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門前典之

著者情報
著者名:門前典之
もんぜんのりゆき
モンゼンノリユキ
生年~没年:1957~

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このランキングは1日1回更新されます。
      建築屍材
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 第11回鮎川哲也賞受賞作、門前典之の「建築屍材」を読了。

        ビルの建築現場に侵入したホームレスが、三体のバラバラ死体を目撃するが、警察の徹底した捜査にもかかわらず、死体は現場から見つかることはなかった。

        行方不明となった家族の元には、切断された指が郵送されてくる。
        さらに、現場に侵入した不審人物の姿も目撃されるが、三人の証人の目の前で消失してしまったという。

        施工図製作の仕事をしている蜘蛛手が、三人の話に興味を持ち、相次ぐ消失事件の謎解きに取り組む姿勢を見せるが、しかし、奇怪な事件はさらに続くのだった。

        建築中のビルを舞台に跋扈する殺人者の狙いとは-------。

        建築中のビルの工事現場という魅力的な舞台を用意した点が、まず素晴らしい。
        このビルの工事現場に、屍体の各部位がナンバリングされて並んでいたのに密室状態で、それが消失したという、このとんでもない小説では、殺人者と屍体処分者の分離を通じて、動機の問題と屍体の"もの"性が、別個の意味を担っているんですね。

        建築現場だからこそ成立するトリックでなければ、ここで用いる意味がない。
        というわけで、自分に縛りを課した上で、ネタを披露しているのは、素晴らしいと思う。
        生乾きのセメントの上に残された足跡の謎などは、その典型ですね。

        そして、この小説の冒頭に、現場の図面が重ねて透かし見られるように添付されており、そこにも手掛かりが含まれているという趣向の徹底には恐れ入りますね。

        >> 続きを読む

        2018/07/20 by dreamer

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      屍の命題
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね! ooitee
      • 冒頭にいきなり読者への挑戦状が付いており、舞台は雪山の山荘という王道みたいなシチュエーション。

        そこで一人また一人と死んでいき、6人中2人が残した手記を基に、探偵が事件の解決を行う。

        情報はすべて公平に出ており、その中で推理は出来る。
        しかし巧妙な謎も多く、犯人はいるのに殺害方法がすべて違うという謎。
        これにしっかり蹴りをつけているのがよく出来ている。

        バカミスすれすれなトリックもあるが、全ては犯人と被害者の関係性を成立させるため。
        だからこそこのタイトルも最後に意味を持つことになる。
        >> 続きを読む

        2018/07/30 by オーウェン

    • 1人が本棚登録しています

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