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石田かおり

著者情報
著者名:石田かおり
いしだかおり
イシダカオリ
生年~没年:1964~

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      化粧と人間 規格化された身体からの脱出
      カテゴリー:理容、美容
      3.0
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      • データに基づきながら、見た目について拾い上げている良い本だと思いました。
        化粧の低年齢化が目立つようになったのは、1990年代後半からとのこと。アムラーとかが現れた頃でしょうか。化粧の定義も、ピアッシングや増毛などいろいろ複雑なのですね。歴史的資料がなかなか残っていないとのことですがただ「万葉集」にも化粧についての記述が見られるということです。
        そんな「化粧」の原義が、宇宙とのコミュニケーション、というのは驚きました。相手に対して開かれた存在であることを示すのが原義ということでしょうか。

        現代の特徴として以下の3つがあげられていました。
        1)美的価値基準に対するマスコミの影響の強さ
        2)個人の社会的地位の決定に身体の美的状態がもたらす割合が急増した。若者も子供も中身より外見という現実をよく知っている。
        3)美的に一定の水準でいなければならないという暗黙の圧力が個人にかかるようになった

        ・・・思っているより、外見というものが社会に果たす影響は大きいのですね。あまりにその価値観が行き過ぎると、社会的差別などを起こす危険性もありそうです。

        そのような「ファストビューティー」に対する「スロービューティー」という概念は新しく、興味深かったです。
        スロービューティーは、多様で過程重視、非規格化、自力型、積み重ね、履歴やストーリー性を重視するという美の考えかた。希望があって良いなと思いました。筆者もスロービューティーという言葉を定着させようと頑張っておられるとのこと。着物を着ることの意義についても触れていました。
        自分の生活の中における美の在り方が、スローなものにしてゆけたらと思いました。
        >> 続きを読む

        2016/07/08 by みやま

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