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寒川猫持

著者情報
著者名:寒川猫持
さむかわねこもち
サムカワネコモチ
生年~没年:1953~

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      猫とみれんと 猫持秀歌集
      カテゴリー:詩歌
      5.0
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      • 寒川猫持、この人の和歌がもてはやされたのは、今から10数年近く前になります。でも、その和歌は錆びずにその光芒を放っているようです。眼科医で、妻に逃げられ一匹の猫を飼い、寂しさMAXの状態で書いた歌集が「猫とみれんと」(文藝春秋)。今日はこの歌集を紐解いていきます。

         次の歌がつとに有名です。

         尻舐めた舌でわが口舐める猫
             好意謝するに余りあれども(13P)

        そうそう、犬も猫も人間とは違う衛生感を持っていますからね。以下幾つか秀歌を紹介しましょう。

        ゴルフして地球ばっかり叩いてる 
             確かにこれも球ではあるが(95P)

        バラバラの首と手足と胴体の
             蒲団より出て猫持となる(124p)

         以上2歌は、理科系の寒川氏だからこそ詠みえた作品でしょうね。通常の視点ではなく、天文学や医学の視点が垣間見えます。

        年の差はあるけどここに飛んどいで
               なぜなら君よ時はすぎゆく

        この歌、自分がすっ飛んで行ったほうが良いみたいよ、と感じます。そうすれば、「私」は若返るから・・・相対性理論を根拠にして私は言いたいです。

        最後に:「トホホ」で括られる寒川猫持さん、やわな歌詠みではないようです。女性から見た和歌に改革を施したのは俵万智(「サラダ記念日」など)でしたが、寒川さんは男性の目から和歌に改革を施したのでしょう。

        年の差恋愛に関するもう一首

        年の差夫婦だってか てめえには
              関係ねえだろ  何だバカヤロ(ドリフターズの荒井注)

        なお、文庫本も出ています。寒川氏、NHK「ようこそ先輩 課外授業」に出演して、小学生に短歌を教えますが、「子供たちが自分よりうまく短歌が詠めるようになってしまった・・・トホホ」と言いながら学校をあとにしていました。
        >> 続きを読む

        2013/01/12 by iirei

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