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夏目大

著者情報
著者名:夏目大
なつめだい
ナツメダイ
生年~没年:1966~

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このランキングは1日1回更新されます。
      人生の科学 「無意識」があなたの一生を決める
      カテゴリー:異常心理学
      5.0
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      • とても面白かったです。
        無意識が人生にどれだけ大きな影響を与えているか、ということを、物語のかたちで説明する本でした。ソフィーの世界のような形式ですね。語られる事柄は、現代の学会で報告された心理学実験や文献や報告書などを根拠にしています。

        私個人は理性主義者なので、あらゆる感情は理性によって制御可能であると信じています。とはいえ感情の起伏というのは精神の脊髄反射みたいなものなので、起伏自体を起きないようにすることは現実的ではありません。
        私が信じているのは、波打つ感情自体の制御ではなくて、感情表現の制御です。何か嫌なことがあってイラっとすること自体は仕方のないこととして諦めています。そういう事象を目の当たりにしたときに不愉快に感じる人間なのだな、というのは、とりあえず認めてしまう。しかしその不快感を表に出すかどうかは理性の範囲です。教育というのはその理性をいかに働かせて欲望や感情を飼いならすかということだと思っているのですが、どうでしょうね?お腹が空いても食べるのを我慢するとか、恋心を押し隠して友達の役を全うするとか、そういうことです。理性を総動員すればあらゆる感情は制御可能なはず。

        とはいえ何か行動を起こすときに逐一頭で考えるわけではありません。朝起きて会社に行くまで半分寝たような状態で珈琲淹れたり歯を磨いたりするのは、ほとんど無意識が良きにはからってくれているからでしょう。歩くときに部位の動きをわざわざ考えないのと同じです。

        筆者は、その無意識部分がどのように作られるのか、ということをこの本で語っています。家庭環境、社会階層、友人関係、遺伝子の性向。そういうものがいろいろ影響しあった結果、私は右足か左足か、どちらかの足を前に出して歩くのでしょう。
        言われてみれば確かに大半の行動は無意識に行っているなーと思いかえしました。食事をするときにお茶碗と味噌汁をどういう配置でテーブルに置くかも、結局はその人の食文化に依存するわけで、文化の違いで習慣が形作られて、無意識の判断に従って行動の細かいところにあらわれてくるのでしょうね。面白いなぁ。

        なお著者はアメリカ人なので、西洋思想をベースにしています。主人公のひとりである女性が中国系の設定なのもあって東洋文化についても触れてはいますが、メインではないです。なのでなじみのある考え方を結構回りくどく説明していることもあって、それはそれで面白いのですが、ちょっと寂しい。我々は生まれながらに倫理観を持ち合わせている、かわいそうという感情を生まれながらにもっている、というのも、いわゆる惻隠の情ってやつですが、そういう単語が出てくることはないです。対応する訳語が存在しないんですかね?ギリシャ語はちょくちょく出てくるんですけど。

        非常に長いので、ここで面白かったところすべて語ることはできませんが、いろいろ読みながら考えることが増えて楽しかったです。
        今回は図書館で借りましたが、ハヤカワ文庫でも上下巻に分かれて刊行されているので、いずれ本棚に加えたいと思います。
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        2016/03/30 by ワルツ

    • 3人が本棚登録しています
      ツキの科学 運をコントロールする技術
      カテゴリー:人生訓、教訓
      4.0
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      •  著者は、20年以上にわたり、千人を超える人々の人生について調べたり、直接話を聞いたりして、「運の良い人」と「運の悪い人」それぞれにどういう特徴があるのか、両者にどのような違いがあるのかを探りました。
         その結果、運の良い人には見られるけれど、運の悪い人にはほとんど(あるいはまったく)見られない、という特徴が主に五つ(社交性に富む・直感力がある・勇気がある・ラチェット効果をはたらかせる・悲観的推測に基づいて行動する)あることに気づきます。

         本書は、多くの人が経験した事実をもとに書かれていて、その論理的な根拠もしっかりしたものがほとんどなので、頭で理解できないものを感覚的に受け入れるのが難しい人でも、すっと入ってくる内容になっています。

         詳細なレビューはこちらです↓
        http://maemuki-blog.com/shohyou/science/gunther-luck/
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        2013/07/01 by ヨッシィー

      • コメント 9件
    • 1人が本棚登録しています
      プログラマが知るべき97のこと
      カテゴリー:情報科学
      5.0
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      • プログラムを書いたりする上で考えるべき事、意識するべき事。大きなプロジェクトでのことが多めだけれど、小さなものでも書く上で意識した方が良いことが多くためになる。 >> 続きを読む

        2017/07/24 by さったん

    • 6人が本棚登録しています
      Being Geek ギークであり続けるためのキャリア戦略
      カテゴリー:情報科学
      3.0
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      • Geekとは日本語で言えば技術オタクといったところで、以前は悪口でしたが、最近では卓越した技術知識に有し、常識の枠にとらわれる事なくチームにイノベーションをもたらす存在として尊敬の意味も含むようになっています。近年ではザッカーバーグが有名ですね。

        本著はITエンジニアのキャリア開発に関して記された書籍。
        キャリア開発だけでなく、エンジニアとして成長する際にあたって注意することなど、一般的にも為になることも書いてあります。

        しかし、日本とアメリカでは文化が違うので全てがそのまま受け入れられるわけではありません。
        それでもいくつか成る程と納得、面白い内容があったので備忘録メモ。

        「成長しないのは、死んでいるのと同じ」
        ○最近なにか失敗をしたか?
        ○自分に異議を唱える人が身近にいるか?
        ○この1週間の間になにか学んだことはあるか?それについて説明できるか?

        1つでも答えがnoであれば、成長に対して危険信号が出ている証拠。3つ目は分かるが、失敗せずに皆に認められているというのは世間の常識からすれば順調な証拠ではあるが、エンジニアにとっては成長していない危険信号という考え方をしたほうがいいというのは面白い。

        「有機的なマネージャと機械的なマネージャ」
        マネージャは感性重視か理性重視かということで2種類に分けられる。それぞれのマネージャが開催するミーティングの特徴や扱い方など。バランスが大事。自分がどちら寄りかを認識し、反対側の特徴を取り込むようにしたほうが良い。「退屈な時間の重要性」の記事は確かになぁと共感。

        Geekのモノの考え方をつらつらと並べた本でキャリア本としてはあまり参考にならず必読書という訳ではないですが、雑学としては面白いと思います。
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        2013/12/17 by ybook

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      とらわれない言葉
      カテゴリー:洋画
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      • この本の名言をご紹介します。

        ***
        物事はだいたい、とてもゆっくり起きるから、
        普通はみんな、それに気づきもしないんだ。
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        2013/09/11 by 本の名言

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      facebook 世界最大のSNSでビル・ゲイツに迫る男
      カテゴリー:電気通信事業
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      • 株式会社の成長過程の例、株主の立場について学ぶために購入。

        Facebookの創始者であり、若くして富豪となったザッカーバーグ。
        ハーバードの寮の一室から、数年で100億ドル、つまり日本円で1兆円を超える資産を作った人物である。

        彼がこれほどの資産を持つようになった理由は、言うまでもなくFacebookの大流行である。
        しかし、一呼吸置いて考えると様々な疑問が生じる。

        その中でも最も私の中に残っているのが、ザッカーバーグはFacebook株をどのように保有したのか、という点だ。
        Facebookの規模が大きくなり、売上が増せば、彼を含め収入は増えていくだろう。
        しかし、彼の資産が大幅に増えたのは、創業者として、急成長したFacebookの株を保有していたからであろう。

        そもそも、株式会社とは、自己資金だけではうまく走り出せない起業家が、資産家に出資してもらい、見返りとして自社の株を分配する会社形態のはずである。
        そうすると、Facebookが株式会社として株式を発行した時点で、資本金が増える一方で、その分株式は投資家に流出しているはずだ。
        ザッカーバーグは創始者として株を大量保有していたはずだが、どのようにして保有したのだろうか。
        仮に自分の資金で買っていたのなら、わざわざ株式会社の形態をとり、投資を募る必要がないのではないか。
        また、そのような莫大な資金をどうやって捻出したのか、または安価にできる方法があるのか。

        わざわざ本書を読まずともわかる内容かもしれない(また読んでもわからないかもしれない)が、ここが最も気になっている箇所である。

        >> 続きを読む

        2015/02/28 by taka107

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【夏目大】(ナツメダイ) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)

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