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リチャード・アダムズ

著者情報
著者名:リチャード・アダムズ
りちゃーどあだむず
リチャードアダムズ
生年~没年:1920~

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このランキングは1日1回更新されます。
      ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち
      カテゴリー:小説、物語
      4.6
      いいね! Tsukiusagi asuka2819
      • これこそ、読書ログを始めなければ、読まなかったであろう本。読書ログ始めてよかったとしみじみ思った。

        これが児童書・・・?!と思うほど、内容が濃くて、話も長い。いや、いや、児童書どころか、絵本でさえも素晴らしい本はたくさんあるから、そんな枠組みで考えてはいけないのだけれど。(絵本で思いだしたけれど、この訳者・神宮輝夫さんは、「かいじゅうたちのいるところ」ですごく印象に残ってた方。知ってる人にとっては有名な方ですね。)

        ウサギたちが主役のウサギの話。考えること、行動することは、人間並みなのに、習性などがウサギそのものであるところがまた面白い。読み始めから、元凶は人間なんだろうな、と思っていたから、なんだか、ウサギ目線で語られる人間の行いが心に刺さる。
        ウサギの話なんだけれど、はるか昔の人間もこうやって村や集落を大きく繁栄させていったのかな、と思ってしまうほどの壮大なストーリー。次々と起こる困難に立ち向かうたびに、ウサギひとりひとりが大きく成長していることがすごくよくわかる。ヘイズルなんか、すっかり長(おさ)になっているし!
        個人的には、ヘイズルが「冒険がしたくなって」、農場の飼いウサギを連れ出しに行くところなんか、「もう、大人しく待っていればいいのに~」なんて思いながら読んでいて、結果的に代償はあるものの、この冒険は村のみんなに大きな意味のあることになって、時には大胆な行動力や冒険心が必要なことを、ヘイズルに教えられた気がする。「待っていればいいのに」と思った自分が、すごく自分を表しているな、とも思った。

        下巻も楽しみ。
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        2020/08/27 by URIKO

    • 他6人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち
      カテゴリー:小説、物語
      4.8
      いいね! asuka2819
      • 上巻よりもっとハラハラドキドキ。まるで、ハリウッドのアクション映画を観ているかのようでした。
        ヘイズルの長としての決断、果敢な行動、自己犠牲・・・ビグウィグの、みんなのため、村のため、というゆるぎない意志による死闘・・・ビグウィグに関して言えば、こんなにすばらしいウサギに成長するとは、初めは想像していなかった。一番、ぐっときたのは、ブラッカバーを絶対に見捨てないと決めたところ。そのことで、より危険が迫るとういのに・・・。
        と、ひとつひとつを挙げだしたらキリがない。

        物語の主軸のほかにも、植物などの描写が素晴らしかった。植物名を聞いても知らないものが多かったけれど、美しい英国の風景が目の前に広がるようだった。それに、各章のはじめにある題辞からも作者の博識ぶりがよくわかった。

        そして、またすばらしかったのがエンディング。美しく洗練されたエンディング。圧巻の一言です。



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        2020/09/07 by URIKO

      • コメント 2件
    • 他4人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 『走れ!うさぎ 愛と自由とみんなのために』
        旧訳版の単行本の帯のコピーです。カッコいいです~。
        そして小説の中身も、とってもカッコいいお話しなんです。

        「たべることと生きのびることと生殖すること」だけを考えているうさぎの物語(作者談)
        しかしただ「生きる」ということがストレートにドラマなのだということを、この小説は教えてくれるでしょう。

        本作が文学として普遍的な人気を保っているのは、命の営みの本質を描いているからです。
        複雑な人間関係や屈折した心理や現実離れした意表を突く仕掛けがなくても、こんなにも豊かで魅力的な世界や登場人物(人じゃなくてウサギですけど)が息づいています。

        彼らの「文化」を知ることでうさぎになりきり、ヘイズルたちと冒険を共にし仲間になる誇らしさを感じ、愛と希望を感じつつ読書を終えることができる。この充実感。
        素晴らしい小説だと思います。

        ストーリーに関しては新訳版のレビューで触れたので、ここでは翻訳違いについて記しておきます

        神宮輝夫訳で評論社から1975年に初版。
        2006年に、同じ出版社、同じ訳者による「改訳新版」が刊行されました。

        読み始めてすぐ、印象が違うのがわかりました。
        新版はとても「軽く」できあがっています。

        言葉の使い方はもちろんですが、うさぎたちのセリフはより会話調に、状況説明は直感的なわかりやすさを意識していて、
        日本語として原文とかけ離れない程度に「意訳」した印象。
        もちろん旧訳で行っていた意訳を逆に原文に忠実に訂正している部分もあるようです。

        具体例 いきます。

        「ファイバー!おい ファイバー、おきろってば。
        ヘイズルだよ。危ないなぁ。 お、き、ろ!」

        「ファイバー!おい、ファイバー、ばかだな、目をさませよ!ぼくだよ、ヘイズルだよ。すぐやめないと、こっちがけがするよ。目をさませよ!」

        「とってもひどいことだ!――すごく恐ろしいことだ!
        近づいてくる。ぐんぐんやって来る」

        「なにかとても悪いことだ!おそろしいことがーーぐんぐん近づいてくる。」

        どちらが新でどちらが旧かは言わなくてもわかりますよね。

        各章に題辞といわれる引用文が掲げられていますが、それもオリジナルの版から削除された文もありました。
        単語の簡略化も行われています、小難しい言葉を今風に。たとえば「支離滅裂」を「めちゃくちゃ」といった直感的な表現に直しています。

        初めは軽々しい?と思った新訳も物語の骨太な魅力には少々のことばの違いなんて気にならなくなりました。
        結論はどちらの版を読まれてもこの小説の良さは変わりません。ということです。
        図書館もしくは古本屋でこの小説に出会う方は旧訳を手にすることもあるでしょう。特に文庫は旧訳でしか出ていないのでは?
        一人でも多くの方に読んでいただきたい名作です。
        ぜひヘイズルやビグウィグに出会って欲しいと思います。
        >> 続きを読む

        2017/02/13 by 月うさぎ

      • コメント 2件
    • 1人が本棚登録しています
      ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • ウォーターシップ・ダウンのうさぎのみなさんご紹介♡

        【ヘイズル】
        いかにも陽気ですばしっこそうな若い一年子。
        災厄の到来を予言する弟ファイバーの言葉を信じ、仲間を集めて故郷の村サンドルフォードを脱出する。
        思いやりがあり責任感も強く、誰からも好かれる性格
        行動力と判断力に信頼を置かれ長うさぎへと成長する。

        【ファイバー】(うさぎ語名:フライルー/フレア・ルー)
        預言者。サンドルフォードを襲う大災厄を予感し、村を捨てることを主張する。
        神経質で見た目はひ弱だが、意志は強くヘイズルが一目置く存在。
        *あだ名のファイバーは5つ子の末っ子の意味「フライルー(フレア・ルー)」も「小さなたくさん」の意味

        【ビグウィグ】(うさぎ語名:スライリ)
        サンドルフォードの元上士(幹部)(アウスラ)
        身体が丈夫で力強く勇敢で最高に頼りになる戦士。
        心があたたかく情に厚い愛すべきうさぎ。
        ヘイズルとファイバーを村長に謁見させたことで叱責を受け村を出ていくことを決めるなど短気で単純な面も見せる。
        *うさぎ語名「スライリ」の意味は毛皮頭又は大かつら
         普通うさぎの名は植物名だが、頭のてっぺんの毛がぶ厚く帽子をかぶっているように見えることから命名された
          
        【シルバー】
        スリアラーの甥で有能なうさぎ。元アウスラ。もの静かで穏やかで率直。
        名前は灰色に白斑の変わった毛並みによる。ビグウィグに誘われて仲間になる。

        【ダンディライアン】
        語り部。うさぎの神話的伝説物語を語らせたらピカ一。一番の俊足

        【ブラックベリ】
        ヘイズルの友人で耳の先が黒いうさぎ。最も賢い。
        群の命運を握る作戦の立案などを担い、多くの局面でヘイズルを支える。
        彼のアイディアがなかったら困難を乗り越えることはできなかっただろう

        【ピプキン】 (うさぎ語名:フラオ・ルー)
        体も小さく臆病だが、ヘイズルに捧げる忠心は強く決して揺るがない

        【バックソーン】
        ブラックベリの連れ。力が強いたくましい雄うさぎ。
        おだやかで率直な信頼できる性格。次期アウスラ候補とされていた。

        【ホークビット】ダンディライアンの連れ。いささかのろく頭が悪い。
        【スピードウェルとエイコン】 ブラックベリの連れ。弱々しい6カ月子

        【ホリー】
        アウスラの頭。忠実で良識的。うさぎらしい茶目っ気にはやや乏しい。
        サンドルフォードを出立する夜、謀反の罪でビグウィグとシルバーを逮捕しようとするが失敗。後に一行に合流

        【ブルーベル】 
        ホリーの部下。ホリーと共に一行に合流する。冗談口をたたく道化師的存在。

        【ストローベリー】
        カウスリップの村に住む若く体格の良い上品な雄。
        愛妻ニルドロ=ハインを失い仲間に加わる。

        【クローバー】
        農場の飼いうさぎ(黒のアンゴラ種)だったが、ヘイズルに連れられて脱出。
        勇気のある牝で、ウォーターシップ・ダウンでの初めての母親になる

        【ボックスウッド】 農場の飼いうさぎ。白黒斑のヒマラヤ種の雄
        【ヘイスタック】 ヒマラヤ種の牝。ボックスウッドの妻

        【キハール】 ユリカモメ。
        翼を傷めたところをヘイズルに助けられ、ビグウィグと特に仲良しになる
        渡りの時機を逸したため、ヘイズルたちの冒険を手助けすることになる。

        (サンドルフォード:ヘイズルたちの生まれ故郷)
        【スリアラー】サンドルフォードの長。冷静で思慮深く、群れの尊崇を集める年寄りうさぎ。村のためと判断すれば冷酷な手段も取る。
        【トードフラックス】 威圧的態度をとるアウスラ

        (カウスリップの村)
        【カウスリップ】 ヘイズル達を自らの村へ招待する
        【シルバーウィード】カウスリップの村の詩人

        (ナットハンガー農場:飼いうさぎ4羽が飼育されていた農場。犬(レトリバー種)や猫などがいる。ルーシーという少女が暮らしている)

        (エフラファ)
        【ウーンドウォート将軍】(新訳ではウンドワート)
        エフラファの長ウサギ。巨大で勇猛。エリル(外敵)と渡り合える戦闘力を持つ。
        長老会とアウスラ軍団を組織し、独裁的で強力な支配体制を敷く。

        【キャンピオン隊長】
        経験を積んだ勇敢な上級士官。優れた追跡者で「大哨戒」を率いる。

        【ブラッカバー 】
         逃亡を失敗し囚人となり、虐待を受け瀕死状態だったが、ビグウィグが救出し快復。

        【ハイゼンスレイ 】:名前の意味は「光る露の毛」
         エフラファの体制に批判的な牝。若干予知能力がある。
        【セスシナング】 :名前の意味は「木の葉の動き」
         ハイゼンスレイと共にエフラファから逃亡するめすたちを率いる
        【ビルスリル】
         エフラファから逃亡。後にファイバーの妻、よき理解者となる
        【ネルシルタ】
        元気だが思慮が足りない若い牝。口が軽く挑戦的な言動をし脱出前に逮捕される。


        動物たちはそれぞれ自分の種族の言葉を持っています。この物語のうさぎたちはもちろんうさぎ語を話しています。

        ♡うさぎ語をご紹介♡
        フリス Frith 太陽。フリスさまは、うさぎにとっての創造神
        インレ Inle  月
         *うさぎには正確な時間の観念がないため時刻の目安は「ニ=フリス」正午、「フ=インレ」は月の出の後 となる

        エリル elil  敵
        猫、いたち、きつねなどの肉食獣や人間など、うさぎにとっての敵。
        ホンバ=キツネ

        フルドド hrududu 
        自動車やトラクターなど地上を走る人間の乗り物全般を指す。

        シルフレイ silflay
        巣穴の外にでて食事を取ること。フレイは、草など緑の餌のこと。

        サーン tharn
        大きなショックや恐怖から、麻痺・自失状態に陥ること。
        サーン状態のうさぎは身を守ることもできず、非常に危険な状況に陥る。

        アウスラ(上士) owsla 
        群れ(村)における幹部階級。
        村を守る戦士階級であることが多いが、優れた語り部や特別な能力を持つうさぎがアウスラになることもある。

        フレア hrair たくさん
        フレッシル hlessi, hlessil (複数形) 群れを離れて放浪する雄のはぐれうさぎ。

        *うさぎ語とは別に、別種間で意思疎通するためのごく簡単な「生け垣共通語」があります。

        さあ。これで準備は万端!うさぎの世界へ いざ参らん!
        『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』は最高の冒険小説ですよ!
        読まなきゃ損です!


        【トリビア】
        ガンダムシリーズのアイテムや用語にはこの「ウォーターシップダウンのウサギたち」のうさぎの名やこれらうさぎ語からの借用が多々あるそうだ。

        ※本文の他wikipediaも参照し一部抜粋しています。
        >> 続きを読む

        2017/02/21 by 月うさぎ

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