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ダニエル・キイス

著者情報
著者名:ダニエル・キイス
だにえる・きいす
ダニエル・キイス
生年~没年:1927~

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このランキングは1日1回更新されます。
      アルジャーノンに花束を
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね! momomeiai Minnie sunflower tadahiko Erika
      • チャーリーがどのような人生を歩むのか気になって、最後まで頁を繰る手が止まりませんでした。

        3/3-10/21までの記録、短期間で起こった出来事です。
        そのことに私は恐ろしさを感じずにはいられません。
        なぜアルジャーノンの死を見届けずに、手術が決行されてしまったのでしょうか。

        感動というよりは怖さばかりを感じ、ショックを受けながら読み通しました。



        「この知性が私と、私の愛していた人々とのあいだに楔を打ちこみ、私を店から追放した。
         そうして私は前にもまして孤独である。」

        人間の幸せって、何なのだろう。
        チャーリーはずっと、頭がよくなることで友を、もっとたくさんの愛情を欲していました。
        「人間的な愛情の裏打ちのない知能や教育なんてなんの値打もない」
        ストラウス博士やニーマー教授に突き付けた、この言葉がすべてだと思います。
        一番心に残ったシーンです。


        小尾さんの訳が素晴らしい。
        知能が幼児のとき、手術によりIQが高くなっていく過程の経過報告、そして退行。
        この特殊な設定を、違和感なく日本語で上手く表現されていると思いました。
        名作を名訳で読む幸せを感じました。

        私はこの本を再読しようとは思いません。
        それだけ心に突き刺さりました。
        >> 続きを読む

        2016/08/18 by あすか

      • コメント 8件
    • 他15人がレビュー登録、 66人が本棚登録しています
      アルジャ-ノンに花束を
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね! emi
      •  あまりにも有名な作品ですが
        手に取ったことがなかったため、
        古本屋の100円コーナーにあったのを機会に
        読んでみました。
         
         期待どおりに名作でした。
        これは原作も素晴らしいのでしょうが、
        訳も非常に上手ですね。
         
         もともと知的障害のあった青年が
        医学の進歩のための実験と知りつつ手術を受け、
        一般人の域を越える知能を得るも
        それは一時的なもので
        やがては元の知能よりも低いレベルまで下がってしまう・・・。
         
         その急激な知的レベルの変化に
        心の成長が追いつかない主人公は、
        仕事、友情、性、愛情そして人間関係
        さまざまな問題に直面していきます。
         
         一番コアな問題となるのは家族。
        かつての彼を愛し、最終的には弾き出してしまった
        母、父、妹 とはどのように気持ち的に清算をつけるのか。
         
         よくもこれだけのテーマを内包しながら
        うまく物語を収束したものだと思います。
        最初から終着点は見えているのですが、
        そこに至るまでに著者が読者に問いかけたかったものは
        きっと見事に響いてくるに違いありません。
        少なくとも私には届きました。
         
         そういえば中学生の頃
        友人が読んでいたのを思い出しました。
        原本も英語の勉強にちょうど良い本だそうです。
        機会があったら自分で使ってみるか、
        子供にすすめてみたいと思います。
        >> 続きを読む

        2016/11/26 by kengo

    • 他5人がレビュー登録、 15人が本棚登録しています
      24人のビリ-・ミリガン
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 連続して女性を陵辱し、強盗を働いたビリー・ミリガン
        しかし、彼は弁護士に「自分はミリガンではない」と主張する
        彼は内に24人が同居する解離性同一性障害だった-ーー
        当時世界の注目を浴びた事件を、物語り形式に仕立てたドキュメンタリー
        彼が事件を起こし、不起訴となるまでを語った上巻。

        解離性同一性障害がどういったものであるのか、周りから見たらどう見えるのか知りたかったらこの本を読みなさい
        と恩師が話していたのがずっと心に引っかかっていて
        ようやく手にとって読むことができました。

        話の焦点は
        ビリーが不起訴になることよりも
        ビリーの内部で何が起こっていたのか。

        逃避の為の思考、行動って私にもあって
        でもそれが意思を離れることは無くて
        離れた時、こうなるのか…と恐々としながら読んでいます。

        それにしても
        何人ものビリーは、趣味も趣向も得意分野も異なります。(常人じゃない怪力を発揮する人格、絵画が得意な人格、医学に精通している人格、機械に精通している人格など)…
        それぞれが表に出ている時には、それぞれの得意分野を我武者羅に昇華していくわけです。
        それをひとつの肉体で行っていると思うと…
        元々は努力家で勤勉な人なんだろうなと思いながら読みました。
        中には、過去の危機的状況を乗り越える為に身につけた技術もあったりして。
        生きていくのに必死だったのだろうな。

        彼は彼のしたことを償うべきだと思います。
        しかし、彼が早く不安が無く生活できる日が来ますようにとも思います。

        下巻は彼の人格が分裂するに至るまで
        そして事件を起こす経緯と、その後の話が描かれるようです。
        >> 続きを読む

        2015/11/28 by ∵どた∵

    • 4人が本棚登録しています
      アルジャーノン、チャーリイ、そして私
      3.0
      いいね!
      • 凄く良かった。

        アルジャーノンに花束をの小説ができる過程から世に送り出されるまでの過程を知れた。

        小説ができてからというものの、世に送ることにダニエルキイスは苦労したんだなぁと感じた。

        今と昔では作家の求められるレベルが違うだろうし、大人の事情がこんなにも一つの小説に介入しているんだと大変だなぁと感じた。

        小説は作家のすべてが映し出されているものだと思ったが、こんなにも編集者や出版社から、この物語はこう変えた方がいいとか口出しされるもんだと知って、小説家は芸術家ではないんだと自分の勘違いを認めた。

        それにしても出版社が最初に提案した「アルジャーノンに花束をは、チャーリイの知力を後退させるのはやめて、天才のままキニアン先生と無事結婚、めでたしめでたしで、小説を書き直してくれ。読者はハッピーエンドを好むんだ。」とダニエルキイスに提案したシーンは、あほか!と思った。

        そのように書き直してくれたら、この小説をうちから出版しよう!なんてダニエルに提案するが…やれやれ。

        出版社は売れるものを世に出したい。
        作家は自分が良いと思ったものを世に出したい。

        それを私たちは読んで何を感じる。

        そういうことも考えさせられた本だった。

        >> 続きを読む

        2015/10/03 by snoopo

      • コメント 2件
    • 2人が本棚登録しています

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