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Rodriguez, Felix I

著者情報
著者名:Rodriguez, Felix I
      秘密工作者 チェ・ゲバラを殺した男の告白
      1.0
      いいね!
      • 凄い、凄い!何が凄いって表紙カバーに記されている訳者名が、
        著者の名前よりでかいのが凄いっ!

        さすが世界を股にかけて来たノビーだっ!CIAに200人の知り合いが
        いるとか豪語していたから、本書の著者も知り合いなのかしら?

        で、凄いのは表紙カバーのデザインだけで内容はというと「へぇ
        へぇ、そうでっかぁ」って感じ。

        革命家チェ・ゲバラと言えば日本でも人気があるからサブタイトル
        に入れたのだろうが、著者はCIAのエージェントしてボリビアでの
        ゲバラ拘束には関わっているだけで実際に射殺したのはボリビア
        政府軍の兵士だからね。

        ウソを書いてはいけません。あ、そうか。訳者がノビーだからウソ
        でもいいのか。だって、ノビーと言えば書店のノンフィクション・
        コーナーよりも空想小説コーナーが似合う捏造ジャー…(以下、自粛)。

        さて、肝心の内容。著者はカストロ憎しの亡命キューバ人。紆余曲折
        あってCIAに在籍することになった。そこで実際に携わった、ボリビア
        でのゲバラ生け捕り(ボリビア政府によって見せしめの為、処刑)や、
        カストロ暗殺計画、ヴェトナム戦争等について書かれている。

        フィデル・カストロがそのカリスマ性で革命後のキューバをまとめて
        行った一方で、革命前のバティスタ政権の富裕層でアメリカに亡命し
        たキューバ人から、その死を望むくらいに憎まれていた。

        だから、2016年にカストロの死が伝えられると狂喜乱舞する人々の
        様子が報道されたのは知っていた。豊かな暮らしを根本から覆された
        恨みなのだろうなと思って受け止めた。

        なので、本書ではアメリカの傀儡政権側を支持した人々がバティスタ
        時代をどう評価しているか知りたかったのだが、その点に関しては
        皆無だった。

        ただただ、カストロが憎いだけ。その恨みつらみが著者とCIAを繋ぐ
        ことになったのだろが、結局は638回もカストロ暗殺計画を立てて
        おきながらすべて失敗。カストロは天寿を全うしましたとさ。

        ヴェトナム戦争にしても同様。著者の言いたいことを簡単にまとめると
        「ヴェトコン殲滅に尽力しました」となるのだが、こちらもアメリカは
        撤退するしかなかったじゃ~ん。

        よくこんな作品を世に送り出したなぁと思う。CIAがただのオマヌケ
        集団に見えるし、キューバに関しては益々カストロに肩入れしたく
        なる不思議な内容だった。

        まぁ、キューバにしろ、ヴェトナムにしろ、アメリカという巨人に
        対峙した方に感情移入しちゃうんだよね、わたしゃ。

        書かれている内容のほぼすべてに反感を抱かせてくれる読書体験
        だった。めったにない体験をしたことだけが収穫かな。
        >> 続きを読む

        2019/03/09 by sasha

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