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Chandler, Alfred Dupont, 1918-2007

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著者名:Chandler, Alfred Dupont, 1918-2007

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      組織は戦略に従う
      カテゴリー:経営管理
      4.0
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      • 「組織は戦略に従う」

         アルフレッド・D・チャンドラー,Jr.の名前を知らなくても、筆者のように組織論を少しでもかじったことのある人ならば聞いたことがあるのではないだろうか。

         組織や制度を考える上でチャンドラーのこの言葉は、示唆に富んでいる。しかし、実際にチャンドラーの著書を読まずにその言葉だけを引用していたのでは、彼の真意を誤解することになりかねない。

         というわけで、今回はチャンドラーの名言の元ネタとなった本書を読んでみたのである。本当なら、英語版を読むべきなのだろうけども、これほどの大著が読めるほど筆者の英語力は高くないので(中学生レベル)、翻訳版を読ませていただいた。翻訳に関わった方、そして本書の出版に関わった方にには深く敬意を表したい。

         さて、本書の内容ではあるけれども、アメリカの代表的な大企業の組織構造を研究し、現代では当たり前になった、というかむしろ古いとさえ思われている事業部制について書かれている。

         事業部制は、なるべくしてなったというよりも、必要にかられて社内変革をした結果成立したことが本書を読むとよくわかる。現在、事業部制度は我が国を含む多くの国々の企業や組織で採用されているけれども、なぜこういう組織になったのか、つまり事業部制が出来上がった経緯を知っているのといないのとでは、組織の運営上に問題が出てくるだろう。

         よく、「仏作って魂入れず」と言われるけれど、組織だけを作っても上手くいくとは限らない。本書の原題にもあるように、戦略が無ければ組織その形を維持できないだろう。

         それでは戦略とは何か。これは広い意味での方針である。現場での工夫や改善活動は戦略とは言えない。よく国家戦略とか言うけれど、広い意味での方針が無ければ組織も人も動きようがない。

         20世紀初頭のアメリカの代表的な企業がどのような形で組織変革を成し遂げたかを知ることは現代の私たちにも十分価値のある行為であると思う。賢者は歴史に学ぶと言うけれど、本書は組織論の名著として今もなお価値を持っていると筆者は考えている。

         
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        2014/11/16 by ぽんぽん

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