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貴志祐介

著者情報
著者名:貴志祐介
きしゆうすけ
キシユウスケ
生年~没年:1959~

この著者の本を読んでいる会員ランキング

このランキングは1日1回更新されます。
      クリムゾンの迷宮
      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね!
      • 貴志さんの作品はグロテスク要素を巧みに恐怖へ持っていくので、
        覚悟はしてたんですが、一気に読んでしまいました。

        知らない者同士が知らない土地に集められ、サバイバルや
        騙し合い、奪い合いをする映画や漫画はよくあるけれど、
        小説で読むと鳥肌がたちますね…。

        選択すること、直感を働かせることこそ、
        人間が「生きる」瞬間なんだなーと感じます。

        貴志さん作品の「天使の囀り」は絶対に映像化してほしくない
        けれど、本作は、漫画くらいならありかな?と思います。
        >> 続きを読む

        2016/12/20 by Akane

      • コメント 2件
    • 他12人がレビュー登録、 53人が本棚登録しています
      青の炎
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 青春小説としても読めるので、切なかったです。特にラストの場面では秀一にはもっと別の未来もあったのでは…と感傷的な気分になりました。 >> 続きを読む

        2017/06/19 by yano

    • 他10人がレビュー登録、 55人が本棚登録しています
      天使の囀り
      カテゴリー:小説、物語
      3.4
      いいね!
      • 貴志祐介さんの何か独特の世界観を感じます。本書は中でもボリュームのある一作で、中でも異様な怖さ、生々しさを持ったホラー小説でした。
        まるで学術書のようにそそられる知識をひけらかしていますが、それを読んでいくうちにあらわになっていく恐怖の対象。未知だから怖いと感じていたはずが知識を得た後のほうが、いや知識を得たからこそ怖さ、気持ち悪さ倍増というかんじでした。

        >> 続きを読む

        2016/04/28 by dora

    • 他8人がレビュー登録、 40人が本棚登録しています
      新世界より
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 読書しながら世界一周!
        インドで上中下巻を電子書籍で読みました。

        超能力を手に入れた人類が生きる未来の世界を描いた作品。豊かな緑と穏やかな小川に囲まれた神栖66町を舞台に主人公早季は少女から大人へと成長するに連れてこの世界の真実が明らかになっていく。

        日本SF大賞とのことだけどSFとしてはやや粗っぽいと感じた。むしろファンタジーの色が強い。ベースはSFでおなじみの管理社会ものなんだけど、その社会の裏側に隠された真実が暴かれていく過程はミステリかファンタジーのよう。確かに読みやすいんだけどミステリとしてもファンタジーとしてもSFとしてもなんだか物足りないように感じてしまい、塩胡椒してない料理を食べた時のようにうーん?と首を傾げてしまう。

        血臭漂うグロテスクな戦争シーンや敵から逃走する際の緊張感溢れる場面は、ホラー小説出身の著者なだけあってさも生き生きと描かれているが、個人的にはくどいと感じた。最後のドンデン返しのための伏線のつもりなのかもしれないが長ったらしくて辟易した。

        そういえばその長ったらしさのせいでこの小説のテーマも掴みきれない。身の丈に合わない強大な力を手に入れてしまった人類社会の在り方を問うているのか、知性と尊厳の相関なのか、単純にファンタジーとして面白いでしょ?という程度なのか。読者による想像の余地に任せますということなのかしら?

        じゃあその余地に便乗して余談をば。本作の最後にこのファンタジー世界の隠蔽されたカーストが明らかになる。カーストといえばインド。(長くなったので続きはブログで→旅する葦http://k-agohige.link)
        >> 続きを読む

        2016/09/05 by 旅する葦

    • 他8人がレビュー登録、 64人が本棚登録しています
      悪の教典
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね! ryoji
      • 学園モノ!
        こんなのバカバカしいなとか思いながらも読んだ。
        そしてこの手のホラーならこのバカバカしさも良いなと思った。
        ぜったい悪の天才なんかではなくアホでしょこりゃw

        避難訓練の滑り台って、アレで滑り下りてみたい気もするです。
        >> 続きを読む

        2018/07/19 by motti

    • 他8人がレビュー登録、 62人が本棚登録しています
      鍵のかかった部屋
      カテゴリー:小説、物語
      3.4
      いいね! ooitee
      • 家族の本棚にこの小説がありました。

        貴志祐介さんの小説は何度か読んだこともあったので、今回貸してもらいました。

        なのでこのシリーズが、第三弾目とは知らず(笑)
        けれど、以前連続ドラマをやっていたので、このシリーズの事は知っていました。

        そんな私の様に、いきなりここから読んでも十分楽しめる小説となっています。

        けれど。
        先にドラマでこのシリーズの事を知っていて、そのイメージがついていたので、原作の違いに多少、戸惑いました。

        なんか、榎本さんと青砥さんのやり取りが、どこかコメディっぽく。
        今回の小説に入っている「密室劇場」という話は、特に感じました。

        今まで読んで来た貴志さんの小説と比べると、貴志さんらしくない小説だなぁと思いました。
        >> 続きを読む

        2018/05/22 by ゆずの

    • 他7人がレビュー登録、 18人が本棚登録しています
      新世界より
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね! ooitee

      • 貴志祐介の本格SF長篇小説「新世界より」(上・下巻)を読了。

        この著者初の本格SF長篇小説「新世界より」は、破壊のかぎりを尽くした暗黒時代を経た千年後の日本は、科学技術に代わり呪力が支配する徹底した管理社会という設定で、舞台は遠未来の利根川下流に位置する閉ざされた町、神栖66町。

        またしても「都市と星」オマージュかと思いつつ読み始めると、少女の視点から呪術学校の日常を描く冒頭は、ハリポタ、または「わたしを離さないで」風の展開になってくる。

        フウセンイヌ、バケネズミ、トラバサミなど奇妙な生物が跋扈するところは、椎名誠の「アド・バード」を思わせる。

        だが、ミノシロモドキの登場前後から様相が一変してくる。
        世界の秘密の一端が明かされることで、SF的に俄然、盛り上がり、ページを繰る手が止まらない。

        上巻後半の手に汗握る冒険小説パートが下巻の伏線となり、まさに驚天動地、阿鼻叫喚の第五部に突入する。
        いやまさかこんな話になろうとは、思ってもみませんでしたね-------。

        悪鬼・業魔をめぐる謎と世界の秘密の解明が、プロットの展開と一体になり、現在のSF小説黄金時代のSFの味わいを堪能させてくれる。

        ただ、最後の方に出てくる秘密兵器の扱いとか、いくつか疑問もあるが、それもご愛敬ですね。
        この作品は、私のようなSFマニアにも、そうでない人にもお薦めしたい、"センス・オブ・ワンダー"あふれる傑作だと思いますね。

        >> 続きを読む

        2018/07/18 by dreamer

    • 他7人がレビュー登録、 31人が本棚登録しています
      新世界より
      カテゴリー:小説、物語
      4.6
      いいね! kumpe
      • とても良かった。 私は、とある長い作品のせいで、1巻以上の作品を読むのが無理だったのだが、その頃から約2年が経ったので、勇気を振り絞って読んでみた。 読み始めたら、倦怠感などが全く無く、むしろ、読むのは遅い方なのに、なんと、2週間もかからずに読み終わってしまった。 この本は僕に長編を読ませる勇気をくれた、とてもありがたい本です。 この先の読書の幅が大きく広がりました。 >> 続きを読む

        2018/01/31 by hiyoko5130

    • 他7人がレビュー登録、 47人が本棚登録しています
      悪の教典
      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね! ryoji
      • 学園モノ!
        こんなのバカバカしいなとか思いながらも読んだ。
        そしてこの手のホラーならこのバカバカしさも良いなと思った。
        ぜったい悪の天才なんかではなくアホでしょこりゃw

        避難訓練の滑り台って、アレで滑り下りてみたい気もするです。
        >> 続きを読む

        2018/07/19 by motti

    • 他7人がレビュー登録、 57人が本棚登録しています
      雀蜂
      カテゴリー:小説、物語
      3.2
      いいね!
      • 平成25年

        ちょっと消化不良…
        強調されている文章の、何が言いたいことなのか
        わからなかった。
        (でも、読み返す気もしないのでそのまま…)
        >> 続きを読む

        2018/03/19 by ゆ♪うこ

    • 他6人がレビュー登録、 23人が本棚登録しています
      黒い家
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね! ice
      • 生命保険会社で死亡保険金査定係を勤める若槻は、クレームをつけた顧客の菰田の元に赴いた。老朽化が目立つ菰田家は、閑静な住宅地というロケーションにそぐわないだけでなく、邪悪な雰囲気が漂い、不安な気持ちにさせる家だった。

        帰宅した主の重徳と共に足を踏み入れたところ、悪臭が充満した部屋の中に、重徳の息子がクビを吊ってぶら下がっていた-------。

        若槻は重徳の不審な態度から、保険金目当ての殺人だと直感する。その考えを裏付けるように、重徳は自分の指を切り落として傷害保険を搾取した過去があった。また妻との間に多額の保険が掛けられていることも分かり、さらなる犯行も懸念された。

        やがて重徳は保険金の支払いを求め、毎日若槻の会社に顔を出すようになった。激昂もせず、暴力も振るわず、ただ虚ろな視線を向けるだけの重徳に対し、若槻は尋常ではない恐怖を覚えるようになった。

        そして、怯えた若槻は専門家にアドバイスを求める。だが、重徳に興味を持った学者が惨殺死体となって発見されたのを皮切りに、想像もつかないような恐怖が若槻に襲い掛ってくるのだった-------。

        この貴志祐介のホラー小説「黒い家」は、選考委員全員からの激賞をもって、第四回日本ホラー小説大賞に輝いた傑作です。ホラーといっても、この作品には超能力者や妖怪などスーパーナチュラルな要素は一切ありません。

        ありふれた日常の世界に、たった一人の"サイコパス"を登場させるだけで、血も凍るような恐怖を描くことに成功していると思います。

        情報小説的な面白さにあふれた導入部から、不気味な男が姿を現わす前半は快調で、すんなりとこの物語の世界に引き込まれてしまいます。

        そして後半、世界が反転するようなショックが私を襲います。"邪悪なる者"が発する狂った思念と、人間性が欠落した行動。それに否応なく向き合わされる主人公の若槻を通して味わわされる恐怖-------。

        殺人を厭わない心の壊れた人間の造型の鮮やかさ。これらの要素が全て絡み合い、稀有な恐怖を秘めた傑作が誕生したのだと思います。
        >> 続きを読む

        2017/09/14 by dreamer

    • 他6人がレビュー登録、 55人が本棚登録しています
      十三番目の人格 ISOLA
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • オススメ頂いて読んでみました!!
        読みだしたら続きが気になり、ぐんぐん読んでしまいました!

        多重人格の話で、13番目の人格の正体にゾワッとしました。
        怖さを残す終わり方で、そこもよかったです。


        貴志さんの作品をもっと読んでいきたいと思いました!
        >> 続きを読む

        2016/11/23 by asa_chann

      • コメント 2件
    • 他4人がレビュー登録、 18人が本棚登録しています
      硝子のハンマー
      カテゴリー:小説、物語
      3.4
      いいね! ooitee
      • ロクセンビルの12階にある介護関係の会社。
        そこで起きた社長の殺害事件。
        犯人と目された専務を弁護する青砥純子は、防犯コンサルタントの榎本に検証を依頼する。

        推理は通常アリバイやトリックを解き明かしてとなるが、この榎本は可能性を潰していくやり方を見せる。
        そうすることで見えてくるトリックは正に驚愕。

        こんなやり方が可能なのかという点はあるが、防犯のための知識がとにかく満載で、トリビア的な楽しみもあるし、1章で出る人物の誰が犯人なのかを予測する見方も出きる。

        そして2章では犯人の視点に変わる。
        そこでトリックが明かされ、犯人とその動機も。

        この青砥と榎本コンビの相性も良く、後の作品も楽しみだ。
        >> 続きを読む

        2018/04/24 by オーウェン

    • 他4人がレビュー登録、 11人が本棚登録しています
      悪の教典
      カテゴリー:小説、物語
      3.2
      いいね!
      • つらい。
        この本すごいつらい。

        でもちょっと中毒性があるかも・・・。
        つらいなら読むのやめたらいいのにやめられないぃぃ!!
        と思いながら結局最後まで読みました。

        こんな人いないと思いたいけどサイコパスは実際にいるらしいし・・・。

        主演の伊藤さんは海猿で大好きだったのに、
        これから海猿見るたびにこのハスミンが付きまといそうで(笑)
        >> 続きを読む

        2014/03/29 by シ ホ

      • コメント 2件
    • 他4人がレビュー登録、 26人が本棚登録しています
      狐火の家
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 防犯探偵榎本のシリーズ2作目。
        長編だった1作目から中編に変わって現在も続く形に。

        「狐火の家」
        田舎の家で起きた監視状態にある家で起きる殺人。
        榎本の解き明かしがやけに早いと思ったら、その後にもう一つの真相という二段構え。

        「黒い牙」
        ある生き物にこだわる男と、それを撥ね退ける女。
        この生き物の情報量がすごく、またどちらが殺したのかという犯人当ても。

        「盤端の迷宮」
        将棋の名人が殺されたホテルの部屋の密室状態。
        そこにある盤面と、棋士の性格によって犯人当て。
        将棋に加えてチェスの歴史も絡ませての謎解きになる。

        「犬のみぞ知る」
        番外編みたいな雰囲気のユーモア多め。
        一応犯人当てもあるが、脱力系のお話。
        >> 続きを読む

        2018/05/05 by オーウェン

    • 他3人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      新世界より
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね! ooitee
      • 上巻のラストである人物との別れから、その時の記憶を無くした早季と覚の二人の旅路のその後。

        胡散くさいと思っていたスクィーラがそのまんま敵となる展開。
        そして悪鬼共々滅亡させるため、遂には古代の核兵器にまで手を出そうとする。

        未来の話なのに現代と同じ解釈に至る戦争までの経緯。
        恋愛模様を含めた青春像。
        SFなのに実はやってることは現代と変わりがないという感覚を受ける。

        上下巻千ページを超えるボリュームだったが、この世界観に没入していたので特に気にはならない長さだった。
        もし出来るなら、さらに未来を描く続編とかも読みたいかな。
        >> 続きを読む

        2018/03/13 by オーウェン

    • 他3人がレビュー登録、 23人が本棚登録しています
      硝子のハンマー
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね!

      • 日曜日の昼下がり、株式上場を控えた介護サービス会社で、社長の撲殺死体が発見された。エレベーターには暗証番号、廊下には監視カメラ、窓には防弾ガラス、オフィスは厳重なセキュリティを誇っていた。監視カメラには誰も映っておらず、続き扉の向こう側で仮眠をとっていた専務が逮捕されて・・・
        弁護士青砥純子と防犯コンサルタント、榎本径のコンビが難攻不落の密室の謎に挑む。
        日本推理作家協会賞受賞作

        *****


        という本格的な密室殺人事件。

        エレベーターで12階に行くには暗証番号でしか動かせない。そこに介護サービス会社の社長室、副社長室、専務室、各秘書の待機室があった。社長室、副社長室、専務室は鍵のないドアで繋がっていた。

        以前、社長室が狙撃され、被害はなかったが、社長の強い意向で、前面の硝子は厚みのある防弾硝子に張り替えられていた。

        また、要所には監視カメラが設置され、入るには、管理人がチェックもした。

        日曜日、管理人はテレビの有馬記念に釘付け。落し物入れに馬券の入った封筒がおいてあったのを見つけたのだ。
        しかしテレビと監視カメラのモニターは視野範囲内に設置されていて不審者を見逃すこともない。

        社長の死体は、ゴンドラに乗って窓拭きをしていた清掃員が発見した。

        社内にある、介護システム開発課では、介護用の猿を訓練し、介護ロボットも作り上げて、デモを行って見せていた。

        専務が逮捕された、彼は犯行時間は眠りこけていたが密室状態の12階で、副社長は不在だった、専務の話は問題にされなかった。

        弁護依頼を受けたのは青砥純子だった。
        彼女は紹介された犯罪コンサルタントという男、榎本径とともに、密室の怪を解くことにする。

        逮捕された専務に夢遊病に似た睡眠障害はなかったか。

        監視カメラは正常に動いていたか、何も映らないマジックのような方法はないか。

        榎本は職業柄、セキュリティーの知識は豊富な上に解錠の腕も抜群だった。

        彼は、調査のために夜を選んで忍び込み、犯罪の痕跡を探す。

        介護猿やロボットを使わなかったか。

        さまざまな疑惑が生まれ、さらに混迷の度は深まっていく。

        中ほどから、犯人の生い立ちなど倒叙法ミステリに移行する。

        犯人と青砥、榎本の最後のやり取りは、榎本の面目躍如、冴えた推理が犯人の智恵に迫る。

        犯人の巧緻を極める計画をついに突き崩す、このコンビは続きがあるらしい。

        >> 続きを読む

        2015/07/12 by 空耳よ

      • コメント 4件
    • 他2人がレビュー登録、 23人が本棚登録しています
      青の炎
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!

      • 今回読了したのは、「黒い家」で気になる作家のひとりになった貴志祐介の「青い炎」。
        切なくも悲しい青春ミステリの傑作だと思いますね。

        主人公の櫛森秀一は高校二年生。
        母と妹との三人暮らしの生活に、最近、異物が紛れ込んだ。

        かつて母と結婚していた義父が転がり込んできたのだ。
        義父は母の金で競輪に出掛け、酒を喰らい酔いつぶれる。

        ある時、秀一に幼い頃、義父に暴力を受けた記憶がよみがえる。
        まだ、腕力ではかなわない。

        家族の身に危険を感じた秀一は、義父を"強制終了"する計画を立て始める。
        そして、ある事件がきっかけになり、秀一は計画を実行に移すのだった-------。

        卓越した殺害計画を立てる思考力と冷静さをもっていながら、大人の隠された思惑まで理解できなかった秀一は、思慮不足だと責められるべきなのか。

        秀一の目にはろくでなしの義父が、怪物のように映ったのではなかったか。
        読みながら、常に切ない思いを感じさせられるんですね。

        殺人という行為を通して味わう、あらゆる感情が見事に描かれていて、秀一が陥った悲劇を浮き彫りにする犯罪小説の傑作だと思う。

        >> 続きを読む

        2018/05/13 by dreamer

    • 他2人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      Isola 十三番目の人格
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • こちらの本棚が不気味な雰囲気になること承知で――、
        貴志さんのタッチが読みたくて借りました。

        最初から最後まで胸の悪い雰囲気だけど、どんどん読み進めて
        しまいます。十三番目の人格の正体についてわかったときは・・・
        いろいろと腑に落ちたと同時に悪夢の始まりでした。
        貴志さんの焦燥感あふれる書き方が好きです。

        個人的に印象に残ったのは、真部教授の言葉で、
        「感情は生き残るための手段と言われているから、
         いわゆる伝達の意味としてある」というようなニュアンスの言葉。
        主人公のエンパシーが含む古代的意味や、感情を使って
        生物が子孫繁栄していく先に何があるのか?この連鎖の
        目的は何なのか?という深い問いかけを感じました。

        貴志さん作品の中でもかなーりバッドエンドなので、
        早く気持ちが明るくなる本が読みたいです!!笑
        >> 続きを読む

        2017/04/26 by Akane

    • 他2人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      新世界より
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね!
      • バケネズミの闘争に巻き込まれながらも
        バケネズミの奇狼丸を助けた事によって
        結果的に早季と覚も助けられた事になり
        残りの仲間、瞬、真理亜、守と合流でき無事町に戻る事ができた5人。

        禁忌を破ったにもかかわらずお咎めなし…

        それから2年後
        14歳になった時、瞬に異変が起こる。
        学校に来なくなった瞬を心配し
        周りの不穏な空気のなか単独で瞬を訪ねる早季
        呪力を抑えきれなくなった瞬との別れ
        しかしここでまた記憶操作
        瞬の存在は1班から消されてしまった…。

        早季は思い出せないながらも大事な事を忘れていることに気付く…
        班にいた少年Xとは誰だろう?
        疑問を感じた早季と
        なんとなく忘れてる事を思い出した班の仲間は
        真相を知ろうとするが、ここで守が家出
        心配した早季たちは守の後を追う

        要らない子供が処分される事を知った早季たち。

        守は自分が処分リストに入ってると知っての家出で
        守は呪力があるので町に帰らず1人で生きる決意を
        守とペアを組んでる真理亜はそんな守と2人で生きると言いだし
        結局、そこで別れるが…

        早季を待ってたのは教育委員会の呼び出し
        早季を処分しようとする委員達の前に現れたのは
        倫理委員会の議長の朝比奈富子で
        重大な重大な倫理規定違反を犯した守と真理亜を連れ戻せば
        2人の命の保証をすると言われ
        早季と覚は2人を連れ戻しに行くが
        2人の足跡を追っていた早季と覚に現れたのは
        バケネズミの闘争の時に知り合った、野狐丸(スクィーラ)
        野狐丸の助けを借り追跡するが
        野狐丸には野狐丸の思惑があり…

        早季の夢の中に出てくる瞬の言葉…

        操作された記憶、バラバラになる仲間
        この後、早季たちには何が待ち受けているのか?!!





        悪いモノ(業魔/悪鬼)は結界の外から入ってくる
        しかしホントは結界の内に…!!!Σ(ll||д゚ノ)ノ

        子供が常に管理され不要と認定されたら処分されてしまう世界
        不都合な真実を知ると記憶操作
        大人の思惑のまま成長…
        歪んだ世界はこのままどこに向かうのか?

        倫理委員会の議長の後継者として
        心の強い早季が選ばれてるらしいが…

        そして急激に知恵を付け始めたバケネズミ




        話の展開が読めない分面白い!!
        平和だと思ってた世界が実は歪で歪んでる
        悪鬼と業魔の正体、
        突然同級生がいなくなる理由
        いなくなった同級生の名前を思い出せない理由。
        17歳までの子供は実は人間とは認識されてない…
        不可と思ったら処分されるモノ
        教育委員会の名の元に可・不可が決められ
        そこからはみ出すことは許されない

        早季たち1班は本当ならいっつに処分されても
        おかしくないはずなのに
        実験として集められたメンバーだったので
        ある程度記憶操作によって許されてたんだろうね

        ここまで管理されてるとは実は恐ろしい世界ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ



        業魔=橋本・アッぺルバウム症候群(パニック障害)
        悪鬼=アーマンクロギウス症候群
        >> 続きを読む

        2016/03/06 by あんコ

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