読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト
こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)
1クリック登録
素晴らしいです。近年読んだ本の中で3本指に入ると思います。是非とも すべての人に読んでもらいたいです。 本書はALSという不治の病にかかってしまった大学教授と、彼のもとを16年前に巣立っていった著者との再会から始まった「人生の意味」をテーマとした毎週火曜日のディスカッションの集大成です。 著者とモリー先生は「ふたりの最終論文」と称しています。 愛、仕事、社会、家族、老い、許し、そして死そのものにいたるまで、さまざまな題目に対し非常にニュートラルな価値観から講義が展開されます。 そのすべてが とても真っ直ぐで理解しやすい言葉でかたられています。死を真正面から捉えて受け止めたモリー先生のつむぎ出す言葉は心の奥深くに届きます。そして、とても考えさせられます。 オグ・マンディーノが気に入って最近 何冊か読みましたが、人生の素晴らしさや目的、意味をテーマにしていることは同じでも、内容・質はずいぶんと異なります。 オグ・マンディーノの本は優しい言葉と雰囲気でゆるやかに読者の思考を誘導するところがあり、成功を求める価値観がベースにあります。そしてキリスト教色が強くでているものが多いです。 対して、本書はもっと素朴に普段着の文章で訴えてきます。少しでも宗教観ただよう本が嫌いという方にもおすすめできます。 ネタバレはあまりしたくありませんが、本書のことばを少し引用して紹介の終わりにしたいと思います。 「いかに死ぬかを学べば、いかに生きるかも学べるんだよ」 「用意はいいか?するべきことをやっているか?なりたいと思う人間になっているか?」 「文化がろくな役に立たないんなら、そんなものいらないと言えるだけの強さを持たないといけない。自分の文化を創ること」 「ほんとうに満足を与えてくれるものは自分が人にあげられるものを提供すること」 あなたにとって 申し分のない一日 とはどのようなものですか? >> 続きを読む
2015/02/01 by kengo
原題は「The five people you meet in heaven」 あなたが天国で会う5人の人々。 大人が読む童話のような本でした。 ストーリーですが、 遊園地の乗り物のメンテナンス員だった老人エディが 遊具の事故で亡くなります。 死後の世界で彼を待っていたのは、 彼の人生の意味を彼に教えてくれる5人の先人達でした。 生前、自分の人生はなんてつまらないものだろうと考えていたエディの心が、1人1人進むうちに少しずつ変化していきます。 著者の伝えたいメッセージは ・無駄な人生なんてひとつもない ・バラバラに思えるすべての人々の物語は、 実はひとつの大きな物語でつながっている というものでしょう。 もっと言えば、 「あなたがいるのは両親がいたからで、 あなたが行ったことのすべて 自分自身でやり遂げたと思っていることでさえも 実は先に生きた人たちの誰が欠けてもなせなかったことだし、 あなたがやってきたこと、これからすることも あなたの後の世代の人たちに対して同様な意味を持つ。 ゆえに、どんな人生も意味のある大切なものだ」 という感じでしょうか。 メッセージがまっすぐで伝わりやすい本でした。 おすすめできる一冊です。 >> 続きを読む
2015/02/02 by kengo
すばらしい本だった。病気のため、死が間近いモリー先生が、人生とは何かについて、毎週火曜日に授業を行う。本当にあった実話。どれも本当にすばらしいメッセージの数々で、本当に感動した。特に、この国(アメリカのことだけれど、日本も全く同じだろう)の文化は常にお金や物について洗脳してきており、そうした文化による洗脳を自分でしっかりと見て考えて、自分自身の本当の文化を築くことの大切さを説いているところは、とても心に響いた。世間の人は死を見つめないため、半ば眠っているようなもので、本当に大切なことに気付かず、ただお金や物ばかりのためにあくせくとしている。しかし、死をきちんと見つめれば、ほとんどのことは問題にならず、自分にとって何が本当に大切かが問題になってくる。「いかに死ぬべきかを学べば、いかに生きるかも学べる。」「人を愛することにみずからを捧げよ、自分の周囲の社会のために尽くすことにみずからを捧げよ、自分に目的と意味を与えてくれるものを創りだすことにみずからを捧げよ。」「本当に満足を与えてくれるものは、自分が人にあげられるものを提供すること。」「ただ問題は、ありのままの自分を受け入れ、それを大いに楽しむことだ。」「三十代が今の君の時代、自分の今の人生のよいところ、本当のところ、美しいところを見つけなければならない。」「人生でいちばん大事なことは、愛をどうやって外に出すか、どうやって中に受け入れるか、その方法を学ぶことだよ。」「人間はあぶないと思うと卑しくなる。危険を感じれば、自分のことしか考えなくなる。」「多くの人が無意味な人生を抱えて歩き回っている。自分では大事なことのように思ってあれこれ忙しげに立ち働いているけれども、実は半分寝ているようなものだ。まちがったものを追いかけているからそうなる。人生に意味を与える道は、人を愛すること、自分の周囲の社会のために尽くすこと、自分に目的と意味を与えてくれるものを創りだすこと。」「互いに愛しなさい。さもなくば滅びがあるのみです。」「逃げ出すより、自分なりの文化を創るのが肝心。」「われわれ人間の持っている最大の欠点は、目先にとらわれること。先行き自分がどうなるかまで目が届かないんだ。自分にはどういう可能性があるか。そのすべてに向かって努力しなければいけないんだ。」「死で人生は終る。つながりは終わらない。」「人生に「手遅れ」というものはない。」どれも本当に、心に刻むべき言葉と思う。 >> 続きを読む
2012/12/21 by atsushi
「モリー先生との火曜日」「天国の五人」の作者、ミッチ・アルボムが書いた本です。アマゾンや mixi での評価が高いので読んでみました。 でも、個人的には何故ここまで評価が高いのかイマイチ納得できませんでした。あえて読まなくてもいいとまでは言いませんが、それに近いものはあります。 取り扱っているテーマは家族。そして、人に対して自ら歩み寄ること。 とても大切なテーマですよね。著者の愛情も想いも伝わってきますが、 私はうまく受け取ることが出来なかったようです。 それでも著者に敬意を表して★3つとします。 >> 続きを読む
【AlbomMitch】(AlbomMitch) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(著者,作家,作者)
ページの先頭に戻る
会員登録(無料)
レビューのある本