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SladeMichael

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著者名:SladeMichael

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      グール
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
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      • 今回読了したマイケル・スレイドの「グール」(上・下巻)は、ロンドンを爆弾魔、吸血鬼、下水道殺人鬼の三人の異常者が、市民を恐怖のどん底に陥れる物語。
        そして、捜査はカナダへも飛び火するという、壮大なスケールのサイコ・サスペンスの傑作だ。

        凄い! この作品は、この一言に尽きる。
        壮大なスケール、複雑な人間関係、犯人の異常心理の分析、秘められた数々の謎、魅力的な登場人物、ドンデン返し、その他にもまだまだある。

        上下巻の長篇ミステリなので、話が途中でだれるかと思いきや、この作品は最後までだれることなく、私を強烈に引き付け続けましたね。
        そして、特に凄いのは、話自体が強烈でヴィジュアル的に派手だということなんですね。

        潜水服を身に纏い、マンホールから出て来る異常者。
        爆弾により吹き飛ばされる人々。
        話の鍵となるメタルバンドの髑髏のタトゥー。
        煙が立ち込める妖しいクラブ-----。

        センセーショナルさは、ヴァイオレンス映画並みだ。
        話に時間軸を作ってあるのも映像のようで非常にわかりやすい。
        "アドヴェンチャー・サイコ"と、この作品は呼ばれていますが、まさに納得出来ますね。

        この舞台となるロンドンは、なぜか異常殺人者がよく似合うような気がします。
        それは単に、霧が濃いとか、異常殺人の元祖とでも言うべき、ジャック・ザ・リッパーがいたからということだけではないと思う。

        それは、大英博物館に禁断の書「ネクロノミコン」が保存されているという噂が流れることからも分かるように、近代最大のヨーロッパの魔都として、多くの人に認識されているからだろう。

        この作品の中で「サイコ本は人を汚染する」と言っているが、まさにこの作品には人を異常なまでに引き付ける魔力があるんですね。

        >> 続きを読む

        2018/05/14 by dreamer

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