

        2015/06/17 by 課長代理

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【王欣太】(キングゴンタ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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