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貴志祐介

著者情報
著者名:貴志祐介
きしゆうすけ
キシユウスケ
生年~没年:1959~

この著者の本を読んでいる会員ランキング

このランキングは1日1回更新されます。
      クリムゾンの迷宮
      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね!
      • 貴志佑介氏の出世作。ホラー度は高くない。ゲームブックって、そういえばRPG以前にそんなのあったなぁと思いました。 >> 続きを読む

        2018/07/28 by motti

    • 他13人がレビュー登録、 54人が本棚登録しています
      青の炎
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 青春小説としても読めるので、切なかったです。特にラストの場面では秀一にはもっと別の未来もあったのでは…と感傷的な気分になりました。 >> 続きを読む

        2017/06/19 by yano

    • 他10人がレビュー登録、 57人が本棚登録しています
      新世界より
      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね!
      • 悠久の時を経た未来の日本で子供達が大切な物に気付くSFディストピア。
        僕らは自分達の生活を守る為の法や規則に普段意識する事なく、漠然と従っている。
        ただ、それは誰かに決められた事だから守るのか。それとも、自分の中での正義を信じて守るのか。
        その判断基準は考えている以上に大切なのだ。この物語はそんな不完全な故に愚かにも過ちを繰り返す人間の歴史であったり、それが明確な悪であっても、自分の倫理観を無視すればどこまでも残酷になれる恐怖が伝わってくる。
        犯した過ちを戒めにしなければ、僕らは同じ轍をまた踏んでしまうだろう。

        いくら文明が発達して、生活水準が上昇し、未開の生物が急成長を遂げ、外ヅラを綺麗に着飾ろうが人の中にある根本的な弱さや醜さは、普段から強く意識して変わろうと思わなければ、停滞したまま変わらないだけ。
        心が未成熟のまま生きてしまえば、いつか判断を間違ってとんでもない過ちを犯してしまう。
        そんな薄ら寒いようだが確かな事実を、新世界から今を生きる僕達に向けて、メーセージを発しているように思えてならない。
        >> 続きを読む

        2018/08/24 by ebishi

    • 他9人がレビュー登録、 67人が本棚登録しています
      天使の囀り
      カテゴリー:小説、物語
      3.4
      いいね!
      • 貴志祐介さんの何か独特の世界観を感じます。本書は中でもボリュームのある一作で、中でも異様な怖さ、生々しさを持ったホラー小説でした。
        まるで学術書のようにそそられる知識をひけらかしていますが、それを読んでいくうちにあらわになっていく恐怖の対象。未知だから怖いと感じていたはずが知識を得た後のほうが、いや知識を得たからこそ怖さ、気持ち悪さ倍増というかんじでした。

        >> 続きを読む

        2016/04/28 by dora

    • 他8人がレビュー登録、 41人が本棚登録しています
      悪の教典
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね! ryoji
      • 学園モノ!
        こんなのバカバカしいなとか思いながらも読んだ。
        そしてこの手のホラーならこのバカバカしさも良いなと思った。
        ぜったい悪の天才なんかではなくアホでしょこりゃw

        避難訓練の滑り台って、アレで滑り下りてみたい気もするです。
        >> 続きを読む

        2018/07/19 by motti

    • 他8人がレビュー登録、 62人が本棚登録しています
      黒い家
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね! ice ooitee
      • ホラー作家貴志祐介の面目躍如な作品。

        保険調査員の若槻が指名された顧客の家に出向くと、子供の首吊り死体に遭遇。
        両親にはその後保険金が給付されるが、若槻は不信感から顧客の調査を行う。

        映像はないのに迫ってくるような圧迫感が、文字だけでビシビシ伝わってくる。
        殺人鬼の描写もまた強烈で、凶器は包丁だけなのに絶望感しかない。

        犯人が誰かとか、トリックがどうだとかを隠そうともしていない。
        そういう部分ではなく、殺人鬼や若槻の妄想などが恐怖の対象となっているから。

        ラストもすんなりと終わらせてくれない余韻も不気味。
        >> 続きを読む

        2018/08/22 by オーウェン

    • 他7人がレビュー登録、 57人が本棚登録しています
      鍵のかかった部屋
      カテゴリー:小説、物語
      3.4
      いいね! ooitee
      • 家族の本棚にこの小説がありました。

        貴志祐介さんの小説は何度か読んだこともあったので、今回貸してもらいました。

        なのでこのシリーズが、第三弾目とは知らず(笑)
        けれど、以前連続ドラマをやっていたので、このシリーズの事は知っていました。

        そんな私の様に、いきなりここから読んでも十分楽しめる小説となっています。

        けれど。
        先にドラマでこのシリーズの事を知っていて、そのイメージがついていたので、原作の違いに多少、戸惑いました。

        なんか、榎本さんと青砥さんのやり取りが、どこかコメディっぽく。
        今回の小説に入っている「密室劇場」という話は、特に感じました。

        今まで読んで来た貴志さんの小説と比べると、貴志さんらしくない小説だなぁと思いました。
        >> 続きを読む

        2018/05/22 by ゆずの

    • 他7人がレビュー登録、 18人が本棚登録しています
      新世界より
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね! ooitee

      • 貴志祐介の本格SF長篇小説「新世界より」(上・下巻)を読了。

        この著者初の本格SF長篇小説「新世界より」は、破壊のかぎりを尽くした暗黒時代を経た千年後の日本は、科学技術に代わり呪力が支配する徹底した管理社会という設定で、舞台は遠未来の利根川下流に位置する閉ざされた町、神栖66町。

        またしても「都市と星」オマージュかと思いつつ読み始めると、少女の視点から呪術学校の日常を描く冒頭は、ハリポタ、または「わたしを離さないで」風の展開になってくる。

        フウセンイヌ、バケネズミ、トラバサミなど奇妙な生物が跋扈するところは、椎名誠の「アド・バード」を思わせる。

        だが、ミノシロモドキの登場前後から様相が一変してくる。
        世界の秘密の一端が明かされることで、SF的に俄然、盛り上がり、ページを繰る手が止まらない。

        上巻後半の手に汗握る冒険小説パートが下巻の伏線となり、まさに驚天動地、阿鼻叫喚の第五部に突入する。
        いやまさかこんな話になろうとは、思ってもみませんでしたね-------。

        悪鬼・業魔をめぐる謎と世界の秘密の解明が、プロットの展開と一体になり、現在のSF小説黄金時代のSFの味わいを堪能させてくれる。

        ただ、最後の方に出てくる秘密兵器の扱いとか、いくつか疑問もあるが、それもご愛敬ですね。
        この作品は、私のようなSFマニアにも、そうでない人にもお薦めしたい、"センス・オブ・ワンダー"あふれる傑作だと思いますね。

        >> 続きを読む

        2018/07/18 by dreamer

    • 他7人がレビュー登録、 32人が本棚登録しています
      新世界より
      カテゴリー:小説、物語
      4.6
      いいね! kumpe
      • とても良かった。 私は、とある長い作品のせいで、1巻以上の作品を読むのが無理だったのだが、その頃から約2年が経ったので、勇気を振り絞って読んでみた。 読み始めたら、倦怠感などが全く無く、むしろ、読むのは遅い方なのに、なんと、2週間もかからずに読み終わってしまった。 この本は僕に長編を読ませる勇気をくれた、とてもありがたい本です。 この先の読書の幅が大きく広がりました。 >> 続きを読む

        2018/01/31 by hiyoko5130

    • 他7人がレビュー登録、 48人が本棚登録しています
      悪の教典
      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね! ryoji
      • 学園モノ!
        こんなのバカバカしいなとか思いながらも読んだ。
        そしてこの手のホラーならこのバカバカしさも良いなと思った。
        ぜったい悪の天才なんかではなくアホでしょこりゃw

        避難訓練の滑り台って、アレで滑り下りてみたい気もするです。
        >> 続きを読む

        2018/07/19 by motti

    • 他7人がレビュー登録、 57人が本棚登録しています
      雀蜂
      カテゴリー:小説、物語
      3.2
      いいね!
      • 平成25年

        ちょっと消化不良…
        強調されている文章の、何が言いたいことなのか
        わからなかった。
        (でも、読み返す気もしないのでそのまま…)
        >> 続きを読む

        2018/03/19 by ゆ♪うこ

    • 他6人がレビュー登録、 24人が本棚登録しています
      硝子のハンマー
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね! ooitee
      • 貴志祐介の第58回日本推理作家協会賞受賞作の「硝子のハンマー」を読了。

        株式上場を間近に控えた介護会社ベイリーフ。
        日曜日にもかかわらずオフィスは、役員と秘書で賑わっていた。

        上場準備で緊張した空気の中、社長の撲殺死体が発見される。
        監視カメラには侵入者の姿は映っておらず、社長室の続き部屋で眠っていた専務が逮捕されることに。

        彼の弁護を引き受けた青砥純子は、密室の謎を解明するため、防犯コンサルタントの榎本径に協力を要請するが-------。

        この作品は、著者・貴志祐介の"防犯探偵シリーズ"の記念すべき第一弾。
        最新鋭のセキュリティ技術によって構築される密室状況は、シンプルでいて堅牢、最終的に明かされるトリックは意表を突くものだが、それ以上に圧巻なのは、ビルの構造を踏まえて徹底的に行なわれるディスカッションの執拗さだ。

        部屋の開口部を組み込みながら、介護猿、人物の早替わりから介護ロボットまで、ありとあらゆる仮説が検討されていく。

        そして、それを支えるのが防犯技術のディテールの描写であり、本格ミステリが"謎と論理の物語"であると共に、"謎と科学の物語"でもあるのだということを、しみじみ思い起こさせてくれますね。

        >> 続きを読む

        2018/10/12 by dreamer

    • 他5人がレビュー登録、 12人が本棚登録しています
      十三番目の人格 ISOLA
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • オススメ頂いて読んでみました!!
        読みだしたら続きが気になり、ぐんぐん読んでしまいました!

        多重人格の話で、13番目の人格の正体にゾワッとしました。
        怖さを残す終わり方で、そこもよかったです。


        貴志さんの作品をもっと読んでいきたいと思いました!
        >> 続きを読む

        2016/11/23 by asa_chann

      • コメント 2件
    • 他4人がレビュー登録、 18人が本棚登録しています
      悪の教典
      カテゴリー:小説、物語
      3.2
      いいね!
      • つらい。
        この本すごいつらい。

        でもちょっと中毒性があるかも・・・。
        つらいなら読むのやめたらいいのにやめられないぃぃ!!
        と思いながら結局最後まで読みました。

        こんな人いないと思いたいけどサイコパスは実際にいるらしいし・・・。

        主演の伊藤さんは海猿で大好きだったのに、
        これから海猿見るたびにこのハスミンが付きまといそうで(笑)
        >> 続きを読む

        2014/03/29 by シ ホ

      • コメント 2件
    • 他4人がレビュー登録、 26人が本棚登録しています
      狐火の家
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 防犯探偵榎本のシリーズ2作目。
        長編だった1作目から中編に変わって現在も続く形に。

        「狐火の家」
        田舎の家で起きた監視状態にある家で起きる殺人。
        榎本の解き明かしがやけに早いと思ったら、その後にもう一つの真相という二段構え。

        「黒い牙」
        ある生き物にこだわる男と、それを撥ね退ける女。
        この生き物の情報量がすごく、またどちらが殺したのかという犯人当ても。

        「盤端の迷宮」
        将棋の名人が殺されたホテルの部屋の密室状態。
        そこにある盤面と、棋士の性格によって犯人当て。
        将棋に加えてチェスの歴史も絡ませての謎解きになる。

        「犬のみぞ知る」
        番外編みたいな雰囲気のユーモア多め。
        一応犯人当てもあるが、脱力系のお話。
        >> 続きを読む

        2018/05/05 by オーウェン

    • 他3人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      新世界より
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね! ooitee
      • 上巻のラストである人物との別れから、その時の記憶を無くした早季と覚の二人の旅路のその後。

        胡散くさいと思っていたスクィーラがそのまんま敵となる展開。
        そして悪鬼共々滅亡させるため、遂には古代の核兵器にまで手を出そうとする。

        未来の話なのに現代と同じ解釈に至る戦争までの経緯。
        恋愛模様を含めた青春像。
        SFなのに実はやってることは現代と変わりがないという感覚を受ける。

        上下巻千ページを超えるボリュームだったが、この世界観に没入していたので特に気にはならない長さだった。
        もし出来るなら、さらに未来を描く続編とかも読みたいかな。
        >> 続きを読む

        2018/03/13 by オーウェン

    • 他3人がレビュー登録、 24人が本棚登録しています
      ダークゾーン
      カテゴリー:小説、物語
      3.4
      いいね!

      • 貴志祐介の「ダークゾーン」を読了。

        いわゆるデスゲーム小説だが、貴志祐介の作品だけに、読む者を引き込むサスペンスと論理性が高いレベルで融合しているのが素晴らしい。

        盤上ゲームの世界を見事に小説化していて、もの凄い力業の作品だと思う。
        駄作や失敗作なのではない。それどころか、冒頭の1行目から驚愕のラストシーンまで、一瞬たりとも停滞することなく、ひたすら前へ前へ突き進むストーリーテリングは、まさに巻を置く間もない面白さ。

        妖怪大戦争や幻魔大戦もかくやの異類異形の者たちがチームを組んで、「王将(キング)」が発する戦略・指令のもと、軍艦島さながらの廃市を舞台に、秘技と異能を尽くして果てしなき死闘を繰り広げるのだから、エンターテインメント小説として文句なしの一級品であることは間違いない。

        この作品は、異世界バトル・アクション風の外見の下に、本格将棋小説としての本性を隠し持つ作品なのだと思う。

        将棋小説というと、いわゆる棋士の生きざまを描くタイプの作品が主流だが、この作品の場合、そうした一面はあるものの、あくまで主眼とされているのは、盤上で闘わされる駒たちの視点だ。

        その意味で、この作品は、ただの将棋小説ではなく、いっそ「本格将棋ファンタジー」とでも呼ぶべき画期的な試みなのだ。

        かの「鏡の国のアリス」をはじめとして、チェスをモチーフとするファンタジー作品は、欧米に先例が認められるものの、将棋の世界をここまで本格的なファンタジーに仕立て上げた作品は、過去になかったと思う。

        とにかく、将棋愛好家にとっては必読の小説だと思いますね。

        >> 続きを読む

        2018/08/09 by dreamer

    • 他3人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      硝子のハンマー
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね!

      • 日曜日の昼下がり、株式上場を控えた介護サービス会社で、社長の撲殺死体が発見された。エレベーターには暗証番号、廊下には監視カメラ、窓には防弾ガラス、オフィスは厳重なセキュリティを誇っていた。監視カメラには誰も映っておらず、続き扉の向こう側で仮眠をとっていた専務が逮捕されて・・・
        弁護士青砥純子と防犯コンサルタント、榎本径のコンビが難攻不落の密室の謎に挑む。
        日本推理作家協会賞受賞作

        *****


        という本格的な密室殺人事件。

        エレベーターで12階に行くには暗証番号でしか動かせない。そこに介護サービス会社の社長室、副社長室、専務室、各秘書の待機室があった。社長室、副社長室、専務室は鍵のないドアで繋がっていた。

        以前、社長室が狙撃され、被害はなかったが、社長の強い意向で、前面の硝子は厚みのある防弾硝子に張り替えられていた。

        また、要所には監視カメラが設置され、入るには、管理人がチェックもした。

        日曜日、管理人はテレビの有馬記念に釘付け。落し物入れに馬券の入った封筒がおいてあったのを見つけたのだ。
        しかしテレビと監視カメラのモニターは視野範囲内に設置されていて不審者を見逃すこともない。

        社長の死体は、ゴンドラに乗って窓拭きをしていた清掃員が発見した。

        社内にある、介護システム開発課では、介護用の猿を訓練し、介護ロボットも作り上げて、デモを行って見せていた。

        専務が逮捕された、彼は犯行時間は眠りこけていたが密室状態の12階で、副社長は不在だった、専務の話は問題にされなかった。

        弁護依頼を受けたのは青砥純子だった。
        彼女は紹介された犯罪コンサルタントという男、榎本径とともに、密室の怪を解くことにする。

        逮捕された専務に夢遊病に似た睡眠障害はなかったか。

        監視カメラは正常に動いていたか、何も映らないマジックのような方法はないか。

        榎本は職業柄、セキュリティーの知識は豊富な上に解錠の腕も抜群だった。

        彼は、調査のために夜を選んで忍び込み、犯罪の痕跡を探す。

        介護猿やロボットを使わなかったか。

        さまざまな疑惑が生まれ、さらに混迷の度は深まっていく。

        中ほどから、犯人の生い立ちなど倒叙法ミステリに移行する。

        犯人と青砥、榎本の最後のやり取りは、榎本の面目躍如、冴えた推理が犯人の智恵に迫る。

        犯人の巧緻を極める計画をついに突き崩す、このコンビは続きがあるらしい。

        >> 続きを読む

        2015/07/12 by 空耳よ

      • コメント 4件
    • 他2人がレビュー登録、 23人が本棚登録しています
      狐火の家
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね!

      • 防犯コンサルタントの榎本径と、弁護士・青砥純子のコンビが登場する"防犯探偵シリーズ"の第二弾「狐火の家」を読了。

        前作「硝子のハンマー」とは対照的に、旧家の日本家屋やアパートなど市井の"密室"を舞台にコンビの活躍が描かれている。

        この本には4作が収録されていて、表題作の「狐火の家」は、長野の旧家で起こった中学生撲殺事件を描いている。

        家は内側から施錠されており、雨上がりの現場から犯人が脱出した足跡もない。
        第一発見者の父親が、疑われることになったのだが-------。

        家屋からの脱出手段が入念に検討されるが、その全てを無化する反転が待ち構えている。
        ラストでの犯人の視点から語られる断章、そこに現われる狐火のイメージは鳥肌ものだ。

        その他、ある動物愛好家の事故死の裏に、戦慄の殺害手段が隠された「黒い牙」。
        将棋界の裏側を描いて興味が尽きない「盤端の迷宮」。
        コメディ仕立ての異色作「犬のみぞ知る Dog Knows」の3作もなかなか凝っていて面白い。

        そして、それぞれの作品に共通するのは、トリックの現実性もさることながら、密室の状況が事細かに記述され、それが自然に仮説の構築を駆動していく在り様だ。

        それは、緻密なロジックとトリックの意外性が、表裏一体となった謎解きミステリの理想を体現していると言えるかも知れません。

        >> 続きを読む

        2018/11/05 by dreamer

    • 他2人がレビュー登録、 16人が本棚登録しています
      青の炎
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!

      • 今回読了したのは、「黒い家」で気になる作家のひとりになった貴志祐介の「青い炎」。
        切なくも悲しい青春ミステリの傑作だと思いますね。

        主人公の櫛森秀一は高校二年生。
        母と妹との三人暮らしの生活に、最近、異物が紛れ込んだ。

        かつて母と結婚していた義父が転がり込んできたのだ。
        義父は母の金で競輪に出掛け、酒を喰らい酔いつぶれる。

        ある時、秀一に幼い頃、義父に暴力を受けた記憶がよみがえる。
        まだ、腕力ではかなわない。

        家族の身に危険を感じた秀一は、義父を"強制終了"する計画を立て始める。
        そして、ある事件がきっかけになり、秀一は計画を実行に移すのだった-------。

        卓越した殺害計画を立てる思考力と冷静さをもっていながら、大人の隠された思惑まで理解できなかった秀一は、思慮不足だと責められるべきなのか。

        秀一の目にはろくでなしの義父が、怪物のように映ったのではなかったか。
        読みながら、常に切ない思いを感じさせられるんですね。

        殺人という行為を通して味わう、あらゆる感情が見事に描かれていて、秀一が陥った悲劇を浮き彫りにする犯罪小説の傑作だと思う。

        >> 続きを読む

        2018/05/13 by dreamer

    • 他2人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています

【貴志祐介】(キシユウスケ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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