こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)


佐藤優

著者情報
著者名:佐藤優
さとうまさる
サトウマサル
生年~没年:1960~

この著者の本を読んでいる会員ランキング

このランキングは1日1回更新されます。
      ぼくらの頭脳の鍛え方 必読の教養書400冊
      カテゴリー:読書、読書法
      4.0
      いいね!
      • 正直この二人の知識レベルが高いので僕レベル(本棚を参考にしていただけるとわかると思います)ではついていけません。

        けれども、読みたい本は案外出てきました。
        >> 続きを読む

        2015/02/14 by REOPALD

      • コメント 1件
    • 他1人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      人に強くなる極意
      カテゴリー:人生訓、教訓
      4.3
      いいね!
      •  佐藤優は外務省で数々の修羅場をくぐり抜け、また鈴木宗男がらみの国策捜査によって512日間も勾留生活をしただけあって、その言葉は重くて深い。普段はいわゆるハウツー本や生き方本などは読まない私だけれど、佐藤優の本ということで手にとってしまった。佐藤優はやはり読書人である。普通の官僚とはその出自からして違う。同志社大学神学部研究科を修了して外務省に入省する人はいないだろう。高校時代に東欧を一人旅してチェコの神学に心酔するというのもかなり異色だ。
         本書は全部で8章の構成になっている。1.怒らない 2.びびらない 3.飾らない 4.侮らない 5.断らない 6.お金に振り回されない 7.あきらめない 8.先送りしない これだけ見ると案外普通のこと言っているなと思われるが、それぞれ佐藤優の実体験が盛り込まれているので面白いし、実践的である。そしてそれぞれ「~ない」となっておきながら、時には「~する必要もある」という部分が必ずあって一筋縄ではいかない。マニュアルとしてこの本を活用できない所以である。
         それから各章の末尾に「~ない」を考えるための本として2冊ずつ本が紹介されている。たとえば、「怒らない」を考えるための本としては、榎本まみ『督促OL修行日記』綿矢りさ『ひらいて』が挙げられている。ここで紹介されている本は平易なものが多く(時々そうでもないものもあるが)、佐藤優の読書幅の広さを感じさせる。
         こころに残ったところとして、「検察との戦いで最後まであきらめなかった理由」を挙げたい。少し引用してみる。

         「あきらめる」べきものと「あきらめない」ものを自分の中で選別し、コントロールしてマネジメントすることが大切なのは間違いありません。
         エゴではない自分の思想や信条、存在意義といった自己のレーゾンデートルに関わるものに関しては「あきらめない」。少なくとも簡単には「あきらめない」ほうが、その後の人生にもよい影響を与えます。
         僕自身がそう考えるのは、やはりあの検察に勾留された512日間の体験が大きい。これについては、人生の中で「あきらめない」で向かった最大のものだと思います。
         国策捜査における検察は何でもすることは前述しましたが、すでに鈴木宗男氏を逮捕し有罪にするシナリオを用意し、そのための配役もストーリーも周到に練られていた。容疑を認めればすぐにでも拘置所から出られたでしょうが、僕は検察のシナリオには絶対に従わないと決めました。
        (略)
         そして最も大きいのが第三の理由で、賄賂など受け取っていない鈴木宗男議員を裏切り、陥れることになる。これだけは絶対に受け入れられません。どんなに勾留されても、どんなに裁判費用がかかっても、あきらめるものかと思いました。
        (略)
         もし僕が検察の圧力に屈して嘘の証言をしていたら。
         拘置所を出た後も、一生鈴木さんの顔をまともに見られなかったでしょう。スズキのバイクを見ただけで憂鬱になったかもしれない。そんなビクビクした人生はまっぴらです。有罪にはなりましたが他人にも自分にも嘘はつかなかった。
         国家の裁きに執行猶予はつくかもしれませんが、自分の良心の裁きに執行猶予はありませんから。

         佐藤優はやはり神学の研究者であり、実践者でもあると思う。宗教については様々な意見があると思うが、私は宗教を持つ者の強さを佐藤優に感じる。上記の話を「仁義」のような倫理観で語ることもできるだろう。しかしもっと根本的な善悪の基準は人の世を超えたところにあると思う。時代や状況のような水平軸に左右されない垂直の軸のようなものが宗教にはある。祖先崇拝も、輪廻も唯一神も個人を越えた理屈が支配する垂直軸の話だ。水平軸だけで生きようとすると、状況に応じてくるくると変化せざるを得ない。個人の力量のみに頼って生きざるを得ない。まさに無常の世界なのだから。そこに無常ではない世界を見て自分の位置を確認できるということが、宗教の最も大きな機能だと思う。
        >> 続きを読む

        2014/01/02 by nekotaka

      • コメント 5件
    • 他1人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門
      カテゴリー:読書、読書法
      4.2
      いいね!
      • 僕の読書術のベースとなった本です。

        熟読・速読の仕方、読書ノートの作り方がとても参考になりました。

        ただ、佐藤さんが出してくる例については正直興味が持てなかったのであまり印象に残りませんでした。
        >> 続きを読む

        2014/12/23 by REOPALD

      • コメント 1件
    • 他1人がレビュー登録、 15人が本棚登録しています
      野蛮人のテーブルマナー
      カテゴリー:戦争、戦略、戦術
      いいね!
      • 今年(当時、2009年)、読んだ中で最悪の本。
        先週読み終えていたが、感想も書く気にならなくて、ほったらかしに。

        「国家の罠」などで、骨の有る作者と贔屓で、佐藤優の名前だけで、
        昼休みに、パラリと見ただけで購入したが、大反省。

        お小遣い稼ぎに、雑談程度に、ちょこちょこと書いた本か。
        中身は、いたって無い、ほんと、私にはそう感じましたな。

        血の色に黒字の装丁と、帯の、・・・・・酒、賭博、セックス、暗殺工作・
        野性と知性を兼ね備えた諜報活動の実践者が、
        ビジネス社会で生き残る「掟」を伝授・・・。に騙されて・・・。

        ああ、なんと、、過大広告に踊らされて、期待してしまった自分に、がっかり。
        夜の世界では、度々ある事だが、マサか、本でこれほど裏切られるとは・・・
        それやったら途中で止めて、捨てたら良いのに、一応は、最後まで読んで仕舞いましたで。

        本書きは、やはり一冊も、中途半端な、駄作は書いてはあきまへんな。
        全作品のクオリティの高さが、作者としての良心でおますな。

        たった670円の本で、文句言過ぎでっか。
        普段、本との出逢いでは、愉しい思いでいっぱいだけに、残念度お察しあれ。
        >> 続きを読む

        2013/05/19 by ごまめ

      • コメント 3件
    • 1人が本棚登録しています
      知の武装 救国のインテリジェンス
      カテゴリー:外交、国際問題
      5.0
      いいね!
      • 世界の「解読法」教えます。の帯通り
        非常に読み応えのある新書でした。

        東京五輪は「尖閣防衛の盾」となる
        安倍首相は「美しき誤解」で得をした
        プーチンがオバマに対して行ったスピーチの真意とは。

        出版日が2013/12/14なので
        ソチ・オリンピックが終わった後
        読み終え、若干のタイムラグがありますが
        それにしても、面白く。
        すべて首肯することはできませんが
        非常に興味深く読むことができました。

        政治家はどうあるべきなのか。

        この本が出版されてからも
        世界は凄まじい勢いで動いています。
        ロシアはウクライナという新たな課題が生じ
        日本も同盟国であるアメリカとの間に間隙が生まれつつあります。
        北朝鮮・韓国・中国
        近隣諸国とどう相対するのか。

        一枚の写真からどういう風に
        どういう意図が秘められているかを読み解く

        「灰皿の位置」でわかる飯島訪朝の重さ

        アメリカ国家安全保障局(NSA)による個人情報収集を
        暴露したスノーデン事件の衝撃と今後。

        あとは、『未亡旅団』でも登場したチェチェン人の問題
        日本人では考えられないような掟。

        チェチェンの男性は七代前までの祖先と
        出身地・死亡した土地も含め憶えること。
        そして、その中で殺された祖先が居た場合その復讐を
        果たさなければならない。

        その他、諸々の事象の読み解き方。

        そして、直接的にはかかれていませんが
        佐藤優・手嶋龍一という人間たちの生まれた土地・風土
        そして血が。如何に、その人の基礎を形作るかという点でも非常に興味深く読むことができました。

        興味をもたれた方は
        前対談の『動乱のインテリジェンス』も併せて読むこと
        をお勧めします。
        >> 続きを読む

        2014/03/05 by きみやす

      • コメント 3件
    • 4人が本棚登録しています
      サバイバル宗教論
      カテゴリー:宗教
      5.0
      いいね!
      • 佐藤優氏は異色の人物だと思う。神学部から外務省に入り、ソビエト崩壊時に外部官僚としてモスクワにおり、政治にも深く関わって、獄中生活もしました。本書は臨済宗の相国寺で行われた佐藤氏の連続講義をもとに書かれたものです。宗教のプロを相手にしかも禅僧たちを相手に宗教を語るというのは普通の研究者なら物怖じしてしまいそうです。佐藤氏の語りは経験と学識に基づいた、非常に論理的且つ実践的な宗教論です。いったいどんな勉強をしたらこんなに知識を集められるのかと圧倒されます。結構新しい若い人が書いた小説なんかも読んでいるし、実は「佐藤優」は何人もいるのではないかと疑いたくなるくらいです。

         世界の情勢をすべて金銭だけで説明しようとする考えもあるが、やはり民族の対立や独立運動などには経済だけでは説明しきれない宗教も問題が絡んでいることを実感します。

         世の中で片面からしか宣伝されていないことの裏側も語ってくれていて面白いです。今回衝撃的だったのは、スウェーデンのような北欧の高福祉国家は、監視国家であるという事実です。スウェーデンでは国民総背番号制が1947年に導入され、氏名、出生地、国籍、教区名、両親の名前、現住所、結婚歴、離婚歴、所有不動産などの情報が一元管理されており、生活のほぼすべてが国家(税務署)に把握されているそうで、銀行の預金残高が不自然に増えていたりしたら、それだけで脱税を疑われたりするそうです。こういう面は日本では全然報道されていないと思います。
        >> 続きを読む

        2014/05/28 by nekotaka

      • コメント 5件
    • 2人が本棚登録しています
      交渉術
      カテゴリー:外交、国際問題
      4.0
      いいね!
      • 主にロシアに対してインテリジェンス活動を行っていた、佐藤優さんの本です。今問題になっている陸上選手のドーピングについても、読めば納得する部分もあります。
        □ 交渉術は、善でも悪でもない、価値中立的な技法なのである。
        □ 敵の倫理を深く知ることは、交渉術の要諦のひとつである。
        □ 相手が好意的誤解をしているときには、それを放置しておくこともインテリジェンス交渉の要諦だ
        □ 何も見返りを求めず、相手の懐に入ることによって、自己の利益を極大化するのが交渉の弁証法だ
        □ 過去の歴史をよく勉強しろ。現在起きていること、また、近未来に起こることは必ず過去によく似た歴史のひな型がある。それを押さえておけば、情報分析に誤ることはない
        □ 人間研究を怠るな。その人間の心理をよく観察せよ。特に嫉妬、私怨についての調査を怠るな
        >> 続きを読む

        2016/08/06 by Minam

    • 2人が本棚登録しています
      甦るロシア帝国
      カテゴリー:個人伝記
      4.5
      いいね!
      • 佐藤優氏が、外交官としてソ連の崩壊前後の出来事を内部から報告したリポートです。歴史の教科書の知識しかない私には知らないこと、誤解していることがたくさんあったと思いました。佐藤氏が宗教を専門としている関係で宗教の話がたくさん出てきますが、政治と宗教が特に密接に関わり合っていることを改めて確認しました。この辺の事情は戦後の日本に生まれ育った人間としては肌感覚としては理解しにくいところです。また、ソ連崩壊の原因ともいうべき民族問題について、「民族」という枠組みそのものが新しくつくり出された幻想であるというのは、今から見るとわかりにくい部分があります。これはやはりフーコーなどが言っている、自明と思われていて、はるか昔からあるように思われていることが、実は最近つくられた常識に過ぎないということを示す好例だと思います。

         筆者がモスクワ大学で教鞭を執り、学生達と親密なつきあいをする様子が多く出てきます。筆者の該博な知識と、バイタリティに驚きます。外交官として勤務しながら大学の授業の講義をし、学生のアルバイトの世話をしたり、議論を楽しんだりしている。基本的に人が好きな人間だなと思わされます。それ以外にも人脈作り(佐藤氏はどこまでが人脈作りなのか、興味関心からなのか判然としない。おそらく両方だろう)を日々行い、普通の日本人が手に入れることのできない情報を手に入れたり、会えない人に会ったりしています。そういうことが結果的に佐藤氏を外務省から追い出していく要因になるのですが(それは筆者自身が指摘しています)。

         ロシア人がマルクスを理解したことは一度もなかったと多くの知識人が言っているのは興味深いことです。私自身マルクスをちゃんと理解できているわけではないので、「なるほど」と言える基盤はないのですが、ありそうなことだと思いました。それは日本の学生運動の時代にマルクスを読んだ人間がいたのかということと規模は違うながらも同じような感覚を持つからです。

         ソ連は社会主義国だから宗教は禁止だというのも、表向きはそうであっても広いソ連の中ではかなり地域差があることや、イスラム教との対立を望まないソ連はイスラム教に対してはだいぶ寛容だったというようなことが詳しく書かれていて興味深いです。

         ソ連体制後のロシアについて、知識人達が様々な予測を立てて考えていることが、これからの日本を考えるヒントにもなりそうです。たとえば、社会的格差是正に関して「国家機能による経済格差是正と社会秩序の維持が政治の基本目標に据えられるとどういう政治体制になるだろうか。想像してみて欲しい……ファシズムだ。」「佐藤さん、ナチズムとファシズムは別のものです。私が言っているのはイタリアでムッソリーニが展開したファシズムです。国家神話を形成して、それに対して国民を動員する。要するに『ロシアのために一生懸命努力している者が真のロシア人だ』というスローガンで、国民を束ねていこうとします」

         ソ連自壊のシナリオとして佐藤氏がまとめていること。「マルクス主義に民族政策はなかったこと。レーニンとスターリンの思想は、民族問題を含め、連続性が高いこと。ヨーロッパにおける社会主義革命の展望がなくなったため、ボリシェビキは中央アジアとコーカサスのムスリム(イスラーム教徒)を味方につけ、そのためにマルクス主義とイスラームの奇妙な融合が生じたこと。二級のエリートが、支配権を握るために、ナショナリズム・カードを弄ぶという一般的な傾向があること。そして、このカードは、社会・経済情勢が不安定なときには大きな効果をあげること。」

         本書を読んで、最近の日本への挑発的な国境侵犯の問題を考えると、かなり今はおそろしい(面白い?)時代だと改めて思います。二級のエリートというのは、安定の時代には決して指導的地位に就けなかった人たちのことです。幕末にはそんな人たちが次々とトップクラスに登用され、藩政改革が行われ、結局江戸幕府そのものが自壊してしまったのでした。現代はどうでしょうか。国家の中枢は地方のコントロールをできなくなりつつあります。ナショナリズムの扇動者、カリスマ的な成り上がり者が出れば、国が大きく変わる土壌はもうできています。ちなみに、ロシアが再び強大な影響力を持つ国になることは、ソ連崩壊前から予測されてしました。現在のシリア情勢などを見ると、冷戦構造が復活したかのようです。超大国アメリカの一国主義は陰りを見せ、中国の躍進もしばらくは続くでしょうけれど、やや鈍化し、ロシアがだんだんとかつての力を取り戻しつつあるようです。その要因をソ連崩壊前後に学生として本気で国のために学問を積んだ人たちに求めています。思えば、日本が明治維新の頃どれだけ一生懸命勉強したかは様々な文献から推測できます。幕府がまだ生きていた時代には処刑されるのを覚悟で学問をした人たちがいたのです。

         筆者は本書を日本の大学生に是非読んでもらいたいと言っています。さて、日本の大学生は次の時代の主役になれるでしょうか。
        >> 続きを読む

        2012/08/20 by nekotaka

      • コメント 5件
    • 2人が本棚登録しています
      同志社大学神学部
      カテゴリー:個人伝記
      5.0
      いいね!
      •  佐藤優が同志社大学神学部での学生時代を振り返って書いている半自伝です。学園紛争の第一世代はすでに卒業しており、まだその残り火が燃えているような時代です。

         学生同士が神学や将来について真剣に語り合い、教授たちも一人の人間として学生と向き合って神について、世界について語っている、本当にこのような時代があったのだろうかと疑わしくなるくらい、現代の状況とはかけ離れているという気がします。みんながみんなそうではなかったのでしょうかれど、この時代の学生はよく勉強している。とりわけ佐藤優は勉強好きだ。学問に打ち込んでいる部分を読むと、自分もきちんとしなくてはと思う。

         最後は外交官の試験を受けに行く場面だが、過酷な試験だと思う。こういう試験を突破した人たちが外務省にはたくさんいるわけですね。しかも佐藤優の受けた試験は上級試験ではなく一般試験です。いったい同じ人間なのにどこでこんなに差がつくのだろう。

         本書には神学に関する論争も数多く出てきます。興味深いけれど、知識がなさすぎて追いつかない。残念です。ひとつ面白かったのは、佐藤優が無神論を勉強するために神学部に入ったのに、無神論が批判している神は偶像の神だと理解して洗礼を受けたという下りです。教会は体制側に組み込まれ、もともと持っていた批判精神を失ってしまった。プロテスタンティズムは資本主義と結びついてしまった。プロテスタンティズムがしっかりしていれば、社会主義があんなに広がることはなかった。社会主義とはキリスト教に代わる批判精神として生まれてきたものであり、非常に宗教的である、と分析している。私はこの部分はとても面白く感じたし、そうなのだろうと思いました。
        >> 続きを読む

        2014/06/16 by nekotaka

      • コメント 4件
    • 1人が本棚登録しています

【佐藤優】(サトウマサル) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

会員登録(無料)

今月の課題図書
読書ログってこんなサービス
映画ログはこちら
読書ログさんの本棚

レビューのある本