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橋本紡

著者情報
著者名:橋本紡
はしもとつむぐ
ハシモトツムグ
生年~没年:1967~

この著者の本を読んでいる会員ランキング

このランキングは1日1回更新されます。
      九つの、物語
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね! niwashi
      • 食べさせることは、命を与えることに等しいんだ。そんな印象的な言葉に代表される、物語と料理、喪失と再生の物語です。大好きで大好きで、苦しいときにはいつも読み返し、登場する九つの物語もいもずる式に読み返し、いつかおにいちゃんの作る料理を作るのを夢見るような、長く楽しめる作品だと感じます。
        全くタイプの違う地味で真面目な妹のゆきなとチャラくて頭がよくて人付き合いのよい、イケメンなおにいちゃん。
        幽霊になったはずのおにいちゃんとともにゆきなの過ごす日々は、穏やかなようで案外そうでもありません。香月くんとの恋のよい部分も悪い部分も逃げることもせず、できず、味わいきるゆきな、母の裏切りを許せないなかでひとり暮らす日々、そして忘れていた自分が原因でおにいちゃんが死んだということ、その罪の意識と喪失感との戦い。
        けれど、彼女のそばにはいつも、妹おもいのおにいちゃんや穏やかに見守る周囲の人々、そして名作古典とおにいちゃんのつくる料理があります。どんなに辛い日々も、物語と料理があれば大丈夫。そんな気がしてくる、優しい話です。山椒魚改変論争が特に好きです。あと、おにいちゃんとゆきなと香月くんに焦点があたりがちですが、お父さんや紺野くん、鴫子さんや吉田くんなど周囲の人々が印象的なくらい穏やかに物語を彩ります。どんなにつらいときでもご飯を食べて本を読もう。つくる度に味が違ってもなにか入れすぎても必ず美味しくなる禎文式トマトスパゲッティーのような生き方を。
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        2018/11/21 by kaoru-yuzu

    • 他3人がレビュー登録、 15人が本棚登録しています
      流れ星が消えないうちに
      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね!
      • 普段恋愛系は読まない僕ですが、
        キレイな表紙と意味ありげなタイトルに惹かれて読んでみることにしました。

        背表紙のあらすじからも薄々読み取れたことですが、
        恋愛系にありがちなストーリーやただイチャつくだけのもの、
        恋の進展を描いていくものなどとは一味違いました。
        人の死に対する考え方感じ方、
        残された者のそれぞれの立場のそれぞれの考え方、
        家族との関係など、恋愛が主軸ではありますが、
        その他の面からも非常に旨みのある文章が書き綴られていた印象です。

        よく考えずに浅く読み飛ばしてしまうと気付きにくいのですが、
        ちょっとした出来事や誰かのちょっとした発言から、
        主人公であったりそのお父さんであったりが、
        少しずつ前を向くと言うか、
        考え方感じ方に変化が表れ始めるというか、
        そういったところにもこの本を読む楽しさがあり、
        僕自身も少し前向きになれたように感じています。

        ネタバレを含んでしまうので詳しくは言えませんが、
        ひとつひとつの描写がとてもキラキラしていました。
        心に煌めきを残していってくれるような。

        特別面白いストーリーやハッピーエンドというわけではありませんが、
        それなりになにかを残していってくれる作品でした。
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        2018/11/23 by read1212

    • 他2人がレビュー登録、 27人が本棚登録しています
      今日のごちそう
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね!
      • あらためて、「ごちそう」ってなんだろな?と思った。
        「ごちそう」と「御馳走」は違うんだろなとも。
        白いご飯も、立派なごちそうだ。
        一番のごちそうは、手をかけて作るということなのかもしれない。
        それにしても、上手いなあ~、こんな感じのショート集だと、気軽に読めて、しかも、後味もいい。
        知らないレシピもあって、面白かったし、興味もわいた^^
        >> 続きを読む

        2014/08/28 by けんとまん

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      空色ヒッチハイカー
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね!
      • 見つけたらとにかく読むことにしている橋本紡。やっぱり良い。

        東大志望の男子受験生が、突如キャデラックで神奈川から九州への旅に出る。無免許。すぐにヒッチハイカーの杏子さんを乗せて、西へ向かう中で色んなヒッチハイカーと出会いながら目的地にたどり着く。その目的は、どんでん返し的に最後で繋がる。

        一人語り形式だからか、主人公はやたら大人びた印象を受ける。東大目指して勉強三昧、お兄ちゃんに追いつくために必死で、と書いてはあるが、周りのことを冷静に見つめる目からはどちらかと言うと飄々とした・落ち着いた感じがする。
        この感じは橋本紡作品のどれにもわりと共通していて、
        読みながら主人公の心理についていけなくなるとか、展開が理解しきれなくて物語に没入しきれない、とかなることが少ない。

        全体としてみれば、謎がありつつもつじつまが合って、
        直接的な言葉で綴られなくとも
        幸せは自分の心が決めるのだな
        というような残響などもあって、
        やっぱり読んでよかった。

        >> 続きを読む

        2014/06/10 by はるきち

      • コメント 3件
    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      橋をめぐる いつかのきみへ、いつかのぼくへ
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね! chiaki
      • 久々にまだ読んでいない橋本紡作品。やっぱりこの人の作風好きだな。最後の永代橋がとくによいです。 >> 続きを読む

        2018/03/26 by kaoru-yuzu

    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      きみが見つける物語 十代のための新名作
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 五人の作家の短編集‼
        読みやすい作品ばかりだったので読んでいて楽しかった。星新一さんの作品も載っており、読んだことで久しぶりに星新一さんのショートショートが読みなくなった。 >> 続きを読む

        2016/01/07 by future

    • 2人が本棚登録しています
      九つの、物語
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
      いいね!
      •  面白かったです。
        文章も読みやすくて
        あっという間に読んでしまいました。

         人付き合いがあまり得意ではなく
        気後れしがちな主人公ゆきな。
        彼女のところに2年前に死んだはずの
        お兄ちゃんが突然帰ってくる。
        幽霊と人間という
        二人のまったくもって不自然な共同生活は、
        それでもなんだか自然に流れていく。
        しかし、本当はお兄ちゃんは
        大切なメッセージを抱えて戻ってきていた。
        そして物語終盤にその内容を知った主人公は・・・

         青春小説の部類に入ると思います。
        物語の雰囲気はふんわりと心地よく、
        さらさらと流れていくようです。
        9作品の小説を物語の進展に絡めているのも面白いです。
        300ページ超の本ですが、
        さらっと読めてしまうので
        ぜひ読んでみてください。
        あなたの心には何が残るでしょうか。
        >> 続きを読む

        2015/02/02 by kengo

    • 4人が本棚登録しています
      葉桜
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 静謐な時の流れ。
        そんな言葉が浮かんだ。
        書と恋。
        あまり多くの言葉はいらない。
        葉桜というタイトル、そして、装丁。
        それで伝わることの多さにも感じ入る。

        読みながら自分の周りにも、静謐な空間ができたように思う。
        >> 続きを読む

        2015/01/21 by けんとまん

      • コメント 1件
    • 2人が本棚登録しています
      流れ星が消えないうちに
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね! Tukiwami

      • 亡くなった恋人
        過ごした思い出
        つながり
        未来


        物語の時間が、ゆっくりと穏やかに流れているような感覚に成りました。一つ、一つの出来事に対しての思いを丁寧に、しっかりと。前に進むために必要なこと。
        立ち止まったときに、じっくりとまた読みたいと思う本でした。
        >> 続きを読む

        2016/08/16 by -water-

    • 6人が本棚登録しています
      もうすぐ
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 確かに大切なテーマであると思うし、実際、読み始めたらスイスイという感じで読めていった。
        命を授かる、産むということは、大変なことだと思う。
        それと現在の科学の進歩のあり方は、とてもデリケートな部分も多くなってきていると考えているが、そういった点も再考させられた。
        全体として、いいストーリーであると思っていたのが、最後のオチが何だかなあ~と思う。
        >> 続きを読む

        2015/01/31 by けんとまん

      • コメント 1件
    • 4人が本棚登録しています
      ハチミツ
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • それぞれ母親の違う3姉妹。長女の澪はしっかり物で、大手通信の総合職、次女の環はおっとりしていて美人なのにルーズな性格で、有名大学卒業ながら派遣社員に甘んじている。三女の杏は高2で料理上手。天然で変わっているが自覚なし。そんな姉妹の父親が家出した。女性にルーズな割にモテる大学教授。父親の家では相変わらずの事なので、とりあえずいつもの時間が過ぎて行った。そんな中、環が妊娠した。
        相手はわからないという。お酒に酔うと意識が無くなり男性とそういう事になってしまうのが環のルーズなところだった。
        それをきっかけに姉妹は自分の事、家族の事、恋の事をまじめに考え始めた。父親のせいで母親が何度か変わりいろんな女性が出入りしていたこともあり、3姉妹とも道を踏み外しそうな感じなのに各自個性をもってうまく生きている所がいいなぁ~と思う。
        3人がいたからこそうまく調和が出来て良かったのだと思う。
        姉妹っていいなぁ~と思えた小説でした。
        >> 続きを読む

        2014/11/08 by ゆうゆう

      • コメント 2件
    • 2人が本棚登録しています
      半分の月がのぼる空
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね!
      • 自分の好きな作品です。
        ラノベとして刊行された作品を文春社から一般文芸として再刊行された作品。
        ラノベとしてはあまり使われないテーマを扱っており、ハーレムとかそういうものを一切扱ってない珍しい作品だと思う。
        病院を舞台に物語が進んで行く作品です。
        主人公がヒロインであった事により
        様々事を経験し成長していく面白い作品
        >> 続きを読む

        2015/09/02 by future

    • 3人が本棚登録しています
      半分の月がのぼる空
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね!
      • 半月の2巻
        物語も大きく動き始めラストでは重要なイベントが起きたりする。
        ヒロインの願いを叶えるために学校に進入するなどむちゃくちゃな事をしたりする。
        そして後半では主人公が現実という壁にぶつかり悩んだりします。
        >> 続きを読む

        2015/09/06 by future

    • 3人が本棚登録しています
      半分の月がのぼる空
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 半月シリーズの3巻
        ヒロインの主治医の過去が明らかに‼
        彼が主人公に辛く当たる理由が分かったりする!!
        「こけたら、自分で立て」
        自分がいいなと思った言葉、人生上手くいかない事が沢山あると思う。でも、その時は自分で立てどうにかするしかないと思わせてくれた‼
        >> 続きを読む

        2015/09/08 by future

    • 3人が本棚登録しています
      半分の月がのぼる空
      カテゴリー:小説、物語
      4.7
      いいね!
      • 半月シリーズの最終巻‼
        ラノベ版だとこの先のお話があるがとりあえずはおしまい。
        主人公が病院生活で経験したことは彼のこれからの人生において大きな宝になるとりあえず思う。
        これから主人公とヒロインの歩む道は大変曖昧ではっきりとしない道だがどこまでも行けると思う。全てが終わった後に待っているのが後悔なのか別の何かなのかはわからないが行けるとこまで歩み続けると思う。
        「どんなに世界が理不尽でも、ひどくても、思いどおりにいかなくても、僕たちは望むべきなのだ。現実に抗って生きていくべきなのだ。だって、そうすることしかできないだろう。」いい言葉は沢山あったが特にこの言葉が好きです。上手くいかない事は沢山あるけど最後まで諦めず努力をすべきだと教えてくれと思う。
        >> 続きを読む

        2015/09/09 by future

    • 3人が本棚登録しています
      ひかりをすくう
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね!
      • 「BOOK」データベースより

        智子はパニック障害の治療に専念するため仕事を辞めることにした。一緒に暮らす哲ちゃんと共に都心から離れて始めた新生活。細かな不安を抱えながらも、何気なく過ごしていく日常が、智子をやさしく癒してくれる。そんなつましい生活を続けるうちに、薬を手放せなかった日々がだんだんと遠いものへとなっていく―。ひたむきで一生懸命な「疲れた心」に響く一作。


        お盆の会社は静かですばらしい。涼しいし。
        なんだかんだで溜まりまくったレビューを書くのだ。

        さて、この本読み始めた時は
        「なんだ、良くあるちょっとおしゃれなスローライフ系小説か。け!へそが茶を沸かすぜ」
        と、思ったのですが読んでいくうちに仕事に打ち込み過ぎて心が壊れてしまった境遇や、いつかはお金の心配もしなければいけないけれどもとりあえずは心のメンテナンスの為に一度全てを投げ出す事の必要性が上手い事伝わってきて結局はなかなかいい話だったなあと。

        心の病で重要なのは理解のあるパートナーですね。仕事していると誰でも心の沼みたいな部分にずぶずぶと嵌ってしまいそうな瞬間があると思います。そんな時に「逃げてもいいよ大丈夫大丈夫」と言われると逆にスッと楽になって、問題に立ち向かえるのを僕自身体験しているのでとても良く分かるなあと思える部分がありました。


        >> 続きを読む

        2015/08/13 by ありんこ

      • コメント 2件
    • 5人が本棚登録しています
      半分の月がのぼる空
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね! chiaki
      • 肝炎で入院した主人公が病院で里香という女の子に出会います。わがままな里香に振り回されながら繰り広げられるラブコメディです。主人公は里香の行きたがっている砲台山に連れていき、ラブコメらしい展開があります。テンプレ恋愛ものが好きな方にお勧めの本です。 >> 続きを読む

        2015/05/12 by tamu

      • コメント 2件
    • 8人が本棚登録しています

【橋本紡】(ハシモトツムグ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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