こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)


東直子

著者情報
著者名:東直子
ひがしなおこ
ヒガシナオコ
生年~没年:1963~

この著者の本を読んでいる会員ランキング

このランキングは1日1回更新されます。
      千年ごはん
      カテゴリー:雑著
      3.0
      いいね!
      • 僕は大概古本屋でぼーっと棚を眺めて、題名や背表紙の色合い、表紙の絵などを総合的に判断して買って帰る事が多いです。本の情報収集も最近やっと読書ログでするようになったので、基本どんな本が出てどんな賞取っているとか全然分かりません。
        一番困るのは僕が話題の本みんな読んでいると思って話しかけてくる人。勝手に期待して話しかけてがっかりして去っていく。悪いことしてないのになんだか悪い事したような気になってしまいます。そんなに話題の本ばっかり読んでいたらお金がいくらあっても追いつかないですよ。いいなあお金持ち。閑話休題。

        さて、この本は歌人で小説家の著者が、食べ物についてつらつらと書いたエッセイです。
        他愛の無い食べ物について語りながら、ちょっと懐かしい風情を感じさせるとても肩の力が抜けるいい本ですね
        山菜の天ぷらには塩、茗荷に味噌をつけて焼いたものの美味しさ。残り物で作ったちらしずしのうれしさ、釣りたての魚をその場で串に差して焼いて食べる事への憧れ。
        うーん、なんだかとっても共感できる。小市民でも出来る範囲の風流ごはん。
        子供が学校から持って帰ってくるわら半紙の献立が捨てられない、なんて下りもなんだかほのぼのしていなあと感じ入りました

        こういう他愛の無い食べ物の話しなら僕もするの大好き。
        この世で一番美味しい刺身の食べ方知っていますか?自分で刺身を切り分けている時に、家族に隠れて一番美味しそうな所を手に取り、しょうゆを上からぶっかけて口へ運ぶんです。何故かテーブルの上で食べるより格段にうまいんです。よく母親がそうやってつまみ食いしながら料理作っていました。
        あとうまい棒を咥えて深呼吸するとめんたい味やサラミ味の空気が吸えて美味しいです。ぼちぼちにしないと湿ってしまうので5呼吸位がベストです。
        >> 続きを読む

        2015/07/07 by ありんこ

      • コメント 18件
    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      とりつくしま
      カテゴリー:小説、物語
      2.7
      いいね!
      • 死んだ人に、「とりつくしま係」が問いかける、この世に未練はありませんか。
        何かモノになって、戻ることができますよと・・・・・。

        10の短編が綴られている。

        果たして、私が死んだら、何になりたいのか、
        その後の妻の生活ぶりを見たいような、見たくないような、
        複雑な気持ちですな・・・・案外、度量の狭いわたくしめ、

        何もお願いせずに、終わるような気がします。

        モノに感情がある、移入できるのは、やはり東直子さん、
        日頃、短歌の歌人として、風景を逆の立場で切り取ったりして、
        視点がそこにあるのかと想われる。

        私が永く使っているモノって何。

        50年前に初めて買った、LPレコード。
        48年前からずっと使っている、ゴルフのサンドウェッジ。
        特に、SWは、他のを買って使いだすと、私の方が素敵ですよと、
        俄然良い働きを・・・その度ごとに新参ものを追いやって、私の傍に。

        そう想うと、たくさんの素敵なモノに囲まれて暮らしていますな。

        >> 続きを読む

        2018/12/10 by ごまめ

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      ひとりの夜を短歌とあそぼう
      カテゴリー:詩歌
      5.0
      いいね! Tukiwami
      • 本を読んで、すぐにブログに書ける本と、何度も読み返してなかなか書けない本がある。
        感動してないのではなく、あまりにも良すぎて、ずっとバックの中に入って持ち歩いていたからである。

        この「ひとりの夜を短歌とあそぼう」は、ズバリその本。
        女優や漫画家など異業種の方達が自由に遊んだ短歌を、歌人の穂村弘・東直子が先生役で指南を・・・。

        短歌のおもしろさを考えると、言葉のおもしろさはもちろんのこと、落語に相通じるものがある。
        笑いとは、枝雀師匠が云われる「緊張と緩和」、・・・・これ何・・・ああ、そういうことか・・そういうことだったのか。
        解るということで、思わず納得、顔もほころび、心も和む・・・ということで、私にとっては、短歌も落語(笑い)も同じこと。

        今回の「ひとりの夜を短歌とあそぼう」の中では、穂村弘・東直子の二人解説、感想が違うところがおもしろい。
        一つの歌に、解釈のしかた、受け手側の気持ちの持ち方で、まるっきり変わってしまう。

        逆に、短歌って、受け手側の自分、その歌に心動かされる自分が映しだされて、ちょっと怖い気がする。

        でも勇気をもって、気になる歌を少しばかり紹介を。
        お題を聞けば、なるほどというのがあるので、お題はあとで披露。

        愛こめてどうか不幸であるように君無き春の我無き君へ・・・・・・・・・(吉野明実・40才・漫画家)①
        ・・・・・・別れ、そして春が訪れ、さめている君がいる、フラれたんだ。

        分離帯超えてわかったぼくたちが肉だったこと液だったこと・・・・・(沢田康彦・42才・編集者)②
        ・・・・・この分離帯は「生死のライン」なのか「性の歌」なのか。

        空豆はすでになくなり枝豆はいまだ現れず末法のビール界・・・・・・・(針谷圭角・51才・飲食業)③
        ・・・・・(○○はすでになくなり○○はいまだ現れず末法の世なり)が原典か。

        きみに選ばれぬわれがいて 電気屋のおかまひとつ選べぬわれも・(那波かおり・41才・英米文学翻訳家)④
        ・・・・・いつも、選ぶのに迷う自分がいます、たかがお菓子一つなのに・・・・、本は早いです・・・。

        「空豆の塩ゆで好き」におどる心 崖っぷちすでに・・・・・・・・・・・・・・・(やまだりよこ・40代・上方文筆家)⑤
        ・・・・・やまだりよこさん、崖っぷちすでになんですね・・・。

        抱きたくて声聞きたくて会いたくて五十の恋の春ど真ん中・・・・・・・(榊吾郎・53才)⑥
        ・・・・・講談調であり、演歌の紹介みたい、と、いくつになっても恋はよろしいな。

        「友だちへ戻るにはもう好きになり過ぎた」と言ってくれる声など・・(中村のり子・18才・学生)⑦
        ・・・・・自慢の対象が言葉=内容ではなく、「声」なんだと。

        今からはわたしとあなたの秘密です海で三回死にかけました・・・・・(那波かおり・41才・英米文学翻訳家)⑧
        ・・・・自殺の告白なのか、二人だけの性愛的な秘密なのか・・・。

        甘い汗にじませ白い耳に告ぐ 少ししつっこいくらいが好きよ・・・・(東直子・39才・歌人)⑨
        ・・・・何ともエロイ、どこが自慢なのか・・・告ぐがおそろしいと。

        「こんなめにきみを会わせる人間は、ぼくのほかにありはしない」・・・(穂村弘・40才・歌人)⑩
        ・・・・こんな目って、よいことなのか、わるいことなのか・・・。


        お題は、①(嫉妬)、②(べたべた)、③(べたべた)(空)、④(えらぶ)、⑤(えらぶ)、⑥(えらぶ)
        ⑦(自慢する)、⑧(海)、⑨(自慢する)、⑩(自慢する)

        短歌には、その日、そのときの気持ちが、素直に表現されている。
        飾り気のない、裸の想いであればあるほど、染み入るごとく伝わってくる。

        「ひとりの夜を短歌とあそぼう」は言葉のもっている感動を味わえる本でおます。
        >> 続きを読む

        2013/06/24 by ごまめ

      • コメント 5件
    • 3人が本棚登録しています
      短歌があるじゃないか。 一億人の短歌入門
      カテゴリー:詩歌
      3.0
      いいね!
      • 角川ソフィア文庫版「猫又」シリーズの第三弾。

        「猫又」とは、当時雑誌編集者であった澤田康彦氏が、深夜の原稿待ち時間や
        週末のヒマに飽かせて、気まぐれに始めたメール&ファックス短歌友の会会報誌g
        「猫又」である。

        今回は、穂村弘さんと東直子さんが、その投稿された短歌に
        厳しくまた愛情をもって、コメント。

        私の、短歌勉強の為にも、気になった短歌を列挙。

        【きらきら】
        雨やどりさっとひと降り夏の宵みつめる瞳がキラキラ恥じる (宮崎美保子・52歳)
        ケダモノの匂いを窪地に嗅ぎにいく キラキラ光る雨雲の午後 (那波かおり・42歳)
        夏の子は海の黒点きらきらの波間に浮きつ潜りし著し (堂郎・39歳)
        休んだ月曜のトマトジュースがきらいここにいない君もきらい (ねむねむ・28歳)

        【草】
        脱衣場の狭さも嬉し草津の湯脱いで開ければ広い脱衣所 (本下いづみ・41歳)
        ・ワインならまかせなさいと言い乍らグラス倒すこのタコおやじ (本下いづみ・41歳)
        ・婚約者(フィアンセ)の海辺の故郷 家々に黄旗はためき 汲み取りば呼びよっとよ (〃)
        月に指かざして狐と遊んでるすみれ咲くまでここで待ってます (やまだりよこ・40代)
        やれ寝るか草木も眠るウシミツどき妻の寝言は「ちよのふじ」なぜ? (国見太郎)

        【人名を入れ込んで詠む】
        寺尾観て黙ってる人押し倒しうっちゃられたがスイッチ消した (本下いづみ)

        【人類史上最大の発明とは何か】
        消去する電話番号あっけなく〈ショウキョシマシタ〉何もかも? (本下いづみ・40歳)
        せんたくきぐるぐる回る泡を見て今日も私の一日がはじまる (柴田ひろ子・20代)
        なんにでも醤油をかけるあの人をばかにできないおんなじルーツ (谷口さおり・20代)
        洋式の便座にすわり読む新聞朝のゆとりを感謝しながら (渡邉晴夫・51歳)

        こうしてみると、いかに、本下さんのユーモア溢れる短歌が気に入っているのが
        よくわかりますな・・・・こんな、ほっとする短歌詠みたいですな。
        >> 続きを読む

        2017/10/04 by ごまめ

      • コメント 2件
    • 1人が本棚登録しています
      薬屋のタバサ
      カテゴリー:小説、物語
      2.0
      いいね!
      • リリカル…叙情的…ん~、たしかに、これといった出来事があるわけでもなし

        本当にふしぎな小説。雰囲気や空気を味わうといった感じだろうか。

        でも、意外と嫌いじゃないし、けっこう心地良かったりする。

        東さんは歌人でもある。だからかな。



        「ルリさん、ですよね」
        「そうよ。あなたがそう想うから、そうなのよ。こんなふうに、あたしのことを、想うのね」
         
        「なんのために、こんなに形をきれいに残すんだろうねえ、蝉は。地上に出てきてから、あっという死んじまうのにね」
        「だけどさ、死んじまうからこそ、自分のかたちを残したがるんじゃないかと思ってね。…」
        「…ふん、すましてたって、しようがないよ。生き物っていうものは、みいんな、へんてこりんなんだよ」

        「終わりがあるから、時間を進めることができるのです」

        生き続けるということは、他者に蓄積された過去の記憶が、その肉体とともに消えていくということでもあるのだ。

        「同じ生き方なんて、誰にもできないですよ。同じ人間は二度と生まれないし、同じ時代も二度とはやってこないのですから」



        静かな、静かな時が流れていく・・・
        >> 続きを読む

        2013/01/10 by バカボン

      • コメント 2件
    • 2人が本棚登録しています
      回転ドアは、順番に
      カテゴリー:詩歌
      4.0
      いいね!
      • 穂村弘と東直子の恋愛詩歌往復書簡である。

        出会いから、初めてのデート、セックス、喧嘩、仲直り、発熱、そして別れ。

        二人の作家が交わすメ―ル書簡は、

        最初、どちらがどちらかが分からないで読んでいたときよりも、
        意識して読みかえすと・・・・あるときから熱っぽく、色っぽく
        実際の恋愛対象でなければ、到底書けない、囁けない言葉のいろいろ。



        *くちびるでなぞるかたちのあたたたかさ闇へと水が落ちてゆく音

        +熱帯夜全身汗まみれつつあろんあるふぁを指環に墜とす

        *だれも知らない場所に溜まっている水にその直前の、あ、がとどいた

        +回転木馬泡を噴きつつ目を剝いて静かに止まる沸点

        *あしのゆびぜんぶひらいてわたしからちいさな痛みはなたれてゆく

        +恋人のあくび涙のうつくしいうつくしい夜は朝は巡りぬ



        ふたりの想いは、あやしく、熱いでしょ・・・・。

        興味あるかたは、是非、手にとってお確かめを。
        >> 続きを読む

        2013/08/27 by ごまめ

      • コメント 5件
    • 3人が本棚登録しています
      さようなら窓
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 穂村弘さんつながりで、東直子さんの本。

        それも、短歌集ではなく、小説、12の連作短編集。

        同棲をはじめた、きいちゃんとゆうちゃん。
        色んな人との出会いで、愛が深まり、結婚へと思いきや、
        最後には、一通の手紙で、お別れしてしまう。
        おじさんには、ちっとも解らぬ・・理由で。

        その手紙の最後の箇所をご紹介すると、

        「・・・・・・・なにを言いたいかっていうとね。僕たち、このまま一緒に暮らさない方が
        いいんじゃないかな、と今は思ってる、ということ。
        僕は、きいちゃんのこと大好きだし、きっと、きいちゃんも僕のことを好きで
        いてくれてると思うんだけど、これって恋愛っていうのとは、違うような気がしてる。
        きいちゃんは、ほんとうは一人でもぜんぜん大丈夫だったんだよ。僕の話なんか
        なくても、一人で眠れたんだよ。きいちゃんが僕に甘えてくれることで、実は僕が
        きいちゃんに甘えてたんだと思う。きいちゃんは、そこから出たがってたのに、
        それがわからなくて、僕はときどき混乱してた。混乱したまま一緒に暮らすのが、
        こわいんだ。・・・・・・・・佑亮」

        甘え、甘えられるのが恋愛と思っている私には、いっこうに理解できない、別れ話の理由
        ・・・・本当は愛してなかったんだ、単に一緒に暮らしていただけなんだ、と。

        自分自身、言い聞かせなければ、納得できない終末。
        人生楽しく活きたい私には、どんな形にせよ、別れ話は苦手ですな。
        >> 続きを読む

        2013/06/28 by ごまめ

      • コメント 2件
    • 1人が本棚登録しています
      回転ドアは、順番に
      カテゴリー:詩歌
      4.0
      いいね!
      • 実は、先に文庫本で読んで、レヴュー既にしております。

        買い換えた本も沢山あるんですが、一冊一度と決めていたので、
        今迄、更に書くことはなかったのですが・・・今回そのルールを破って再び。

        というのも、今回短歌をつくろうとして、本の見方、受け取り方が変わったのか
        自分でも興味があったので、チャレンンジ。
        敢て、前回のは見ないで、書き進めます・・・・・。

        大好きな、穂村弘さんと東直子さんのメール交換で綴る、想い。
        熱いですな・・・・気になった歌だけ抜粋。

        〇(東)・・完璧な短い手紙届けられなにごともない朝の木漏れ日

        △(穂村)相撲取りの手形にてのひら当てながらサイダー頼む夏の食堂

        〇 風鈴の似合う青空ひつようなものはたったひとりの瞳

        △ 夜の海に向かってきみが投げたのはハンバーガーのピクルスだった

        〇 だれも知らない場所に溜まっている水にその直前の、あ、がとどいた

        〇 あしのゆびぜんぶひらいてわたしからちいさな痛みはなたれてゆく

        △ 恋人のあくび涙のうつくしいうつくしい夜は朝は巡りぬ

        △ 冷蔵庫の扉を細く開けたままスリッパ のまま抱き合う夜は

        〇 うわごとで名前を呼んでくださればゆきましたのよ電車にゆられ

        〇 きっとここにいて下さいね喜びに湯気がたつほど湯を沸かしつつ

        〇 砂糖水煮詰めて思う生まれた日しずかにしずかに風が吹いてた


        あとで、前回選んだ歌があるのか、あれば一致しているのか、興味あるところですな。


        >> 続きを読む

        2017/10/09 by ごまめ

    • 1人が本棚登録しています

【東直子】(ヒガシナオコ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

会員登録(無料)

今月の課題図書
読書ログってこんなサービス
映画ログはこちら
読書ログさんの本棚