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意地悪な登場人物が多いので最初はもやもやしながら読むのですが、流石池井戸先生。毎度のことながら最後にはスカッとさせてくれます。そして殿村さん、財前さん、江原等最初があまり良い印象でない人程後々すごく良い活躍をしてくれるので胸が熱くなります!沢山の苦難があったからこそ、最後のロケット打ち上げのシーンは泣いてしまいました。続編も読みます。 >> 続きを読む
2019/07/26 by こゆり
「イカロス」が面白かったので追加借り。仕事もできないのに威張り散らす人とか、会社の肩書きと自分の実力を勘違いする人、いますよね〜。特に50代以上に多いんじゃないの?失われた時代の入社組にそんなものはありません。 >> 続きを読む
2018/06/06 by belami
小さな町工場が逆境の中で勝利を掴みとっていくストーリー。何度も来るピンチの中、ハラハラしながら最後まで一気に読み終えました。主人公にすっかり感情移入してしまいました。面白いです。 >> 続きを読む
2019/02/21 by naaamo
初池井戸潤でした。ドラマも見てませんでした。当方氷河期経験者の正にロスジェネ。もう少し自分ら世代が活躍するのかなと思ったら半沢さんメインだったやっぱ。カックイーね!最初に掲載されている登場人物の相関図がとても役に立った。飲みニケーションの大事さが伝わる一冊。 >> 続きを読む
2017/01/16 by W_W
周囲が面白いというので読んだ。第二作目が最初に読んだシリーズだ。テンポのよい物語の展開と、「悪者」を突き詰める展開が快感。どうなるのかハラハラとさせられるが、結果的によい結末だ。とにかく面白いのでなかなか目が離せない。TV化されるわけがわかった。前後は違うが、第一作と第三作を読んでみたい。 >> 続きを読む
2017/12/16 by KameiKoji
テレビドラマになった作品です。コミカルな雰囲気がいたるところにちりばめられています。二人の主人公のそれぞれの心の成長を遂げる姿に熱くなります。本当の政治に携わる人がこれを読んで国民のために何をしなければならないか、自分は何をしたいのか考えなくてはいけないなと思います。 >> 続きを読む
2019/03/16 by naaamo
池井戸潤の小説が、なぜ読ませるのか、そのヒントがこの「ようこそ、わが家へ」という本の中にあるような気がします。この本の主人公は、銀行から取引先に出向している五十一歳の倉田太一。通勤電車で割込みをした男を注意すると、その男らしき犯人の嫌がらせが始まって、倉田は目に見えない敵との戦いを強いられる。同時に会社でも、営業部長が私腹をこやしていると疑うものの、証拠がなく、こちらの戦いも苦戦を強いられる。いつものように、気が滅入ってしまうような世界が、主人公の前に展開するのだ。要するに、池井戸潤の主人公は、悪意が充満している現実と対峙しなければならない。いつもだ。こんなの読みたくないなあと思うのだが、今回もどんどん引き込まれて、一気読みしてしまうのはなぜか?会社には、倉田の味方をする部下がいて、また目に見えない敵との戦いでは、家族が倉田の側に立つ。つまり、悪意と戦う主人公には必ず理解者がいるのだ。気が滅入りながらも、一気読みするのはそのためだ。これで理解者がいなければ、いくらなんでも辛くて読めないだろう。 >> 続きを読む
2019/02/12 by dreamer
先見の明があった本の解説の大沢在昌に乾杯!上下巻通して読んだ感想である。赤松運送の大型トレーラーが走行中、ブレーキをかけた拍子にタイヤが脱輪し、歩道を歩いていた主婦に当り、死亡事故を起こした。運送会社の整備不良が原因と片付けられるが、赤松社長は納得出来ない。そこから反撃に出るのだが、製造したホープ自動車のみならず、その系列のホープ銀行、情報を嗅ぎ付けた週刊誌等が、この事件に関与していく。よりによって、なんでウチなのだ。こんなに人がたくさんいて、いい加減な生き方をしている奴だって一杯いるだろうに。死にたいと思っている連中だって一杯いるだろうに。なんでウチなのだ! と嘆く被害者の夫。その小学生の子どもは、かみさまにひとつだけおねがいするとしたら、もういちど、ママとおはなしさせてくださいと、追悼文集に書いていた。この被害者側も制裁的慰謝料1億5千万を求めて裁判に訴える事となり、更に副次的には赤松社長の子供が小学校でイジメを受けるのだ。四面楚歌、八方塞がりの中で、どう展開していくのか? やはり下巻が圧巻だ。週刊誌頼みだったのが、その記者は圧力で屈し、結局、赤松社長はコツコツと一人で真相を辿っていかざるを得なくなる。多彩な人物がそこに配置され、その人物たちとの言葉の応酬に迫力があり、それでも赤松の一難去ってまた一難は続く。吹けば飛ぶような小さな運送会社が、大企業ホープ自動車に立ち向かう構図はサマになるが、現実は厳しく、知らず知らずのうちに手に力が入る。映画も観たが、視覚的に分かりやすさ感はあるものの、丁寧なつくりは本にかなわない。本書の解説が大沢在昌なので、少しばかりびっくりした。ミステリー作家が何故解説するのか? 池井戸潤は江戸川乱歩賞を受賞しており、当時、その選考委員が大沢在昌で、強く推したらしい。秀逸なのは先見の明である。本書の解説を書いている時点で、 池井戸潤はまだ直木賞を受賞していないし、半沢直樹で大化けもしていないのに、大沢在昌はこう書いている。ちかい将来、池井戸潤は大きな話題を生む作品を書くだろう。「リーチがかかっている」状態に彼はある。私は、それを楽しみにしている、と。 >> 続きを読む
2020/07/03 by UZUKI0410
「かばん屋の相続」は、6作品から成る短編小説です。どの作品も融資課の銀行員と顧客の姿を描いていますが、ドラマ半沢直樹のような勧善懲悪的な痛快なお話というより、 一生懸命考えたり行動をしているけれど報われない銀行員や顧客の姿を描く、切なくなるお話が載せられています。中でもよかったのは、表題作の「かばん屋の相続」です。取引先の松田かばんの社長が急逝した後の二人の息子の相続の話でした。これまでずっと専務として会社を手伝ってきた次男は、先代が亡くなる前に、松田かばんはそのうち潰れるから、相続放棄して、新しい会社を作れと言っていました。ところが、これまで大手の銀行に勤めていた長男が、さんざん家業を馬鹿にしていたにも関わらず、会社の株をすべて長男に譲るという遺言書を持っていたのです。遺言にはどんな意味が込められていたのか、ラストに遺言の謎がとけるのですが、謎がとけた瞬間、痛快な気分になりました。 >> 続きを読む
2019/08/13 by うらら
読んでいて、本当に辛くなりました。きっと最後はなんとかなるんだろうと分かっていても、上下巻と長いのでこれでもかという程に赤松社長に試練が立ちはだかります。早く救われて欲しいと思いながら読んでしまうので下巻はあっという間に読み終わりました。自分の立場であればここまで戦えないし、途中自殺を考えてしまうシーンは涙が出そうでした。心情がリアルに描かれているので、感情移入してしまいます。そして、大企業と中小企業でここまで扱いに差が出るのかと悔しい気持ちにもなります。最終的には赤松社長の成果というより1人の人間の企業へ対しての心変わりが決定打となったようには感じますが(もちろんその過程には赤松社長の行動が影響されていたとは思いますが)、やはり最後の大逆転は気持ち良かったです。もう一度読みたいとはあまり思えないですが、非常に心を掴まれる作品でした。 >> 続きを読む
2019/09/01 by こゆり
ドラマ花咲舞は黙ってないの原作。短編小説であり、直接は繋がっていないが各登場人物の設定が所々に活きてくる。一貫して真藤部長と事務部は敵対しており、真藤派閥からの巧妙な罠を花咲がかいくぐり、銀行の仕事に切り込んでいく。短編集であり、一つ一つ平易な文章で書かれている。 >> 続きを読む
2017/06/13 by Jinjinmin
巨額な工事の受注を巡ってゼネコン間の死闘が繰り広げられる物語。大物代議士、城山の義弟であり談合のフィクサーである三橋の存在や、主人公である平太の彼女で、平太と融資課の先輩である園田の間で揺れる萌の気持ちや行動の描写など、空飛ぶタイヤ/七つの会議/下町ロケットとは違った趣向が凝らされ、著者が様々な方法で読者を楽しませることができる作家であることを証明している。最終章でのどんでん返しの後に、三橋や、萌など主要な登場人物の台詞がなく、夫々がその後どのような人生を歩んだのかを空想する楽しみを読者に残してている。 >> 続きを読む
2014/12/07 by カカポ
初期作品の感じを受けました。敵を最後まで叩き落すところは読者に委ねる?みたいな。仇敵でもそうだっと思うけど、やっぱり痛快さを求めてしまいます。面白いんだけど、なんかスッキリしない感じ。 >> 続きを読む
2018/11/04 by ryoji
元同僚の本友からのおススメで読みました。最近の池井戸作品はサクセスストーリーが多く、もともとは金融ミステリー作家だったんだと思い出しました。舞台は東京第一銀行長原支店に勤める人達の話である前半、パワハラなど痛い話が続きます、それぞれの人達の人間模様が事件に繋がっていきます。池井戸作品ハズレなしと言ったところですしょうか! >> 続きを読む
2019/07/26 by わくさん
「一番面白い試合は、8対7だ」野球を愛したアメリカのルーズヴェルト大統領はそう語った。監督に見捨てられ、一緒に主力選手も引き抜かれたかつての名門、青島製作所野球部。創部以来の危機に、野球部長の三上が招いたのは、挫折を経験した一人の男だった。一方、社長に抜擢されて間もない細川は、折しもの不況に立ち向かうため、聖域なきリストラを命じる。廃部が存続か、人生を賭した男達の戦いがここに始まる。 >> 続きを読む
2018/04/16 by konil
初の池井戸作品だけど、映画を見ていたので大体の概要は分かっていた。映画と違い小説は、主役が各章に分かれて展開するオムニバスの様な感じ。居眠り八角は関わるがそこまで出番は多くなく、あくまでも登場人物の中の1人。ネジの不正から大掛かりなリコール隠しに発展していく展開。何のために社員が左遷されるのか。その意図を徐々に明らかにしていく構成なので、スラスラ読めていく。ラストの着地点も爽やかで、社内のドーナツ販売は面白いアイデアだと思った。 >> 続きを読む
2019/11/11 by オーウェン
池井戸潤さんの小説家デビュー作であり、江戸川乱歩賞受賞作。ややストーリーは強引で荒削りな部分もありますが、強者に媚びずに信念を貫く主人公、黒幕への逆転劇。池井戸作品の醍醐味がこの頃から光っています。銀行員出身でビジネス書を執筆していただけあってデビュー作とは思えない筆致の銀行ミステリ。魅せてくれます。 >> 続きを読む
2015/04/05 by ybook
なんか入り込めなくて読む時間もかかってしまいました。難しいとも違うけど、わかりにくかったです。ちょうど今の時代一般化してきた仮想通貨がアナログな感じで限定的に使われているという設定はさすがだと思いました。最近池井戸作品を続けていたから次は変化してみます。 >> 続きを読む
2018/12/04 by ryoji
小さな運送会社のトレーラーから、突然タイヤがはずれ、若い主婦の命を奪ってしまう。トレーラーは大手自動車会社製。原因は整備不良と決めつけられ、窮地に立たされる運送会社社長。しかしそこには、見逃せない真実が隠されていた…。実際の事件をモチーフにした、巨大企業のリコール隠しと、それと戦う中小企業社長を中心としたお話。半沢シリーズの池井戸潤さんのお話を読むのは、「下町ロケット」以来、2作目。序盤は、辛い事件の描写に暗い気持ちになりましたが、真実を突き止めるため、毅然と立ち向かう社長・赤松さんの心意気が光ります。たくさんの人の立場、現実が交錯する姿に、どうなるのか?!とドキドキしながら、あっという間に読みました。 >> 続きを読む
2015/03/20 by オリーブ
総理である父親とその息子の脳が入れ替わりそしてそれぞれの役割を担う。自分では出来ないことをそれぞれに託して実現していく。軽いのりで読めるが読後に残るものは少なかった。 >> 続きを読む
2016/08/25 by 川面の輝き
【池井戸潤】(イケイドジュン) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)
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