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アンネゲルト・フックスフーバー

著者情報
著者名:アンネゲルト・フックスフーバー
あんねげると・ふっくすふーばー
アンネゲルト・フックスフーバー
生年~没年:1940~1998

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      ゆめくい小人
      4.0
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      • --「こうなっては、わしが自分で探しに出かけるよりほかあるまいな」と、ある日、王様は言いました。
        「そうなさってくださいまし」と、お后様がほっとしたように応えました--


        一年ほど前に買った絵本で、絵がちょっと気味悪いこともあって、子どもが手に取ること無く放置されていた一冊。
        それが最近は、「読んで読んで」と、度々子どもが持ってくるようになりました。
        エンデ好きとしては嬉しい限りです。

        エンデらしく、子どもにも分かりやすいとてもシンプルなストーリーです。

        眠ることが美徳される国の王女様が、悪夢に苛まれて眠れない日々が続きます。
        国中の識者に療法を聞くも効果がありません。
        王様はそこで、「自分が助けを探しに行くしかない」とゆって旅に出ます。
        北極からサバンナまで、世界中を回ります。それでも誰も分からない。

        気づくと、地図には無い不気味な世界に紛れ込みます。
        そこで、この世のものでは無い不思議な生き物に出会います。
        その生き物は、なんと悪夢が好物というとっても都合の良い存在です。
        喜んでその夢喰い小人と一緒にお城に帰って王女の悪夢を食べて、シャンシャンのハッピーエンドです。

        悪夢に悩む時に、悪夢を好んで食べる超常生物が登場して解決。
        ご都合もののストーリーともとれますが、そこはエンデ、なんだか深いような気もしてます。

        世界中の誰に聞いても対処が分からない悩みというのは、答えが外ではなく内なる自分にある悩み、ともとれると思います。
        世界地図にはない場所で、世の中に存在しない生物の力を使って解決。
        ご都合主義なのではなくて、これは、一家の悩みに対して、それまでは自我や感情であわせられなかった自分を、ぴったり変化させられた、その変化のために、ゲドのように、世界の果てまで行って自己と対話を続ける必要があった、と読めたりしないかなと。
        (少し強引かもしれませんが)

        そんなことを思って、味わい深く感じながら、子どもに読み聞かせてます。
        何はともあれ、家族の大事において、お父さんが、「私がいかねばなるまいな」と簡単にゆってのけて、国事/仕事を放って旅に出るシーンはとっても好きです。
        パパと子どもが一緒にすやすや眠る最後のページの絵も大好きです。

        素敵な絵本と思います。
        >> 続きを読む

        2018/01/30 by フッフール

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