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O'ConnellCarol

著者情報
著者名:O'ConnellCarol
O'ConnellCarol
O'ConnellCarol
生年~没年:1947~

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このランキングは1日1回更新されます。
      愛おしい骨
      カテゴリー:小説、物語
      3.2
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      • 看板のキャスリーン・マロリーのシリーズよりも、単発作の「クリスマスに少女は還る」で有名なキャロル・オコンネルのノンシリーズの一篇「愛おしい骨」。

        主人公オーレン・ホッブスが、長年勤めたアメリカ合衆国陸軍の犯罪捜査部を辞め、20年ぶりに故郷に帰って来るところから、この物語は始まる。

        事件は彼が17歳の時に起きた。その日、オーレンは、2歳年下の弟ジョシュアと森に出掛けたが、戻って来たのはオーレンだけだった。

        ホテルの女主人のアリバイ証言でオーレンは、容疑を免れるが、事件は迷宮入りとなり、判事だった父親の奨めで、故郷の町に別れを告げたのだった。

        そんな彼を呼び戻したのは、乳母も同然の家政婦のハンナで、最近になってホッブス家の玄関に、弟の骨が置かれるという怪事件が起きたためだった。

        彼を脅して利用しようとする保安官を逆に手玉に取り、オーレンは事件を調べ始めるが-------。

        物語の面白さとミステリとしての興味という、両方のベクトルが存在するならば、この作品は物語の面白さに大きく傾いた作品だ。

        例えば、骨になった弟が、夜ごとに戻って来るという謎は、摑みとしてこそ魅力があるが、真相はやや尻すぼみだし、真犯人の隠し方にも、もう少し工夫が欲しい。

        しかし、一方で、物語ることにかけての作者の手腕には目を瞠るものがあり、とりわけ百鬼夜行とでも言いたくなるような存在感を誇る登場人物たちが圧巻だ。

        一見、奇矯な彼らの言動や行動が、やがて事件のベールを少しづつ剥がしていくあたりも見事で、キャロル・オコンネルという作家のアクの強さが、物語世界を構築する、肥沃な糧になっていると思う。

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        2019/11/25 by dreamer

    • 他3人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      クリスマスに少女は還る
      カテゴリー:小説、物語
      4.7
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      • こういう終わり方にしたのか~!と本当、びっくりものでした。私は感動した組!。
        この結末は賛否両論でしょうね。
        いや、でもいいよん。だって・・・クリスマスだもん(謎&笑)。

        最初は犯人は誰?主人公の刑事ルージュの双子の妹を殺した犯人と同人物?などなどミステリ要素の方が強く読み進めていましたが、途中からは少女たちの脱出劇の方が心配になっちゃって、もうハラハラドキドキ。
        二人の少女は性格も全然違うし、1人の子はとっても面白いキャラクターをしているんです。おまけにルージュの妹の事件のこと、ルージュの前に現れた顔に傷のある謎の女。誘拐された少女たちの親のこと。更に破産寸前のルージュの家の問題などなどいろいろな要素が絡まりあい、本自体は結構厚いのですが嫌になることはないです。

        オコンネルの作品にはキャシー・マロリー巡査部長を主人公にしたシリーズもありますが、私はマロリーがあまり好きではないので、もっとこういう作品を書いて欲しいなぁ~とせつに願う次第です。
        >> 続きを読む

        2015/02/17 by mana

    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      吊るされた女
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
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      • 「愛おしい骨」で初めてキャロル・オコンネルという作家に出会い、その語り口のひねくれぶりにびっくりさせられたものでした。

        そのキャロル・オコンネルの「吊るされた女」をワクワクしながら読み終えました。
        この小説は、ストリート・チルドレン上がりで、現在はニューヨーク市警に奉職する刑事、キャシー・マロリーが主役を務めるシリーズの第6長篇なんですね。

        凄惨な事件の犠牲者となった女性・スパローは、マロリーと相棒のライカー巡査部長の共通の知人だった。
        彼女は首を吊られただけではなく、金髪を刈り取られて口に詰め込まれ、周囲には大量の蠅の死骸がばら撒かれていた。

        事件の発覚時には、まだ彼女は仮死状態だったのだが、その後の処置がまずく、植物人間状態になってしまう。
        そういった悪夢のようなドタバタは、この作家独自のものだと思うんですね。

        そして、この作品の肝は、現場に遺されていたペイパーバック版の小説を巡る謎解きで、それが示す事実が明らかになった時に、ミステリとしての輝かしい瞬間が訪れるのだ。

        全体としては悲劇的な傾向の強い小説なのに、その箇所だけに喜劇の味付けが施されているのだ。
        そうした緩急のつけ方が、この作家は実にうまい。

        スパローは、連続殺人事件の被害者の一人に過ぎないという見方をマロリーが提供したため、過去の事件をも視野に入れて捜査が進められていくことになる。

        その過程を描いた中盤の展開は緻密なものだ。そして、終盤で提示される真相には、やや既視感があるという感じで、若干、不満もありますが、致命的な瑕にはなっていないと思う。

        >> 続きを読む

        2018/12/26 by dreamer

    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています

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