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冲方丁

著者情報
著者名:冲方丁
うぶかたとう
ウブカタトウ
生年~没年:1977~

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このランキングは1日1回更新されます。
      天地明察
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
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      • ある青年の半生を解説付きで読み進めて行く。人生は「縁」によっていろいろ左右されますが、春海さんも翻弄されつつ、確かに自分の道を歩いて行かれる。徐々にドキドキ感に包まれていきます。(10.06.04 読了)


        映画化された時に映画館でも観ました☆
        2年くらい経つと記憶も薄れていい感じに。
        脇を名優さんたちが固めているのもよかったな。
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        2015/05/24 by のこ☆

      • コメント 4件
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      天地明察
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
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      • 将軍や大名に碁を指南する名家に生まれた渋川晴海は、譜面にある碁を打つことに飽いていた。碁の相手は、江戸の家老であり老中であり、時には将軍の御前での展覧試合だった。

        彼は、奉納の絵馬の中に算額というものがあるのを知る。
        そこで、算術と衝撃的な出会いをする、掲げられた算額にてんでに答えを書き込んであるのだが、中でも「関」という人物が即答して、出題者は「明察」と書いてある。彼は問題と回答を見て心身が震えた。

        こうして晴海は算術と深く関わることになる。

        「暦」編纂の下地になる、北極星を目標にして全国の地を歩き、天文観測をするメンバーに選ばれる。そして、当時使われていた「暦」が実情に合っていない、多少のずれを確認する。
        800年前に制定された「暦」は一年のわずかなずれが重なって、結局は大きく二日の誤差を生んでいた。
        それは、「暦」のずれが農業に関わることで有り、日食、月食が予想とずれることでもあった。

        彼は、不動の北極星の角度から得意の算術で、各地の緯度と経度を測定する。

        それを元に作り出した「暦」は自信作で公にも賞賛された。しかしまだ誤差が生じた。
        なぜか、そして辛苦の末に、ついに基本になっているのが、中国の「暦」であることに気づく。
        距離の差を埋めるべく彼は新しい「暦」大和の国の「暦」の編纂を始める。

        * * *

        ストーリーのあらましをメモしたが、彼とともに「暦」編纂に加わった人々との交わりは爽やかで熱く胸を打たれる。
        難しい算術や天文観察から割りだされる各地の位置計算などはさらりと流され読みやすくなっている。
        和算の天才「関孝和」の話も、まさに天才とはこういうものだろう、一筋に打ち込む才能が、文化を深め、大衆を導いた様子が感動的だった。
        若いころ、小学生に「旅人算」や「和差算」「鶴亀算」などを教えたことがある。
        こんな算数は苦手だった、こっそり代数で解き、その意味を考えて説いたりした(;^ω^A
        本の中に一問だけ出ている問題は、こんな難しいものを解いたのだろうか、読むさえ難儀するものを、と舌を巻いた。
        読みやすく、人情話を交えて、言葉遣いも現代的、新しい世界を見たような、一冊だった。
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        2014/12/30 by 空耳よ

      • コメント 7件
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      天地明察
      カテゴリー:小説、物語
      4.4
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      •  良い人生だったと思います。谷から光が見えて方針が定まると、あとは人生のお話です。最後の方で寿命で死んでいく恩師達への思いで同情して人生を感じました。
         今、正直者が報われない時代だと感じているので、本だと解っていても憧れを持ちました。何でシンプルに解決の努力できないのか不思議なのです、問題山積みで一つも解決できない日本、意味のある人生ってなんなのでしょう、本の中ではいい人ばかりなのでとても楽しく清々しかったです。心が洗われます、伴侶も羨ましいかと。
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        2014/11/21 by pasuta

      • コメント 2件
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      光圀伝
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
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      • 水戸光圀の優しくて、朗らかなおじいちゃんというイメージはこの本で一変します。

        2015/03/05 by ぽんた

    • 他2人がレビュー登録、 17人が本棚登録しています
      はなとゆめ
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
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      • 「枕草子」でおなじみ、清少納言の半生を描いた物語です。

        知名度の割に今まで意外とスポットを当てられて来なかった彼女ですが、この「はなとゆめ」では作者独自の解釈で非常に現代的に描き出されています。

        物語は彼女の一人称で進行していきますが、その機知に富みながら、どことなく男性的(かつ、オタクっぽい)感じは、一般的なイメージとは異なりますがもしかしたら本当にこのような人物であったのかも?とも思わせる部分があります。

        作者の過去の作品と比較すると、全体的に心理描写は抑えられており、結末までが思いの外軽く淡々と語られます。分量の短さも含めやや正直物足りなさを感じる面もありますが、「もののあはれ」ではない、日常のなかの「をかし」を淡々と枕草子の中で表現した清少納言の物語であるのですから、こうした描き方が正しいのかな、とも思います。
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        2014/03/11 by くまきな

      • コメント 3件
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      もらい泣き
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
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      • 泣くというよりジーンと沁みる感じのが多かった。心が少し浄化されたかな。

        2017/06/20 by hiro2

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      SF JACK
      カテゴリー:小説、物語
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      • 新井さん上田さん目当てで購入。12人の作家のうち初読みは4人。
        いやぁ〜どの作品もいいですね!
        近未来物、皮肉きいた物いろんなのがあり楽しめます。
        ちょっと苦手なの2作品ありましたがそれもいいです。
        こんな豪華な本をだしてくれて感謝!
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        2015/09/27 by 降りる人

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      マルドゥック・ヴェロシティ
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
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      • 冲方 丁さんのSFの傑作であり日本SF大賞も受賞した「マルドゥック・スクランブル」。映画化もされたこの作品は、私も大好きなのですが、本作「マルドゥック・ヴェロシティ」はその続編です。今年からマルドゥック三部作の最終章である「マルドゥック・アノニマス」が始動するとかしないとかといった噂もあるのでまずは「マルドゥック・スクランブル」の続編である本作の第一巻から読んでみました。

        誤った目標への爆撃により大勢の味方を殺害したディムズデイル・ボイルドは軍研究所で肉体を改造され、最高のパートナー ウフコックと出会う-。

        「マルドゥック・スクランブル」が少女ルーン・バロットの戦いと再生の物語だとすると、本作「マルドゥック・ヴェロシティ」はバロットのライバルである「虚無」ボイルドの再生の話です。味方に爆撃を加えたビジョンに悩まされていた彼は、ウフコックとの出会いを通じ、自らとウフコックの有用性を証明する事でマルドゥック市で生きていくことを選んでいきます。両者に通じているのは、二人とも相棒として知能を持つ万能兵器であるネズミ ウフコックがパートナーであること。性格も立ち位置も全く違いますが、二人に重なる部分があることも確かです。

        全三巻のまだ第一巻ですが、やはり冲方 丁さんの作品だけあり、ぐいぐいと物語に引き込まれていきます。文章も特殊で、単語や体言止めを連ねていく文体であり、軍属上がりであるボイルドの状況認識を現わすような文体で、簡潔に状況が理解でき、これはこれで面白く感じました。

        研究所を出て仲間達と供にマルドゥック09の執行人として活躍していくボイルド。一巻を読んだ限りでは「マルドゥック・スクランブル」での圧倒的な存在感を示す強敵というよりも、法の執行人として活躍する刑事、という印象が強いです。重力場を駆使して敵を葬るボイルド。さらに変身能力や圧倒的なパンチ力など様々な特技を生かして活躍する仲間達。おそらく本シリーズではボイルドとウフコックが袂を分かった理由までが語られることになるのかと思いますが、まだまだここまでは刑事ドラマに近い印象ですね。もちろん、圧倒的に面白いのですが。

        本作は「マルドゥック・スクランブル」のラストの戦闘シーンから始まるので「マルドゥック・スクランブル」を読んでおくことが必要ですが、ファンにはたまらない本かと思います。「マルドゥック・スクランブル」に本作「マルドゥック・ヴェロシティ」、さらに短編集「マルドゥック・フラグメンツ」、そして最終章である「マルドゥック・アノニマス」。日本SF界の最高傑作シリーズになること間違いなしかと思いますし、間違いなく全部読むと思います。とにかく「「マルドゥック・アノニマス」始まって欲しいですねー。
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        2014/05/18 by taka2

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    • 5人が本棚登録しています
      マルドゥック・ヴェロシティ
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
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      • 全三巻のマルドゥック・ヴェロシティの第二巻です。物語はさらに加速していきます。

        間を失いながらも戦い続けるボイルドとその仲間たち。一連の事件の裏に見え隠れするのは都市の政財界を牽引するオクトーバー一族だった-。

        面白いです。
        短い文節や単語を/(スラッシュ)で区切った独特の文体は二巻でも健在です。連なる文節。単語。単語。読んでいるうちにその文体が心地よくなり、この物語にのめりこんでいきます。残虐な事件、凶悪な異形の武装集団カトル・カールとの戦い、様々な人物との小気味のいい会話。いつの間にか物語がリズムを刻みだし、確かな質量を持って加速しだします。疾走。速度。まさにヴェロシティです。

        気がつくと圧倒的な速度で刻まれる物語。単語と短い文節で語られていく物語は無駄な描写が極限までそぎ落とされているため、想像以上の情報量を持って読み手に迫ります。通常の厚さの文庫本なのにかなりの読み応えを感じました。

        登場人物はもうこの時点で四十人以上。なのにそれを感じさせないのは各キャラクターがしっかりと描き分けられているからでしょうね。無駄が極限までそぎ落とされた文章によって語られる物語は読み手を振り落としかねないぎりぎりの速度で疾走します。この感触は「攻殻機動隊」によく似ています。そういえば「攻殻機動隊ARISE」は本作の作者が脚本を書いているんでしたね。納得です。

        何かの本に「SFとはスタイルだ」と書かれていたと記憶していますが、本作はまさにその通り、と実感させる本です。同じマルドゥックシリーズで、同じ舞台のはずなのにスクランブルとヴェロシティでこんなにも印象が変わるとは驚きです。タフな男、ミスター・モンスター、そして「虚無」ことボイルド。痺れますね。

        ここまで読んで三巻を読まないなんて、第三部アノニマスを読まないなんてありえません。ほんっっっとうに、「マルドゥック・アノニマス」楽しみにしてます。
        >> 続きを読む

        2014/05/21 by taka2

      • コメント 3件
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