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Le GuinUrsula K

著者情報
著者名:Le GuinUrsula K
生年~没年:1929~

この著者の本を読んでいる会員ランキング

このランキングは1日1回更新されます。
      影との戦い
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
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      • 荒涼感がたまらない。
        師匠の野山を探索する日々とか。
        海をづっと進むのに酔いそうになるけど。。 >> 続きを読む

        2017/03/16 by Matching

    • 他2人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      ゲド戦記
      カテゴリー:小説、物語
      4.4
      いいね!
      • 映画のゲド戦記を見てから読んでます。文章だけだと内容が頭に入りづらい。先に最後の訳者あとがきを読んでから読み進めるべきだった。この物語の意味するところが書かれていて、それを念頭に置けば読みやすかったかも。 >> 続きを読む

        2017/07/17 by aya5150

    • 他2人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      こわれた腕環
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
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      •  それほど盛り上がりませんでしたが、
        完成された世界観を評価して★3つです。

         しかし、ゲドが出てくるまでが長かった。
        しっかりした舞台設定を伝えるためとはいえ
        こらえきれなくなるところでした。
        >> 続きを読む

        2015/02/03 by kengo

    • 2人が本棚登録しています
      影との戦い
      カテゴリー:文学
      5.0
      いいね!
      • ファンタジーにユングの心理学の要素を取り込んでおり、非常にユニークで、完成度の高い作品となっており、今、読み返してみても、なんら古さを感じさせず、むしろ現代にこそマッチした作品ではないかとも思えてくる。

        ”ゲド”という名前を持つ魔法使いが、成熟した人間になる過程が描かれていてるが、一人の人間の人生というものがファンタジーという姿を借りて象徴的に書かれているようにも感じられる。その為、子供の時、この作品を読んだ人は、人生の節目節目にこの作品を読み返すごとに新たな印象をうけるのではないだろうか?

        私も学生時代にこの作品を読んだ事があったが、つい最近、また読み直してみた。年齢を重ねた現在は、また違った目でこの本を読む事ができ、大きな満足が得られた。
        >> 続きを読む

        2018/01/02 by くにやん

    • 1人が本棚登録しています
      空飛び猫
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 自分の四匹の子猫たちみんなに、どうして翼がはえているのか、
        ジェーン・タビーお母さんはさっぱりわけがわかりませんでした。

         アーシュラ・K・ル=グインの名を知らない方も、
        『ゲド戦記』という優れたファンタジーの名はご存じでしょう。
        彼女が描いた「猫の絵本」を、村上春樹が翻訳しています!

        この猫たちには翼があります。
        といってもSFでも、おとぎの世界のお話しでもなく現代の現世の物語です。
        ピーターラビットの世界にちょっと近いかな。と思ってください。

        「村上さんなら、こういうのを訳してみたいと思われるんじゃないでしょうか」と
        ある読者からこの本が送られてきたそうです。

        表紙を一目見たとたん、「これはどうしたってやらないわけにはいかない」と決心したそうです。
        だって猫に羽が生えているのだから。
        彼ってこういうノリです。(^^)

        しかも、春樹さんはル=グインの文章がもともとお好きだったそうな。
        これはなんとも意外な事実ではあったのですが。
        思えば村上春樹という人の書く小説世界は半分はファンタジーですものね。


        子猫の名前は、セルマ、ロジャー、ジェームズ、そしてちびのハリエット。
        お母さん猫のジェーン・タビーは普通の猫です。
        翼を見てはときどき「なんでしょうねこれは」と頭をひねるのでした。

        子猫たちが自分の力で飛べるようになったことを知った時、
        お母さんは子猫たちに、環境の悪いこの街から飛び立つように勧めます。

        「お前たちはここから飛んで出ていくためにその翼を授かったのです。」

        子猫たちは泣きますが、お母さんは「邪魔」という厳しい言葉を使ってまでも
        子どもたちの旅立ちを促します。

        猫たちの世界では独り立ちできる力が付けば、子どもが親から独立するのは当たり前。

        そして、子どもたちの真の幸せを考えれば、新しい世界にこそ幸せがあると
        お母さんは信じたのです。
        この勇気と潔さは、人間の親(特に日本人)も見習わなくてはなりませんね。

        旅に出た仔猫たちが新世界で出会ったのは?


        「これまで私が愛したすべての猫たちに」捧げられた一冊。

        正しい猫との付き合い方も、学ぶことが出来ます。(=^・^=)


        例によって、翻訳の際の訳注とあとがきが添えられています。

        第1作目のこの本は、シンプルに子供さんに音読してあげたい童話です。
        春樹さんも意識してシンプルできれいな言葉を使うことを心がけたと言います。

        A human being?と A human bean?
        ニンゲンをインゲンマメと言い間違える箇所の翻訳のネタバラシ。みたいなものとか。
        私はこの解説も、結構好きなんですよね。
        >> 続きを読む

        2013/07/11 by 月うさぎ

      • コメント 16件
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      帰ってきた空飛び猫
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 仲良し兄弟姉妹の子猫セルマ、ロジャー、ジェームズ、ハリエット。
        四人(匹)の背中には翼があり、空を自由に飛ぶことが出来ました。

        『帰ってきた空飛び猫』は空飛び猫シリーズ第2作目
        大きな都会の横丁にあるゴミ捨て場の下で生まれた子猫たちは、
        空を飛んで美しい平和な田舎へとやってきました。
        ハンクとスーザンという人間の兄妹の優しい手を借りて
        楽しく暮らしていた4匹でしたが、
        都会で暮らすお母さんのことが気になりだしてたまらなくなります。
        「お母さんに会いたいな」
        「あの横丁をもう一回でいいから、この目で見てみたいな」
        ジェームズとハリエットの二匹が街へお母さんに会いに行くことになりました。

        ところが街の様子はすっかり変わってしまい、お母さんは見つかりません。
        取り壊し寸前の廃ビルで、背中に翼のある小さな黒い子猫を見つけて保護しますが、
        その子猫は「ミイ me」と「嫌いだ hate」としか言えないのでした…。


        「ゲド戦記」のグインの猫本を村上春樹が翻訳という豪華顔合わせ。
        なのに、あまりメジャーではない。ですよね?たぶん。

        猫好きな人にしか描けない猫の表情、しぐさが描かれていて、
        猫好きな方には必読の書。(=^・^=)と言えるでしょう。

        絵がとてもリアルで繊細です。
        必要以上に美化もイラスト化もしていない猫が、
        毛並みも体温もやわらかさも感じさせてくれて
        この点も猫好きにはたまらないでしょう。

        そして、猫と人間が互いに求め合う関係であること。
        多分、作者のそうあってほしいという願望と共に描かれています。

        あなたが猫好きならばきっと幸せになれる本です。


        春樹さんの翻訳解説とあとがきつき。
        不要だと思うのだけれどと言いつつ、どうしても話したくなってしまう
        小説家の性でしょうね~。
        翻訳家とちょっと違う、素の村上春樹を知る上でも結構参考になります。

        物語とは、ファンタジーとは個人的なものという
        彼の(いつもの)思想が語られています。
        私もまったく同感です。
        自分に響いてくる物語は、自分のために開かれた特別な物語。
        それこそがファンタジーがファンタジーたる所以なんですよね。
        >> 続きを読む

        2013/07/12 by 月うさぎ

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    • 1人が本棚登録しています
      素晴らしいアレキサンダ-と、空飛び猫たち
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • ル=グインの『空飛び猫シリーズ』第3弾

        お金持ちの別荘に生まれ大切に飼われている猫のファービー家の子猫
        いちばん年上でいちばん大きくいちばん強いアレキサンダーは「僕は素晴らしいアレキサンダーなんだ」と自分でもそう思うくらい、
        怖いもの知らずな男の子です。

        ある時、素晴らしいことをしてやろうと思い立ち、
        庭の柵を越えて外の世界を探検しに出かけます。

        ところが初めて見る世界は怖いものばかり。
        ちっぽけな自分を思い知ります。
        迷子になって高い木の上に取り残されたアレキサンダーを助けたのは、
        翼を持った黒猫ジェーンでした。


        今までの2作に比べ、メッセージが強く押し出された感がある本作です。

        子猫たちが他者と出会い成長する姿を描きます。

        お互いの違い故に相手の役に立てるのだということ。
        暖かく美しい心が他者を救うこと。
        本当に「素晴らしい」というのは、どういうことなのか。

        春樹さんの訳注も後書きもむしろコメントとレビューになってしまっていて、
        翻訳者のそれでは、もはやありません。
        ああ、やっぱり語らずにはいられない人なのね…(^^;;

        まあ、読んでみてください。(^^)
        >> 続きを読む

        2013/07/12 by 月うさぎ

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      空を駆けるジェ-ン 空飛び猫物語
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 「私はジェーンで、私は自由」
        こう言い切れることが生きるということに他ならないこと
        この物語は教えてくれます。

        「空飛び猫」
        「帰ってきた空飛び猫」
        「素晴らしいアレキサンダーと、空飛び猫たち」に続く
        翼を持った「空飛び猫」シリーズの第4作目です。


        歳下の妹、ジェーンはほかの4人の兄姉と違って真っ黒な子猫でした。
        姿だけではなく、個性も違っていました。
        若い彼女は「丘の上農場」でののどかで平和な暮らしに飽き飽きしていました。

        「どうして私たちは翼をもっているんだと思う?」
        「空を飛ぶためよ!」

        ムズカシイこと、アブナイことだって好きなんだ。
        「大きな街でなら友達をみつけることができるかもしれない」
        と、ついに冒険の旅に出たのでした。

        都会で出会ったポッパという男の人はジェーンを一目見て感動し
        「美しい、素晴らしい」と褒め称え、ベイビーと呼び優しく扱い、
        紫のシルクのリボンを巻き贅沢をさせ大切にしてくれました。

        やがてジェーンには「ミス・ミステリー」の芸名でテレビなどに出演し
        曲芸飛行をやってみせる日々が訪れ、
        最初の得意な気持ちも失せていきます。

        「私は横丁の猫なのよ」


        お姉さん猫のセルマはいいました。
        「ほかのみんなとちがっているというのは、むずかしいことなのよ」

        本当にそうですね。
        日本では地域社会の中での暮らし方が、外国では宗教や人種・民族が
        マイノリティーを「造り出し」てしまいます。

        個性の違いが生き方の違いになり、そのどちらも尊重し、
        お互いに認め合えばよいのだということを、
        猫を通して教えてくれているように思います。

        『空を駆けるジェーン』は原題を 
        Jane on Her Own (自立するジェーン)といいます。
        グインは、人の世のマイノリティたちへの同情心、
        女性の自立への勇気をも描いているのだと思います。

        訳者、村上春樹は語ります。
        「空飛び猫は実在します。…本当に――そう信じてさえいれば」



        あなたも飛べる。
        素敵な猫の物語を夢見ながら。
        >> 続きを読む

        2013/07/14 by 月うさぎ

      • コメント 10件
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      空を駆けるジェーン
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね! Moffy
      • 特別である程、その個性は時折周りの人を困惑させるし、使いこなせないうちは自分自身にでさえ災いを招くこともある。
        けど、それは磨きをかけている段階だけで、辛抱強く進めば、いつかはきっと輝く日が来る。

        「個性」に対して、大きく傷つく二つの行為。一つは異類と感じ蔑むこと、そしてもう一つは特異と思い利用すること。
        その人にとっては、「異」ではないのに……
        そして、無理矢理「治そう」とする人もいる。

        出身や趣味と同じ、一つのステータスとして見て欲しい。
        そして、いつも互いに尊重し、信頼し、その自由の「窓」を大きく開けて欲しい。
        >> 続きを読む

        2017/12/19 by Moffy

    • 1人が本棚登録しています
      所有せざる人々
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 【非常に思想的な大作】
         ウラスという豊かな惑星がありました。
         科学も発達していますし、自然も美しく、人々は概ね裕福です。
         資本主義社会を形成しており、もちろん無産者階級もいますが、とはいえ隷属させられているというわけでもなく。

         このウラスには「月」のような衛星がありました。
         アナレスと呼ばれる、砂漠が多く存在する不毛な惑星です。
         今から170年前、オドーという指導者によって唱えられた「オドー主義」なる思想がウラスを席巻したことがありました。
         この思想は、アナーキズムであり、共産主義でした。
         個人所有は認めず、すべては共有されるべきであり、すべての人間は平等に公益的な労働に就くべきであるという思想です。

         この思想の広がりを持て余したウラス政府は、アナレスをオドー主義者にくれてやることにしたのです。
         オドー主義者は、アナレスに移民して好きに暮らせと。

         この物語の主人公は、アナレスに生まれたオドー主義者の物理学者、シュベックという男性です。
         彼は、アナレスでは抜群の頭脳を誇り、時間に関する全く新たな理論を生み出そうとしていました。
         しかし、アナレスには十分な科学は発達しておらず、この理論を完成させるためにはウラスに行く必要があったのです。

         ウラスには、オドー主義者の残存者がいました。
         彼らから、アナレスへの再度の移住が申請されるのですが、どうやらアナレスに最初に移住したオドー主義者達は年月を経て狭量に、あるいは懐疑的になってしまったようで、この移住申請を拒否します。
         やってくるのが真のオドー主義者だという保障は無いじゃないか、一度受け入れれば、次には軍隊がやってきてアナレスは占拠されてしまうぞ、と。
         しかし、受け入れるべきだ、それこそがオドー主義の精神だと主張する一派も存在しました。
         シュベックも受け入れ賛成派だったのですね。

         そもそも、アナレスはウラスと多少の交易をしているだけで、他に存在する異星人との接触も一切断っているのです。
         シュベックにはそれが正しいこととは思えませんでした。
         そこで、何とか風穴を開けるためにも、アナレスが移住を受け入れないのであれば、アナレスの側からウラスに行くべきではないかと考え始めます。
         ウラスにもシュベックの理論は伝えられており、その成果に驚き、シュベックを是非ともウラスに招きたいという動きもあったのです。
         シュベックは、この招きに応じてウラスに行くことを決意します。

         もし、シュベックの理論が完成したならば、それは瞬間移動を可能にする端緒になると考えられます。
         もし、それが現実の技術となれば、世界は大きく変わります。
         いや、アナレスは、その技術を軍事利用して覇権を確立したいと考えていたのです。

         というわけで、豊かな資本主義社会と、個人所有を否定するアナーキズム社会という二つの社会の間で揺れ動くシュベックらが描かれるのが本作です。
         物語は二つの世界を交互に描いていきます。
         その描き方は時系列に沿って交互に、ではなく、アナレスを描いているパートは、シュベックがウラスに赴くことを決意するまでの物語、ウラスを描いているパートは、シュベックがウラスに来て以降の物語を交互に書いていますので、注意しないとやや混乱するかもしれません。

         SFではありますが、何らかの大きな事件が起きるというわけでもなく、ただ二つの世界、その思想、社会体制が中心に語られていくというちょっと変わったタイプの作品になっています。
         しかし、アーシュラ・K・ル・グィンの最高傑作と評価する人もいますし、ヒューゴ賞、ネビュラ賞のダブル・クラウンに輝いた作品でもあります。
         非常に重厚な味わいがあります。
         時として、SFを読んでいるのではなく、哲学や社会思想の本を読んでいるのではないかという気持ちになることもありました。
         重たい本ですが、一読して損はないと思います。
        >> 続きを読む

        2019/07/15 by ef177

    • 2人が本棚登録しています

【Le GuinUrsula K】 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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